藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

夏、と言えば、「盆踊り」と・・・

2009年08月09日 | 雑感
 稲城では、旧盆の所と、新盆(しんぼん)でやる家が混在しているようですね。我が家は7月にやります。8月の半ば過ぎに三沢川沿いを通ると、ナスの牛ときゅうりの馬が橋のたもとにいたりします。

 この季節に浮かぶのは、全く異なる二つのことです。

 一つは、「盆踊り」 もうひとつは「原爆」です。

 盆踊りから話します。
 昨日、地元の盆踊りがありました。小さな公園に、地元団体が出した夜店がキラキラと並び、子どもからお年寄りまで、まあ、沢山の人、人・・・!
いつもは夜遊び出来ない子達も、この日ばかりは親御さんや友達と一緒にゴヤゴヤと楽しそうに金魚すくったりしていました。
私も勿論踊ります。ビール飲みます!

 色んな<音頭>があって毎年忘れて、そのうち何となく踊れるようになります。
 
 盆踊りに混じって、阿波踊りもあります。いやあ皆さん元気です!9月5日には、阿波踊り大会が、ランドの駅前であります。

 ・・・そこで、思ったんです。
 確かに阿波踊りは素敵!毎年盛んになって、活気があります。
 じゃあ、もうひとつ、「オンリーワンのまち作り」なら、「稲城繁盛節」か「稲城梨唄」で街中を大行進!途中入っても抜けても良くて、誰でも参加できる、なんてのも良いなあ、と。市民まつりの時だけではもったいないです。


 もうひとつの「原爆」です。

 前にも書いたと思いますが、私、ずっと前に、稲城で「地人会」の方と一緒に、朗読劇「この子達の夏」をやらせてもらいました。
 一瞬にして命を奪われた家族や友達の状況を瀕死の子や母が書き残した文と、生前の写真で構成されたこの劇は、<悲しい>とか<むごい>とかの一言では言い表せない、体の中から熱くて激しく渦巻くものが、胸が裂けて吹き出てくるような感情に襲われるものです。

 もう先の戦争から、63年たちました。戦争の体験を語るひとは、高齢になり、そのむごさや熱さや臭いを伝える人がいなくなり、戦争というものが、バーチャルの世界にならないように、幼児期より絵本から、子どものうちから、日本の戦争の歴史を、被害加害共に教えていかないといけないと思います。

 確かに、残酷な内容であったり、悲し過ぎることであったりするかもしれませんが、<知らない>まま,<教えない>ままは、かえって罪になると思うのです。


 昼も夜も、子ども達が、水遊びしたり盆踊りに行ったり。それが出来るのは、今、日本の国土では戦争が無いからです。
 
コメント
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