コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

雲取山 ~ 雲一つない快晴

2019-11-21 20:37:00 | 登山


快晴の予報でしたので、明方から一日歩こうと思いましたが
行先を随分と迷いました。

最初は、夜叉人峠から観音岳か八ヶ岳の権現岳でも行こうと思いましたが
北風が強い気圧配置でしたので森林限界を超える山は止めました。
いつもの年なら丹沢主脈が定番ですが、台風の影響で塩水橋へ行く県道は当分の間
通行が無理そうだし、大倉からの階段歩きは今一つ気が乗らないし・・・・・・で
結局は、また2週間前と同じ石尾根を歩きに行くことに決めました。

今日は分岐を左、雲取山へ・・・・少し体力が付いてきたかと思うので、紅葉見ながら
ノンビリと歩くのは止めて、山頂まで4時間を切るタイム・・・・サブフォーめざして
歩こうと思います。










5時30分、小袖の駐車場着。
早い時間ですが10台位止まっていました。
薄明るくなってきた6時、10時前に雲取山到着めざしてスタート。











2週間前はまだ緑の樹々が多かったけど、綺麗に色づいてきましたね。











朝日がすぐ上の斜面まで届いてきました。


















空気がヒンヤリして気持ちが良い朝です。
気温が2~3度でしたが、早いペースで歩くとすぐに暖かくなると思い
薄着でスタートしたのは正解でした。
七つ石小屋までちょうど2時間、いいペースで登ってきました。

上段の巻道を通りブナ坂に到着です。














展望の良い石尾根歩きの始まり・・・ここのところ鷹ノ巣山方面が多かったので
久しぶりの雲取山です。




















鷹ノ巣山へ向かうと富士山は振り返らないと見えませんが
雲取山へのコースは常に左手に富士山を眺めながら歩けます。

3月で閉鎖された奥多摩小屋
60年の営みが終わりました。
















小雲取山を過ぎると雲取山はすぐそこに見えてきます。












今日は足が前へと進むので余裕かと思いましたが、
時計を見るとギリギリなので少し足を速めます。


















何とか4時間以内で到着。

まだ余力があるのは、先週房総の坂道を自転車漕いで鍛えた効果かも・・・・・
激坂を何度もアタックして足が半分死んだくらい疲れて、最後は自転車から降りても
しばらく歩くことができなかった・・・・・



それにしても今日は本当に気持ちがいい天気です。随分と遠くまで見渡せますね。
雲一つない快晴に恵まれました。











狭山湖の先にスカイツリーも見えるよ・・・・と教えてもらい
指さす方向を見ると、確かに一本の棒が何となく見えます。












デジタルズームで引っ張ってきます。













丹沢~東京湾方面



















宮ケ瀬湖が反射してよくわかります。

その先、江の島~三浦半島、東京湾の先には房総半島も見えます。

レインボーブリッジに横浜ランドマークタワーも見えるよ~と教えてもらいましたが
私の裸眼では確認できませんでした。
教えてくれたオジサンはボランティアで避難小屋とトイレの清掃で登ってきてるそうです。
避難小屋のノートなども並べて日射しに当てて虫干しもされていました。

・・・・・ご苦労様です m(_ _)m




後から数人到着しましたが、今日も静かな山頂です。








思っていたよりも風がなく、気温は5度で日射しを受けると暖かく
腰を下ろしてノンビリ景色を眺めながらお昼をいただきました。
今日、ここへ来たのは間違った選択ではなかった・・・・・

時間が早いので、小一時間くらい山頂にいました。

景色を眺めながらブラブラ帰ります。











帰りは七ツ石山に寄って・・・・・










歩いてきた石尾根を振り返る。












七ツ石小屋で休憩








ここも閉じた奥多摩小屋と同じ、昔ながらの山小屋ですね。
丹波山村の村営小屋になったと聞いています。
小屋ネコが日向ぼっこしていました。











午後の日射しに紅葉が照らされ、朝よりも鮮やかさが増して良い帰り道です。
































タカノツメかな・・・・






  




帰り道、先をゆっくり慎重に歩いて帰る年配の人に何回か道をゆずってもらいました。
このコースは高齢になっても安心して山歩きを楽しめる良いルートだと思います。
公共の交通機関で来れますし、山小屋も通年営業しているので安心ですね。
自分も日帰りが辛い年齢になったら山小屋に泊まって、ゆっくり
楽しめたら良いかと思いました。










11月20日















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房総丘陵サイクリング

2019-11-13 21:01:56 | 登山


昨夜からの雨も上がり、早朝の気温は10度。
ヒンヤリして冷たい朝ですが、まずは用心して長靴に履き替え森の中を歩いてみると・・・・
5分もするとヤマビルが5~6匹も長靴を登ってきました。しっとり濡れた状態の森では
氷点下近くにならないと安心して歩けないことを再認識しました。

だいたい予想はしていたので、今回は自転車を積んできました。
息子の御下がりですが、今日はマウンテンバイクで房総丘陵の林道を走り周ろうと思います。

房総丘陵には狭い林道が幾つか山奥まで伸びていますが、軽トラでもギリギリ、オフロード使用の
ジムニーなら何んとか行けるような狭くて荒れた林道が多いので、私の車では入っていくのは無理です。
といって手前の集落のスペースからノンビリ歩くような距離ではないので、自転車なら最適だと思い
いつか機会があればと以前から計画していました。

今回は初めてなので、台風で荒れた林道は止めて比較的快適な林道を選んで長い距離を走ってきました。














まだ色づいていませんね、周辺の紅葉は12月に入ってからでしょうか。










路肩には野菊、カントウヨメナかと思いましたが、キヨスミギクかな・・・・













センブリも多く、何度も止まって・・・・・
車と違い、気楽に止められるのが良いです。


















日当たり良い林道沿いにはリンドウが多く咲いていて、房総にもこんなに多く咲いている所があるのだと知りました。
照葉の森ばかり歩いていると、あまり出会うことが少なかったです。

















湿り気のある法面には、ダイモンジソウが咲いていて、ビッシリと咲いている所や点々と咲いている所
それらがズッと続いていたりします。














止まってばかりで進まないくらい林道沿いには秋の草花が咲いていました。

本格的な登りになると、ペースが落ちて最後は自転車を押して登っていきますが
歩くのと違い下りは快適で、一気にスピードに乗って距離を伸ばすことができます。
見慣れた花は目で一瞬追うだけにしてドンドン進み、また汗をカキカキ登るを繰り返して行きました。

天気は快晴になり、シャツ1枚で良いくらい暖かくなりました。











突っ走っている時には気がつくことはなかったのですが、ゆっくりと登り坂を押していると
法面にはベニシュスランもいることに気が付きました。















尾根から植林の森へと走っていると林床にキッコウハグマが点々と咲ているが目に入り
適当に良さそうな所で休憩して、少しブラブラ歩いてみました。


















どの株も花を付けています。

残り花でしたがテイショウソウも2周りくらい大きな花を咲かせています。










人が住まなくなってしまった山里の集落、荒れた田畑など眺めながら通り過ぎて
思っていたよりも早い時間で車に戻って来ました。登り坂は辛かったのですが
風を切って走り下るのは爽快で、好きな所で止まってブラブラするのも自分好みで
また山歩きの合間にでも計画しようと思います。






コメント (6)
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久しぶりに山歩き ~ 石尾根

2019-11-07 13:33:04 | 登山

所用が重なり、出かけようと思うと雨ばかりで一か月ぶりの更新です。

台風の影響で丹沢や奥多摩の沢ルートは、ほぼ通行止めになっていて歩けるコースも限定的になりました。
幸い雲取山の小袖からのコースは雲取山方面の巻道だけが通れないだけで、七ツ石を経由すれば
石尾根を歩けるようですので、久しぶりに出かけてきました。









紅葉の時期ですので平日でも人が多いだろうと思いましたが、
6時45分に早朝の小袖の駐車場に到着すると私の車で9台目と空いていました。











いつも自宅から駐車場までは丁度2時間で到着するのですが、台風の影響で片側通行の箇所が多く
2時間15分掛かりました。

準備をして7時15分スタート・・・ヒンヤリとした空気が嬉しいです
やっと大汗をかく山歩きが終わりました。












このあたり、まだ緑の樹々が多いです。下の方の紅葉はこれからですね。












やっぱり・・・というか思っていたとうり以前と違って段々と足が前に進まなくなりました。
一か月の間トレーニングなんかしないでゴロゴロしていたら筋肉が落ちてしまったようです。

幸い人気のあるコースですが、今日は登山者が少ないのでノンビリとゆっくり行きます。
途中で3人ほど単独の若い女性に会いましたが、みんな愛想がよく私のようなオジサンにも
立ち止まってフラットに会話をしてくれました・・・・・疲れてきたけど元気をもらった  ^^)

ずいぶんと時間を掛けてようやく石尾根に上がりました・・・・・いつもより1時間増し。
今回も静かな鷹ノ巣山へと向かいます。こちらの方が人がいないだけでなく、広々と開放的で好きです。













久しぶりの青空が眩しい!




















カラマツの紅葉が残っています・・・・・














今日このコースで唯一出会った青年、三峰から入山して山荘に泊まり、今日は奥多摩駅まで帰るそうです。











富士山、南アルプスも良く見えます。


















奥多摩湖は台風の影響で茶色く濁っています。













浅間尾根は紅葉が見頃。













ちょうどお昼に鷹ノ巣山避難小屋到着。

広い尾根の草地にあったベンチは古かったせいか取り壊されていてました。トイレと小屋の間にあるベンチでは
匂いがして食事をする気がしないので、離れた森の中で敷物をして休憩することにします。













ネットでサーモスの山専ボトルを購入してみました。
朝に沸騰したお湯入れると、お昼でもカップ麺が食べられるくらい高温をキープすると評判です。
実際に試してみたら・・・・・・お昼のカップ麺は問題なく食べられました。
夕方に余ったお湯で作ったインスタントコーヒーもアツアツでした。











お腹が満たされて、森の中でゴロゴロしていたら
鷹巣山まで( ここから30分 )行くよりも今日はここで寝転んでいたい気分が優勢になってしまった・・・・・・・

午後1時、ゆるゆると帰ります。



























富士山は今日がラストチャンスでしたが。今の自分には登る気力、体力もありません。








途中七ツ石までの巻道を少しだけ歩きましたが、山腹をトラバースしていく巻道は台風の影響で
荒れている所もあり注意が必要です。この木橋は土台の支柱が浮いてしまっていて危険でした。
何とか淵を通りましたが、いつ崩落しても不思議ではありません。できれば尾根を歩く方が安全です。











堂所まで降りてきました。

このあたりの紅葉が見頃かな・・・・・


























三頭山が夕日に染まります。

暗くなる前に戻ってきました。

駐車場近くの車道脇にノコンギクがまだ咲いていました。今日見た唯一の花です。
以前は石尾根にもリンドウを少し見かけましたが、今はありませんです。









今日は疲れたので、久しぶりに
 のめこいの湯に寄って帰ることにしました。
今年から値上げしたので( JAF割で800円 )もう帰り道とは反対方向だし寄ることはないと
思っていましたが、ゆっくりと湯につかると疲れも和らいでとても良かったです。
おかげでノンビリ運転して帰路につくことができました。


11月5日








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