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ヤマドリのボヤキ

2015-12-03 07:00:31 | 日記
つがいで餌を啄む

 畑の片隅に大きな鶏小屋が作られた場所があります。
その近くをウォーキングしていると、鶏舎の周囲を歩き回る大型の鳥を発見しました。
しかも2羽います。

 毎週木曜日はウォーキング中に見かけた野鳥を取り上げていますが今週は
キジ科 ヤマドリ属 ヤマドリ です。

 鶏舎からこぼれ出た飼料をついばんでいるのか、2羽は辺りを警戒して忙しなく頭を
持ち上げながらも、しきりに地面を突いています。
 オスもメスも全体が赤褐色でうろこ状に生えた白い毛が目立ちます。
顔には赤い毛が生えていてまるで化粧をしている様で、そこだけはあか抜けた雰囲気を
感じさせます。
雄の尾は長く結構きれいな色です。
とは言え、全体としては大きさの割に地味な鳥です。

 通常は山地や森林に生息すると言います。
確かに私のウォーキングするコースでは時々キジを見かける事はありますが、ヤマドリを
見たのはこの日が初めてです。
 山の食糧事情が悪くなったのか、はたまた人間に対する警戒心が薄れたのか、理由は
分かりませんがこのつがいは人里まで食事に出かけて来た様です。

ヤマドリにインタビュー

 私の勝手な思い込みですがヤマドリとキジはきっと仲が悪いでしょう。
互いに相手に悪い感情を抱くと言うよりも、ヤマドリが一方的にキジを嫌っていると
思えて仕方ありません。
 良い機会なので、理由をヤマドリに聞いてみましょう。

 『キジには「雉」と表記される固有の名前が着いている。
なのにヤマドリとは、まるで海に生息する鳥を「海鳥」と一括りに呼ぶかの如く雑な扱い。
更にヤマドリが日本にしか生息しない固有種と言う厳然たる事実を忘れて、世界中で
見かけるありきたりのキジを人間は「日本の国鳥」に指定してしまった。
昔話にもキジは猿や犬と一緒に登場するのに、ヤマドリが活躍する話なんて聞いた事が無い。
まだ言い足りない。
わしらヤマドリは一夫一妻で仲良く暮らしている。
しかしキジはいわゆる「乱婚」状態。
風紀が乱れて仕方ない。
同じ鳥として恥ずかしい。』

 まだまだ恨みつらみは続く様です。
コメント
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