コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

奥秩父 ~ 白泰山、赤沢山 

2024-05-16 11:11:33 | 日記
やっと良い天気になりそうなので、深夜に起きてAM2時に家をでました。
埼玉県秩父市大滝の栃本集落を目指します。

首都高速~中央高速~雁坂トンネル経由の方が時間的に30分ほど早いのですが
1500円ほど料金が高いので、練馬から関越~皆野寄居自動車道経由で行きます。
深夜ほぼ休憩ナシで走ること約3時間、昨夜からの雨も上がって、朝もやの栃本関所跡
に到着したのはAM5時、雲取山の登山口三峰神社と同じくらいのドライブでした。





栃本関所は武州と甲州・信州を結ぶ秩父往還の要所だった所で国の史跡にも指定されています。
余地に車を置いて集落を見下ろしてみると、高い山々に囲まれ渓は深く
何とも奥深い山村風景です。関所があった当時とそれほど変わっていないのでは・・・
北信の鬼無里村、南信の遠山郷などよりも更に奥深いような感じもします。

今日歩く白泰山~十文字峠の道も昔から歩かれている信州へと続く古道です。
先週の連休に歩かれた方のレポを見ても出会う登山者は2~3組とあったので
今日のような平日は、きっと誰にも会わない静かな山歩きができそうです。

白泰山の登山口は、ここから林道を上ると栃本広場という整備された
広い駐車場があります(トイレもあります)。ここからスタートしてもよいですが
更に林道を進むとゲートがあり、手前に5~6台くらい止められるスペースがあって
ここに登山口の案内板がありました。







まだ早朝5時過ぎ、久しぶりに早起きして運転にも少々疲れたので
少し休んで5時40分に出発しました。
気温6度、清々しい朝というよりもちょっと寒くて、早いペースで歩いて
体を温めます。
駐車スペースの標高がすでに1100メートルあるので、その気になれば
十文字峠ピストンもできるかも・・・・と思いましたが、しばらく歩いていないので
12時をめどに引き返してくる予定です。

もうひとつ、昨年三峰神社からホテイランを探しながら雲取山を歩いた時
途中であった方が以前は白泰山~十文字峠にも咲いていたという話をして
いたので、道々探しながら途中で出会うことがあればいいなと思っています。

最初は植林帯を登りますが、すぐに新緑が目に優しい自然林の森に入っていきます。
ツツドリの囀りが森の奥から聞こえてきて、曇っていて陽射しがないので
濃厚な感じがする新緑の尾根道を進みます。






途中の伐採地にでると視界が開けました。






左手の大きな山容は和名倉山で、右奥は笠取山周辺かな・・・・

更に右手に見える奥秩父の山々は雁峠方面だと思います。
とても山深い山域を歩いている感じが伝わってきました。







時々斜面のトラバースも繰り返していきますが、急登もなく岩やガラ場もないので
歩きやすくて足に優しい土を踏んで歩いている感じの道が続いています。

ただ食害は深刻で、丹沢、奥多摩と同じように林床には植物が少なく
森の中はスカスカになっていてスズタケの枯れた残骸がずっと続いていました。









2012年にあにねこさんが歩いたレポの写真を見ると
道々にはスズタケが茂っているのが見えます。
枯れた所もあったようですが、どうやらここ12年くらいの間で消滅してしまったようです。
スズタケは花を咲かせると一斉に枯れるのですが、その後はまた再生してきます。
ただ鹿の食圧を受続けて枯れてしまうと再生することは難しいようです。

針葉樹が混じる北側斜面などは苔が多くなり、ミヤマカタバミ、ヒメイチゲ
の花が咲いていました。















白泰山近くになるとアズマシャクナゲの花が見られました。
花のない森に鮮やかな赤い色が目立ちます。









白泰山は山頂を通らないで北側を巻いて行きます。





周辺の斜面は、いたるところコゴミ畑になっていて、連休中がちょうど収穫にはベストだったと
思いますが、摘んだ形跡がありませんです。
入山者も少ない山域ですし、地元の方が収穫に来るには遠過ぎる?
これだけ多く群生しているのは、鹿が食べない証拠です。
ワラビもそうですが、羊歯類は鹿が好まないのは確かです。

昔ながらの白泰山避難小屋が見えてきました。
周りの景色に溶け込んでいる昔ながらの小屋です。






中も綺麗に整理されていて、薪ストーブもありました。
以前は丹沢の避難小屋もこんな感じでした。最近は順次新しく建て替えられて
とても快適で綺麗になりましたが、薪ストーブはなくなり、休憩所という
呼び名になって寝泊りには不向きな作りの内装になっています。




ここには水場がないので泊まる時には水を担ぎ上げなければなりませんね。
小屋のそばに岩のぞきという見晴台があります。






甲武信ヶ岳方面だと思います。
岩に張り付いたモメツガの樹がいい演出をしています。
朝方は曇っていましたが、西の方から青空が広がってきました。
蕾が多かったミヤマカタバミも咲いてきました。






休憩しているとスズの音が聞こえてきて一人の登山者がやってきました。
今日は誰も合わないと思っていたので以外でした。
とても健脚な方で十文字峠ピストンの予定で、無理そうだったら帰りは避難小屋に
止まる予定だとか・・・・・少し休憩したあと早い足取りで先に行かれました。
後を追うように私も出発しましたが、すぐに見えなくなってしまいました。

天気はすっかり快晴になり、北側が開けた場所からは遠くに白い山々が見えます。






苔むした斜面があると何度も上り下りして
ホテイランがまだいるのではないかと探しますが、イワセントウソウやミヤマカタバミ
は見るけど、何となく森が明るくてやや乾燥気味です。
メインとなる探索場所は、三里観音~川又分岐の原生林の森ですのでまだまだ先です。
時間はまだ11時前なので余裕がありますが、肝心の足が疲れてきた・・・(-_-;)
1月以上本格的に歩いてないのツケがまわり、足がだんだん前へ進まなくなりました。
結局赤沢山周辺で引き返すことにしました。











PM3時にもどってきました。

ヒンヤリした風が心地よく、ずっと新緑の森の木陰を歩くので汗をかくこともなくて
快適でした。もう少し頑張って歩けばよかったと少し後悔しています。
十文字峠までは結構距離があるので、ゆっくり花を探しながら歩くのなら
静かな十文字小屋に泊まるのが一番良い選択かもしれません。


5月14日









コメント
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