コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

雲取山  ~ 山頂で、日向ぼっこ

2013-02-21 20:13:49 | インポート




明日は天気が良さそうです、どこの山に行こうかな・・・

珍しく、随分悩みました。
花の時期でしたら、すでに年間計画みたいなものが、自分なりに
あるていど決まっていますが、冬は・・・

最近は、冬山装備があるので、条件が良ければ、八ヶ岳に行きますが
ここ1週間、けっこう積雪があり、もう少し雪が、しまってから行こうと
思います。

昨日は都心でも降雪があったので、丹沢が良いかなと思いましたが
たまには、冬に行ってない山で、トレースが、まあまあアリ
アクセスも良くて、景色も良い・・・・

そうだ! 雲取山に行こう。

秋には、何度も行っていますが、冬は行った事がないので
楽しみです。

ということで、気合も入り、AM2時30分に家を出発。

鴨沢には、4時30分到着しました。

ここで、驚いたことがありました。

何と、国道沿いの駐車場が満車!

秋の紅葉の季節でも、平日の、この時間帯で満車なんて
絶対ありえないことです。










本来、上にある小袖に駐車したほうが、30分は短縮できます。


理由は、どうやら、この上にある 小袖駐車場までの道路状況
のようです。

Photo_4



朝は、真っ白で、完全に凍結路

これは、帰りに撮ったのですが、日影の多いこの道
しばらく寒い日が続くようですので
スタッドレスタイヤでないと、通行できないと思います。

満車の訳は、都心からの登山者が、多い証拠ですね。
ノーマルタイヤですと、鴨沢の駐車場までです。


私は、一番上の登山道入り口の路肩に駐車 (^^

すでに1台、止まっていました。










 

ヘッデン付けて、5時15分に出発。

6時頃には、東の空が明るくなり始めてきます。



Photo_2








薄明るく、なってきました。

 
Photo_6









Photo_5










このあたりで、5cm位の積雪でしょうか。

車を下りた時、八ヶ岳のような、寒さは感じませんでしたが
2千メートル近い稜線で、風があると寒いだろうと
同じ服装で来ました。






朝日が差し込む。


Photo










植林帯の下の道は、凍りついていましたが
アイゼン(6本)は、堂所の先で付けました。

今日は、新雪があるので、アイゼンなしでも
行けないことはないですが、帰りは、踏み固められましたので
これからは、早めに付けたほうが、歩きやすく、安心だと思います。


巻き道を選択

先行者が、1名いたようですが、七っ石方面に行っています。
ここからは、ふわふわの新雪歩き。


Photo_2












このあたりは、霧氷が綺麗です。



Photo_3









Photo_4








巻き道には、新しい巣箱が。幾つも木に掛かっていますが

どれも登山道沿いの、しかも目線の位置にありました。

こんな登山者が通る近くで、野鳥が入るのかな?

もしかして、ハシゴを持ってこなくて、斜面も急なので、ここでいいか~
ってことで、取り付けてしまったのかな・・・


Photo_16













ブナ坂に到着。

ここのカラマツの霧氷が、見たかったのですが
今日は、ありません。

もう少し、冷え込んだ寒い、曇りの日なら、見えるかな・・・・










Photo_5












今日は、風もなく快晴ですね。

陽射しが強く、雪が眩しいので、サングラスを掛け、日焼け止めを塗り
ました。

ここから石尾根は、傾斜も緩く、のんびりと景色を見ながらの
贅沢な稜線散歩です。



Photo_6




積雪は10~30センチ位でしょうか
トレースは、しっかりあります。


 






Photo_7






鹿のトレースもあります。



大菩薩の先には、南アルプスも、クッキリと


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丹沢方面は、雲が多いですね。

丹沢に行っていたら、霧氷は、綺麗でしょうね。
展望は、うまくすると、足元に雲海が・・・かな~



Photo_10


・・・・・・後で、丹沢に行った方のレポを見ましたが
一瞬、晴れ間は、見えたりしたそうですが、曇りの天候だったようです。








七っ石山を振り返る。  隣の山は、三頭山かな・・


Photo_11





















お腹が空いたので、休憩。


Photo_12



陽射しが強く、風もないので、歩いていると暑いくらいです。

私を通りこしていった人は、シャツ1枚で、額に汗をかいていました。














山頂に到着。


Photo_13















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山頂には、2人  後から2人

今日は、20人位の登山者に会いました。

バスのアクセスもあり、山小屋も営業していますので
週末などは、賑わうでしょうね。


今日は、腰を下ろして、じっとしていても寒くなく
陽射しが、心地よい感じです。

避難小屋の温度計は、-2℃でした。

たしか秋の終わりに来たときも同じ温度だった気がします。

今日は日向ぼっこ日和でしたが
稜線には、風紋もありますので風が通り抜ける日は
寒いでしょうね。


ゆっくり、休憩したので帰ります。













Photo_15












下のほうの日が当たる所は、雪が解けていました。


Photo_17


植林の日影の道は、まだ固く凍結したままですので

慎重にゆっくり下ります。

私は、早めにアイゼンを外しましたが、不安でしたら付けたままでも
いいかもしれませんね。




2月20日















Photo_18












コメント (2)
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春を探しに ~ 里山散策

2013-02-12 20:32:41 | インポート




何だか、のんびり里山を歩きたくなりました。

アイゼン、ピッケルを置いて、小さなザックに水筒とオヤツを入れて
房総の里山をブラブラと歩いてこようと思います。

立春が過ぎたとはいえ、まだ2月半ば
今日の朝も随分と冷え込み、あいにくの曇りの天気
日だまりハイキングには、なりませんでした。

しかし、さすがは房総
土手や林道の法面には、すでに早春の花が咲き始めていました。






タチツボスミレが、点々と咲いている中
一際、目立つ青い花 ヤマルリソウ。



Photo








見過ごしやすい、黄緑色の花ですが、春が来たなと
感じる オニシバリ。



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フキノトウも、あちこちで顔を出しています。



Photo_3






カンアオイの花も咲いていましたが

シュンランの花芽は硬く、まだこれからですね。








Photo_4








シュンランの花が咲く頃には
スハマソウも咲き始め、木の芽も、ほころび
春本番となるでしょうね。

もう、あと一ヶ月くらいでしょうか・・・







  


     



 





午後は、沢沿いを歩く予定です。

房総の山は、低い里山ですが、谷は深く、しかも複雑に入りくんで
いるので、とても低い里山とは思えないような奥深さを感じます。

昨年、そんな谷間で、はじめてナツエビネを見つけました。

今回も場所を変えて、ヤブコギしながら探検気分で行って見ることに
します。









尾根を越え、谷に入り、沢沿いを・・・・

思っていた以上に倒木、ヤブが酷い状態です。







Photo








Photo_2








沢沿いの両側が、深いU字形になり
高巻きが不可能な状態。

下をはっていくのも無理なので
乗り越えていく方法しかないか~ (- -~

ストックを仕舞い、コケや泥濘で滑り落ちないように
軽アイゼンを付けました。

昨年に来た所より、ヤブ、倒木のグレードが
ワンランク上ですね、ケガしないように、慎重に行きます。
真夏に来るのは無理かな・・・・・

10m進むのにも、一苦労
新雪ラッセルのほうが、どれだけ楽かな~

といっても、これらが人を拒むため、きっとこの奥には
手付かずの花園が、あるのでは・・・との思いで
必死で進みます。









蔓性の植物が、ヤブの中で、グチャグチャに絡み
バリケードのような状態になっています。

何度も、ザックや足に絡みつかれながらも、やっと酷い場所を
通過しました。

このあたりは、冬でも空中湿度が高く、しっとりとしています。



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これは、ウサギの糞かな?



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倒木をまたぎながら、さらに行くと・・・

やっぱり、ここでも見つけました。



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両側の斜面にも、何株もありますが
崩れて落ちてきた土砂や倒木で、かなり痛めつけられている
株が目立ちます。

沢に落ちて、腐食しコケが一面に生えている倒木には
天然のプランターのように何株も着生しています。










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この大きな株には、咲き終わった花茎が、7~8本もあります。

よく見わたすと、この一角は、ナツエビネを栽培しているかと
思うくらい、多くの株があります。

きっと丁度良い環境なのでしょうね
斜面の傷んだ株も、花を咲かせた形跡があります。







Photo_11








傾斜の強い斜面の、この株は、土が流れて、根が出ています。

このイモ状の地下茎が、つながっている様子が海老の感じに似ている
ことが、エビネの名前の由来だそうです。








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もう、新しい葉が出始めている株も見かけました。

花の時期が楽しみです。

見てみたいのは、もちろんですが、かなり来るのが大変そうです。
いや、真夏の時期、間違いなく大変でしょうね。



Photo_14





2月12日













コメント (2)
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