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コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

双子山 ~ 富士山

2025-09-03 10:19:55 | 日記
紅葉の季節になったら、丹沢主脈、石尾根などを歩きたいので
9月になったら鈍った体を少しづつ鍛えていこうと思っていました。

ただ今日も猛暑予報でしたので、とりあえず涼しい富士山の宝永山あたりまで
歩いてみようと思い、早朝に須山御胎内の登山口をスタート(5~6台駐車可)









苔蒸すベンチ・・・






・・・幕岩によって小休止

ミヤマモジズリは、そろそろ終わりです。





カラマツの若い樹々の森になってくると、青空が見えてきて周辺は明るくなり
林床にはフカフカのミヤマハナゴケが多くなります。









宝永火口の壁が見えてきました。
近いようで・・・まだ遠いかな・・・










ここからは陽射しが強くザクザクの道なので、宝永山はパスして迷いもなく双子山へ転進します。
標高1650m位ですが、南麓のこのあたりはすでに森林限界越えの風景です。
北麓では、この標高ですと苔むした深い森で、シュスラン属の花なども多いのですが
南麓はフジアザミ、オンタデなどの植物が中心の開けた火山大地になります。







空を見上げると真夏のような青空ですが、どことなく秋の気配も・・・






四辻に来ました。

宝永山の右に富士山頂も見えます。






ここから眺める双子山は、たおやかな山ですが
まあまあの距離もあるのでユックリ登ります。






メイゲツソウ・・・






あそこが山頂かな・・・









振り返ると、けっこう登ってきたんだなぁ~と






・・・・標高1929m、双子山(上塚)到着。









写真ではわかりませんが、帽子が飛ばされそうなくらい風が強いです。
そのおかげで、すぐ汗が乾いて気持ちいいです。
空調服をきているような感じかな・・・・

山頂を眺めながらお昼にします。






このコース、晩秋~初冬も良さそうです。

眺めは言う事ありません。
来月は見える富士山頂へナイトクライムで行きたいです。

9月2日







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晩夏のユーシン渓谷

2025-08-20 11:36:34 | 日記
残暑厳しい中、家の中でゴロゴロするのは止めて、
しっかり汗をかいて過行く夏を歩こうと思い
玄倉からユーシン渓谷を歩いてきました。早春に3度歩いて以来です。
薄暗い時間から歩く予定でしたが、出遅れて6時スタート。
渇水で丹沢湖は干上がっていました。










涼しく感じたのは朝のうちだけ・・・・









午後は暑くなりそうです。

尊仏ノ土平あたりか雨山峠まで行こうと思っていましたが、30分で無理そうな気がしてきた・・・






真っ暗な隧道の中はヒンヤリしていて外へ出たくない・・・・(-_-;)

林道沿いはタマアジサイが見頃です。









ネムの花は終わり、ボタンズルの花が法面を覆ってきました。










湧き水の出る法面にはシラヒゲソウの群落があり
蕾が出ていてます。もう咲いている株もありました。









残暑厳しく、いつになったら秋らしくなるのかなと思っていましたが
植物観察をしながら歩いていると、季節の花はもう秋へと移りつつあります。


岩を見上げると、ピンクのビランジの花が咲いていました。









新青崩トンネルあたりから山深さが増してくる感じがしてきます。
ここまでが玄倉川渓谷で、その先の玄倉ダムあたりからユーシン渓谷という
ことにします・・・・・私の勝手な考えですが・・・

今日は玄倉ダムに着生するハナゼキショウの花を見るのが楽しみです。

見下ろして見ると・・・・












涼し気に咲いていて良い花景色です。
上越でも見ましたが、これだけの群落はそんなにないと思います。

場所を変えて・・・・












ここの場所の方が優しい感じに撮影できました。

探索していくと目線の位置にも多く見かけました。










ロッジには寄らないで探索していたら、久しぶりに美しく咲くトンボソウがいました。





このガラも多く見かけたので、来年は初夏も来てみようと思います。






この株は大好きなイワシャジン。
根生葉は丸い葉ですので、2種類の株がいるのかと間違えそう・・・
秋風に揺れる花の季節が待ち遠しいです。






今日は湿度も高く、そろそろ引き返すことを考えながら
涼し気な場所で休憩。






尊仏ノ土平は無理で雨山峠へ寄るのもパスにして
適当に探索して帰ることにしました。
帰り道では湧き水や枝沢で頭から水を被り、何とかクーリングできて助かりました。
水が豊富な所がユーシンの良いところです。

今回、寄り道の途中でムギランの群落に出会いました。
丹沢では初めてです。









目線の位置に着生していたので、花の撮影も気楽にできそうです。

奥深いユーシン渓谷周辺は、知らない所もまだまだ多いので
いつかマメズタランなども見つかるかもしれません。


8月19日










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 猛暑で選択肢はなく富士山麓へ

2025-08-07 10:57:24 | 日記
半日くらいは歩こうと思いましたが、今日は日中40度超えの予報が
出ている所もありました。丹沢あたりの標高ではもう修行のような山歩きに
なりそうな気がしたので、また富士山麓しかないかと思いました。

マイカー規制中ですので、涼しい五合目までは行けませんが、西臼塚あたりでも
早朝の気温は18度くらいで陽射しを遮る森の中は朝のうちは快適でした。






マツノハマンネングサは終わり、イワギボウシが咲き始めています。














前回歩いてみた時、花芽が少なかったツリシュスラン。
少ないながらも咲き始めていて数株見てきました。









ここの株はもう咲き始めています。














この樹は上から下まで、ダイモンジソウがビッシリと着生しています。







白い花が咲くと遠くから見た時に白く煙っているように見えます。
またその時期に来るかどうかわかりませんが、そのころは気温も落ち着いてくるでしょう。

苔むした樹の上には、コウモリソウ、ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、クモキリソウ、
ジガバチソウなどが食害から逃れて住んでいますが、以前は足元に普通に自生していたのでしょうね。

初めて富士山麓を歩いた80年代後半~90年頃、水が塚周辺は草花に覆われていて
須走五合目周辺では、イワカガミ、ツバメオモト、ミヤマエンレイソウ・・・
スバルライン五合目では、ベニバナイチヤクソウとマイズルソウの大群落があって
カモメランも散見しました。
今のように登山者は多くなく、六根清浄を唱える声もまだ聞こえていました。

・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・


お昼には車にもどり帰りましたが、東名高速の厚木あたりを走っているとエアコンの
効きが悪くなってきて、車外温度が42度を表示していました。
陽射しが当たり続けるので体半分が暑く、何か冷たい飲み物でも買って
飲みながら帰ればよかったのですが自宅に着くころには、軽い熱中症のような感じに・・・
山では比較的快適でしたが、車の運転でも気をつけないといけない厳しい夏ということです。
日没までウロウロ歩き、夜に帰ればいいのでしょうが、今の体力では半日が限度ですので
それも厳しいです。

8月5日















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カシノキラン ~ 房総の山

2025-07-30 10:54:29 | 日記
天気は良かったのですが、猛暑と疲れを言い訳に
二週続けてゴロゴロしてしまったので、今日こそはと房総丘陵を歩いてきました。
カシノキランが咲き始めたと思い2か所ほど歩いてきましたが
探索したりはナシで、ピンポイントで自生地周辺に行っただけです。

早朝からスタートしましたが、歩き始めるとすぐに汗汗で
体全体が汗で濡れるとようやく落ち着いてきました。
沢沿いの窪地は風が抜けなくて、むしろ湿度が高く沢床が干上がって
悪臭も漂うので途中から中止に・・・・・







干からびかけたサツマイナモリ、ナツエビネ、クサアジサイ・・・
沢に流れはなく水たまりが途中途中に残るだけでした。
花芽があるのは、タマアジサイくらいでした。







毎回そうですが、自生地に着いたのに株が何処にもいない! ってこと
カシノキランではよくあり、ついに無くなってしまったのかな・・・と心配します。
冬は見上げているとすぐに確認できますが、花が咲いていても
夏は見つけるのには苦労します。

森の中は薄暗いということもありますが、見上げる樹々は葉が生い茂り、ツルも絡んで
隠れるように紛れ込んでしまうからです。

最初に確認できるのは、いつも同じ樹です。










下から葉のシルエットを見て、トンボの羽のような
雰囲気であればカシノキランです。







ゆっくり双眼鏡で見ていくと、花はちょうど見ごろのようです。















ウロウロと見上げながら探していくと
ようやくワサワサと咲いている景色が見えてきます。
最初に見上げたときには、このあたりの群落は見えません。












目が慣れてくるとムギランも見えてきます。






目線の位置にもいました。





やっと重い腰を上げて真夏の里山を歩いてきました。
気持よく汗をかいたという感じではありませんが、夏を体全体で感じた
満足感はあります。

ただ房総はもういいかな~という感じです。

日影の森なら半日くらい歩けそうな気がしましたので
次は丹沢の沢沿いか富士山麓でも歩こうかと思います。

7月29日













コメント (2)
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猛暑の日は富士山麓 ~ その2

2025-07-10 20:54:00 | 日記
前回の続きです。




巨樹を眺めていたら足元にキバナノショウキランを見つけました。






落葉と同じ色をしているので、上ばかり見ていると
見落としてしまいます。以前見たような群落には最近出会わなくなりました。





ヒナチドリは蕾で開花は1週間後くらいでしょうか・・・・










少しだけ咲き始めている株

これから色がついてきます。






ツリシュスランの場所も見ているのですが
どうも花芽が見当たりません。






昨年の花ガラは付いていますが、今年咲く花芽はありません。












株は元気そうですが、花を咲かせるエネルギーを
蓄積できなかったようです。
一か所だけ反対側に回りこんでみたら、一株だけ花芽を確認できました。






ここは7~8本咲いていたこともあり
毎年必ず咲いていますが、今年は一株だけで裏年のようです。
気が向いたら見に来ても良いかと思いますが、混み合う時期ですので
だぶんパスしそうです。

7月8日









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