昨年、どうしても冬山に行きたくなりました。
冬山の、あの景色を、この目で見たい!・・・と
私の若い頃は、一人で山岳会などに入っていない者が
冬の八ヶ岳あたりに行くという事など、現実的ではありませんでした。
しかし、今は違うようです。
もう若くはありませんが、まだ今なら行けるのでは・・・
この思いが強いうちに行動に移そうと
まずスタッドレスタイヤを初めて買い
恐る恐る、凍結した山道を、いろいろ運転してみました。
次に、ピッケル、アイゼンなど道具を買いそろえて
初めて、冬の蓼科山を登り、天狗岳、権現岳と冬の八ヶ岳を
登ることができました。
道具の使い方は、昔から本や山渓の特集などで見ていましたから
見よう見まねで使ってみました。
そして、やっと思い焦がれていた素晴らしい景色を見ることができました
そして・・・・今年は赤岳に登りたい!
という思いが強くなり、まず 残雪が残る5月に登ってみました
天気も良く、何の問題もなく登れましたが・・・・
ん~ 厳冬期の凍りついた赤岳は、私のような初心者が単独で行くには
難しいな~という印象を強く受けました。
一番、不安に感じたのは滑落の危険です。
やはり、しっかりしたアイゼン、ピッケルの使い方をプロの方に
教わろうと思い、今年、冬山の講習を申し込みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/xmas.gif)
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講習当日、小淵沢の駅で、プロのガイドの方と待ち合わせです。
登山講習なんて、生まれて初めてですので、緊張します
小淵沢の駅には、ずいぶん早く到着しました。
権現岳が、よく見えますね
ずいぶん昔、夜行列車で小淵沢の駅に早朝着き、小海線の始発まで
ずいぶん時間があるので、駅の周辺を、ただ うろうろした記憶
があります
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/21/87c7ec0a8c1e3d4209a80edfc5701ab7.jpg)
登山講習なんて、生まれて初めてですので、緊張します
小淵沢の駅には、ずいぶん早く到着しました。
権現岳が、よく見えますね
ずいぶん昔、夜行列車で小淵沢の駅に早朝着き、小海線の始発まで
ずいぶん時間があるので、駅の周辺を、ただ うろうろした記憶
があります
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/21/87c7ec0a8c1e3d4209a80edfc5701ab7.jpg)
9時に、私ともう一人の講習生と一緒に、車で美濃戸に向かいます
講習は、プロのガイドの方一人に講習生2人の3人で行いますので
非常に内容が濃い練習ができます
私の車ですと、チェーン付けて何とか登れるかな~という
美濃戸までの林道、ガイドの方のジムニーは、簡単に登って行きます
美濃戸口~美濃戸までの道路状態は、全体に凍りついた雪道です
赤岳山荘の駐車場には、私と同じFFの車も駐車していました。
準備をして、北沢を進みます
すぐに、雪道になりますので、木橋などは、注意して登っていきます
横岳が、見えてきました 天気は、良さそうです。
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ec/bf7b0d6fe23509cfed747e2bdf6dd6d1.jpg)
赤岳山荘の駐車場には、私と同じFFの車も駐車していました。
準備をして、北沢を進みます
すぐに、雪道になりますので、木橋などは、注意して登っていきます
横岳が、見えてきました 天気は、良さそうです。
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ec/bf7b0d6fe23509cfed747e2bdf6dd6d1.jpg)
12月は、温かい日がつづき、講習の前までは、なかなか雪がふらないので
やきもきしていましたが、すっかり雪山になりましたね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/wink.gif)
冬山の訓練というと、まずピッケルを使って滑落した時
の止め方をやったりするのですが
今回の初日の練習は
99パーセント、アイゼンの使い方の練習でした
八ヶ岳のような、狭い斜面で、岩場が多い所では
滑落したら、すぐ岩に衝突するか、転げ落ちて、まず
ピッケルだけでは、止めることが不可能に近いということです
いかにして、滑落しないようにするか、アイゼンを使い
いろんな条件の違う斜面での歩行練習と訓練を、日が暮れるまで
何度も何度も繰り返し練習しました。
この日は、赤岳鉱泉に泊まりです
山小屋に泊まるのは、30年ぶりです
食事は美味しいし、外は非常に寒いのですが、 部屋の中は暖かくて快適です
ただ、スリッパがありませんので、床が冷たく
靴下をもう一枚履きました
今日は私たちを入れて、7名の宿泊者ですので貸切のようなものですが
クリスマスの3連休は、寒波が来るのにもかかわらず
大入りのようです
![Photo_3 Photo_3](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/dc/bacdffe99f13e70fedbfc2a0f6aa64c2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/xmas.gif)
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二日目の今日は、昨日、練習したアイゼン歩行を、山で実戦します
コースは、行者小屋まで行き、文三郎尾根~赤岳~地蔵尾根です
行者小屋までは、中山乗越を越えて、森の中を進みます
![Photo_6 Photo_6](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/d5/1c31537acc303908809a4366ea493c53.jpg)
途中で、沢状の所を横切ります
![Photo_9 Photo_9](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/17/158df9d54bc5576eead193ce02f02597.jpg)
ここで、以前に雪崩が発生して、登山者が埋まり
死亡事故が起きたそうです
10秒くらいで横切ることができますが
教えてもらわないと、まったく気にしない所です
転倒して滑落する一番の原因は、アイゼンによる
自分の足への、引っ掛けだそうです
私の右足 昔、捻挫したときの影響で、少しクセのある歩き方
をします それを、後ろから、ガイドの方に指摘され
徹底的に直す訓練をしながら、一歩一歩 高度を上げていきます
尾根の上に出ると、風が急に強くなり
目で帽を付け、風が吹き抜ける所は、背中を向けるようにして進みます
ヤッケのフードは、あまり閉めないように、そして、目で帽は
鼻、口などは隠さないように、とのこと
そうしないと、すぐにサングラスが曇り、視界がなくなります
核心部の岩場を通過
![Photo_14 Photo_14](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/7e/b7096dae066cb152c60261c9423a1e7d.jpg)
顔のホッペタの感覚が、なくなってきました
もし一人で、講習を受けずに来てしまっていたら
このあたり、どう対応していただろう? (--;
山頂には バリエーションルートからの、もう1パーティが
風を避けて、休憩中
視界はこんな状態です 風も吹き抜け
体感気温は、かなり低いです
昨年は快晴の時ばかり、登っていましたので
私には、ほんとうに、いい経験になります
![Photo_16 Photo_16](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/5a/bb9be127a26167127fdd3bb79c973835.jpg)
山頂は、寒すぎて、写真を撮ったらすぐに下山します
展望荘の所で、風を避けて休憩した後
地蔵尾根を下ります
ここは、最初が、痩せ尾根ですので慎重にくだります。
今日は、アンザイレンしていますので、安心ですが
一人で、視界が悪い時は、緊張するでしょうね
まだクサリが雪で埋まっていないので、ルートはよくわかります
教わったとうり、一歩一歩 アイゼンの刃を利かせて
慎重に降りて行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/xmas.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/xmas.gif)
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今回の講習、アイゼン、ピッケルの使い方だけでなく
いろいろな、冬山での注意点や気をつけることなど
教わることができました。
私のように、いつも一人で、あれこれ考えながら、登っている者
にとって、ほんとうに貴重な経験になりました。
年が明けたら、一人で、登ってみようかな・・・・
12月20~21日
冬山に向けて、体力を付けようと毎週どこかの山に出かける予定でした
しかし、仕事や用事で、なかなか出かけることができません
なんだかんだで結局、20日以上も出かけることができませんでした。
今日も疲れて、夜中に起きてまで出かける気力が今ひとつ・・・
それならと、年賀用の冨士山の写真でも撮ってこようと
西丹沢を歩くことに決めました。
冬靴を履きならすため、雪の残る北側の道志側から歩くこと
にします
神ノ川林道・・・ところどころ凍結しています
しかも、トラックも通行していますので要注意
圧雪や完全に凍結した雪道よりも、薄っすらと凍結している
舗装道路が、一番怖いです
ゲート手前の路肩に駐車
この辺りは、全面凍結路 少し傾斜があるので、車止めに石を敷きます
![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/47/75b838654892bccd417a4d322ec77333.jpg)
ここの路肩、登山の為の長時間駐車禁止の看板がありました
一段上に有料駐車場(300円)がありますが、寒い冬の平日
誰か、徴収にくるのかな~
工事の為、ゲートを開けにきた役所の方に
聞いたら、路肩に止めておいても、大丈夫ですよ! との事
安心して出発 AM8.00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/fuji.gif)
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