コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

台風一過、表丹沢縦走 ~ ジョウロウホトトギスも咲いて

2014-09-10 19:55:42 | インポート





台風に変わった南岸低気圧も朝には東に抜けそうで
台風一過の青空が期待できそうな感じかな・・・

標高が高い山を歩きたいと思っていたので、良いチャンスと
思いましたが、どうしても仕事の疲れがとれず遠出する元気もなし。
それでも家にいるのは勿体ない天気ですので、近場の表丹沢でも
歩こうと、まだ天気が回復しない早朝に家をでました。

高速のETC早朝割引がなくなってから、毎月の請求額を見るたびに
気が重くなるので、国道246をひたすら西へ・・・
ヤビツ峠を目指します。

厚木市内を走っている時は、大山がはっきりと見えて
天気も足早に回復か!と思われましたが、いざ菩提峠の駐車場に到着
すると、横殴りの雨に暴風の嵐。
しばらく待つしかないかとシートを倒して横になっていると
風で車が、フワフワと揺れる揺れる。
もちろん他に一台も車はなし。

ちょっと甘く見たかな・・・やはり山は荒れるのです。
それでも7時15分位になると、雨は止んできました。
何とか歩けそうな感じです。

ゆっくり表尾根を塔ノ岳まで行ってこよう。

ジョウロウホトトギスも咲いているだろう。

三ノ塔に着いたら雲が切れて、いきなり青空が広がり雲海が・・・・
そんなドラマチックな景色を期待しながら出発!













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風で落ちたのか、ヤマボウシの赤い実が点々と落ちています。
あまり美味しい実ではないのですが、一粒口へ
野性味のある甘みと言えば、いいにですが、やっぱりパサついていて
美味しくはないですね。

風が強く汗をかいても直ぐに涼しくなります。
時折薄日も見えて回復傾向です、素晴らしい景色を期待して
三ノ塔を目指す。









Photo_2







三ノ塔、着きました。










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勝手に想像して期待をしていただけに、とても辛いこの天気。

風は相変わらず強く、ガスが稜線を抜けていきますが視界は
ほとんどなし。

ゆるゆると足元に気を使いながら塔ノ岳を目指します。










Photo_4








あまりカメラを取り出したくない気象条件ですが、足元にはホトトギスが
咲き、ウメバチソウはまだ蕾でした。
丹沢の稜線の花は上から鹿に食べられてしまうので
ホトトギスは垂れ下がることはなく
草花の丈も短いので、本来の姿ではありません。












Photo










Photo_2







登山道脇で、こんなコラボを見ることができました。

イワシャジンと奥にジョウロウホトトギス。

谷は雨で足場が悪いので尾根を下りて、谷間を覗いて見ると
ジョウロウホトトギスは見頃を迎えている感じです。
しかし谷間を噴き上げる風が強く、垂れ下がる花の撮影はできません。
帰りにゆっくり見ることにします。

一瞬だけ風の止み間があり、一枚撮ってきました・・・ブレブレですが・・・











Photo_3






いつもガレ場に咲いているビランジ、一株だけ登山道脇に咲いていて
写真に収めることができました。
この季節のピンクの草花は貴重ですね。








Photo_4













Photo_5










塔ノ岳に到着。

風も収まり、ガスも取れて流れる雲の合間から陽射しが入るように
なりましたが、富士山の姿はなく雄大な景色は残念ながらなしです。

山頂では、10数人がお昼の休憩中で、私も離れて一人ゴロゴロしながら
お昼にします。

流れる雲をみながら、アートフィルターのドラマティックストーンで
写真を撮ってみました。








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平野部は、すっかり天気が回復しました。
再び三ノ塔に向かって帰りの縦走路を歩きます。
もう、山頂周辺の木々が少し色づき始めています。












13








暑かった夏も終わりですね。









Photo_9










足元にも秋の花が目立ちます。







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秋、最後の花となるリュウノウギクも花芽が
しっかり付いています。







Photo_11



















行にに、ジョウロウホトトギスの様子を見るために下りようとした
場所に着くと、10人位の人が集まっていました。

下を見ると、ヘルメットを被った2人がいてザイルを回収中です。
どうやら、ジョウロウホトトギスの観察会でしょうか・・・
確かにザイルを固定した方が安全に見に行けるのですが
こんなに大勢の人達が行くとは思ってもいませんでした。

しょうがないので、別の尾根から谷に下りて見ることにします。
ここも以前に下りた記憶がありますが、今回は少し違う方向に
下りてみました。







下降の途中、急な痩せ尾根の場所に、ジンバイソウ?
と思われる葉が尾根一面に群生していました。
丹沢では珍しいです。









Photo_12









ジョウロウホトトギスが咲いていそうな岩場を探しながら

滑りやすい急な尾根を慎重に下りたり、トラバースしたり・・・

以前スルガジョウロウホトトギスを探していた時もそうでしたが
いかにも、この花が咲いていそいな場所を探しても咲いてなくて
以外に地味な場所で咲いていたりしました。

今回いつもと違う場所を探したおかげて、また新しい花の咲く景色を
見ることができました。












Photo_14














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まだ風が収まっていないし。足元は不安定なので
写真は、ブレブレですが咲いている場所の雰囲気が少しでも
伝わればいいか・・・









Photo_15








もう少し、もう少しと思いながら、かなり稜線から下りて来て
しまいましたので、この後の登り返しで体力消耗。

何でもない三ノ塔の登り返しが結構辛く、
誰もいない三ノ塔の山頂で仰向けに休憩、風も止んで静かになりました。









Photo_16









今日は最後まで晴れることはありませんでした。

時計を見ると、もう4時近くになっていました。





久しぶりに一日歩けたし、花も見れて良かったかな・・・

縦走中は6人と会っただけで、静かな表尾根でした。



9月9日







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