コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

ベニシュスラン ~ 丹沢

2024-07-10 08:41:59 | 日記
久しぶりに、咲き始めたベニシュスランを見に行こうと思い丹沢へ。
3月、ウスギオウレンを探していた時に、ベニシュスランの葉を多く見たので
今日はいつもとは違う所へ行ってみます。





早朝の気温は22~3度と涼しくて快適でした。
ベニシュスランといえば房総か丹沢ですが、どちらもヤマビルが多いので
この時期は常に足元には注意が必要です。

丹沢でも、よく行く塩水橋周辺は、歩くたびに法面や沢の苔むした岩を
見ながら歩いてきましたが、今まで1株も見たことがありません。
丹沢でもいない場所をいくら探してもいませんです。
西高東低という感じで西丹沢の方が多く自生している感じです。







ヤマユリ、ネムノキの花が咲いて夏本番がスタートしました。









砂地を歩くと一面に蟻地獄があって
子供の頃は靴で壊しながら歩いたりしていましたが
さすがにこの年になると、一寸の虫にも五分の塊という思いで
避けながら歩いていきます。






ベニシュスラン、法面には点々と咲き始めていました。
杉林に入ってもポツポツ咲いています。















あまり写真映えしないので、やっぱり青い苔の絨毯の中で咲く花を探しながら・・・・












うん、この雰囲気です!

目がなれてくると、アチコチに咲き始めている株が見えてきました。
とてもいい花景色なので、訪ねてみて良かったです。





















足元を警戒しながらピントを合わせ、30秒以上は留まらないように・・・・・
何とか今回はやられないですみました。
それでも安全な場所で、すぐに靴を脱いだら2匹いた。 (>_<)
ヤマビルはスパッツと靴の隙間から侵入した場合、靴下にもぐりこんで
吸血することが多いので、必ず靴を脱いで確認する必要があります。

日が高くなると暑くなるので、この後はまた涼しい富士山麓を歩こうと思います。

・・・つづく。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五合目から西臼塚周辺まで

2024-07-04 08:43:35 | 日記
・・・前回の続きになります。

五合目駐車場の一段下の駐車場周辺の斜面には、タカネグンナイフウロ
コオニユリ、エゾスズラン・・・・などが見られますが、鹿がこの標高まで
登ってくるようになってから、見られる花が少なくなりました。

この後は標高を下げながら、周辺を散策しようと思います。
七曲り駐車場(標高約2000m)、高鉢駐車場(1600m)、西臼塚(1200m)
などに車を置いて周辺に咲く花など見ながら少し探索してみようと思います。
400m違うと森の様子も変わり、見られる花も変わってきます。









キソチドリ、シテンクモキリなどは、草地で見かけますが
以前に見た場所にはいなくて、違う所に咲いていました。

薄暗い森の中では、ヒメムヨウランを多く見かけますが、今年は少なく・・・・







イチヨウランはもう終わり・・・






この葉はコハクランですが、花を付けた株は少なかったです。
















コフタバランは小さなランですが、すぐ目がとまります。

この森にはミスズランもいますが見つけられるかな・・・・







目線を落として探していると、何とか見つけることができました。










昨年も見ていますが、今年は花の開花が早くて、咲いている株は
少ない印象でした。
毎年咲く場所を歩いて確認しただけですが、この後は歩いたことがない所を探索してみます。









倒木は森のオブジェだ!






ツルアジサイが絡む。






セミの抜け殻を多くみます。









マツノハマンネングサ・・・・フガクスズムシソウになかなか出会えません。
良い雰囲気ですが、ここにはいないようです。少し移動しながら探していくと
高い位置で見かけるようになりました。望遠を持ってこなかったので
目線近くに居ないかと捜し歩きまわること2時間、ようやく出会えました。












ここは標高が高めなので、咲き始めたところです。
花は少し透けた感じでいいですね。

GPSをたよりにツリシュスランの様子を見にいってみます。









今年はまずまずの花芽が出ています。

7月の上旬でもうこの様子ですと、花の開花はかなり早そうです。

今年も猛暑が続くようなら、富士山麓を歩く機会が多くなりそうです。

7月2日








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥秩父 ~ 白泰山、赤沢山 

2024-05-16 11:11:33 | 日記
やっと良い天気になりそうなので、深夜に起きてAM2時に家をでました。
埼玉県秩父市大滝の栃本集落を目指します。

首都高速~中央高速~雁坂トンネル経由の方が時間的に30分ほど早いのですが
1500円ほど料金が高いので、練馬から関越~皆野寄居自動車道経由で行きます。
深夜ほぼ休憩ナシで走ること約3時間、昨夜からの雨も上がって、朝もやの栃本関所跡
に到着したのはAM5時、雲取山の登山口三峰神社と同じくらいのドライブでした。





栃本関所は武州と甲州・信州を結ぶ秩父往還の要所だった所で国の史跡にも指定されています。
余地に車を置いて集落を見下ろしてみると、高い山々に囲まれ渓は深く
何とも奥深い山村風景です。関所があった当時とそれほど変わっていないのでは・・・
北信の鬼無里村、南信の遠山郷などよりも更に奥深いような感じもします。

今日歩く白泰山~十文字峠の道も昔から歩かれている信州へと続く古道です。
先週の連休に歩かれた方のレポを見ても出会う登山者は2~3組とあったので
今日のような平日は、きっと誰にも会わない静かな山歩きができそうです。

白泰山の登山口は、ここから林道を上ると栃本広場という整備された
広い駐車場があります(トイレもあります)。ここからスタートしてもよいですが
更に林道を進むとゲートがあり、手前に5~6台くらい止められるスペースがあって
ここに登山口の案内板がありました。







まだ早朝5時過ぎ、久しぶりに早起きして運転にも少々疲れたので
少し休んで5時40分に出発しました。
気温6度、清々しい朝というよりもちょっと寒くて、早いペースで歩いて
体を温めます。
駐車スペースの標高がすでに1100メートルあるので、その気になれば
十文字峠ピストンもできるかも・・・・と思いましたが、しばらく歩いていないので
12時をめどに引き返してくる予定です。

もうひとつ、昨年三峰神社からホテイランを探しながら雲取山を歩いた時
途中であった方が以前は白泰山~十文字峠にも咲いていたという話をして
いたので、道々探しながら途中で出会うことがあればいいなと思っています。

最初は植林帯を登りますが、すぐに新緑が目に優しい自然林の森に入っていきます。
ツツドリの囀りが森の奥から聞こえてきて、曇っていて陽射しがないので
濃厚な感じがする新緑の尾根道を進みます。






途中の伐採地にでると視界が開けました。






左手の大きな山容は和名倉山で、右奥は笠取山周辺かな・・・・

更に右手に見える奥秩父の山々は雁峠方面だと思います。
とても山深い山域を歩いている感じが伝わってきました。







時々斜面のトラバースも繰り返していきますが、急登もなく岩やガラ場もないので
歩きやすくて足に優しい土を踏んで歩いている感じの道が続いています。

ただ食害は深刻で、丹沢、奥多摩と同じように林床には植物が少なく
森の中はスカスカになっていてスズタケの枯れた残骸がずっと続いていました。









2012年にあにねこさんが歩いたレポの写真を見ると
道々にはスズタケが茂っているのが見えます。
枯れた所もあったようですが、どうやらここ12年くらいの間で消滅してしまったようです。
スズタケは花を咲かせると一斉に枯れるのですが、その後はまた再生してきます。
ただ鹿の食圧を受続けて枯れてしまうと再生することは難しいようです。

針葉樹が混じる北側斜面などは苔が多くなり、ミヤマカタバミ、ヒメイチゲ
の花が咲いていました。















白泰山近くになるとアズマシャクナゲの花が見られました。
花のない森に鮮やかな赤い色が目立ちます。









白泰山は山頂を通らないで北側を巻いて行きます。





周辺の斜面は、いたるところコゴミ畑になっていて、連休中がちょうど収穫にはベストだったと
思いますが、摘んだ形跡がありませんです。
入山者も少ない山域ですし、地元の方が収穫に来るには遠過ぎる?
これだけ多く群生しているのは、鹿が食べない証拠です。
ワラビもそうですが、羊歯類は鹿が好まないのは確かです。

昔ながらの白泰山避難小屋が見えてきました。
周りの景色に溶け込んでいる昔ながらの小屋です。






中も綺麗に整理されていて、薪ストーブもありました。
以前は丹沢の避難小屋もこんな感じでした。最近は順次新しく建て替えられて
とても快適で綺麗になりましたが、薪ストーブはなくなり、休憩所という
呼び名になって寝泊りには不向きな作りの内装になっています。




ここには水場がないので泊まる時には水を担ぎ上げなければなりませんね。
小屋のそばに岩のぞきという見晴台があります。






甲武信ヶ岳方面だと思います。
岩に張り付いたモメツガの樹がいい演出をしています。
朝方は曇っていましたが、西の方から青空が広がってきました。
蕾が多かったミヤマカタバミも咲いてきました。






休憩しているとスズの音が聞こえてきて一人の登山者がやってきました。
今日は誰も合わないと思っていたので以外でした。
とても健脚な方で十文字峠ピストンの予定で、無理そうだったら帰りは避難小屋に
止まる予定だとか・・・・・少し休憩したあと早い足取りで先に行かれました。
後を追うように私も出発しましたが、すぐに見えなくなってしまいました。

天気はすっかり快晴になり、北側が開けた場所からは遠くに白い山々が見えます。






苔むした斜面があると何度も上り下りして
ホテイランがまだいるのではないかと探しますが、イワセントウソウやミヤマカタバミ
は見るけど、何となく森が明るくてやや乾燥気味です。
メインとなる探索場所は、三里観音~川又分岐の原生林の森ですのでまだまだ先です。
時間はまだ11時前なので余裕がありますが、肝心の足が疲れてきた・・・(-_-;)
1月以上本格的に歩いてないのツケがまわり、足がだんだん前へ進まなくなりました。
結局赤沢山周辺で引き返すことにしました。











PM3時にもどってきました。

ヒンヤリした風が心地よく、ずっと新緑の森の木陰を歩くので汗をかくこともなくて
快適でした。もう少し頑張って歩けばよかったと少し後悔しています。
十文字峠までは結構距離があるので、ゆっくり花を探しながら歩くのなら
静かな十文字小屋に泊まるのが一番良い選択かもしれません。


5月14日









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センダンの花

2024-05-13 08:38:47 | 日記
センダンの花が咲きはじめたと思い、早起きして林試の森公園へ。
日中は陽射しが強くて暑くなりましたが、夜明け前は空気がヒンヤリしていて
山の朝のように気持ちよく散策できます。

散歩道沿いの庭にはニオイバンマツリが咲き、路肩の溝にはツタバウンランが
咲いています。










センダンの樹は関東地方に自生していませんが
公園や河川敷では見かけることが多く、春の花が一段落した今頃に
薄紫色の花が咲いてきます。



 






高い位置に咲き、色合いが薄いので、ジャガランダやライラックのように
咲いていれば誰でもわかる花ではないようですが、若葉の緑と混じりあって咲く
花景色はさわやかで、控えめながらチョッピリ品があるような感じもして気に入っています。

咲いている樹の下にいると、優しい香りが漂ってきます。

街路樹に植えられている所があれば、いいだろうな~と思いますが
西の方に行かなければ見られないでしょうね。












これはアカメガシワかな・・・






ホワイト アッシュ(アメリカトリネコ)
果実が垂れ下がっています。






この後タイサンボクの花が咲くころになると
湿気も出てきて、さわやかな早朝散歩もおしまいです。

山を歩いても気持ちがいい季節ですが
私の休みには天気が良くなくて、なかなか出かけられません。
公園散策ばかりだと飽きてきたので、次は山深い原生林の森を歩きたいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連休は近場散歩

2024-05-01 12:43:47 | 日記
連休中は遠出する予定はないので、空いた時間に近場を散歩。
ハンカチの木が咲いている頃なので、まずは林試の森公園へ。







今年はいっぱい咲いている!










ユリノキ(チューリップツリー)の花も咲いていました。












ユリノキは高い位置に花が咲くので、なかなか見られませんが
林試の森公園には、よい感じに枝が張り出していて、そんなに見上げなくても見られます。

果実のガラと蕾。






今日は目黒不動尊の縁日ですので行ってみます。

参道の町中華。













久しぶりに賑わっています。
出店も時代とともに変わり、以前多かった、古着 植木 佃煮などの
出店は見かけなくなりました。

ヒトツバタゴの花を楽しみにしていましたが、大きく枝を切られてしまい
ほとんど花が見られませんでした。
ヒトツバタゴは世田谷区のに大木が小泉公園あり、見事な花が咲きます。

連休後半は天気も良さそうですので、普段歩かない公園や都心の穴場でも探して
歩こうと思います。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする