コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

林試の森公園散策

2023-04-30 18:08:42 | 日記
天気に恵まれ続けていたので毎週出かけていましたが
ここで一回休憩・・・・夕方に近所の散歩。

家々の庭や生垣の花が咲き、ジャスミンやバンマツリの香りが漂います。








側溝の割れ目にツタバウンランの花が目立つ季節です。








見上げる人は少ないですが、林試の森公園は樹の花が盛り・・・・

もうセンダンの花も咲き初めています。












ハリエンジュは終わりかけ、エゴノキやミズキは見頃です。












花期が長いベニバナトチノキ







常緑のクスノキ、カシ、カクレミノなども花が咲き
新しい葉が出てきて、古い葉は落葉しはじめています。











ラクウショウの池








公園なので常緑の樹ばかりだと薄暗くなるので、うまく配置しているのかな・・・・

右側はタイサンボク、左はモミジバスズカケの樹。
厚手で大きな葉のタイサンボクの下はとても暗いです。









いつもの年なら見頃のハンカチの木、残り花がほんの少し・・・・・








チョッピリ山の空気を感じて、そろそろ帰ります。



夕焼けを見ながら帰宅。





連休中は仕事ですが、合間の1日、何処かマイナーな山へでも歩きに行きたいです。












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カヤラン

2023-04-23 06:59:48 | 日記
お昼過ぎに菩提峠の駐車場にもどってきました。
今年は花の開花が早いので、カヤランも咲き初めているかなと思い
午後は周辺のカヤランの自生地を周ってみようと思います。

圏央道の高尾山トンネルができる前は、小仏川沿いや日影沢沿いなどに
多く自生していたので、電車でよく出かけていました。
最近は何処の山域でも見かけることが多く、よく歩く奥多摩、丹沢では
多くの場所で見られたので、いつか花の時期にでも・・・・と思っていました。

なるべく目線の近くや、手で触れる場所を中心に見てこようと思います。
最初の自生地、周辺にはいくらでもいますが、団子のように大株になった
株が多く着生している樹があるので、どんな花景色になっているのか
期待して行ってみると・・・・










・・・・・まだ蕾ですか (-_-;)

あまり標高を上げないで別の場所へ・・・・

ここは少し咲き初めている様子。








それでも多くの花芽をつけている株は、まだ蕾です。








・・・・比較的小さな株は咲いている






















細い枝にも小さな株が着生していて、可愛らしい・・・








冬に見つけた時には気が付きませんでしたが
細い枝にも小さな株がビッシリと着生していたりしていて
一本の樹だけでも十分満足できそうです。













見頃は1週間後かな・・・・

歩きながら見ていくと花付きが良い株も少し咲いていました。





















花の時期に初めて来ましたが、ゆっくり見ていると
最初は見えなかったのですが、次々に株が見えてきて
細い枝から何から着生根で覆われてコーティングされているよう
な枝が何本もありました。








ここは見上げる必要がなく、多くが目線近くにぶら下がっているので
首が痛くならないで観察できる貴重な自生地です。






4月19日
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丹沢表尾根 ~ 富士山とコイワザクラ

2023-04-21 05:08:28 | 日記
今日は遠出する予定でしたが、今一つ疲れがとれないので
近場の丹沢表尾根でも歩こうと思い、早朝菩提峠の駐車場へ。
早朝6時頃でしたが菩提峠の駐車場は、すでに8割くらい埋っていました。
良い季節になり天気もいいとなると、平日でも菩提峠や西丹沢ビジターセンター
などの駐車場はAM6時前でないと安心して止めることが難しくなりそうです。
連休中のマイカー登山の一番の難所は駐車場の確保になりそうな感じが・・・・

今日は夏日になる予報で、昨夜に通り雨もあったのでヒルを警戒して
スパッツを着けて出発。

初秋にジョウロウホトトギスを見にくる時、林道から登山道へと入る周辺から
しばらくはヒルが多くて警戒していましたが、今日歩いてみると湿り気がある
登山道は石が敷き詰められて階段状に整備されていました。
おかげで道は乾燥していて、ヒルがいそうな湿った落葉もなく
とても歩きやすくなっていました。

これならヒルの心配もなさそうですので、スパッツを外して歩きます。
ここから二ノ塔までの階段や木道は段差が小さくて、年輩の方に
優しい設計になっています。












以前に二ノ塔までの登山道脇にコイワザクラが咲いていると
ネットに写真があったので、何処なのかな~と登っていくと
二ノ塔手前の階段脇に咲いている場所がありました。







こんな所にも咲くのですね・・・・

・・・・二ノ塔に到着。

春霞で今日は景色を期待できないだろうと思っていましたが・・・・

シャキーンと青空に富士山が・・・・ (゜o゜)













まだ7時になったばかりなので、朝のさわやかな空気に
覆われている時間に到着できたからでしょうか、久しぶりに地平線から浮いた
素晴らしい富士山を見せてもらえました。

気をよくして三ノ搭へ・・・・・









これはマツカゼソウでしょうね。
春の芽出しの様子から同定するのは難しいですが、この株はアチコチに見られます
初秋に来ると周辺にはフジアザミとマツカゼソウが多いので間違いないかと・・・

三ノ搭に到着。 あれだけ車があったのに誰もいませんね。
皆さん、暗いうちにスタートされたのでしょうか。












丁度見頃の富士桜を見ながら縦走路へ。













行者ヶ岳近くになってくると登山道脇の法面や岩影などに
コイワザクラが咲いています。








北側の湿り気のある岩場、斜面には群落も見ます。























岩の隙間から咲いている景色が似合っています。

痩せ尾根を少し下りていくと斜面には白い花が群生していました。
最初はバイカオウレンかなと思いましたがツルシロカネソウでした。









縦走路に戻って塔ノ岳へ。

行者ヶ岳の先あたりはコケリンドウが点々と自生していました。
湿り気があるので稜線にも咲くのですね。








縦走路には適当に休む木陰がないので
静かな政次郎尾根を少し降りてお昼をいただきます。







今日は今年になって初めて汗をかく山歩きになりましたが
風はヒンヤリしていて木陰でジッとしていると、とても心地よい感じです。
政次郎尾根は歩いたことはありませんが、階段もなく歩きたくなるような
雰囲気ですので、次に来る時は静かな戸沢から歩いてみたくなりました。
ただ夏場はヒルが多そうな気もします。

静かな尾根で休んでいると、コイワザクラも見られたので賑やかな縦走路を
塔ヶ岳まで行くのは止めて、もう一か所見たい花があるので、今回は
ここで戻ることにしました。これで3回ほど目指す山頂まで行けていませんが
花の季節はこんな感じで良いかなと・・・・・

コイワザクラは富士山周辺の山域に多く自生していて
丹沢でも何ヶ所かで見られます。表尾根では初めて見ました。
毎年違う山域で見るのも良いなと思います。
来年は静かな愛鷹山あたりで見てみたいと思っています。


4月19日




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冨田新道

2023-04-13 05:44:55 | 日記
何度も行こうと思っていた日原側からの雲取山
いきなり通行止めになっている大ダワ林道、カラマツ谷林道は
危険だと思うので、通行可の冨田新道を歩いて見る事にしました。
八丁橋の駐車場を7時40分出発。








他に止めている車はなく、時間も遅めなので
今日は日原側から雲取方面の入山者は私だけかな・・・・・
登山口までの林道歩きが1時間になっていますが
前回の塩水林道も今の芽吹きの時期は楽しかったので
春の景色を眺めながらノンビリ行こうと思います。












この樹は何だっけな~  

ヤマブキは見頃でヒメウツギはまだ蕾です。
山桜は少なく、ミツバツツジが点々と・・・












右手は崖で水が染み出ていたり、滝のような沢が何本も流れ込んでいて
上を見るとイワナンテン、法面には羊歯や苔、ネコノメソウの種類を多くみます。
















林道には流れだした水で水溜りが多く
どこを見てもカエルの卵でいっぱいでした。












もう、オタマジャクシになっている・・・・

ここのオタマジャクシ、水の流が林道を横切る側溝へと続いていますが
雨が降ると側溝から滝のように下の沢へと落ちて行き、激流にのって
奥多摩湖まで運ばれていってしまうのかな・・・・・







橋の上から下を眺めると流れの脇にネコノメソウの群落が
見えるので下りてみます。












春らしい景色なので、しばし休憩。

ツルネコノメソウかな・・・・

林道脇にはタチツボスミレの群落などもあったりで
登山口に着いて時計を見ると、もう9時30分・・・(-_-;)








冨田新道へは一度下って吊り橋を渡ります。
途中の斜面をトラバースして下る場所は谷側が切れ落ち
道も細く落葉で埋まっていて不安定ですので要注意箇所です。



途中にはミツバコンロンソウやセントウソウが咲いていました。




















このあたりは深山の雰囲気満載で
周辺の苔むした樹々にはスギランなどが着いました。









ここの標高は950m位、雲取山までは標高差千m以上
登らなければ着かないです・・・時間はもうすぐ10時ですので
双眼鏡出して樹々などを見ている場合でもないです。
・・・今日は小雲取山まででいいかな・・・・・・・

標識に冨田新道の文字がないですが、途中までは唐松谷ルートと同じで
途中で別れて野陣尾根に乗っかるのは標高1300mあたりです。
そこまでは唐松谷との間の南面の斜面をジグザグに標高を上げていきます。
このあたり、積雪があったりすると分りずらい箇所になりそうですが
ピンクテープが随所に見られるので心配はないかと思います。

斜面にはハシりドコロの群落ばかり目立ちます。
丹沢と同じく食圧が強い山域ですが、所変われば植物も違う。
先週の丹沢でハシリドコロは見かけませんでした。

ただ周辺はフイリヒナスミレ、エイザンスミレ、フデリンドウなども多く
雲取周辺の登山道の中では別格に花が多いです。

・・・エイザンスミレの色合いが美しいので、また時間が掛かってしまう





















水が流れている斜面もあって、きっと食害がなければ
スミレやイチゲ、ニリンソウ・・などの花が咲く場所だったかと思います。

ハシリドコロばかりかと思っていたらヤマシャクヤクもいました。

唐松谷林道との分岐を過ぎて尾根へと進みます。








急な斜面をジグザグに登っていき
モミやツガ、檜などの樹々に囲まれた野陣尾根に乗りました。








景色は開けないですけど樹々の隙間から右手に長沢背稜。








しばらく登っていくとブナが多い明るい尾根に着きます。








ヤシャビシャクが着生しているのが見えます。








標高が1700mあたりに来ると少し苔むした雰囲気の場所がありました。

三峰側から登ると、これくらいの標高でホテイランを見たことがあります。
北側の斜面はそれっぽい雰囲気の斜面ですが、今でも雲取山周辺に
自生している場所がのこっている可能性はあるのだろうか・・・



右手に見える山は芋ノ木ドッケかな?








標高1800mを越えたらようやく周辺が開けてきました。








ずっと登りが続いたルートでしたのでゴロンと大休止。

もう石尾根まではユルユル行っても到着しそうでしたが、時計を見ると
14時になっていました。ゆっくり休んで帰ることにします。








踏み跡が多少不明瞭な場所でもピンクテープが
目に付く場所にあるのですが、これといった案内板は唐松谷分岐くらいで
あとはこんな感じの案内が2カ所。









・・・・懐かしい、あけぼのカンジュース・・今はマルハニチロか。


吊り橋まで下りてきて・・・








林道に上がって、ブラブラ1時間で駐車場へ到着。









初めて歩てみた冨田新道、静けさ満喫のルートでした。
賑わう鴨沢からのルートとは対称的ですね。
看板が増えて、やたらと巣箱を付けたり、迷う場所ではないのに
ピンテを付けた小袖からの登山道に少し嫌気がしてきたので
とても良いルートを見つけた感じで嬉しいです。

唐松谷林道も少し歩いてみましたが、踏み跡がはっきりしない感じで
チェーンスパイクを用意して万全で行かないと厳しそうです。

道草してばかりして雲取山まではいけませんでしたが
この時期の林道歩きも自然観察に楽しい道でした。

ただ日原のバス停や駐車場から林道を歩くと、2倍の車道を歩くことになるので
八丁橋まで車で入れないと、登山口までが長いので辛い感じもします。
ただ道は途中からダートで、適当に荒れていたので車が泥だらけになりました。

山頂まで行っていませんが、私の体感ですと小袖からのルートよりも
体力的に2~3割増し位かと思います。
ちょうど塩水橋~蛭ヶ岳くらいでしょうか。ただ慣れてくると、もう少し・・・・
・・・・それでも小袖からは歩く登山道、ここは登る登山道という印象でした。

秋が深まって林道の紅葉が見頃になったらリベンジしようと思います。


4月11日




















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春の丹沢 ~ 塩水橋から

2023-04-06 07:08:43 | 日記
塩水橋へ行く県道70号が宮ケ瀬側からも行けるようになったので
今日は主脈、丹沢山~蛭ヶ岳を歩こうと思います。
このコースを歩くのは、今まで晩秋~冬が多く4月に歩くのは
初めてですので楽しみです。

7時前に到着すると駐車スペースは最後の1台でした。
後は路上スペースの駐車になってしまいます。
ほぼコロナ前に戻った感があります。

林道を歩きはじめると法面に何か着生していて花が咲き初めていました。








その先、湿り気のある法面にもビッシリと・・・・・







・・・・何が咲いているのかと近寄って見れば












ハルユキノシタですか・・・

晩秋になると主脈を歩きたくなり、ここはよく訪れるコースです。
ここの林道の法面には多くのダイモンジソウの葉を見ますが
どうして花が咲かないのかな~と不思議で毎回花を探しながら歩いていました。

・・・・咲く訳がないですよね、ハルユキノシタなのだから・・・(-_-;)
今ちょうど花が咲き初めている株は葉も立上がって勢いがあります。

けど晩秋に見る株は法面にへばり付いていて、周りにはハコネシダや
イワタバコなども多く、こんな環境では何時もダイモンジソウが見られるので
疑いもしないでダイモンジソウと決め込んでいました。
確かに葉をよく見ると切れ込みが浅く淵には鋸歯が目立ちますが
ダイモンジソウにも似たよいうな葉があったような気も・・・・・・

今回4月に来たおかげで間違いに気が付いて良かったです。
それにしても、かなり先まで法面に群生しています。

咲き初めなので蕾が可愛らしい・・・







芽吹きの時期ですので林道歩きも気持ちがいい







45分くらいの林道歩きですが1時間30分くらい掛かってしまった
・・・・・帰りにまたユックリ楽しもうと思います。

ショートカットして堂平へ















ポツポツとキクザキイチゲが咲いています。

この先にある鹿柵の中を見たら群落のように咲いていました。
堂平のブナ林の林床には本来キクザキイチゲなどの早春の花が
多く咲いていたのだろうと思います。

今見られるのはバイケイソウばかりですが、落ち葉から出て来る
出始めの芽は春を感じて良い感じ・・・・尾根になるとマルバダケブキに。













毎回ここを通るときに、無事かどうか確認するヒトツボクロ。

何時か咲いてくれるだろうか・・・・







丹沢山、到着。

賑わっているのでスルーして縦走路へ。








高尾山の稲荷山コースも階段になったようですが
丹沢主脈はほぼ階段です・・・蛭ヶ岳を目指しますが
飽きたら適当な所で引き返そうかと思います。








低い笹原の縦走路ですので展望は言う事ありません。
春霞でクリアな景色ではないですが、富士山を左手に見ながら歩きます。
風は北風なのでヒンヤリしていて汗ばむ体を冷やしてくれます。
















不動ノ峰の休憩所は建替え工事中でした。
三ノ搭の避難小屋のような新しい避難小屋ができるのでしょうか。








奥多摩方面は特徴ある山が大岳だけで
後はどこが雲取山あたりなのかよくわかりません。














鬼ヶ岩に到着。

今回もここまでにしようかな・・・・・・
周辺は、もうすぐコイワザクラが咲いてきます。









蛭ヶ岳を眺めながら、ゆっくり休憩したら引き返します。








丹沢山への登り返し。












蛭ヶ岳~丹沢山では14時を過ぎると大倉からピストンの健脚者も
いなくなるのでとても静かになります。

丹沢山、堂平を通って林道まで下りてきました。
このあたりの標高では芽吹きが始まっています。
太陽が山の稜線へ落ちて影になり萌黄色のしっとり
落ち着いた景色になりました。
























最後の林道歩きが今日のメインルートかな・・・・












河原に見える黄色い花はヤナギの樹かな・・・





























本谷川の瀬戸橋で今日のメインルート終了。







4月4日


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