コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

久しぶりに西丹沢 ~ 檜洞丸

2021-02-24 22:34:33 | 登山
暖かく天気も良い予報でしたので、久しぶりに西丹沢の檜洞丸へ行ってきました。
確か前回に登ったのは道志側の源蔵尾根からだった思います。
現在は道志側からのアプローチができないので、西丹沢自然教室に車を止めて
時計周りで周回しようと思います。

今日は祭日、週末に行かれた方のレポを見ると、6時30分に到着して
何とかギリギリ駐車場に止めることが出来たとあったので、もう少し早く6時には
到着できるように家をでました。
駐車スペースはありましたが、私が出発する時は残り6~7台位の空でしたので早く到着してよかったです。
普段は平日ですので、駐車場の心配なんかしたことがありませんでした。
新緑の季節ですと、今の時間でも厳しいかもしれませんね・・・・

6時半に出発、~用木沢出合~犬越路~檜洞丸~ツツジ新道のコースで歩きます。









用木沢出合までの林道、未だに車は通行止めです。






















法面の植物を眺めながら行きます。

岩場に見られるイワナンテン










斜面の上の方で物音がするので見るとシカがいました。
保護色ですので、すぐ上にいてもわかりませんでした。
垂れ下る樹の葉を食べています。











一汗かいて犬越路に到着。

陽ざしが暖かい・・・でなく暑いです。











・・・・・ベンチで休憩。

ゆっくり登ってきましたが、まだ後ろからは誰も来ていません。
こちらから周回する人は少ないのかもしれませんね。
神ノ川方面は通行止めになっていました。

ここから岩場の多い稜線を行きます。









振り返ると富士山。

花もない時期ですので、振り返っては富士山を眺めていました。
このコース、コイワザクラの咲く5月連休がベストシーズンかな・・・・・









大室山、道志側からの植林帯の様子がよくわかりますね。
茶色くなっている所って、もしかして花粉か!











ヤタ尾根分岐 ~ また休憩

祭日ですが、思っていたよりも静かな山歩きになりそうな・・・・・




















以前、年賀の写真用に富士山を・・・と晩秋に来たことを思い出しました。

ここの稜線から眺める富士山は絵になります。




檜洞丸山頂が見えてきました。














熊笹ノ峰あたりからブナの巨木を見るようになります。
丹沢では堂平をはじめ立派なブナの森が残っています。

ブナの多い斜面一帯は鹿柵で囲ってありました。
以前のように好き勝手にブナの巨木に近寄ったりできなくなりましたが
少し安心しました。

以前は犬越路に上がる手前は笹を掻き分けるようにして登りましたが
今はほとんど笹を見かけません。
登山道沿いの唯一の植物であるカンズゲも新芽はことごとく食べられています。

最近よく歩く奥多摩の稜線にも少し保護柵を作ってもらえれば・・・・・と
いつも石尾根を歩くたびに思っています・・・・山頂の立派な大理石の標柱もいいけど・・・・・
千本ツツジ周辺などは湿り気もあるので、柵で囲うと貴重な植物も
また復活してくれるような感じもします。





























ひたすら階段を登り・・・・












到着!












途中ユックリしていましたが、コースタイムどうり
ちょうど4時間30分で着きました。

今日は行動食にしたので15分休憩して出発します。

まだ早い時間なので、蛭ヶ岳まで行って戻るのは無理ですが、せめて臼ヶ岳までなら・・・・と
一瞬思いましたが、また戻る時の階段が辛いので・・・・・やめた。 (+。+)
予定どうりツツジ新道で帰ります。 

ブラブラ帰るはずでしたが、途中から下りの勢いに任せてゴーラ沢出合まで駆け下り
キャンプ場脇を通って・・・・






















今日も帰りは早かった・・・・・

祭日ですが渋滞する前に帰ることができました。


2月23日 




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早春の花 ~ コセリバオウレン、スハマソウ

2021-02-17 10:51:00 | 登山



風が強い一日でしたので冬山は諦めて、早春の花を探しに
Kさんと一緒に房総を歩いてきました。

房総の渓谷や沢沿いを歩いていると、湿った法面にスハマソウの花を見かけるので
今まで歩いてなかった所を含め、一山超えて静かな山域を何ヶ所か歩いてみました。


心配したアクアラインは何とか今日は通行できましたが、翌日は朝から通行止めでした。









急斜面を登ります。以前は道があったようですが今は一面羊歯に覆われています。
羊歯の緑が新緑のように眩しい・・・・・・。尾根に上がると薄っすら富士山が見えました。










こんな山奥なのにキミガヨランが入ってきています。
海岸沿いでもよく見かけるようになりました。















ほんとうはチェーンスパイクを履いて沢底を歩きながら探す予定でしたが
昨日かなりの雨が降ったので、沢は増水していて歩ける場所はあまりなく
何とか濡れない程度に少しだけ歩いてみました。

























川廻しの切通しやトンネルが多く両側の法面には羊歯や苔がビッシリ着生しています。

コチョウショウジョウバカマも多く花芽をもっています。
















ようやく咲きはじめたスハマソウが点々と・・・・

















増水している沢を歩くのが難しくなったので
途中からは沢沿いの林道を中心に探してみました。
沢沿いの林道も法面は羊歯や苔に覆われていますので、歩いていれば
どこかで花に出会うと思います。

ここは結構まとまって何株もいます。











シュスランもいました。











薄っすらとピンク系も・・・・



















スハマソウの花、以前は大株もあり探すような花ではありませんでしたが
最近は沢沿いを歩いても点々と見かける程度です。

今日は、この苔むした法面に住んでいるコセリバオウレンを何とか
見つけたいと思っていますが、なかなか見つかりません。
今まで土手沿いや深山の北斜面で落葉の中から咲きだす花は見ていますが
苔の上に着生するように咲く花景色が見たいのです。

半分諦めていた時、アッというKさんの声が・・・・・見つけてくれました。






















































薄暗く苔むした法面にはスハマソウよりも繊細なコセリバオウレンの花景色がいいです!
・・・・・私的な好みの感覚ですが・・・・・・

苔の上に咲く株は葉の先まで株全体がみられますので
セリバも写真の中に入れなければ・・・と落葉や枯草をどける必要もないですしね。

ここの場所、行にも通ったのに見落としていました。
両側の法面に目を凝らして、見落とすことがないように歩くのは
一人では難しいかもしれませんね。
おかげさまで見たかった花景気を見ることができました。

スハマソウの花はこれからで、3月になればもっと多く見られると思います。


2月16日






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杣添尾根から横岳へ ~ 稜線までも行けず撤退

2021-02-11 19:33:09 | 登山



10日水曜日、2年ぶりに杣添尾根から横岳を歩こうと思い数日前からネットで状況を調べていました。
週末の土日にはトレースもあったようですが、月~火曜にかけて八ヶ岳は強風で降雪もあり
火曜日に北横岳へ行かれた方のレポを見たら、朝一は坪庭周辺のトレースさえも全くなかったようです。

コロナ禍でなくても、平日の杣添尾根に入山する人は殆どいませんので
トレースなどは期待できず、ザックにワカンを括り付けて家を出ました。

海ノ口自然郷の別荘地の一番上の方に登山者用の駐車場があります。
国道141号から左折すると、途中から凍結路になりました。
別荘地内は除雪がしてありますが、カリカリの凍結路です。

駐車場には8時到着、気温-12度、快晴の天気です。権現岳へ行く時は夜中に出て6時過ぎには出発しますが
杣添尾根は比較的楽に登れて危険個所もないので、この時間にスタートしても
夕方には戻れるだろうと思いました ~ この甘い判断に後でツケを払わされることに・・・・

思っていたとうり駐車場には私の車だけでした。準備して8時20分出発します。
薄緑色の登山ポストに入山届を入れ、別荘地内の遊歩道を歩いて登山口へ。









別荘地内を歩くこと30分、登山口に到着。
青空に横岳がクッキリ見えます。途中の遊歩道には踏み跡がありましたが、沢に架かる橋の上は風が抜けるので
踏み跡は消えて、ツボ足で行くと膝下まで潜りました・・・・・・・きっと途中からラッセルかな~と
思いましたが、この時点ではまだ気楽に考えていました。











チェーンスパイクを付けて沢を渡り尾根に取り付きます。
時計を見ると丁度9時でした。

















尾根に乗っかるまでは、けっこう傾斜のある斜面を登っていきます。
このあたりはトレースもハッキリしていて、その上に薄っすらと新雪がありました。









尾根に乗っかるあたりから積雪は徐々に増えていって踝の上~膝下くらいになりました。
展望のないコメツガ、シラビソなどの針葉樹の森をユックリと登っていきます。
森の中でも風が抜ける場所があって、そこはトレースも消えて真っさらな雪面になり
薄っすらと風紋も見られます。
何となくトレースがあったラインが見えますが、この杣添尾根のルートはトレースが
消えても点々と赤~オレンジのテープが短い間隔でありますので迷うことはありません。














ツボ足だと膝下まで常に潜るようになったので迷わずワカンを付けました。
ラチェット式なので、オーバーグローブでも簡単に装着できるはずでしたが
足場が悪く、結構戸惑ってしまった。(-_-;)  












今まで雪の雨池周辺で試しに歩いたりしたくらいですので
ワカンを付けて本格的に登山をするのは初めての経験です。
歩いてみると膝下まで潜っていた積雪が踝上くらいになって快適です。
しばらくは、雪面から浮くような感覚が気持ちよく、単調な登りも楽しくなりました。
少し脇道を歩いてみたら又下まで踏み抜いて、ワカンが樹の根に引っかかり抜けだすのが
大変でした。やっぱりトレースの跡をたどるのが賢明です。


















1時間で200mくらいしか登っていないペースです。
何とか稜線までは登りたいので、少しペースを速めます。
途中で暑くなってきたので上着を脱いでガンバリます。


ようやく周辺が少し明るくなってきて、長い樹林帯の登りも終わり
展望が開けてきました。















赤岳の迫力ある東面が見えてきました。












確か東屋があって、前回に来た時は屋根で休憩しましたが
雪で埋って何処だかわからないので、適当な所で大休止・・・・疲れた (;'∀')














汗をかいたので、なっちゃんが美味しい!














ここからの赤岳は迫力があり、見飽きません。















南アルプス~富士山~奥秩父から浅間山まで180度よ~く見えます。
あまりにも天気がよく風もないので写真を撮ったりしてゴロゴロしていたら
もう13時を過ぎてしまった・・・・・










この景色が見られたので、もういいかな~とも
思いましたが
まだ余力はあるので14時半をタイムリミットにして進みます。

見上げると、まだ稜線までは遠くトレースもないです。
視界が開けてからは積雪も増えて、ワカンを履いても膝下近くまで沈むようになり
1時間少々では行けそうにもありませんが、景色を眺めながら行けるところまで行ってみます。













振り返って見ると私の踏み跡の先には富士山から奥秩父の山並みが広がっています。



















ようやく冬山らしい尾根歩きになりました。


















私の足跡の横の斜面に、小さな動物の足跡が・・・・

ワカンの先を雪面に蹴り込んで行くと、2本の刃もあるので結構傾斜のある斜面もOKで
稜線手前の急斜面もアイゼンでなくても行けそうな気もしますが
だんだんと踏み跡が深くなってきて、踏み込んだ雪面からワカンを引き上げるのが
辛くなってきた・・・・・

結局はたいした距離を進めなくて時間切れになってしまい、ここで撤退します。 (-_-;)












いつも冬山へ行く時間どうり、あと2時間くらい早く出発すれば
行けた感じもしますが、この先の状況もわかりませんので何ともいえませんね。
今の自分の体力では、ここで引き返すのが丁度良さそうです。


帰りは景色を眺めながら帰ります・・・・今日頑張ったご褒美のような景色です。



















帰りは1時間40分で登山口へ、駐車場には4時30分に帰ってきました。
雪山の帰りは早いです。15時まで上にいても良かった感じもしました。

稜線までも行けませんでしたが、いつもザックに付けて行くだけで使うことがなかった
ワカンを履いて登る経験ができて良かったです。いつものアイゼン歩行とは違う筋肉を使っている感じがしました。
なれたら、もう少し快適に登れるかもしれません。





-・-・-・-・-・-・-・-





車で帰る途中、日が沈んでいく時間に八ケ岳高原大橋の駐車場を通りましたので
車を止めて、しばらく眺めていました。












エコーラインのように夕日に照らされた景色ではないですが
高度感があって清里方面の帰りには時々寄って眺めています。
以前は有料道路でしたが現在は無料になっています。

2月10日




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甲州古道とセリバオウレン

2021-02-04 12:44:30 | 登山
朝はまだ雨が降っていましたが、8時過ぎには雨も上がって晴れる予報でしたので
浅間尾根(甲州古道)を歩いてきました。

檜原村の払沢の滝駐車場に車を止めて出発します。








雨が上がったばかりの山里を登って行きます。
霧が立ち込めていて、まだ陽ざしはありませんが寒さは感じませんでした。



























見晴らしの良い小屋の軒下に半鐘が吊り下げられています。
小屋のトタン板を帰りによく見たら、月と象のマークがあるのを見つけました。















MOON ELEPHANT とあります。
オサカ造船所というのは会社名でしょうね
ネットで検索しても同じ絵柄のアンティーク看板しかヒットしなくて
それ以外の詳しい事はわかりませんでした。










雲の隙間から朝日が入ってきました。

時坂峠(トッサカ峠)に到着。














雲が切れて視界が開けてきました。
雨上がりで、とても空気が澄んでいる感じがします。










山の中腹にも点々と集落がみられます。















冬枯れした雨上がりの森に陽ざしが入ると、土や落葉の香がしてきます。











途中の急斜面が伐採されていて、開けている場所がありました。











北秋川渓谷がよく見えます。
遠くには石尾根~飛龍~の山々も見えますね。
石尾根を歩いていた時は見下ろしていた山ですが、ここから見る山々の景色も
奥行きがあって見ごたえがあります。

だんだんと空全体に青空が広がってきました。










ほどなく浅間嶺に到着。富士山も見えます。
富士山が見えたのは、この一時だけでした。
















ベンチでノンビリ休憩していたら、消防のヘリコプターがやってきて
すぐ近くで停止してホバーリングしています。









しばらく眺めていると、ホイストで降下がはじまり・・・・・
・・・・・救助訓練をしているようです。












ヘリの奥には石尾根がみえますね。
右が鷹ノ巣山だと思います。左奥には雲取山も見えているような・・・・・

珍しい光景ですので、しばらく眺めていましたが
ヘリのエンジン音が大音響でうるさいので隣のピーク、入沢山へ移動します。














ここも眺めが良いピークです。
春にはアケボノスミレが咲き途中の斜面にはカタクリも咲くのですが
今はまだ花を見かけることありません。

それでも明日は立春、何となく陽ざしに春の気配を感じるので、帰りに小峰公園へ寄ってみました。

・・・・・・そろそろセリバオウレンが咲き初めているのでは・・・・




・-・-・-・-・-・ 





梅香る公園をブラブラ・・・・

ビジターセンターは緊急事態宣言中は閉鎖していますが
駐車場は無料開放しています・・・・・9時~16時30分まで、月曜休み 














公園内に落ちているドングリを拾おうとしたら
みんな根を地中に出していて発芽準備中でした。










落葉の中をよく見ながら歩いていると・・・・・

咲きはじめている!



























一か所だけ咲きそろっている株もいました。























富士山や八ヶ岳も積雪が増えて冬らしい姿になりましたが
春の芽吹きもすぐそこまで来ている感じがします。


2月2日









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