休みの日、やっと天気が良さそうでしたので
2年ぶりに、八ヶ岳の権現岳にいってきました。
毎回、美濃戸口からのアプローチでしたので
たまには、どこか違う場所にと思っていました。
天女山の駐車場までは、冬季閉鎖されていますので
手前の天女山入り口の路肩に車を置いて出発します。
5時過ぎには着きましたが
すでに1台、車がとまっていました。
私は、天女山の先にある 天の河原で日の出を見ようと
思っていましたので、逆算して、6時にスタートします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sun.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/fuji.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/sun.gif)
しばらくは、緩い傾斜の広い尾根道を進みます。
スノーシューやスキーの通った跡もあり、登山以外の人も
楽しんでいるようです。
先週の大雪で、このあたりも踏み跡を外すと、膝上まで潜って
しまうので、ふみ跡を外さないように登っていきます。
美濃戸からのアプローチで見られる、霧氷や樹氷は見られませんが
南沢ルートと違い、陽射しの通る明るい気持ちの良い尾根道です。
見晴らしの良い場所から、これから向かう
権現岳が、白く輝いていました。
まず、一番左の前三ッ頭、その右の三ッ頭、権現岳の順番で縦走します。
前三ッ頭へ向かって登って行くと
だんだん傾斜が増して、雪の量も増えていきました。
どこでアイゼンを着けようか迷いました。
雪が絞まっていれば、すぐに着けるのですが、まだ柔らかい雪でしたので
がんばって、ツボ足で前三ッ頭か三ッ頭まで行くことにしました。
急傾斜でずり落ちたりしますが、いつも圧雪された雪道ばかり歩いて
いたので、なんだか新鮮な感じです。道を外して、膝までラッセル
してみたり・・・・・これが、だんだん ボディブローのように
後から効いてきて、徐々に体力を奪っていきます・・・・(--;
だいぶ登ってきました。
前三ッ頭まで、もう少しです。
今日のコースは緊張感を持って登るルートではないですので
最初から、遊び半分で楽しめれば良い感じでしたが
この樹林帯、後半は急登ですので、途中でアイゼンを着けた方が
登るのに楽なような気がします。
風が当たらない所で休憩して、遅い朝食。
この先、三ッ頭までは、樹林帯ですが、深い雪中ですと
アイゼンが着けづらいので、ここで着けました。
トレースというより、踏み跡ていどの雪道を三ッ頭へ出発。
踏み跡を外すと、膝上まで潜るので、足跡を外さないように
行きます。
約1時間で、三ッ頭に到着、いつ見ても、素晴らしい展望です。
しかし、ここは午後、西日になり、山に影ができた時の方が
撮影には、向いています。
![Photo_4 Photo_4](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/4f/5566039ba10268c10f4f260cf4ceca3b.jpg)
また、帰りに、ゆっくり撮影します・・・・コンデジですが・・・
このあたりは、クラストしていて、ようやくアイゼンが有効ですが
権現岳へは、いったん樹林帯に下り、登り返します。
三ッ頭から権現岳までは、1時間位です。
一箇所だけ、頂上直下の岩場の下をトラバースする箇所があり
ここだけは、唯一 注意して通過します。
写真は、帰りに、上から見た感じですが、何とか人、一人通過できる
トレースがあります。
何もなく、切れ落ちていれば、きっとピッケルを出した
と思いますが、下には、ダケカンバがあり、高度感がないので
それほど緊張はしません。
今日はピッケルを使いませんでしたが、ここがクラストして
緊張する時は、使った方が安心でしょうね。
左に阿弥陀岳、右に赤岳
今日、私より先に出発したはずの先行者に、まだ会っていません。
キレット方面に、赤岳に向かって、単独行の足跡が点々と続いています。
凄いな~ 今日は、できたらギボシまで行きたかったのですが
すぐ隣のギボシまで行く気力すら、私には、もう残っていません。
![Photo_11 Photo_11](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/02/1ed0a0b7c1bbc4123fddc301b422511b.jpg)
ギボシの右には、乗鞍岳
直下には、権現小屋があります。
風があり、寒いわりには、長い間、山頂周辺にいました。
静寂で、澄んだ景色が素晴らしく、なかなか帰るのが、もったいない
感じだったからだと思います。
もうすぐ、2時になります。
私の八ヶ岳帰還の時間になりますので、冨士山を見ながらもどります。
![Photo_14 Photo_14](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/82/b00da52b7bd18a22cdbe126510bec105.jpg)
朝日を眺めた、天の河原に下りてきました。
ここまで下りれば、あと30分位です。
帰り、今度は、夕日の時
いいタイミング (^^
![Photo_24 Photo_24](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/39/72000948284088974352b5f953448cb6.jpg)
このルート、ずっと富士山を眺められる貴重なコースですね
ここあたりからですと、左右、対称のシルエットです。
先週に登られた方は、大雪で、撤退したり大変だったらしいですが
ようやく、トレースもでき、気楽に楽しめる感じですね。
天気が良いと、陽射しを浴びますので、汗もかき
思った以上に、飲み物が必要となります。
日焼け止めも、必要です。
2年前も今回も、ピッケルは使用しませんでしたが
状況によっては、必要な時もあると思いますので
もって行った方が、良いと思います。
1月29日