コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

ゴローのS8

2012-06-20 19:24:14 | インポート



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履き続けて、もう20年以上たちました。

ソールは、一回張替えしています。
一昨年に、冬靴を買うまでは、オールシーズンこの、S81足で
歩き回っています。

オーダーメイドでしたが、最初は、少し皮が硬く、馴染むのには
1シーズンかかった気がします。

特別、大事に扱ったわけでもなく、とはいえ、ほったらかし~
というわけでもありません。
汚れたら、洗って干して、ワックスは付けていました。
しかし、最初のころは、キウイのワックスを使っていましたが
コストが、かかるので最近は、白色ワセリンを付けています。












ここまで長い年月、履き続けられたのは、なんといっても
頑固なまで丈夫に、職人の手で作られたからでしょうね
留め金一つ、ゆるんでいません。

それに、自分の足型を測って作っていただいたので、これ以上の靴
は、ほかにはないだろうと思っていました。








しかし、最近は年齢からか、足のアーチもなくなり
ソールを変えて、いろいろ対応していますが
どうしても、長く歩くと、足の裏が、痛くなることが増えてきました。

ところが、新しい冬靴では、まったく、そういうことはありません。
もしかしたら、靴が、へたってきたからかな~と・・・・
確かに、皮は、かなり、すりへり、柔らかくなり
ベターという感じになっています。
長い雨の日は、沁みてくるようになりました。
・・・・・これは、ワックスを、しっかり塗っていないからかも・・・・







ここ最近、登山用具店に行くと、新しい靴を履いて見る
機会が増えました。
履いてみて、まず驚くのは、最近の登山靴の軽さです。

このS8、なんせ重いのです。
冬靴を買って履いたとき、S8より軽い?
と思ったくらいですから・・・

それと、最近の登山靴の足首のサポートの良さ、フィット感の良さ
など、もう既製品でも十分過ぎるくらいですね

そんなこんなで、今日、新しい靴を、ほんとうに、久しぶりに
買ってきました。








以前から、いろいろ履いてみた結果
次に買うならこれと決めていた
スカルパ クリスタロGTX 約3万円ナリ



Photo_2



昔の登山靴の感覚からすれば、安い!
これなら、冬の丹沢くらいなら、ぜんぜん問題ないだろう。
ソールが、硬いのも私好みです







もちろん、もうS8は履かないということは、ないでしょうが
一度、軽い靴に、慣れてしまうと、もう なかなか戻ることが
難しいかな~

しばらくは、よく手入れして棚にでも飾っておいて
懐かしさを感じた時にでも、また下ろして履いてみましょ









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湯ノ沢峠散策

2012-06-14 07:02:32 | インポート







関東地方も梅雨に入ったようです。
今日も、お昼前から雨が降ってきそうですが
午前中だけでも山の空気を吸ってこようと
早く起きて、湯ノ沢峠周辺を歩いてきました。

いつもは、峠下の駐車場に車を止めるのですが
今日は、下の焼山沢から歩いて見ようと思います。
峠までは、一時間くらいの沢歩きです。







毎年、アツモリソウを探しに来ていますが
今年は、まだ早い感じです。
車を止めた場所に、ヤマブキが残り花を咲かせていました。

少し荒れ気味の沢道ですが、危険な所はありませんでした。
沢の流れる音を聞きながら、新緑の森を歩きます。


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真っ直ぐに伸びる、シオジの木








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シオジの木に、古い案内板が・・・
今は、峠まで車で行けますが、昔は、ここを歩いたのですね
沢沿いの木は、コケに覆われ、良い感じです。






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真っ直ぐに延びる、もう一つの木、カツラです。
どちらも沢沿いに多く見かけます。


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沢沿いは、草花も多く咲いています。
これは、サンリンソウ、この花は、ずっと沢沿いに咲いています。
なぜか、ニリンソウは、一株もなし・・・不思議な感じ
他には、クワガタソウ、タチカメバソウなど・・・


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地味系のアオチドリ








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鮮やか系のクリンソウ・・・点々と咲いていて
薄暗い沢沿いに明かりを灯しているようです。


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峠に到着

展望は、期待していなかったので、嬉しいです。



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ミツバツツジが、見頃のようです。

それにしても、今日は寒いです。
風が、とくに冷たく、ヤッケを着ても、歩いていないと
震えてしまいそうです。


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ヤマツツジは蕾、この花が咲く頃、また来ようかな・・・

空は、どんより曇りですが、高原の朝は、気持ちかいい!
雨が、降り出すまで、歩いてみましょう。


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スズランが、咲き始めていました。
君影草と言ったほうが、ここの雰囲気に合います。







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オオミズアオだ!

私は、とても美しいと思いますが、人によっては、ダメそうです。
ステルス戦闘機みたいな形で、かっこいい

これから天気は崩れますので、今日は、ここで待機でしょうか


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雲海が乱れて、雲が上がってきそうです。



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しばらく歩くと霧が立ち込めてきました。









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ミツバツツジが見頃です。
霧に巻かれ幻想的で、いい感じ!



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このあたりから、雨粒が落ちてきました。

そろそろ、引き返すことにします。

ヒンヤリした高原の散策でした。
車に戻ると、本降りの雨に・・・

誰にも会うことがなく、静かな高原を楽しむことができました。




6月12日













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今年もホテイランを探しに ~ その2

2012-06-07 18:32:44 | インポート



車に戻ってきた時、時計を見ると、まだ 9時15分でした。

今日の目的の場所へ移動します。

日は長いので、これからまだ、ゆっくり探しながら山を登れますね










この山に咲いているといいな~と願いつつ、のんびりスタートします。

初めて来た所ですが、最初のアプローチは、高原の散策という感じで

明るい白樺林を行きます。



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新緑の中を進むと、湿り気があるところに、コゴミの群生

緑が、美しいですね。

近くを沢が流れているので、沢に沿って、登っていくことにします

何となく、作業道のような感じの道があります。


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沢を、どんどん登って行くと、周りの木々が針葉樹に変わっていき

薄暗い、コケの美しい森になってきました。


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柔らかく、みずみずしいコケの上には、コミヤマカタバミ

イワセントウソウ などが着生して、良い雰囲気です。


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ホテイランは、傾斜地やヤブっぽい所にも咲いていますが

こういう緑のミズゴケの上にポツンと咲いている姿を見つけた時

などは、もう言葉では、言い表せない喜びに浸りますが

なかなか姿を見せてくれません。



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これは、ヤブレガサでしょうか


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一瞬、ドキリ! 

これも、かわいい花なんですが、パッと見 間違えやすいんですよ









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ミヤマスミレも、赤みが強い株は、遠くから見ると

もしや!・・・って思ってしまいます。








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今回も、ハズレかな~ 少々弱気に・・・

コケのそばに寄り添い、しばらく休憩、ときどき メボソムシクイの

鳴き声が聞こえてきますが、それ以外は、ほんとに静かです。

そんな時、偶然、カモメランを見つけました。

花は、もう1週間くらい後でしょうか


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こんな所で、出会えたら、嬉しいのですが・・・





少し、元気をもらい、また出発

アッチに行ったり、コッチを登ってみたりして探しますが

咲いていないな~  いい感じの森なんだけど・・・

だんだん疲れてきて、顔が険しくなり、もう執念で探します。

標高、2000mを越えると、もう咲いていないでしょうから

これから、ラストスパートです。


傾斜が急なコケの岩場を登っているとき、フッと隙間をのぞくと・・・
  

見つけた!こんな所に、隠れるように咲いていました。


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ハァ~疲れた~

やっと見つけました。 やっぱり嬉しいですね、まずは一安心

やっぱり、ここの森に咲いているんだ・・・よかった (^^)










二株目をみつけたのは、また20分くらい
探し歩いた後でした。



Photo_14







ここの、ホテイランは、単独が好きなのか、周辺を探しても

次の株は、咲いてないですね


しばらく行くと、ようやく、ポツポツ咲いているのを

見るようになりました。



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今日、私がここで、見つけることができたのは

20株くらいでしょうか、いっぱい咲いているという感じでは

ないですが、登山道もない、静かな山で見つけることができて

とても嬉しかったです。

きっと、いつまでも、咲いていてくれることでしょう。



6月 5日










A











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今年もホテイランを探しに

2012-06-06 20:46:41 | インポート



今年もホテイランが咲く季節になりましたね。
毎年、まだ知られていない自生地を探してみようと
奥深い山を探し歩くのが楽しみなのです。

昨年の6月、御座山~シャクナゲ のレポート
実は、ホテイラン探しの山歩きでした。
御座山にも咲いているだろうと、這いづりまわりましたが
あっさり、ふられてしまいました。
見頃のシャクナゲに慰められて、山を後にしました。

今年も、ある所に目星を付けていますので、のんびりと
探し歩いてこようと思います。

早朝、昨年とても良く咲いていた、八ヶ岳の自生地に、まず寄って
ここのホテイランを見てから行こうと思いました。
これなら、目的の場所で、ふられてしまっても
ホテイランを見ないで帰らなければならない、という寂しい結末は
さけられますからね・・・・(^^













ヒンヤリした高原の朝、毎年同じ花が咲き、とても楽しい道です。
これは、ズミの花だと思います。



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こちらは、エゾノコリンゴでしょうか
両方の樹が混在していますが、何となく違いがわかってきました。



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二つの異なるところは
ズミのほうが、蕾の色が、濃いピンク

花柄が、エゾノコリンゴのほうが、少し長い・・・これは。わかりづらい

エゾノコリンゴの方が、花が、やや大きく、白い・・・・微妙です

ズミの葉には、切れこみがある葉が、混じる・・・これは決定的ですね

しかし、中間のような、よくわからない時もあります。








草花では、イカリソウ、エゾムラサキなど
スズランは、これからです。


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しばらく行くと、モミやツガの森に入っていきます。

ツバメオモト、シロバナエンレイソウ、オウレンなどが咲いています。















Tubame






今年も咲いていました






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望遠レンズで、引っ張って


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花の数は、昨年と比べると、半分くらいでした。
裏年なのか・・・

ちょっと気になるのが、足跡の多さ
もともと、ここの場所は、ごく一部の人たちが、毎年観察する
秘密の場所? のはずらしいのですが、どうも今日
歩いて見ると、団体や大人数のグループが、花の撮影の為
無作為に歩き回った痕跡が目立ちました。

ホテイランの花の近くには、小さな葉もあり、これから
育っていくのですが・・・・

ちょっと、ガッカリしました。

花の数が多く、アプローチしやすいから 三脚抱えて
ワイワイやって来るのでしょうか

スルガジョウロウホトトギスみたいにツアーもあるのかな?

どうも私には、足が遠のいてしまう所に、なってしまいそうです。

























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