コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

カシノキラン ~ 真夏の記憶として

2024-08-01 12:18:58 | 日記
・・・・・前回の続きです。



真夏の房総丘陵は、歩く人はいないので静寂そのものです。
ただただ暑いのみで・・・・
今日はヒメハルゼミの鳴き声も聞こえてきませんでした。

カシノキランが着生していると思う樹々を見上げても
どこにいるのか、最初のうちは何も見えませんです。
陽射しが高くなると葉の影に隠れてしまい探すのにも苦労します。
明方に来れば良かったのですが・・・・








クモランは花が終わり、果実を多く付けていました。






目がなれてくると、一株二株見えてきて、しばらく眺めながら探していくと
ようやく焦点が合ってきて、開花しているカシノキランが見えてきました。
したたる汗が目に入り足場も悪く、手持ち撮影なので
ブレブレな画像ばかりになってしました。 (-_-;)















ここには、花に赤い模様がないタイプの花も混じっています。










目が慣れないうちは、以前より少なくなってしまったかな~と心配しましたが
なれてきたら、いつもどうりの群落が見えてきました。










フウラン、クモラン・・・と開花時期が微妙にズレていますが
最後に咲くカシノキランは、夏本番の今が見ごろです。

7月30日




コメント (4)
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猛暑の房総丘陵

2024-08-01 08:44:00 | 日記
エアコンの効いた部屋で、オリンピックを見ながらゴロゴロしていようかとも思いましたが
季節を体で感じることなく過ぎてしまうのも寂しいので、一度は大汗かきながら
猛暑の夏を歩こうと思い、植物観察を兼ねて房総丘陵を歩いてきました。

沢沿いを歩いても涼しさは感じなく、むしろ湿度が高くなって息苦しさも感じます。









ケイワタバコの花は終わり、草花といえばクサアジサイの薄ピンクの花が
薄暗い沢沿いに咲いていました。


 






暗い林床をよく見ると、ヒナノシャクジョウが点々といます。









まだ蕾のようですが、なかなか開花した株に出会うことが難しいです。
きっと周辺にはホンゴウソウも咲き始めていると思い、目線を下げて探してみます。














まだ出始めた所で、これからいっぱい見ることができそうです。
真夏の房総丘陵を歩くと、薄暗い森の中でもヒナノシャクジョウは白い星のように
目立つので、その周辺をよく見ていくとホンゴウソウも見つかることが多く
思っていたより自生地は多くある感じです・・・・盗掘されないしね。

連日の猛暑で雨も少ないため、森の中は乾燥していて落ち葉はカサカサ状態
・・・・・まったくヤマビルを見ることがありませんでした。
これなら安心してカシノキランも見にいけそうです。


・・・・つづく。

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