実力麻生自民、支持率回復
各マスコミの世論調査が続々と出ている。数値にバラツキはあるが総じて麻生自民党の回復基調が目立ってきた。
あと残り19日、充分逆転可能な日数が残っているだけに、麻生首相の顔も脂でギトギト、今にも誰かを食い殺す勢いだ。
筆者は偶然麻生首相のナマ演説を聞く羽目になったのだが、凄い説得力のあるダミ声だった印象がある。演説の内容なんてのは二の次三の次(笑)兎に角街頭演説のダミ声が素晴らしい。
ズバリ香具師のそれだ!「さぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。…エ~イ、もう一声、只同然だ~。さぁ持ってけドロボウ!」ってな調子である。ひたすら見事だ、感服するしかない。
それに比べて鳩山代表の街頭演説も聞いたが迫力に欠ける。経歴から見ても演説口調なるわけがないのだが、聴衆に丁寧に内容を語っている。あれは駄目だ~!街頭演説は声の強弱で聴衆の意識を常に覚醒しなければ駄目だ。アップダウンが演説のコツなのに抑揚がゼロに近い。
マニフェストの説明会ではないのだ。
「自公政権の欠点を並べ立て、“まだ続けさせるのですか?日本は安保以前に必ず沈没します。沈没させない民主党!政権交代させてください。国の借金は麻生政権で50兆も増えたのですよ。今や860兆円の借金大国!皆さんにその予算は回ってきたのですか?回るはずがありません!大企業、霞が関、外資企業に回ったのです。挙句に消費税を上げようとしています。彼らの財源はすべて、その消費税なのです!国民市民から捲き上げた金をそうやって浪費する自民党に騙されるのは止めようじゃないですか。今こそ政権交代です!自民の嘘八百に騙されてはいけません。皆さん、選挙に行って、民主党と書いてください、***と書いてください!”などと喚くべきである」(笑)
おそらく小沢や管はそれなりに演説しているだろうが幹事長の岡田はどうなのだろう?鳩山と違うことを言ったりしている。政策の事をクドクド言わぬが花だろう、選挙とはそういうものだ。総花、勢いだと思う。
まぁ意図的に麻生自民優遇のマスコミ報道がなされている影響も大きい。民主マニフェストの欠点を自民党が声だかに語り、それをマスコミがくまなく報道するシステム報道が構築されているのだから厄介だ。 テレビをぼんやり観ている国民の意識に刷り込み現象が生まれ始めた証拠だと思われる。
この上、麻生か小泉が米国主導の北朝鮮拉致被害者の一部を連れ帰るとか、逆に北朝鮮ミサイルが誤発射、日本国土に着弾するとか、東京のど真ん中でテロが発生する等の極端な事件が起きたら民主党有利は吹っ飛んでしまうだろう。
そして、自民か民主第1党の与野党拮抗の中途半端な衆議院が成立するかもしれない。こうなると、もう国会は何も決定できない烏合の金食い虫団体になってしまう。そして、来年7月の衆参W選挙を迎えることになるのだろう。
しかし、この1年は世界規模の経済問題をかじ取りせざるを得ない1年だけに、その国家的被害は甚大になると思われる。
さて、民主の逆襲はあるのだろうか?現在の選挙情勢は民主のギリギリ勝利に勢いが落ち始めている。民主は断トツ勝利しない限り、都議会ではないがマトモナ国会運営が出来ない可能性が大である。鳩山には悪いが、小沢のアドバイスに耳を傾け、不用意に政策をいじらない方が賢明なようだ。それにしても民主党には演説上手が居ないのはどういうことなのだろう?演説は古い政治家が上手という事なのだろうか?
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