コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

亜高山帯の森へ

2018-05-30 15:17:38 | 登山


今日は久しぶりに標高の高い亜高山帯の森へ・・・・

コメツガ、シラビソ、などの針葉樹に覆われ苔むした森を一日歩いてきました。
時々出会うヤツガタケトウヒを見上げると、深山の雰囲気がタップリです。












しっとりした苔の上には、ミヤマスミレ、イワセントウソウ、コミヤマカタバミなどが見られます。
中でもコミヤマカタバミは苔を覆うほど咲いている所もあり
今が丁度見頃でした。












ツバメオモトも点々と・・・・













今日ここへ来たのは、もちろんホテイランが目的なのですが、
今年は当たり年?なのか、目を凝らして探す必要はありませんでした。
少し立ち止まって、シットリした斜面を見上げると、小さなピンク色が
アチコチ点々と見えてきました。




























斜面を登らなくても、目線の位置にも点々と・・・・













シダに隠れていても、分っちゃいます。













今のようなネットで情報があふれている時代ではなく、これといった手がかりも無かった頃
自分の感で薄暗い森を捜し歩いて、ようやく出会った時の感動は忘れられない。

余分に持っていたフィルムを全て使い切っても足りないくらいでした。
きっと、そのころは多くの皆さんも同じような驚きと感動だったのでは・・・・・

それ故に、毎年場所を変えて会いに来たくなってしまうのかもしれませんね。




      







ここの森ではカモメランのほうが少なく、やっと見つけた群落では
花はようやく咲きはじめの状態で、ほとんどがまだ蕾でした。














もっと見つからなかったのが、ヒメスミレサイシンで
やっと一株だけ見つけました。













沢の石に腰を下ろして昼食に・・・・

雨が降れば水没しそうな所に咲くタチツボスミレ、葉にも少しテリがあるような
感じもするので、ケイリュウタチツボスミレなのかな・・・・・











キバナノコマノツメはいくらでも咲いています。













見上げると、ミヤマザクラもすでに満開に・・・・・











先週は常に警戒しながら歩いていたからでしょうか・・・・
とても気が休まり、ノンビリと歩けました。

木陰はヒンヤリして気持ちがいいですし、ブユもまだいないので
小鳥の囀りを聞きながら昼寝ができるほど・・・・・・
来年もまた来たくなります。




5月29日










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梅雨の前に房総探索

2018-05-23 15:40:27 | 登山


今日は梅雨入り前に一度は行こうと思っていた房総探索へ・・・・・
しばらく雨もなく、カラッとした晴天ですので安心ですが
今まで、ヒルには散々やられてきたので、今年は・・・・・










牛乳石鹸コーティング!

スパッツも下半分位塗っています。

ヤマビルバスター、ヒル下がりの・・・・なんて値段が高いだけて
まったく役に立ちませんでしたので、今年は自分なりに少し考え抜いた結果がこれです。
コスパも良いし・・・・

これなら朝露に濡れた藪や落葉をかき分けて入っても、そう簡単に石鹸は落ちないと思います。
・・・・液状の物は濡れた葉などと何度も擦れると、すぐに効果がなくなってしまいます。
スパッツも登ってきた時に見つけやすいように黒にしました。
もちろん石鹸もザックの中にあるので、何度も塗ることができます。




      



前回は、やっとフウランを見つけることができたので
あと何とか房総で見つけたいと思っている、コアツモリソウ。
2ヶ所ほど目星を付けておいたので探索してみることにしました。

薄暗い沢沿いの杉林へと入って行きます。

ハナミョウガが多く、もうすぐ咲きそうです。

マルミノヤマゴボウは存在感があり、離れた場所からでも良くわかります。

















少し移動して、フウトウカズラに覆われた森へ










コアツモリソウは他の地域で探していますので、何となく自生していそうな
場所の雰囲気は分かっているつもりですが、歩き回った感じでは
相変わらず食害で下草が少なく、どうも見当違いの感じがしました。
約3時間位、上ったり下りたりして歩き回りましたが、今回ははずれですね。
この次は、もう少し早い時期に食害が少ない地域を中心に探そうと思います。


尾根に出て見上げると、マメズタランが咲き始めていましたが
満開まではもう少しという感じでした。

先週と同じ、乾燥してカラッとした天気なのですが
照葉の森に覆われた尾根は、風が抜けなくて暑くて消耗します。

このあとは、以前に見つけた目線にいるマメヅタラン場所へ行く予定でしたが、
途中から疲れもあって、そこまで行く気力がなくなってしまった・・・・・(--;


午後は、私の好きなヨウラクランが見頃ですので
歩きなれた森をノンビリ散策しようと思います。



林道沿いは、エゴノキの花は終わり 
ウツギ、ヤマボウシが見頃です。




















薄暗い森へと入るとヨウラクランは花が咲いていないと、なかなか見つけづらいです。
ここの森に咲くヨウラクランの花は初めて見ます。












薄暗く分かりづらいのですが、いっぱい着生しています。






































もう少し日射しの明るい森へ・・・・・












良く見ると。右端の株はアオバナです。












別の場所のアオバナヨウラクラン。











何か居そうだな・・・・










双眼鏡でジックリ見ていたら、カヤランがいました。


カシノキランは、良く見ないとわからないような所にいます。











      





今日も尾根を歩いていたら、マメヅタランが落ちていました。
ここの老木は樹皮が朽ち果てて来ていますので、来るたび毎回落ちています。
今回は下の方に着生しているムギランも落ちていたので、少しいただいてきました。

翌日に思い出して、良く見て見たら・・・・・・















一つだけ蕾のような物が付いていました。

そろそろ花の時期かと思いましたが、蕾はまだ固そうです。
思っているほど、山奥に自生する着生ランは早く咲かないのかもしれませんね。
家にあるマメヅタランの隣に置いてみて、様子を観察してみます。

肝心の新しいヒル対策の結果ですが、比較的乾燥していたところを歩いたので
ヒル自体を多く見ませんでした。一匹だけ靴に登ろうとしていましたが
やはりすぐには登れず、少し躊躇している感じです。

次は梅雨真っただ中の森で試してみます。



5月22日










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エビネの山、再訪

2018-05-16 18:20:53 | 登山



久しぶりに良い天気に恵まれたので、
エビネが咲き始めた山へ6年ぶりに再訪してみました。
標高が高いので、房総丘陵と比べると一ヶ月位遅く咲きはじめます。











新緑がまぶしい自然林の中を登って行きます。

終りかけのヤマツツジに ミズキ、マルバウツギ・・・・・

先週の高尾山では蕾が膨らんでいたイナモリソウ、ここの標高ですと
花芽はまだ固い感じでした。



















カエデの種類も多く、ブーメランのような種が地面いっぱい落ちています。

イヌブナの緑のカーテンが優しい森を奥へと・・・・・・


















オトシブミの数を数えながら登っていたら
だんだんと痩せ尾根になってきました。

















細い痩せ尾根の頂点に株立ちで成長した樹が多く
回り込みながら歩かなくてはならないので難儀します。

渓を見下ろす場所で一休み。








気温は高めの予報ですが、森の木陰は心地よい風が通り
汗をかいた体を冷やしてくれます。



この先は急傾斜ですので、少し手前からトラバース気味に回り込んで
再度取り付くのですが、ここで前回と同じルートミスをしてしまいました。

そして前回と同じく、ちょうど視界が開けた所で
間違っていることに気がつきました。

気をつけてチェックしていたのに、どうして同じミスをするかな・・・・・

帰ってからトラックデータをみてもわかりませんが、データには見えない
違った方向へと引き込まれていく複雑で間際らしいポイントなのです。


やがて杉の植林帯へと回り込んでいくと、枯れ葉に埋もれたエビネが
顔を出してきました。










歩いている斜面の脇にも見られるようになってきました。

この周辺の群落は何となく記憶があります。











一度登り返して、目的地に着きました。

6年前に来たときは、アチコチに群落があり、まさにエビネの山といった感じでした。
ところが、いざ到着してその場所を歩いても、なかなか視界に花が入ってきません。
探すといったことは必要がないくらい、花が咲いていたのですが、それらしい葉も見当たらず・・・・・

ウロウロ探していたら、ようやく一か所見つかりました。











その後も点々と見つかりますが、様子が以前とは少し違います。



















全体に若い小さな株が多く、花を付けていない群落も目立ちます。


















花茎を見ると先の方を食べられている株も多く見かけました。

これは、明らかに鹿による食圧を受けています。

このままいくと、やがて葉も食べられてしまうようになり、
群落も衰退して徐々に消えてしまいます。
実際に6年前と比べると、株も小さくなり、アチコチにあった群落は
ほとんど見られなくなってしまいました。

周辺を歩くと、まだ何ヶ所かは元気に咲いていますが
これも何時まで咲いてくれるのかわかりませんね。

ここへ来るまで、矮小化したキンランを点々と見ていたので
少し悪い予感もしましたが、結果はそのとうりになってしまいました。

エビネ以外には、鹿の嫌うマツカゼソウ。マルバダケブキが少し自生しているくらいですので
エビネ自体は、鹿が好む植物ではない感じがします。  いよいよ何もなくなってきたので
食べられてしまったという感じでしょうか・・・・・



それにしても、このところ再訪すると、がっかりする場所が増えてきました。
ほとんどが増えすぎた鹿の食害が原因です。
以前から一部の植物写真家の人たちが危惧していましたが
いよいよ本当に深刻な事態になりはじめたような気がしています。




5月15日



























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雨の高尾山

2018-05-08 19:18:43 | 登山


連休も終わったので、やっと出かけられると思ったのですが
あいにく山の天気は小雨模様・・・・ 遠出して一日歩くのは諦めて
近場の高尾山を半日位歩くことにしました。


いつもの日影沢の駐車スペースに早朝着きました。








今日は少し寒いくらいの気温ですので、歩くのには丁度良いです。
まだ雨が降っていますが、日影沢のカツラの森はヒンヤリとした空気に包まれ
新緑がとても美しいので、まずは早朝散歩・・・・


































なんというか、もうここだけで十分満足してしまいそう・・・・・

人工林ですが、長い年月が経って樹々は大きく成長し
原始の森のような雰囲気です。










小雨は止まない様子ですが、これくらいの雨なら森の中では雨具が必要ない感じです。
今日は体力を落とさないように歩くのも目的ですので
気ままに上がったり下りたりしながら久しぶりの高尾山を歩いてきます。


















前回の奥多摩と同じような景色ですね。

ただ今日は気楽な高尾山なので、多少雨に降られても大丈夫です。
滑らないように気を付けて、しっかり半日歩こうと思います。

何か花が咲いていないかと林床を見ながら登っていくと
高尾山では珍しく多くのギンリョウソウが出ていました。

春の花は終わり、そろそろ端境期になりますが、今年は花.の開花時期が早くて
今何が見頃なのか、なかなか読めない感じですのでアチコチ..歩いて
どんな感じなのか歩きながら観察してきます。














嬉しいことに、コミヤマスミレがまだ咲き残っていてくれました。



















イナモリソウはまだ蕾です。











樹の花は、マルバウツギ、コゴメウツギが咲いていて
ハクウンボク、ホウノキの花は終わりでした。











薄暗い林床を注意深く覗いているとサイハイランが多く見られます。
高尾山はサイハイランが多く、登山道脇にも多く見られます。
花芽が伸びて、もうすぐ咲きそうです。

場所によっては、もう咲いている株もありました。


















一時雨が止んで、都心方面まで見えている時もありました。












こんな天気ですがメインの登山道では結構多くの人に出会いました。
花の状況は、リアルタイムでこんな感じです。
セッコクはこんな天気で薄暗い上の方は良く見えませんでしたが
まだ咲いていない感じです。
ムヨウランは暗くてよくわかりませんでした。

破線ルートは歩かないで、登山道だけを歩いています。
週末に歩かれる方の参考になれば・・・・・





5月8日





















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