コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

姫川源流、親海湿原

2014-07-26 18:47:59 | インポート







白馬の帰り、久しぶりに姫川源流に寄ってみました。

以前・・・20年位前に寄った時は、親海湿原の木道が
朽ち果てていて、ずぶずぶと潜ったり、一部なかったりと
歩くのが大変で、登山靴にロングスパッツを付けて、慎重に歩いた
記憶があります。

今は綺麗に整備されていて、スニーカーで散策できます。
前に来たのは初夏で、トキソウが多く、森の中はサイハイランが
美しく咲いていて、とても印象に残っていました。

今の時期は、何が見られるかな~













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一番目立つのは、オレンジのコオニユリです。








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クサレダマは終わりかけ、サワギキョウが咲き始めています。

周りに、いっぱい咲いているセリ科の花はもしかして・・・・










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これは、ドクゼリですね。

木道に、はみ出して咲いていますが、トリカブトと並ぶ毒草で
全草、毒がありますので注意が必要です。
子供達も来るでしょうから、注意書きがあっても良さそうですね。









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明るい湿原から、薄暗い森に・・・











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森の中は、これといった花はありませんが
ツレサギ属のランが、点々と・・・

これは、オオヤマサギソウかな・・・








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約1時間の散策でしたが、さすがに北信ですね。

いろいろ楽しませていただきました。

こんな感じで、ちょっと寄りたい所も多く
少し、奥に入って行きたい所もありますが
こんど一人で来た時にでも、ゆっくり行くことにします。









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梅雨が明けて、八方尾根

2014-07-25 18:39:30 | インポート






関東地方は梅雨明けして、子供は夏休み。

長野県北部、北陸地方は、まだ梅雨明けしていないようですが
天気予報は晴れマークが付いていたので、家族で白馬に
行ってきました。

3日前に予約した、ホテル( パイプのけむり )
5800円で、なんと2食付!
少しセルフサービス的でしたが、私には十分でした。
八方ゴンドラ乗り場も近く、山小屋より安いなんて・・・
8月もまだ空室があり、登山の前泊にも良さそうです。

実際、早朝に子供とカブトムシを探していたら
年配のグループが出かけるところでした。











私達は、ゆっくり朝食を取ってから出発。

私の希望としては、唐松岳ピストンですけど、遊びながら行くことに
します。








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白馬岳へは、いつも大雪渓経由でしたので
ここ八方尾根は初めてです。

最後に来たのは、朝日岳を経由で蓮華温泉に下りた記憶があります。
たしか、沢を渡るのに、籠に乗ってロープで、たぐり寄せるように
渡った記憶があります・・・・もう35年も前で、遠い記憶に
なってしまいました。










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花の多い尾根で、多く紹介されている感じですので

気に入った花だけでも・・・

八方の名前が入った、ハッポウウスユキソウ、ハッポウタカネセンブリ
蛇紋岩特有の花でしょうか、普通に見られました。















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ミヤマムラサキ








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八方池を過ぎると、引き返すハイカーも多いせいか
とても静かになりました。

まだ夏休みに入ったばかりですので、家族づれは少なく
年配のクループが多いかんじでした。

丸山ケルンまでは、雪渓も残っていて
ハクサンコザクラ、シラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウなどが見られ
ショウジョウバカマも咲いていました。











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花を見ながら、ノンビリしていると、下の方から凄い人数の集団が
やってきました。
教師か指導員の大きな注意する声が聞えるので、中学か高校の集団登山
のようです。
これは、昔と変わらない風景です。
この時間ですと、もしかして、山小屋宿泊?
一緒になる一般登山者は、大変ですね。


私達は、丸山ケルンで引き返してきました。
何時か家族で山小屋にでも泊まる機会があれば、マイナーで静かな場所
にでも行こうかな・・・

















Photo_9







7月22日




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ウチョウランを探しに、丹沢最深部に・・・

2014-07-18 20:07:56 | インポート





昨年、表丹沢で小さな2株だけでしたが、ウチョウランを
見つけることができました。
ジョウロウホトトギスが咲くような渓谷に、きっと咲いていると思い
沢沿いを中心に探してみましたが
見つけたのは以外にも、乾燥気味の尾根筋でした。

私が想像していた、湿り気のある渓谷の岩場に点々と咲いている・・・・
そんな景色は、やはり今の時代、丹沢にはないのかなと思い諦めて
いました。
しかし先日、赤城さんに連れて行ってもらった自生地を見てから
丹沢でも、最深部には、まだそんな場所が残っている
もしくは、復活しているのではと思い、一日歩いてきました。

絶対に探すぞ! なんて気合を入れると暑さでヘロヘロになりそう
なので、咲き始めたヤマユリでも見ながら、ノンビリ探し歩こうかな・・
そんな感じでスタートします。












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沢は、とても透明感がある流れです。
今日の飲み水は、ほとんど沢水を飲みました。
ザックの重さを減らす意味もありますが、昔から遊びながら
喉が渇いた時は、長良川の水を飲んでいた習慣から
奥まった水量のある沢では、いつもそうしています。









今のところ、お腹を壊したことはないですが
自己責任で (^^









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歩いていると、ほんのりと良い香りがしてきます。











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イワギボウシも咲き、沢沿いは花盛りです。
特にケイワタバコは岩場を埋め尽くす位咲いていたり、点々と咲いて
いたりしていて、下から見上げる景色は圧巻です。











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ケイワタバコを見ながら、岩場周辺で立ち止まり
眺めていると・・・










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岩場に、ポツンと一つだけ咲いている!

目を凝らして周辺をしばらく眺めていると、上の方には
点々と薄いピンクの花が咲いているのが見えてきました。

やっと見つけましたね。

ザックを下ろして、カメラをポケットに詰め込んで
クライミングをして撮影に挑戦します。
しかし、メットもザイル、スリング・・・何も持ってきていないので
苔蒸した岩場は危険です。
自分で安全と思える範囲で撮影してみました。














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蕾が、可愛らしい!











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片手は体を確保しているので、両手を使えず、ブレるのは、
しょうがないだろうと、何枚も連写しました。












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丹沢にも、こんな素晴らしい所が残っていてくれました。
きっと沢登のエキスパートの人達は、他でも見ているのでは
ないでしょうか・・・
けど、クライミングに集中していると、気が付かないかもしれませんね。





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咲き始めた、ベニシュスラン

2014-07-18 00:05:27 | インポート



そろそろ、ベニシュスランが咲き始めているだろうと
蒸し暑い中、歩いてきました。

昨年から今年の春にかけて、新しく何ヶ所か自生地を見つけて
いたので開花を楽しみにしていました。

いざ自生地に着くと・・・アレ、ない?










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よく目を凝らして見てみると・・・ありました、 (^^

まだ蕾が開花していないのですね。
ここに咲いていると解っていても、こんな具合に、簡単に見つからない
場所もあります。
歩いていては、まず解らないでしょうね。













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蕾が開く前は上を向いています。








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目が慣れてくると、アチコチにあるのが解ってきました。
この2株は、上の方の朽ちた倒木に着生しています、
見渡すと、ようやく点々と自生していることが解ってきましたが
どれも蕾の状態ですね。

沢沿いの、もっと雰囲気の良い所へ・・・









苔で覆われた岩に着生しています。

とても好きな雰囲気ですが、ここもまだ開花していませんね。









Photo_11











岩には、点々と着生していて、開花を楽しみにしていた場所でした。

葉っぱだけの時とは違い、花を付けるとよく目立ちます。
あらためて見てみると、シュスランの中では独特の雰囲気を持ち
魅力的な花です。











Photo_13










苔の緑が眩しい!









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車で少し移動して、咲いていそうな場所を探します。












      












ここは、少し開いてきています。





先ほどの場所と標高は変わらないのですが、ちょっとした環境の
違いなのでしょうね。







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咲いている!











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このあたりは、ちょうど開花したばかりで、色が美しい
新鮮な花を見ることができました。





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少し早かったり、遅かったり・・・

2014-07-17 06:19:48 | インポート






お世話になっている、赤城さん
ウチョウランの咲く山を案内してもらいました。

山野草ブームで一面に咲いていたウチョウランが全て採りつくされ
てしまい、それから40年が過ぎ再び訪れてみたら、少しですけど
花が復活していたのだそうです。









梅雨の晴れに恵まれて、さわやかな朝です。
山に入ると、コアジサイ、ヤマタツナミソウ
などが目に付きます。









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岩を乗り越え、咲いている岩を覗きこむと・・・・








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ん~ まだ蕾が固そうですね、花はこれからでした。

40年というと、とても長い年月ですが、こうして再び花が
復活したのは、周辺の環境が昔と変わらないからでしょうね
森が伐採されたりしたら、復活など無理でしょうけど
ここは、とても湿り気があり、ウチョウランが住むには
理想的な環境でした。
きっと外の場所でも、ひっそりと咲いているのではないでしょうか。











      











手つかずの素晴らしい森があるのを、知り合いの方に教えていただきました。

なかなか、天気に恵まれませんでしたが
やっと訪ねてみることができました。







朝の冷え込みで目が覚めました。

朝日が森に差し込む。







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まだ薄暗い森の中、花茎が伸びたショウジョウバカマを
朝日が照らす。









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沢沿いは、タマガワホトトギスが咲き始めていました。






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尾根の林床には、ツルアリドウシが・・・

とても可愛らしいです。 実も一緒に見られました。










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花には、少し遅かったようです。

富士樹海、房総や丹沢の一部、奥利根・・・

こんな森が残っているのは、ほんとうに嬉しいですね。
一人で切株に座り、休んでいると 生命の起源の精気が
漂ってくる・・・そんな森でした。












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