コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

真冬の房総散策

2024-01-23 21:03:01 | 日記
もう早春の花が咲き初めていると思い
今日は久しぶりに房総散策。

いつものように沢沿いの林道を歩きながら、たまに沢の中を歩いてみたり
尾根筋にとりついたり・・・・と気楽に歩いてみました。

前日は久しぶりの雨でしたので、森の中はしっかり水分を含んでいます。
ずっと乾燥注意報が出ていたので、しっとりして良いのですが
朝の気温が10℃近くあるので、一応ヤマビルに警戒して
足元を時々見回しながら歩きました。

照葉の落葉を踏みながら・・・









オニシバリの蕾はまだ固く・・・







林道の法面は雨でまだ濡れていて、水が滴り
水分を含んだ苔などがみずみずしいです。






のり面にはコセリバオウレンの葉ッパを点々と見かけますが
花はまだなく、花芽すらもまだ全然でていませんでした。
前回は2月の初旬には咲いていた記憶がありますが
これから花芽が出て咲いてくるのでしょうか・・・












法面にはシュスランも多く、濃緑に白いクサビが入る葉は
濡れていてツヤがありとても美しいです。










林床にも多くいますが、以前と比べると葉ッパがどれも小さくて
花が咲いた株は一つだけした。







ミヤマウズラは全体に咲く株が多い印象です。







コセリバオウレンが一番早く咲く沢沿いを歩いてみることに・・・

薄暗い沢沿いでは、ハナミョウガ、マンリョウの赤い果実が目に付きます。











ここの法面にはイワタバコ、ベニシュスランが多いです。












ここのコセリバオウレンは目線の上の段差に咲いているので
見上げながら歩いていくと、もう見頃の花が咲きそろっていました。











尾根筋の湿った法面や林床でも見かけますが
見落とすくらい小さくて可愛らしい花が咲きます。
ここに咲いているコセリバオウレンは栄養状態がよいのか
まったく別物のような立派な株です。

源頭部にはサツマイナモリも自生しているので様子を見に・・・・











蕾が膨らんで、もうすぐ咲きそうです。







上の方を見渡して見ると
ぽつぽつ開花している株も見られました。







イズセンリョウの中に少し感じの違った株を見つけました。






果実を確認してみるとモロコシソウに間違いありません。




サツマイナモリやモロコシソウは房総が北限だったと思います。
以前は貴重でなかなか出会えない植物かと思いましたが
場所によっては多く自生していて見る機会も増えました。

上着がいらないくらい暖かい一日でしたが、幸いヤマビルは
見かけませんでした。
また寒気が入ってくるので、しばらくは大丈夫そうです。
次に機会があれば、まだ歩いていない山深い場所を探索して
みようかと思っています。


1月23日








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天狗岳 ~ 八ヶ岳

2024-01-19 07:02:49 | 日記
なかなか積雪が増えない八ヶ岳ですが、今日は寒気も抜けて
良い天気予報ですので、今季初めて冬の八ヶ岳へ・・・・
ライブカメラやレポを見ると北八ヶ岳の森の樹々に着雪はなく
霧氷も見られそうにないので、北横岳、縞枯山周辺は ✖ 

南八ヶ岳も稜線の積雪が少なく岩が多く出ていて歩きづらそうですので
今回は止めて、いろいろ迷い中間の?天狗岳にしました。
危険箇所もないので気楽に冬靴の慣らしに行くには丁度よいかと思いました。

登山口の唐沢鉱泉へのへのアプローチは圧雪でしたので四駆でしたら
スタッドレスで問題ないです。
唐沢鉱泉は営業を終えていますので、今後は常に除雪されることはなく
降雪した直後は、傾斜が緩い林道ですが四駆でもタイヤチェーンが必要に
なることがあります。

8時45分に駐車場を出発。登山ポストは唐沢鉱泉の玄関脇にあります。
     気温は-10℃、凍てつくような寒さは感じませんでした。
樹々の着雪もないので周回コースは止めて、西尾根ピストンにして
帰りも展望を楽しみながら帰ろうと思います。











樹々に雪はありませんが森の中はしっかり雪道です。
チェーンスパイクでスタートしましたが、カリカリの凍り付いた道でもなく
サラサラの乾燥した雪でもなく・・・
グリップ感がないので途中からアイゼンに変えました。

杣添尾根のように長い樹林帯の登りの後、ようやく視界が開けるのと違い
天狗岳西尾根は1時間少々で景色が開けてくるのがいいです。







南アルプスから中央アルプス~北アルプスまで
ぐるりと視界が開けました。
















南八ヶ岳方面。








西天狗岳が見えてきます。








第二展望台から鞍部に下り登り返します。












西天狗岳が良く見えてみました。
やっぱり雪は少ないですね。





2年前のほぼ同じ時期の写真。

白く雪に覆われた山ですと、八ヶ岳ブルーも透明感があって眩しいです。
なるなるさんと歩いたこの日は厳冬期らしく厳しい寒さでしたが
その分、樹々や山が美しく印象に残っています。








岩の隙間の雪の部分を選んで登って行きます。







小さな森を見下ろしているような・・・






お昼過ぎに西天狗岳到着です。

360度視界が開けて、見上げると隅々まで青空が広がり、
サングラスをしていても眩しいくらいの快晴です!

















広い青空に白い峰々が連なっていく北アルプスの景色は
見飽きることがないです。
花の写真と違い、この澄んだ広い景色は実際にそこに立って見ないと
写真では伝わらない感じです・・・・・


後から女性がワンコと一緒に到着。








別荘から来られたそうです。

上着を1枚羽織って、犬と裏山散歩に来た感が・・・・ (^^






背景は浅間山~白く輝いて見えるのは上越方面かな・・・・

気温は-2~3度 今日の八ヶ岳は厳冬期という感じはなく、先週の雲取山の服装で
夏靴にアイゼンを付ければOKといった春山のような、ゆる~い雰囲気です。







もう周回して帰る方もいます。
私は午後ゆっくり帰ろうかと思います。






東天狗岳へ















東天狗岳に到着











時間があるので根石岳まで行こうと思っていましたが
見下ろすと雪が付いてなく、ほとんど岩場歩きになりそうなので
ゆっくり景色を眺めながら帰る事にしました。

再び西天狗岳へ。














まだ山頂には何人かいますが、話をすると皆さん今日は黒百合ヒュッテに
泊まる予定だそうです。

仲間と来て、山小屋でゆっくりするのも楽しいでしょうね。

夕日を見ながら・・・の予定でしたが、早めに下ることにします。








日が傾いてきたので、アルプスの山ひだが目立ってきました。
















16時に帰ってきました。

少し日も長くなりましたね。

長いコースではないのですが、久しぶりの冬靴とアイゼン歩行に少々疲れました。
帰りは値上げしないで頑張っている、縄文の湯に寄って帰ることにします。






1月17日












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今日も雲取山

2024-01-11 06:57:23 | 日記
高気圧に覆われた良い天気でしたので
冬山へ行く準備をしていましたが、夜中に起きると体が重くて少し疲れも感じたので
少し不安になってまたいつもの雲取山に変更しました。

7時過ぎ、小袖駐車場を出発。
・・毎回同じような写真になってしまいますけど・・・・









コナラの樹々は同じくらいの樹齢なので植林されたものでしょうね。
すっかり葉が落ちた森は陽射しが入って明るく見通しもよいので
枝の隙間から富士山が良く見えます。






いつものように七ツ石小屋で遅い朝食。
冬のこの時期の山は静寂そのものです。樹々の葉が周辺の音を遮音していたのか
すっかり落葉した森では、今まで聞こえなかった渓底の沢音が聞こえたり
何処かでキツツキのドラミングも聞こえてきたり・・・・






歩き初めは体が重くてザックも重く感じましたが
一汗かいてお腹が満たされると何だか調子がよくなった感じがして
久しぶりに七ツ石山経由で石尾根へ・・・・







七ツ石山からの眺めもいいです。






飛龍山が周辺の山より少し黒く見えるのはシャクナゲや針葉樹が多いからでしょうか?
さらに後方には南アルプスの山々も良く見えます。






今日は雲一つない快晴で風も弱く縦走日和。















寄り道しながらでしたが、いつもどうり5時間で到着。
いつものように小屋のベンチでお昼にします。
気温は2度。陽射しがあって暖かです。ベンチで先に到着していた女性と
色々話をしながら楽しくお昼をいたたくことができました。
彼女はここまで3時間で到着したそうです。
これは私の帰りの時間と同じですので、かなりの俊足です。












いつもより長居して13時過ぎに山頂を後にしました。

途中のヨモギノ頭でもう一度休憩します。

・・・ここからの眺めが気に入っていますので、いつも帰りにもう一度
景色を眺めながら休憩します・・・・






御前山と大岳。








14時過ぎると、谷筋や巻道は山影になります。










16時過ぎ駐車場に戻ってきました。
朝起きた時のいまいちの調子は何処かいってしまい。
むしろ何時もよりも調子よく一日歩けました。
今日も、のめこいの湯に寄って帰ります。

マイペースで青空の下、景色を眺めながら長い距離を歩いた後
湯につかって一日を終えると何だかとても充実感があります。
寒い冬晴れの時期の雲取山+のめこいの湯、もう一回くらい
少しコースを変えて来てもいいな~と思っています。


1月9日






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日の出を見に景信山

2024-01-02 18:47:20 | 日記
正月休みの2日、明け方の景色を見に行こうと景信山へ。
日の出の時間が6時51分と遅いので、4時に家を出て小仏峠下の駐車場に
5時10分につきました。正月休みですので、すでに駐車場は半分ほど
埋っていました。
暖かい朝で、シモバシラの氷の花は期待できない感じです。
山頂に到着すると、上空の空も南~東側半分に厚い雲があって
これも期待はずれでした。
















今回も縦走路を陣馬山方面へ・・・・






縦走路の笹が背丈近くまであるのは食害がない証拠です。
今では南関東周辺の山では貴重な景色です。
先週の夜叉神峠の笹も踝の上くらいの背丈でした。
氷の花も食害が進むと見られなくなってしまいます。

ただ先月にリバビリがてら歩いた早朝で鹿の鳴き声を聞いているし
1号路で初秋にヤマビルを見た人がいました。
ひたひたと変化が現れるようになってきました。

堂所山を過ぎると雲が厚くなり青空もなくなり
富士山も厚い雲の中に・・・・
今日は帰りの渋滞も気になるので、適当な所で引き返すことにしました。
帰りは小仏峠経由で・・・・

以前に峠から少し登った右手に墓石が転がっていたので
その後どうなっているのか気になり寄ってみました。






・・・・以前と同じか

昨日はお墓参りがてら周辺を掃除してきたばかりなので
何だか気になり、お地蔵さんの墓石だけは立て直して
周りに茂るアオキを取りのぞいてきました。
明治12年とあります。水子供養ではないような気もしますが
よく分りません。





墓石の多くは天保、文政の文字が見られるので1800年代前半くらいです。

小仏峠あたりから、多くの人達が登ってくるようになり
賑やかになってきました。

1月になるとツツガムシ病のリスクもなくなるので、高尾山散策も終わりにして
次あたりから房総探索に切り替えようかと思っています。














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