コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

アケボノシュスラン

2013-09-24 17:16:23 | インポート






シュスランの仲間で最後に咲く、アケボノシュスランが、そろそろ
見頃だろうと思い探してみようと、今回も海に近い山へ来ました。

アケボノシュスランは寒い北国や豪雪地にも咲く花で
私も、かなり以前に那須高原で見ていますが、その時は
それほど珍しいランとは思っていませんでしたので
写真も(フィルム)ボケていてよくわかりません。
その後、葉っぱらしい株は見ていますが、花の時期には
訪れていませんので、今日はじっくり探して見てみたいと思います。

早朝、目的地に到着すると寒いくらい冷え込んでいました。















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沢に沿って、ゆっくり歩いていきます。

小さな花ですが、咲いていれば見落とすことはないと思い
周辺を見渡しながら行きます。






サイハイランらしき葉を多く見かけます。

先週とは、植生が異なる感じです。






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沢沿いの岩やコケの上に咲いていそうな雰囲気ですので
目線を落として、何度も立ち止まりながら探していくと
コケやシダの緑が美しい沢から少し離れた場所に群生していました。














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本当に小さな花です。

シュスランより小さいですね、オオシマシュスランよりは
大きいですが、花数は少ない感じです。
葉はシュスランの仲間では目立たないですね。
縁が波うっていて、柔らかい感じの葉です。












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ここの自生地の花は、白いタイプが多く、アケボノ色した株は
少ない印象でした。













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アケボノ色した花をよく見て見ると、ベニシュスランを短く
した感じにも見えます。





 



            












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周辺は、ツルリンドウ、ヤマジノホトトギス、ホトトギスなど
秋の花が盛りでした。

ランを探す山歩きも、今年は今回で終わりそうです。
今度の台風が通過すると、秋も一段と進み
紅葉も更に進むでしょうね


9月24日









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南房総再び

2013-09-20 07:14:08 | インポート




台風一過で空気が入れ替わり、朝はとても涼しくなりましたね。
天気もしばらく快晴の予報です。

こんな日が巡ってきたら富士山に御来光を見に行こうと前から
思っていましたが・・・・・・今日もまた南房総へ

ちょっと気になる花があり、もう一度探して見たいのと
照葉の森を歩きながら、また小さなランの花を見たくなりました。

房総へはアクアラインのおかげで、とても近くなりました。
通行料800円が終了したら私には、また遠くなってしまいますが・・・
あと南房総へは安房グリーンライン( 無料 )の開通で
都心の自宅から白浜まで2時間位で行けるようになりました。

このグリーンライン、信号も少なく南房総の丘陵を通っているので
景色もよく、南房総の山々が意外に奥深いことが良くわかります。
今日は、この周辺の山を歩いて見ようと思います。














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幾つか交差している林道へ入ってみて、歩けそうな所から山へ
入ってみようと思います。

細い林道を、ゆっくり車を走らせていると、大きな実が幾つも
落ちているので、車を止めて何だろうか確認に・・・・

ん~、これはイチジクかな・・・・










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見上げてみると、大きな樹の上にイチジクが果実をつけています。
葉をみると、間違いなくイチジクの葉です。









イチジクも、こんな大きな樹になるのですね。
それもスラリと伸びて、上の方にも実がなっています。

このあたりでは、タマアジサイも見上げるような大きな樹に育って
いる姿も見かけます。














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ここは谷戸の水田跡でしょうか。
すっかり荒れて雑草が生い茂っています。









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マテバシイの森に入ってみると、キノコを多く見かけます。












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アキノギンリョウソウを見つけました。













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半透明の薄いベールに包まれて、中のブルーが美しい。












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これはマヤランの果実でしょうか・・・











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少し湿り気のある所を探すと、今回もシュスランの群落を見つけました。

その数はかなり多いのですが、花があまり咲いていません。










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花が少ないのは
周りの木々が大きくなり、林床にとどく光が少なくなった
からでしょうか・・・・










オオシマシュスランは、点々と咲いています。
花が終わり、葉っぱだけになると、この株を見つけることは
難しいでしょうね。







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カゲロウランも何株か咲いていました。










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赤テープを頼りに歩いてきましたが、だんだんとヤブが酷くなり
とうとう、どうにも進めないほどヤブが密生してきたので
戻ることにしました。

途中あちこちに薄い踏み跡もありましたが、迷路状態になり
GPSで確認しながら、見晴がきく所まで戻りました。









照葉の森の中は、どこも迷路のような感じでしたが
海が近いんです。










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お目当ての花を探そうと、こんどは谷戸に下りますが
以前は水田があった所は、人の手が入らなくなり
荒れ果てている所が目立ちました。

ヒガンバナが咲いているのは、以前は水田の畦道だった遺産
でしょうか。









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人の営みがなくなると、森が荒れて、姿を消す花も多いんですよね
難しいな~











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ミンミンゼミが止まったまま、動こうとしません。
よく見ると、クモの糸が、掛かっていました。

夏も終わりです。

2週続けて、南房総を歩きましたが、まったく飽きることはなく
更に奥深いものを感じました。

特に暑い時期は、熱帯のジャングルのような雰囲気です。
もちろん人にもあうことはありませんでした。












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南房総 ~ シュスランの仲間たち

2013-09-11 06:16:48 | インポート



少し涼しくなってきた今日、シュスランの仲間で
オオシマシュスラン、ハチジョウシュスラン、カゴメランなどを探しに
南房総の山を歩いてきました。

山といっても登山の対象にはならないような低山ですが、いざ
登山道らしき入り口に来てみると、背丈を超える夏草のヤブに覆われて
いて、道らしき跡すらありません  ・・・・ん~・・・
それでもヤブの中心が少し凹んでいるのは、道の名残でしょうか
昨年の富山でも、同じでしたので多少の覚悟はしていましたが
スタートからため息が出てしまいます。しかしここで引き返すわけにも
いかずwストックを逆V字にして前に出し、ヤブに突入してみます。

足の感覚を頼りに100m位進むと竹藪に変わりましたが、そこには
細い道が出てきました・・・よかった(^^












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竹藪の中には、コクランらしき株が何株もあり、この先
期待できそうです。

竹藪を出ると、急な斜面に出て、その先も踏み跡を確認できました。
薄暗い照葉の森を登っていくと、ようやく道もわかりやすくなり
スダジイを中心とした木々に蔦が絡み、ハラン、ヤツデ、シュロ
などが目立つ房総らしい森になってきました。
















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尾根沿いは、風も少しあり暑くありませんが、ここからが
クモの巣地獄の始まりでした。
ストックを前で回しながら歩いていたら、最後は綿アメの棒のように
なってしまいました。 (--;

ジョロウグモには申し訳ありませんが、また張ってくださいませ・・・











森の中は、ヤブランが点々と咲いています。














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昨年見つけたシュスランと同じような日蔭の少し湿った所を
まずは探して見ます。

こんな場所なら咲いていそうだなと思う所を目線を落として
ゆっくり探して行くと、一瞬落ち葉や葉の間に、小さな白い花が
咲いているのを見つけました。

















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ハチジョウシュスランですね。

葉の中心に太い筆で、サッと線を引いたような斑入り模様があります。
基本種は網目もあるようですが、これくらいなら、そう呼んでも
さしつかえなさそうです。











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周辺をよくさがしてみると、葉に模様がない
オオシマシュスランも見つけました。
この花の方が多く咲いている感じです。










昨年にシュスランを探した時は、夕暮れせまる頃ようやく
見つけ出せましたが、今日はまだ午前中ですので嬉しいですね。
この後はノンビリ周辺を探しながら散策できます。







何だか、ちょっと様子が違う花があるので、よく見て見ると
カゲロウランです。
これも初めて見る花で、今日見ることができるとは
思いませんでした。













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周りには何株もありましたが、ようやく咲き始めたばかりのようです。

同じような環境に咲くようですね。

その後、沢沿いなども探しましたが、結局この周辺しか見ることは
できませんでした。

そろそろ次の場所に移動しようと思い
下りる道を探しますが、これがなかなか見つかりません。
地図には、破線があるのですが・・・・・
ようやく見つけた下りる道は、またとてもアバウトな感じで
すっかりヤブっぽくなり荒れほうだいの感じでした。
あまり歩く人もいなく、人の手もはいっていない感じです。
GPSがないと、こんな低山ですが、視界が少なく迷いそうです。
















          
















午後は昨年シュスランを見つけた山に移動します。昨年は終盤でしたが
今年は20日位早いですので、咲き始めの美しい状態を見ることができました。











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花は白色の株から薄紅まで変化があります。

これは白いタイプです。
 
オオシマシュスランやハチジョウシュスランに比べて
花は大きく、葉の色も濃緑でツヤがある感じです。











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少し薄紅色タイプ。











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このあたりは密生しています。
花よりも葉の方が美しいかな・・・と私は思います。
















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オオシマシュスランも何株か咲いているのに気が付きました。









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そして、ついにカゴメランも見つけました。












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房総に自生するカゴメランは、沖縄や伊豆諸島の本種と比べて
籠目模様が薄い株が多く、本種とは異なる記述も見られますが
この株の模様は、クッキリと美しい!











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カゴメランは結構探しましたが、2株だけでした。

そのうち一株は、葉が虫食いで花も折れていましたので
この株だけ美しい葉を見せてくれました。

数は少ないのでしょうね。
花の感じは、シュスラン以外は同じような花を付けている印象です。









今日は何か所もやぶ蚊に刺されながらの観察で、ゆっくりピントを
合わせる余裕もありませんでした。
上着やズボンの上からも刺されるので防ぎようがありません。
ミントオイルも通用せず・・・といって厚手の物を着るわけにもいかず
撮影に苦労しましたが、お目当ての南方系のランを見ることができて
よかったです。



9月10日













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サガミジョウロウホトトギス ~ 久しぶりに渓谷へ

2013-09-04 19:17:10 | インポート



サガミジョウロウホトトギス、そろそろ見頃を迎えたのではと思い
蒸し暑い中、見にいってきました。
毎年だいたい9月の1週目に出かけています。

ここ何年かは尾根に咲く花を見てきましたので、今年は
久しぶりに渓に咲く花を見にいこうと思います。
正直、あまりに暑いので沢沿いに逃げたい気持ちもありました。
しかし、いざ歩きはじめると、植林帯の中は無風で尾根沿いのほうが
雲が掛かり、風もあり涼しかったかもしれません。

今回は尾根とは違い渓谷ですので、小滝が落ちる岩場に、ひっそりと咲く
深山の雰囲気が漂う写真を何とか撮影できればと思い
沢を登って高巻きしたり、源頭近くまで詰めたりと
大汗かいて見てきました。


















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狭い渓谷でも滝があると、どうしても風が起きてしまうので
垂れ下がる花は、揺れてしまいシャッタースピードを遅くして
滝の雰囲気を出そうとすると、花はブレブレに・・・

















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木漏れ日が、やさしく降り注ぐ・・・
















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日当たりの良い沢沿いは、コアカソやトネアザミ、ホソエアザミばっかり群生していて
このアザミのトゲが鋭く、かき分けて行くとイタイイタイで参りました。
鹿に食べられないように、独自に鋭く進化し始めたのか!



















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沢を詰めて行くと、狭いルンゼになり、目線の位置で両脇から花が
迫ってきます ・・・・・ ドキドキします














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葉の裏側から












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花の下から上を覗くと















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この株は、とても花付が良いです。
一株で幾つも咲きそうです。














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ホトトギスも遅れて咲き始め・・・














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コラボ~











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沢の様子は詰めていくと崩壊が多く、倒木が多いのでしょうか
なんだか少し明るくなったような感じが少し気がかりでした。

今年は雨が少なく、沢も干からびそうでしたが
ジョウロウホトトギスはとても美しく
凛と咲いていました。

それ以外の花 ・・・・ヒトツバショウマは終わり
ダイモンジソウ、イワシャジンはこれからです。





















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今日は残暑が厳しく、本当に沢に飛び込みたい気持ち
でしたが、これもジョウロウホトトギスが終わりイワシャジンが咲きだす
頃は、すっかり丹沢も涼しくなると思います。

今年の夏は本当に暑かったねと、懐かしく思える日が待ち遠しいです。

滝の傍で、目を細めて花を観賞している時以外は、大汗かきかき
歩いた一日でした。




9月3日











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