コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

アケボノシュスランの森には ・・・・

2015-09-08 08:14:35 | 登山





やっと天気が良さそうな休みの日、何処へ行こうか中途半端な感じで迷いましたが
ちょっと気になる森があるので、咲き始めたアケボノシュスランを見に出かけてきました。


久しぶりに朝日を浴びて歩き始めます。
普段は水量が少ない沢ですが雨の影響で脇を歩くのにも苦労します。








歩き辛いので入ったことがなかった枝沢に行ってみます。













ここの沢沿いにもアケボノシュスランは多くいました。 
しかし花付はあまり良くない感じですね。
帰りにも寄り道して別の沢沿いを歩いて見たのですが
どうやら、ここの山周辺の沢には、アケボノシュスランが多く自生しているようです。
尾根を乗り越えて元の沢に戻ることにします。





いつも気になる木橋の脇まで進出したアケボノシュスラン、
今年は花が咲いた株がありました。














少し背の高いのはテイカカズラの株です。







全体に今年は昨年よりも花付が良くない感じです。
それでも毎年よく咲いている場所があるので、ちょっと行って見ます。


いつもは湿った岩場で、少し水が滴り落ちている程度ですが
今年は、立派なスダレ滝になっています。
毎年ここだけは、なぜか花付が良いのです。








少し暗めに写してあげるとアケボノ色が浮かんできます。











      





ちょっと気になる森とは・・・・・このアケボノシュスランの森です。
今までは林床を見渡しながら歩いていましたが、沢沿いの森は
とても空中湿度が高く、マメズタが大きな樹を枝先まで覆っていて
何だか色んなものが絡まっていたり、コケ、シダなども着生していたり・・・・

今までもマメズタが美しくて、しばらく見上げたりはしていましていましたが
何か探すということはしていませんでした。

しかし、この夏に着生ランを見つけて観察していた時・・・そういえば
あのアケボノシュスランの森も同じ雰囲気だったな・・・・と思い出し
それ以来とても気になっていました。

今回は双眼鏡を使って、じっくりと樹々の上の方を見てみようと思います。





















真下から見上げるように探すのは首が辛くなるし、重なってしまう為に
わかりづらいですので、少し離れて斜面の上や一段高くなった法面の上から
双眼鏡でゆっくりと一本一本、目で追っていきます。

最初はマメズタばかりだな・・・と思っていましたが

ん! やはり何か着生しています。














カヤランだ!








樹の上の方に見えていた、白い枯れたツルのような物は、
すべてカヤランの根だったようです・・・・

目が慣れてくると、裸眼でも何となく着生しているのがわかってきました。












何とか落ちないように頑張っています。

よく台風の後に沢沿いの森を歩くと着生ランが落ちているという話を聞きますが
きっと、こんな株が落ちてしまうのだろうな・・・











どうやら、ここの森は、着生ランにも居心地が良いようです。
一本の樹には数えきれないほど着生してそうでした。
花の時期には、どんな景色か楽しみです。
春にカヤラン、秋にアケボノ と2度楽しめますね。


もしかしたら、フウランが隠れていないかな・・・・と期待して見渡してみましたが
どうもカヤランばかりのようでした。

林床も、なぜかアケボノシュスランばかりで、ほかのシュスランの仲間が見当たりません。
上も下も単品使用の森ということでしょうか。

しかし着生ランは、まだ森の一部を探したにすぎません。
また何時か、じっくり探してみようと思います。




9月16日
















コメント (2)
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