コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

林試の森公園 ~ 早朝散歩

2019-04-24 06:50:50 | 登山



もう近所の藤棚の花が見頃になってきました。









久しぶりに早起きして林試の森公園を歩いてきました。
















サクラの花は終わりましたが新緑が美しいです。
曇っているせいか、サクラ、カエデやケヤキなどの淡い緑にシットリ包まれた感じがします。
カシ、椎などの常緑樹も新芽を出していて公園は緑のグラデーションに覆われました。











昨年は早い開花で見頃だったハリエンジュ、ミズキ などはまだ蕾です。










ハンカチの木は・・・・・・
















ようやく咲きはじめてきた感じですね。
これだと連休頃が見頃になりそうです。


ベニバナトチノキの花はもう咲きそろってきました。















八重桜はまだ残っています。










クヌギ









常緑樹も花を付けています。

よく目立つタラヨウの花・・・・咲いたばかりです。








モチの木・・・・地味です。









葉の切れ込みが美しいアメリカガシワを撮っていたらムクドリがやってきました。









管理された公園ですが、人が少ない早朝に歩くのは気持ちが良いですね。

林試の森公園も毎年連休中は遠出しない家族で賑わっています。


4月24日











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富士山麓 ~ ベニカヤラン

2019-04-19 18:07:33 | 登山




久しぶりに富士山麓を歩いてきました。
早朝は気温が低く、少し標高を上げると雪がまだ残っていました。
樹々はまだ芽吹いていなくて、昨日に歩いた房総丘陵とは季節感がまったく違います。










時々薄日も差すのですが気温が上がるほどでもなく、歩いていないと肌寒い一日でした。

それでも早春に咲く富士桜がモノトーンの森の中で綺麗に咲いていました。










まだ冬枯れの森を落葉を踏みながら歩いていると
ヒナスミレ、エイザンスミレなど、咲いているスミレも見かけました。
















スミレの花色は枯れた落葉の森の中で春の到来を感じさせてくれます。

この2種類のスミレが多いこんな場所では交配種もいるかも・・・・・と











これはモミジイチゴか何かですね。










これは・・・・・んん~微妙ですが、奥多摩に一票・・・・・










針葉樹の多い森の中へと入って行くと周辺は苔むして薄暗くなり
ヒンヤリした空気に覆われてきます。
この時期に薄暗い森には咲いてる花などはいないだろうと思っていたら
苔の上にバイカオウレンの花が咲いていました。
薄暗い森の中でも早春に咲く花はいるのですね。















まだ芽吹く前に咲きはじめるベニカヤランは咲いているだろうか・・・・

ジッと上の方を眺めていると見えてきました。






























カヤランの名前がありますが、カシノキラン属ですので花はカシノキランそっくりです。
着生根が白く目立ちますね、フウランの着生根も同じでした。

紅色の花もいます。

















目線の位置に小さな株が咲いていました。


















今年初めて咲いたのでしょうか・・・・

周りにはもっと小さな株がいっぱいです。











周辺の樹にも点々と見かけました。

着生ランの観察といえば、滴る汗をぬぐいながらヒルや藪蚊に気を使って・・・・とか
危なっかしい岩場で慎重に確保しながら・・・・とかが多いのですが
今回はゆっくり落ち着いて見ることができました。
桜の季節に咲いてくれるのは嬉しいですね。



4月17日














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房総探索 ~ クマガイソウはまだ蕾

2019-04-18 20:49:50 | 登山


今日は凹々さんと一緒にノンビリ房総探索です。

ヤマザクラは終盤で、ミツバツツジ、ヒメウツギの花が盛りです。














陽ざしが森に届きはじめた早朝、まずはクマガイソウの群生地へと行ってみました。














開花している株はまだ見当たりませんでした。
昨年は咲きはじめていましたが、ここのところ低温が続いていた影響でしょうね。
蕾を持ち上げて開花するのは1週間後でしょうが・・・・
どの株も蕾を持っていますので良い環境なのだと思います。
地下茎に沿って株が増えている所もありました。

エビネも蕾でしたが、一部開花している株も見かけました。














この後、まだ訪ねたことがない山里を案内してもらいました。

田植えの準備が忙しい山奥の谷戸へ・・・・

コケリンドウが点々と・・・・






湿り気のある道を歩くと着生したヨウラクランが花芽を伸ばしていました。










上の方のはいっぱい並んでいます。
果実を付けた株が多い感じがします。









薄暗い杉林に入ってみるとヒメフタバランがまだ咲き残っていました。








斑入りの株も・・・










朝はヒンヤリしていましたが、日が昇ってくると汗をかくほどの陽気になってきました。
集落の外れの竹藪へと入って行くと・・・・・
















木漏れ日が入って居心地が良さそうな竹林です。

田植えも近いので、時々軽トラックとすれ違うことがありますが
寒い季節ですと誰にも会うことはないような気がします。
房総にはまだこんな山里が多く残っています。

暑くなる前に、もう一度こんな山里をノンビリ歩いてみたくなりました。



4月16日






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春の奥久慈へ  ~ 早春の花

2019-04-10 17:14:28 | 登山



3週間ほど山へ出かけていなかったので、今日は明方から歩こうと思い深夜に自宅を出発しました。
薄明るくなった山里を車で走っていくと、朝霧の中から見頃になり始めた桜が視界に入ってきました。
まるで桃源郷のような景色だな~と思いながら走っていると気が付いたら目的地に着いていました。

早朝の気温は-2度です、車を止めた周りは霜で真っ白でした。
寒いのですが長く歩くには体力の消耗がなく程よい気温です。

準備をして6時前に出発 日没まではタップリ12時間程あります。
しばらく歩いていなかった分、今日は十二分に楽しんで来ようと思います。


薄暗くこの寒さですので足元のキクザキイチゲ、ニリンソウの花はまだ固く閉じたままです。
ネコノメソウ(ニッコウネコノメソウかな・・・)、セントウソウなどを見ながら植林帯の中へ・・・・















湿り気がありシダ類が多い場所を歩いているとショウジョウバカマの花に出会えました。

今日見ることができたら良いなと思っていた花の一つです。
















ヒナスミレはまだ蕾でした。











植林帯から落葉樹の森へ・・・・ようやく日射しが林床にとどき
周りの景色も明るくなってきて暖かさを感じるようになりました。
そんな森の中でこの葉ッぱを見つけました。
もしかしたらまだ咲いているかも・・・・










よく見まわして見ると
















しばらく気温が低かったおかげでしょうね。周辺を歩き回ると何株も見られました。
上手く言えませんが房総で見る花と比べると雰囲気が少し違う感じです。
春を待ちわびて・・・という感じが強い気がします。


岩場が出てきたのでイワウチワが咲いていないだろうかと斜面を見ながら
適当に歩いていたら岩場の隙間などに時々ピンクの色が見える場所がありました。
少しまとまって咲いている斜面を見つけて、しばしの鑑賞です・・・・・・
このあたりは昨夜の雨が雪だったようです。















奥久慈の山では比較的出会う機会が多い花です。
太陽が高くなり、ようやく日射しが降り注ぐ尾根歩きになってきました。
樹々はまだ芽吹いていませんが、ヤマザクラがポツポツ咲きはじめています。











青空の下、シュンランの花が見頃です。















イワギボウシ













ヒオウギも目覚めました。











岩尾根になってきました。

雑草がまだはびこっていないし樹々も芽吹く前ですので視界が良く岩場の様子も良く見えます。
着生している植物を探しながら岩場の上を登ったり下の方まで降りてトラバースしたりしながら
しばらくは探索に時間をつぶそうと思います。

岩場の下まで降りて狭い踏み跡をたどりながら見上げるとイワヒバが多く
今の時期は固く閉じています。初夏には緑一色になるのでしょうか・・・










少し疲れたので岩に寄りかかって休憩していた時、何気に下の方に目をやると・・・・
下の方に果実のガラがまだ残っているような枯草が目に止まりました。


















・・・・・これは! 見た覚えがあります!

この場所は回り込んで近くまで行けそうです。カメラだけ持って・・・・・











間違いないですね。花を見つけた時、すぐ隣にガラも残っていたので一緒に写真に収めていました。。
どれも立派な株だったようで何株もまとまっていて小さな群落をつくっています。

昨年花の終わった秋に多く咲いていた自生地を再訪してみましたが
その時はガラは一つも見つけることができなくて、果実を付けて残っているのは
稀なんだとわかりました。

これだけ何株も見られたということは、ここがとても条件が良い場所なんでしょうか・・・・・
きっと周辺にも多く自生していそうな気がします。


岩場に着生しているマメヅタランは何ヶ所かで見つけることができました。
























目線の位置にもいて花の時期にまた来る機会があれば・・・・・と思います。













今回は初めての場所でしたが帰りは戻れそうな枝尾根を選んでGPSで確認しながら
適当に下りて行けば帰れるだろうと思っていました。
赤テープがあったり、途中から作業道が複雑に入り込んでいたりしますが
標高もたいしたことはないし、房総のように激藪や複雑な沢が入りこんでいないし・・・・
すこし心配しながらも大丈夫だろうと安易に考えていましたが、GPSを見ながら進んでいると
踏み跡はだんだんと車を置いた場所から遠ざかっていく一方で・・・・・

強引に急傾斜な法面を登って尾根一つ越えるのは賢明ではないと思い、一度下りて
集落を大きく迂回して車に戻ることにしました。

下りた集落では桜が満開に近く、道々スミレやニリンソウも多く見られて
早朝に車から眺めた景色そのものでした。














山より花も多く、静かな山里を歩くのはノンビリ楽しい時間でした。
けど土地勘がない山域で適当の登るのは良しとしても下るのは要注意ですね。
山歩きの鉄則でしたが、体力に余力があり時間的にも余裕があったのが幸いでした。



4月9日
















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都心に咲くスミレ ~ 夜桜

2019-04-06 18:16:36 | 日記


都心の桜も散り始めたので散歩しがてら花見見物・・・・








散り際の桜は美しいのですが、ずっと桜ばかり見上げて歩くのも飽きてきたので
コンクリートの隙間などに自生する植物観察に変更しました。
こちらの方が多種多様性豊かで飽きることがありません。


ほったらかしにすると大群落となるヒメツルソバ











湿り気のある日影に勢力を拡大中のツタバウンラン










ホトケノザ、コオニタビラコ、カラスノエンドウなど在来種も見かけますが
圧倒的に外来種や園芸種が多いです。


すぐ近くの鉢から逃げ出したパンジー












これは外来の園芸種でしょうか・・・









マンジェリカのような株も見かけますが自生種ではないような・・・・


















オオッと・・・・

これはノジスミレ白花ではないかな・・・・・
















姿が整っているので園芸で売られていた鉢からの逃亡者でしょうね。

こういった例は、けっして珍しくはなく以前にはとても美しく整ったヒゴスミレを見ていますし
これはもしかして、ナンザン・・・・というようなスミレも電柱の隙間に住んでいました。

一昔前は自生らしきヒメスミレを時々見かけることもありましたが、今では住まい周辺では
まったく見かけなくなってしまい少し寂しい気持ちです。






      





都内の桜見物は夜が一番で、雑多な周辺の景色を闇に隠して
ライトアップされた桜の樹々を浮かび上がらせます。

今回も人が少ない禿坂を歩いてきました。























都内の桜見物も残り2~3日でしょうね。

今シーズン何とかもう一度、雪山へ行きたかったのですが、なかなか都合がつかなくて
一昨日に夏タイヤに交換してきました。来週くらいからボチボチ芽吹きだした山へ出かけようと思っています。


4月6日









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