コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

秋晴れの丹沢主脈へ ~ その2

2022-10-14 18:39:21 | 日記

久しぶりに富士山を眺めながらの稜線歩きは、心もウキウキしますが
ここから蛭ヶ岳まで往復6、4キロ 高低差もあるのでギリギリかな・・・・・







日射しがありますが、もう暑さはなくヒンヤリした乾いた風が抜けていきます。
ようやく待ちかねた秋がやってきたという感じがします。















ユーシン渓谷を見下ろします。












階段の上から果実を付けたブナの枝を見ると
やはり実がいっぱい付いています。









マツノハマンネングサも花が咲いたようです。














こんなに青く澄んだ空は久しぶりに見ました。
雲の変化が早く、見飽きることがありません。







不動ノ峰を越えると宮ケ瀬側からガスが上がってきました。
見晴らしが良い所で軽くお昼を食べながら休憩とします。

























朝、起きがけに慌てて握った質素な🍙ですが
こんな景色の中で食べられるのは、とても贅沢な気分です。

この後、鬼ヶ岩への登りでガスに覆われてしまいました。
もう一度ガスが引いて青空が見られる気配がしない感じですし
十分景色を堪能できたので、今回も鬼ヶ岩手前で引き返すことにしました。

稜線では蛭ヶ岳を登り終えて引き返す単独の男性に数名すれ違いました。
私も引き返して丹沢山を登り返していた時、単独の女性がこれから蛭ヶ岳
へ向かうので、小屋泊まりですかと聞いてみたらピストンですという返事・・・・
帰ってからヤマップを見ると、大倉からのピストンで暗闇の大蔵尾根を
帰っていかれたようです。
このガスは夕方にまた引いて、素晴らしい夕焼けの景色も見られたようです。

少しガスっただけで引き返す自分に、次回は必ず山頂まで行くように
キツク言い聞かせました。









みやま山荘ではヘリの荷揚げをしていたので
そのままブナの森を下ります。














ブナの森も今月末頃には紅葉が見頃になりそうです。

西日が林床に咲くキッコウハグマを照らします。
寄沢もそうですが、ここのキッコウハグマも花が良く咲きます。
キッコウハグマはハグマの中で唯一食害を逃れていて、房総でも丹沢でも
可愛らしく花を咲かせています。








16時45分、塩水橋に帰って来ると私の車だけになっていました。


10月11日


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秋晴れの丹沢主脈へ

2022-10-13 19:45:59 | 日記

乾燥した秋の空気に入れかわって晴れる予報でしたので
久しぶりに青空の下の尾根を歩こうと丹沢主脈に行ってきました。

私の丹沢の玄関口は、ほとんどが前回の寄沢と今日の塩水橋です。
入山者が少ないのが一番の理由ですが、今日の塩水橋へは、自宅から
早朝なら一般道で1時間3~40分で到着しますので、財布にも優しいです。
・・・・・・・・・帰りは高速を使います。









AM6時15分に着きましたが、駐車スペースには最後の1台でした。
あとは路肩駐車になります。これから紅葉の週末は厳しそうです。
コロナ禍の感覚に慣れてしまっていますので修正しなければ・・・・・

ルートは天王寺尾根と沢沿いの塩水林道経由の二択ですが
植林帯の尾根より、アスファルトの林道ですが沢沿いを歩く方が好きです。
沢音を聞き、法面の花を眺めながら堂平へ・・・・



















今日は林道の終点から作業道を使って丹沢三峰の尾根に上がろうと思います。
初めてですが、作業用のモノレールに沿って行けば大丈夫そうです。










下草は何処までも全てテンニンソウです。
食害の森の生末なのか、ちょっと異様な感じです。
ひとつ失敗だったのが、この森は湿り気があってヒルがいました。
何度も一度レールに乗って払い除けます。
植林から自然林になって日射しが入る森になると見かけなくなります。

・・・・・それでも立ち止まるとやってきます。
下草はテンニンソウが消えて、マツカゼソウがチラホラ・・・・・・








だんだんとブナが多い落ち着いた森になってきました。























林床にはブナの実がいっぱい落ちています。
今年は豊作のようですね。










シオジ、カツラなどの渓畔林も見られます。












見上げるとブナの古木にはイワギボウシ、アオベンケイが着生しています。















丹沢の森ではフガクスズムシソウやツリシュスランには
まだ出会っていません。きっと何処かにいるとは思っています。
以前に檜洞丸のヤタ尾根でそれらしい株を見かけましたが、まだ確認していません。

花は少ないですが湿り気のある自然林の森ですので、キノコには多く出会います。

























踏み跡をたどって丹沢三峰の尾根に合流しました。









稜線に県の管理道につき立入禁止の看板を見かけました。
下の作業道には何も看板はなかったので、途中から迂回すれば良いのかな・・・・
ただヤマレコのみんなの足跡には太い線が刻まれています。
次に来る時は、まだ歩いていない隣の弁天尾根を歩こうと思います。
ここも途中から自然林の美しい尾根だと思います。

丹沢三峰の尾根もブナが多く、宮ケ瀬からの登山者は少ないので
静かな山歩きができるルートです。尾根は樹々が色づきはじめ
リンドウの花が咲いていました。

















ユルユル尾根を登って丹沢山に到着。








休憩している登山者が2人、初めて人に会いました。

何とか蛭ヶ岳まで行きたいと思うので、ここはスルーして縦走路へ・・・・







尾根を覆う笹原の緑と青空のコントラストが目に優しく、今日は階段が苦になりません。
尾根の笹はミヤマクマザサで食圧に強いらしく、冬の間の鹿の餌を提供しています。
本来は人の腰~背丈くらい成長するようですが、食圧で膝上くらいになっていて
尾根を歩くと背丈が低いおかげで展望は良くて、何だか複雑な思いです。







丹沢山~蛭ヶ岳の主脈は、今日のように晴れた日は広がりのある景色が素晴らしく
歩く人も限られているので、景色を眺めながらノンビリ歩こうと思います。



・・・・・・・続く








コメント (2)
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