コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

横岳 ~ 硫黄岳 ・・・ 天望荘から 

2012-02-25 15:05:23 | インポート




早朝まで吹いていた風も弱くなり。縦走日和となりました。

8時に天望荘を出発します

地蔵ノ頭から先のトレースは風で綺麗に消えていました。

バージンスノーを踏んで、プチラッセルですよ

しかし、上を見上げると、ちょっと不安もあります。


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岩場をトラバースぎみに登るところは、膝くらいのラッセルに

急な斜面でも膝まで潜るところもあり、バランスを崩さないよう

慎重に踏み固めステップを作ります。

雪がしまっていれば、アイゼンの前歯を使い登ることができますが

この感じですので、かなり時間も掛かりました。

Photo_10





上に着いたら、凍りついた岩場を慎重に下ります。

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同じコースを歩いても、反対から歩くと、初めてのコース

を歩いているのと変わらないような難しさがありますね





昨日、少し緊張した 鉾岳のトラバース

やはりトレース消えていました (><)

写真を撮る余裕ナシ・・・次に進みます





トラバースを終えると、稜線まで岩場を登っていきます。

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エビノシッポだらけ






稜線まで登れば、しばらくは、楽しい稜線歩き (^^

今日は、冨士山も良く見えます。

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アイゼンも良く効いて、何処を歩いても問題ないです。

誰も歩いていない稜線を歩くのは、やはり、気持ちがいいです。

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振り返ると、素晴らしい景色です。

冬の八ヶ岳の中でも、ここからの展望は最高ですね

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横岳の頂上が見えてきました。

今日は、浅間山、妙高や上越の山も見えます。

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最後の難所も何とか通過できました。

昨日とは違い、硫黄岳周辺も風が弱く、台座ノ頭山頂を踏んで

のんびりと歩くことができました。

Photo_20


このあたりは広いようで、火口壁もあり複雑な地形ですので、全く視界が

なくて風が強い日は、迷いやすく注意するところです。










硫黄岳までは、昨日より1時間多く、3時間かかりました。

ラッセルと、のんびり歩いたからででしょうか

美濃戸口には2時30分着

雪道ですので夏のガラ場歩きがなく、快調に飛ばして帰りました。

北沢の流れに降り注ぐ陽射しに、春のきざしを感じます。


2月22日











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冬の硫黄岳 ~ 横岳縦走・・・赤岳天望荘

2012-02-23 22:37:41 | インポート




地蔵ノ頭で今、午後2時です。

これから地蔵尾根を下り、南沢経由で美濃戸口の駐車場には

だいたい、5時30分位でしょうか、なんとか明るいうちに

戻れそうです。 また、その予定でしたが・・・・・実は・・私

明日も仕事は休みで連休なのです。

ここから、すぐそこの天望荘 2月10日から冬季営業しているはずです

厳冬期の稜線で唯一、営業している山小屋ですね、以前から機会があれば

泊まってみたいと思っていました。

岩陰で携帯を取り出し、家に電話をして、まずは、許可をもらいます。     
こんな所からも気軽に電話ができる時代なんですね・・・・



















宿泊一名、よろしくお願いします。

Photo_25

・・・写真は翌朝、撮ったものです

小屋へはアイゼンを付けたまま入ることができますよ

厳しい稜線だからでしょうね







今日は、空いているので個室を使わせてもらえました。

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三畳一間の小さな・・・・ちょっと違うな

寝台特急さくらB寝台個室という感じですね・・なんだか嬉しい(^^)





上に布団を敷いて、少し横になります。

稜線に出てから前半は、風に吹かれっぱなし、後半は、緊張の連続で

やはり疲れましたね、少し横になり窓から景色を見ると、奥秩父周辺の

山々が良く見えます・・・・なんと贅沢なことか





Photo_28


天望荘は、3月10日まで営業するそうです。

2食付で、¥9000です。


1月の末、強風と低温で小屋の脇で何とか風を避けようと必死でしたが

もしあの時、小屋が営業していたら・・・・・じゃ~ちょっと

コーヒーでも飲んで、暖まっていきましょうか~

な~んてことになるのかな・・・・







私なんか、古いのか 厳冬期の赤岳の稜線で寒いので、ちょっと

コーヒーブレイク・・・なんて

登ったことにならないじゃないかと思ったりもしますが

まあ、あんまり小難しいことは考えないで              

顔や指が凍傷になるよりは、中に入って暖まっていったほうが

賢明でしょうか。





ごろごろしながら、こんな、くだらないことを考えたり

また靴を履いて、小屋の外をブラブラしてみたり・・・


        



早く夕日が見たいな・・・ここの楽しみは、何といっても

沈む夕日に、赤く染まる稜線、刻々と変わる空の色

そして、もちろん、ご来光も・・・

夏ならともかく、厳冬期の山で、こんな景色をノンビリ楽しめるのは

きっと、ここしかないでしょうね










夕方になると、少し雲ってきてしまいましたが

コンデジ持って、景色を眺めに外に・・・3~4分でもう凍りそうになり

再び小屋の中へ、少し暖まると、また外への繰り返し


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今日の宿泊者は、私以外、10名のシニア団体と2名のカップルの13名

夕食の時、私だけ一人、もくもくと食べていると、小屋の方が

気を使ってくれて、 ~ これでも飲んでゆっくりしてください~と

缶ビールをサービスしてくれました。

昔は、よく山小屋を利用しましたが、こんなに気をつかってもらうなんて

初めてです。 

ほんとうに、ありがとうございました m(_ _)m 

夜は、湯たんぽのサービスもあり、暖かく快適に休むことができました




翌朝は、早く目がさめ、外が気になります

夕べは、布団に入ると窓を叩く風の音がよく聞こえました。

靴を履いて、そーっと様子を見に出てみます。

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風が強く、ガスが掛かっているようです

しかし、今日もそんなに寒くないみたいです。













しばらくすると、東の空が明るくなってきました。

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日か昇ります

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荘厳と静寂・・・なんと表現すればいいのかな~




朝食は6時です

私は、昨日の目標達成でもう十分満足で、のんびりテレビを見ながら

食べていたら、10名の団体さんは、サッサと準備を済ませ

赤岳に出発していきました。


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今日も快晴ですね!  しかし赤岳は風が猛烈ですね

吹き飛ばされないかな~










私は、もう少しコーヒーを飲みながら、ゆっくり準備しよっと

宿泊中は、コーヒー、お茶、飲みほうだいですよ・・・(^^


一時間もすると、風が弱くなってきました。

今日の最低気温、-11℃ 昨日より更に暖かい朝です。

天気も、昨日以上に快晴です。

こんな日は、めったにないでしょうね、このまま帰るのは、あまりにも

もったいなさすぎます。


よし! もう一度、反対方向で硫黄岳に縦走して帰ろう!



つづく   2月22日









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冬の硫黄岳 ~ 横岳縦走

2012-02-23 12:48:17 | インポート




冬の硫黄岳から横岳までの縦走

今年の冬山の最後の目標です
一つのピークを登って降りてくるのではなく
稜線を縦走して歩き、景色を堪能したいと思っていました。

私一人で行くとなると、天気が一日安定して視界が良く
雪質も安定した日を選ばないと
難しいと思い、そんな日が、私の休日に巡ってくるのを待っていました。

今日、やっとその日が来ました。


美濃戸口に着いたのは、5時30分、45分出発
そろそろ、早朝のヘッドランプも必要なくなる時期ですね

北沢~硫黄岳~横岳~地蔵尾根~美濃戸~のルート
で行きます。

















北沢を進むと快晴の空に横岳が見えてきました。

Photo_2



今日は、冬の八ヶ岳にしては、暖かい朝です。
赤岳鉱泉に8時45分着、気温-8℃ 稜線は-15℃だそうです。






しかし、硫黄岳、横岳を見上げると風は強そうです。

ここにいても、稜線を吹き抜ける風の音が聞こえてきます。


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9時に鉱泉を出発、しばらく樹林帯の道を登っていきます。

アイゼンは稜線の手前で付けることにします。


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視界が開けてきました。

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稜線も近い

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アイゼンを着け、ピッケルに持ち変え、目出帽をかぶり

稜線に出ます。


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風はあるものの、視界は素晴らしい

北アルプスも良く見えますね


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これから縦走する横岳方面


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硫黄岳に向かいます。

先を行く2人、山頂まで、もうすぐです。


Photo_11








火口壁


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硫黄岳から台座ノ頭までは、とても広く、なだらかな稜線

ですが、風の通り道らしく、何度も屈みこんで耐風姿勢をとりながら

進んで行きます。

しかし、前回の赤岳と違い、これくらいの気温で陽射しがあると

フードでしっかりと顔を覆っていれば、顔を目出帽で覆をなくても

冷たく感じません。

こらなら、行けそうな気がしてきました。


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硫黄岳までは、何組か登っていましたが、皆さんピストンのようです。

ここからは、一人ですね、いよいよ 厳しい横岳です。

途中で、今日、唯一 単独行の人に会いました。

ところが、話しかけても何だか、よくつうじません?

・・・アジア系の外国人の方でした (^^

よく、来ましたね!


いよいよ、最初の難関です。

まず、佐久側のトラバース


Photo_14














丁度、風が当たらないのと、しっかりトレースがあるので

問題ありませんでしたが、すぐに現われる、この急な岩の壁

上の方を見上げると、クサリがあるのがわかりますが

何処をどう登ればいいのか、最初さっぱりわかりませんでした。


Photo_15


良くトレースを見わたすと、東面にクサリが見つかり

そこをアイゼン効かして登って行くことがわかりました。

ハァ~ まずは、一安心 (^^;

登りですので、不安なく登れましたが、反対まわりですと降りになり

注意するところですね








岩場を登りきると、素晴らしい展望が開けてきます。

大同心を上から見ます。


Photo_16





ここから、奥ノ院の先までは、素晴らしい稜線歩きです。

風も、この周辺は強くないし、痩せ尾根もなく、のんびり景色を眺め

ながら行きます。


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このピークは、上まで登ってしまい降りられなくなってしまいました。

良く見ると、佐久側を巻いていました。

どのピークも巻いていきます。


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いよいよ、最難関、鉾岳のトラバースが見えてきました。


Photo_19


写真で、見るのと実際にその場で見るのとは、スケールが違いますね

こんなに急傾斜だったとは (-_ー;





ゆっくり降りて、トラバース地点に着きました。

Photo_20


トレースが、しっかり付いているので、慎重に進めば何とか

行ける気がします。






クサリは雪で埋まっていますので、ピッケルをしっかり刺して

行きますが、こちら側からですと、逆手になり、少し不安です。


それでも、何とか通過しました。

トラバースした後、氷付いた岩場を登って、再び稜線に出ます

ここは、クサリが、まだ出ているので、一安心


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上に出ると、すぐに、こんどは日ノ岳のルンゼ状の急斜面を

下りなければなりません。


Photo_22

ここさえ、クリアすれば、もう地蔵の頭は近い!

しかし、見た目以上に急なうえ、雪が、しっかり閉まっていません

体重を乗せると、ズルズル落ちていくところもあり、ヒヤヒヤします。







ピッケルを深く刺して、トレースに沿って慎重に下りました。


Photo_23


下りてきた日ノ岳を振り返る。







痩せた尾根を、気をつけて進むと、地蔵ノ頭に着きました。

小さくガッツポーズ!

Photo_24


時計を見ると2時丁度です。 硫黄岳から、2時間でした。



つづく









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丹沢 ~ 霧氷を見に・・・

2012-02-15 22:40:16 | インポート




今日は休みですが、雨が降り出しそうな空です、先週に続き  天気が、あまり良くないですね

2週つづけて山に行かないと体力が落ちてしまいますので
何処か近場にでも歩きに行こうと思いますが・・・
どうも、テンション上がりませんね

そういえば、寒い2月の曇りの日は、丹沢では霧氷が見られる
ということを、以前ネットでよんだことがありました。

もし見ることができれば、きっと幻想的な景色だろうな・・・     うん、決めた!  久しぶりに丹沢に行くことにしましす









コースは、表丹沢県民の森に車を置いて
二股~小丸尾根~搭ノ岳~丹沢山あたりまで
 ~適当なところで引き返してきます~

早朝、駐車場に着くと、昨夜、少し雨が降ったようです
空は、ごらんのとうり

Photo

また、テンション下がりそうです (-_ー)
駐車場の車は私のだけでした。
こんな天気ですので、誰にも会わないかな~
おまけに、今朝はあまり寒くないです。
いつも水溜りが凍っている勘七橋の道も、凍っていません。
これだと霧氷を見ることも難しいかな・・・









小丸尾根・・・訓練尾根と呼ぶだけに、しっかり汗をかきました。
おまけに、尾根の上部は、ひどいドロンコです

尾根に上がると、階段の段差の隙間か雪で埋まっていて
カリカリに凍っていましたので、軽アイゼンを装着

景色・・・ずっ~と まっ白です

搭ノ岳の山頂、やっぱり、まっ白 


Photo_3











しかし、登るにつれて 気温がグングン下がってきて
搭の岳の下あたりからは、先日の雪が、けっこう残っていました。


木を見ると、チョッピリ霧氷が付いている枝があります。 (^^)


これは、期待できるかな・・・









誰もいない静かな山頂、そのまま

縦走路を丹沢山に向かいます。

小屋の裏手からは、雪道になります。
気温も急に寒くなったような・・・


しばらく歩くと・・・景色は・・・・





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アセビの葉にも・・


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ヤシオの枝は、特に美しい


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とても静かで、幻想的です。

来てよかったです

ゆっくりと、霧氷の森を丹沢山の途中まで行き、引き返しました。











帰り道、搭ノ岳を過ぎると、雪が降ってきました。


小丸尾根を、また降ります。

途中、雪が止んで、初めて視界が開けてきました。




Photo_9















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下に降りてくると、再び雨が降り出してきました。


            








オニシバリが蕾を付けています。
なんだかんだ言っても、春はもうすぐかな・・


Photo_2










人気のコースですが、途中で会った人は、4人でした。

今日は、特に静かな丹沢でしたね



チョコレートは、一つも、もらえませんでしたが

幻想的な景色を頂き、満足しました。 (^^



2月14日





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河津桜 ~ 林試ノ森公園

2012-02-11 07:58:35 | インポート





そろそろ、河津桜が咲き始めたのではないかと思い
早朝、林試ノ森公園に行ってきました。

アレ~ まだ咲いていません

Photo






まだ、一週間は掛かりそうです。

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咲いていたのは、紅梅だけすね
それも、日当たりが、良い所だけです
マンサクさえも咲いていませんでした。

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昨年は、今頃もう満開に近く見頃でしたが・・・

ここの河津桜は、伊豆の河津町の桜と開花時期が、2~3日位
しか違わないので、本家の桜も、まだまだでしょうね。









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