コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

久しぶりの房総探索

2023-09-15 16:46:17 | 日記
今年の夏はカシノキランやナツエビネなど見に行かなかったけど
初秋に咲くシュスランは何となく気になったので、まだまだ暑くて苦労しそうでしたが
見に行ってみることにしました。

藪の表面はセンニンソウに覆われていていますが、かき分けて一歩中へと入っていくと薄暗い
照葉の森になります。
薄暗い中、キノコが蛍光塗料を塗っているかのように目立ちます。












昨年は北東からの涼しい風が入って快適でしたが
今回は蒸し風呂状態で、すでに滝汗・・・・

いたる所が蜘蛛の巣だらけなのですが、ヤブ蚊はイッパイ・・・・

先週の大雨の影響で斜面がぬかるんでチェーンスパイクが効かず・・・・・

それでも来た以上は何とか見られる写真を1枚くらいは撮影
したいと思い先へと進みます。

今年の夏は雨が少なく猛暑が続いた影響なのか、オオシマシュスランの花芽が
途中で折れていたりしているのを見かけました。
ナツエビネではしばしば見ますが、シュスランの種類では初めてです。

私のように一日中エアコンのスイッチを切ることなく過ごしているのと違い
森の中は気温が例年と1度違うだけでも植物には厳しい環境になるのだと思います。











尾根の北側を進み、フウトウカズラに覆われた森へ来ると
ようやく綺麗に咲いたオオシマシュスランが出てきました。








フウトウカズラの中に葉が隠れていて、花芽がすき間から上に伸びてきて
何本も咲いている景色が見られるのですが、やはり今年は花が少ないです。
ただフウトウカズラに覆われてしまうと陽射しが入らないので、群落が徐々に
後退していってしまう感じがします。
以前は多く自生していたシュスランもフウトウカズラに覆われてから衰退していきました。

フウトウカズラに覆われていない所では元気なオオシマシュスランが見られました。























今年は咲いた株が少ないハチジョウシュスラン。








沢へ降りると景色が変わっていて、ずいぶんと荒れていましたが
何とか生き残っていた株もみられました。








丁度良いタイミングで花が見られましたが
今日は想像以上に辛い探索になりました。
息を吸うのも不快な感じで休める場所がありませんでした。
花が終わりかけでも良いので、少しは涼しくなる9月末にすれば良かったかも・・・・

これも寒い厳冬期になれば懐かしく思い出すのかもしれませんが・・・・

長かった暑さの終わりもようやく見えてきたので、次からはもう少し気楽に
出かけられそうです。


9月13日















コメント
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