世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

口先男・舛添と専門家の温度差

2009年08月24日 | 日記
口先男・舛添と専門家の温度差(新型インフルエンザ)


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以下は国立感染症研究所・感染症情報センターのHPの新型インフルエンザに対する現状の認識だ。

―ここから引用―

国内の状況 
本邦においては、5月からの各地方自治体における積極的な対策により、新型インフルエンザ(H1N1)2009の感染伝播が低く抑えられていたが、インフ ルエンザのもつ本来の感染性と多数の軽症者、無症候性感染者の影響もあり、地域への浸透は継続しており、ここにきて、徐々に増加しつつある。
 国内においては、7月24日時点で、4,986例の確定例(死亡例はゼロ)が報告され、国内においても地域内感染伝播が持続していると考えられたため、この日を持って疑い例の全数検査は中止となっている。集団発生からの疑い例と確定例の報告、および入院例の報告は継続されているものの、現状では、全国約4,800の定点医療機関からのインフルエンザと診断された患者の報告数と、それらから提出された検体からの ウイルスサーベイランスにより、流行状況は十分把握できるレベルになっている。 
 感染症発生動向調査によるインフルエンザの報告状況をみると、第28週頃より急激に増加している。最新の データである、第32週1週間におけるインフルエンザの報告数は、4,630例で、これは統計学的な推計によると、この1週間に全国で約60,000例 (95%信頼区間40,000-80,000)の患者が発生していると推定される。また、定点あたり報告数(1週間の1医療機関当たりへの受診患者数)に 直すと、0.99であり、通常の冬季の季節性インフルエンザの全国的な流行の指標とされている1.0に近くなっている。
ただ、まだまだ地域的には流行状況 に大きな差異があり、都道府県別の定点あたり報告数では沖縄県(20.36)、奈良県(1.85)、大阪府(1.80)、東京都(1.68)、長崎県 (1.50)、長野県(1.44)、三重県(0.99)、茨城県(0.91)、兵庫県(0.91)の順となっている。報告されている流行ウイルスは、ほとんどが新型インフルエンザウイルスAH1pdmである。 
 8月11日現在の厚生労働省へ報告された新型インフルエンザ(H1N1)による入院患者数は、119例であり、8月19日までに沖縄県、兵庫県、愛知県で3例の死亡が報告されている。 今後地域での流行状況の推移に留意していく必要がある。
世界の状況
  世界的にも、すでに患者数の全数報告は中止となり、新たに感染が確認された国を除いては、定期的な報告は流行状況とリスクに関する指標のみとされているため、数字にはあまり意味はないが、8月6日時点では、世界で170以上の国/地域から、177,457例の患者と1,462例の死亡が報告されている。
  南半球の温帯地域の国々では、ほとんどの国で初冬に急速な患者の増加があり、冬季が終わりに近づきつつある現在、減少傾向を見せつつあるが、依然としてウイルスの伝播は続いており、早期には感染があまりみられなかった地域での流行に移り変わりつつある。
これらの地域におけるインパクトはまだ評価中であるが、ほとんどの国では、人工呼吸管理を必要とする入院患者が増加し、通常の季節性インフルエンザよりも若干強いと報告されている。
―引用終わり―

≪ 8月11日現在の厚生労働省へ報告された新型インフルエンザ(H1N1)による入院患者数は、119例であり、8月19日までに沖縄県、兵庫県、愛知県で3例の死亡が報告されている。 今後地域での流行状況の推移に留意していく必要がある。≫
また世界的にみて
≪依然としてウイルスの伝播は続いており、早期には感染があまりみられなかった地域での流行に移り変わりつつある。これらの地域におけるインパクトはまだ評価中であるが、ほとんどの国では、人工呼吸管理を必要とする入院患者が増加し、通常の季節性インフルエンザよりも若干強いと報告されている。≫

以上のように冷静に分析、若干流行の兆しが見えはじめたので観察を強めると発信している状況だ。とても、目と歯を剥き出しにして、鬼の首を取ったように発表するレベルではない。
マスゾエの「今からバタバタ人が死ぬ状況になった時に、どういう危機管理をやるのか」などと云うトンデモナイ、針小棒大・脅し発言との温度差をジックリ比べて頂きたい。

いかに舛添なる大臣の大袈裟かが歴然とする。この人物、次期自民党総裁に色気たっぷりなようだが、衆議院解散中で参議院議員で気楽な身分を良いことに、好き勝手を語っている節がある。多少の警戒は必要だろうが、マスゾエが記者会見をわざわざ開くレベルの危険情報とは到底思えない。

そういえば、このマスゾエと云う男、衆議院へのくら替えを内々打診されたにも関わらず、冗談じゃないと拒否した経緯がある。なるほど!これで更に目立とう、人気者になれると踏んだとしたら大馬鹿野郎である。今さら自民党の総裁になってどうするつもりだ?今度は総理にはなれないんだよ!知っているよね(笑)

やれやれ、自民党ではこの男とのツーショットポスター一番人気なのだそうだ。惨敗するはずだよな~。嘆かわしい。
政治は人気じゃないんだ、政策でも政局でもない、国家がどのような方向に、どのようにして進むのか、そして国民はどうなるのか。それを示す、それだけの役目なのである。
つまり明確な国家観、これが今の政党には欠けている。じつはこれを主張し過ぎると、有権者が怖がると云う我が国に風潮があり、声高には言い難いのだが言うべきである。安倍元首相の「美しい国」あれじゃあ駄目だよ(笑)

この調子だと最後の最後には「北朝鮮がミサイルを日本に向け発射準備中」などと投票日数日前に発表?そこまでするか自民党ということだ。
しかし、小沢秘書逮捕事件以来、自民党の議員が発する言葉、メディアが発する情報、警察検察のリーク報道、これらすべてを国民は眉唾で読み聞く癖がついてしまった。
本当にあの逮捕は拙かった、漆間と検察庁は上手くやった積りだったが、とんでもない墓穴を掘ったものである。菅や漆間を信じた総理総裁の選択ミス。
それにしても、その結果国民から与えられる鉄鎚はあまりにも大きいものになるようだ。

*「共同通信・東京新聞」「時事通信」の選挙情勢調査でも、民主党320議席、自民100プラスマイナスとなると、どうも朝日・読売・毎日マスメディアの世論操作の疑いは消えたようだ。(笑)しかし、此処まで国民をバカにし、足下にした自公政権の自業自得なのだが、これに俗に言うところの「政治愉快犯」が加担した「サイレント革命」そのものだ。革命嫌いの麻生首相に伝えておきたいところだが、民意は静かに血も流さず革命をしようとしているのである。つまり、「自民党、公明党は絶対に嫌だ」と言っているのだ。民主党がどれほどのものか判らないが、間違っても自民党公明党以下の政治はやりたくてもやれないほど愚かな政治だったと云うことなのだろう。 

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