コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

また房総へ ~ 着生ランの森再訪 カシノキラン・・・

2016-02-17 13:28:27 | 登山


前日までは八ヶ岳へ行く予定で準備していましたが、夜中に起きると体が重く・・・・
迷いに迷って今回は中止にしました。

今回は気象条件が少し厳しそうでしたので、ゴーグルを使う可能性もあると思い
自分で曇らないように改造したり、強風に備えてフェースマスクも少し手を加えたりして
準備万端と思っていましたが、肝心の体調が良くないのではしょうがないですね。

もう一度床に入り4時頃起きると、房総をのんびり歩くくらいなら問題なさそうな気がしたので
今回もまた房総の探索です。

房総には探索したい山域がまだ幾らでもありますので、行く場所には困らないのですが
今回は12月に歩いた着生ランの森が気になるので、寄り道しながら再訪しようと思います。
この森ではカシノキランを数株見つけましたが、ゆっくり探せばまだまだ見つかるような
気がします。 今回はじっくりと探そうと思います。






前夜に少し雪が降ったようです。

陽が登るとすぐに消えてしまいましたが、照葉の森の雪景色を見られました。

 















陽が登って、陽射しが森を照らすと
緑が美しく、まるで新緑の森を歩いているように感じる時もあります。









途中から沢に下りてみます。

沢の法面、周辺の斜面にはコケやシダに混じってサツマイナモリの小さな株が張り付いていました。
どの株も蕾を持ち、花が咲いた株も見られました。












シュスランも点々と・・・












大きな群落もありました。

出し惜しみするかのように、順番に咲いていく花ですが
前回の沢で見た時は元気が無かった感じでしたが、今日は勢いがありますね。

今頃が一番見頃なのでしょうか・・・花期が長そうな花です。









花は2つのタイプがあります。




















そんな法面にコセリバオウレンを見つけました。

昨年も同じ頃に見ていたので、もしかしたら・・・・と思っていました。

この花一つで、この森に春がやってきた感じです。














尾根に登って森を目指します。

ヤセ尾根は湿り気があり滑りやすいので慎重に進みます。






 








そんな苔むした尾根を歩いていている時、素晴らしいマメヅタランが着生している樹に出会いました。










全体に花が咲いたらどんな景色が見られるだろうか・・・






この周辺にはムギランも多く見かけました。











この樹は下の方にムギランが、その上にはマメヅタランが着生しています。

























もう少し引っ張ってきます。
















マメヅタランは網目状に根を張り巡らして樹を覆ってしまうくらいに着生しますが、
ムギランはバルブもあり一つの個体が独立しているような感じですので
根を伸ばして群落を形成しても樹を覆いつくすことはないようですね。

それでも岩場で見たムギランよりも密生している感じで、岩場よりも樹の上の方が
栄養状態もよく住みやすいのでしょうか。
一つ一つの株も大きいような感じがします。





      







森に着きました。

周辺を行ったり来たり・・・・

ただ上を眺めているだけでは何も見つかりませんでした。

この樹にはいそうだな・・・・と思ったら、幹から枝までゆっくり双眼鏡で見て
いくしかありませんです。

一本の樹を違う方向から何度も見渡していきます。
寒くなってきたので、上着を着て何かに寄りかかりながら目で追っていきます。

今日は時間が十分ありますので、楽しくノンビリと探していきます。

30分くらい見回していて、ようやく何か着生している感じの一本の樫の木にたどり着きました。






















カシノキランらしい葉と樫の木の葉とが重なり合ってわかりづらいですが、何となく着生根も見えます。













間違いなさそうです。

帰ってからパソコンのモニターで確認すると、7株が写っていました。

双眼鏡で見ていた時は3~4株かな・・・と思っていました。
幾方向から何度も見たりして確認して撮影終わるまで、この樹一本で30分くらい時間を要しました。
けっして高い位置ではなく、約4メートルくらい上ですが、上からの陽射しですと
樹の葉と重なり合い、同じような感じで透けて見えてしまうので非常に見つけづらいですね。
ここの場所は朝とか夕方の斜めからの陽射しの方が見つけやすいかもしれません。

しかし、この場所で見つけたことで目が慣れてきました。




似たような、この樹にも多く着生しています。













上の方にもいます!













カシノキランの葉が樹皮から立ち上がっているので、何気なく見ているだけでは
全然わかりませんでした。











ここも正確に何株いるかは、帰ってからパソコンのモニターで
わかりました。





しかし、これで完全に目が慣れてきました。

その後、何ヶ所も見つけることができました。。

いづれも、普通では見つけづらい場所ばかりです。












私は最初にカシノキランを見つけたのが
目線の位置でしたので、樹の上に隠れている株をなかなか見つけられませんでした。

今回は目が慣れてきたおかげで、この森で30株以上見つけることができました。
・・・・半分は帰ってからパソコンのモニターでカウント。

まだまだ探せは、きっとかなりの株を見つけることができるでしょうね。


レッドデータブックでは、房総のカシノキランは絶滅、もしくは消息不明の扱いですが
実際は、このようにそっと目立たないように隠れていたのですね。

昨年見つけた森などは、カウントできないくらい自生していました。
森の環境が保たれていれば、きっと安心してこの場所に居続けてくれると思います。







2月16日




































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 春も近い房総の山 

2016-02-10 13:15:48 | 登山


今日の天候、冬山は×。

ということですので、体力維持も兼ねて房総の山奥を一日歩くことにしました。
昨年の6月、この山の周辺で迷ってしまいGPSを頼りに何とか戻ることがでました。
冬になったら、もう一度周辺を探索しようと思っていました。

自然林が多く残っていて山深く、人も滅多に歩かない山域ですので、
着生ランでも探しながら探索してみるには興味深い所です。

・・・・冬ならヤブも少なく体力的にも余裕があるでしょうからね・・・・


ところが・・・・また今回も迷ってしまった (--;


好き勝手に目的地周辺を歩き周って、そろそろ戻ろうかなと
GPSで乗っかる尾根を確認して、1時間位で予定している尾根に戻る予定だったのですが
・・・・・なぜが尾根から外れたまったく違うピークに到着してしまった。
オマケに戻るのに四苦八苦。


どうして?  最初はキツネにつままれた感じでした。

確か途中で見たモミの大きな樹、行にも確認していました ・・・・ 実は同じ樹ではなかった。
よく考えれば房総では、幾らでもある風景です。


要は、同じミスをまた繰り返してしまったという事。
少しでも怪しいなと感じたら、常にGPSを首から下げて見られるようにしておけば
絶対にルートミスなどはないはずですが、今回もザックに入れっぱなしでした。


間違えた原因は当然そのピークへの分岐点
行きでは何も気が付かなかったのですが、戻るときは少し迂回する感じで戻らなければ
いけなかったようです。
自然に歩いていると帰りは間違えたピークへと導かれてしまう感じでした。
しかもどちらかというと、そちらの方が踏み跡が少し明瞭な感じでした。
しかし改めて確認しても難しいな・・・・・よほど注意深く振り返りながら歩いて
メモを細目にとり、間違えやすい場所は細かくチェックするという事しかないです。
GPSに頼り過ぎないように、自分もそれなりに気を使っていたつもりでしたが・・・・
先週も違う山でしたが、GPSで細目に確認しなくても間違えることなく歩くこと
ができたので自信過剰になっていたのかもしれません。



今回は真冬で体力的に余裕があったこと、帰りにスハマソウの自生地にも
寄ろうと考えていたので、早めに切り上げ時間的にも余裕があったので
特別に焦ったりしませんでしたが、前回の経験が役に立たなかったのは
なさけない感じです。




慣れない山域では必ず5分刻みでGPSで位置を確認するようにしなければ・・・・
改めて自分に言い聞かせました。





      




このピークでウロウロしていた時に見つけました。懐かしいファンタのビンです。

いまならペトボ、少し昔でもカンでしょう。
ビンしか無かった頃というと昭和40年代後半~50年頃でしょうか。











今回も大きなスダジイやカシ、モミなどの樹に出会ったら
双眼鏡で上の方にマメヅタランやムギランがいないか確認しながら
歩いたのですが、まったく見つかりませんでした。
場所によってこんなに違うのでしょうか、いかにも着生していそうな樹を見つけて
隅から隅まで見回したのですがまったく見つかりませんでした。










前回の森と同じようにタイミンタチバナは多くの果実を付けて、蕾も多く見かけました。
















唯一の発見はヤセ尾根の岩場を巻いていたときでした。
岩の周辺は適当に湿り気があるので、岩にはコケなどが着生していました。
陽射しも当たり風通しも良さそうです。 岩の上部がどうしても気になります。
双眼鏡で見てみますが、岩全体がよく見られないのと、いろいろな物が邪魔をして
よく確認できません。











これは登ってみるしかないかな・・・・もしマメヅタランがいたら目線で見ることができる。

岩場に近寄って、登りやすそうな場所を探します。
何とか登れそうな所もありますが、下りるのが少々危ない所ばかり・・・・
ずっとトラバースしていくと、岩場の最後の場所が階段状になっていて登れそうでした。
上の方を見上げると、岩の上の苔のある場所にムギランらしいのが見えます。
カメラだけをポケットに入れて登ってみます。


やはりムギランがいました!

















こうして良く見るとバルブの上に葉っぱが一枚付いていて可愛らしいです。
ムギランは昨年同じような岩場で見つけているので、本当はマメヅタランだったらな・・・・
と思いましたが、こればっかりしょうがないですね、また探していれば
いつか出会える時があるでしょう。

ムギランはこの岩場に点々と着生していました。
ムギランは房総でも広範囲に自生しているのでしょうか。

岩場に登り周辺を眺めると、ミツバツツジの花芽が膨らんでいました。
もうそんな季節なのですね。













帰る途中でヒメフタバランも見つけました。
これも早いですね。








迷ってしまって時間がなくなりスハマソウは確認できませんでしたが
シュンランは花芽を付け、里の方では、ヤマルリソウが点々と咲いていてスミレもイッパイでした。














春はもうすぐそこまで来ている感じです。





2月9日

















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照葉の森 ~ カシノキラン・・

2016-02-04 03:51:51 | 登山



丹沢、奥多摩の山々は雪化粧しているけど、今日は少々疲れ気味で食指が伸びません。
ゴロンと横になれる房総の森をノンビリ一日歩こうと思います。

昨年の今頃見つけたカシノキランのいる森へ行って見ました。










同じ道だとつまらないので少し大回りのロングコースを歩いてみよう・・・・



この樹は、バクチノキかな?






身ぐるみはがされた感じもするけど・・・・・


ミヤマトベラの果実が残っていました。
マメ科だったと思いますが、果実はそれらしくありません。











タイミンタチバナは蕾を付けていました。









肌寒い程度ですと登りでは結構汗をかきます。

だいぶ歩いたので途中でゴロンと休憩。


房総の照葉の森、とても多様性があるというのでしょうか

スダジイ、カシの森が中心ですが、コナラ、カエデなどの落葉樹
モミ、ツガの針葉樹が混じり、カクレミノ、ヤマモモ、タイミンタチバナ・・・・
など南方系の常緑樹が隙間を埋めている感じです。

イヌブナなども自生しているらしいですが、まだ出会ったことはありません。




      













ヤセ尾根になってきました。

・・・・もしかしてルートミス・・・・・

方角は間違っていないので、そのまま行って見ます。




シットリした森になってきました。






山深い所まで来た感じです。

  








見上げながら歩いていると・・・・ドキッ!








ハハッ 違いました。









これも違う  カシノキランではありません。



けど、とても雰囲気は良い森です。
ゆっくり双眼鏡で確認しながら・・・・・



うん?  これは!









いました!















少し上の方にも・・・・









きっとまだ隠れていると思います。

近くの樹を見上げてみると、高い場所にもいました。










この樹にも何株か隠れていました。









ホントによく見ないとわからないところに隠れています。










ここの森。カシノキランは見つかりますが、マメヅタランなどは見かけませんです。

この樹にはいるだろうな~と見上げてみてもいません。
同じような森でも、場所によってはまったく自生していないようですね。



だいぶ歩いて陽射しも傾いてきた頃、この樹にはきっといるのでは・・・・と
見上げてみたら、ムギランが見つかりました。











しばらく探していると、やっとマメヅタランが着生している樹も見つける
ことができました。











また、こんな枝も落ちていました。

マメヅタランの着生している古木の下ではよく見つかります。










西日が森を照らしてきました。 何だかんだ今日も結構歩きました。









丁度よい高さのサルノコシカケに腰掛けて、しばし休憩








帰り道・・・・この房総の森とはまったく違う、先週の南沢の森を思い出しました。









同じ季節だけど、ぜんぜん違う森の景色・・・・・

次はまた雪の中を歩こうかな・・・














2月2日











































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