アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

イシハラ 奴の本性

2012年11月01日 19時56分46秒 | 都構想・IRカジノ反対!
指責め地獄 (ロマンSMシリーズ7 SUNロマン文庫)
クリエーター情報なし
サン出版


 東京都知事を長い間勤め上げられた後も、新党をお作りあそばされるとかで、老いてますますお盛んな石原慎太郎閣下の書いた小説がネットで手軽に読めるという噂を聞きつけて、下記のサイトにアクセスした。まずは彼の有名な、小説なぞ殆ど読まない私でも名前ぐらいは知っている「太陽の季節」から。

石原都知事の作品「太陽の季節」が野放図すぎる件
http://blog.chakuriki.net/archives/51108259.html

>街角でナンパ。障子をチンコで突き破り愛情表現。付き合うが彼女を5千円で兄貴に売る。中絶させた手術で彼女死去。彼女の葬式をメチャクチャに破壊。(以上、リンク先では漫画付で紹介されている)
>当時、この作品の影響で障子をチンコで突き破る若者が続出し、間違ってふすまを突き破ろうとしてチンコが折れてうずくまる人も多かったそうです。

・・・ワロタ。脱力した。

 この小説、確か映画にもなって長門裕之・南田洋子のデビュー作になったのではなかったっけ。昭和30年頃の日本が高度経済成長に向かう時代に、「もはや戦後ではない」と言われる中で登場した、湘南を舞台にした不良少年・少女たち、その後の暴走族やタケノコ族、今のAKBの走りみたいな若者の日常を取り上げた小説・・・と確か記憶していたが。これじゃあ只のAVか猟奇小説じゃんか。池田小事件の「宅間某」や秋葉原無差別殺人の「加藤某」を、そのまま昭和30年代に置き換えただけのw。どう贔屓目に見ても「ミナミの帝王」や「闇金ウシジマくん」レベルでしかない。

 ひょっとしたら、ストーリーを過度に歪めて紹介されているのかもと思って、念の為にウィキペディアの解説も覗いてみたが、ストーリーが詳しくなっただけで、書いているあらすじ自体は同じだった。

>高校生・津川竜哉はバスケット部からボクシング部に転部してボクシングに熱中しながらボクシング部仲間とタバコ・酒・バクチ・女・喧嘩の自堕落な生活をしている。街でナンパした少女の英子と肉体関係を結び、英子は次第に竜哉に惹かれていくが、竜哉は英子に付き纏われるのに嫌気がさし、英子に関心を示した竜哉の兄の道久に彼女を5千円で売りつける。それを知った英子は怒って道久に金を送り付け、3人の間で金の遣り取り(契約)が繰り返される。ところが英子が竜哉の子を身籠ったことがわかり、英子は妊娠中絶手術を受ける。手術は失敗し英子は腹膜炎を併発して死に、葬式で竜哉は英子の自分に対する命懸けの復讐を感じ、遺影に香炉を投げつけ、初めて涙を見せた。(以上がその解説)

 これが単に「太陽の季節」だけに止まるなら、昔書いたハチャメチャな小説は若気の至りで、今はもう更生して(何せついこの間まで都知事だったんだから)まともなものを書いているのかと思いきや。1999年に出版された比較的最近のものを見ても、ハチャメチャぶりは相も変わらず。

石原都知事の作品『聖餐』が変態すぎる件
http://blog.chakuriki.net/archives/51111090.html

>警察関係者の娘の裸を撮影し、親に三千万で買い取らせるが結局逮捕される。警察への復讐のため、再び娘を使い、殺人前科者を男優にしてAVを撮影。計画通り娘を殺害。まず喉を裂き、次に股から切り上げ内臓を取り出す。その後に男優も殺害。2人埋めて、匿名で殺人AVビデオを販売する。(おわり)

同小説のもう少し詳しいあらすじが下記でも取り上げられている。長い解説なのでリンクを張るにとどめておく。
http://ameblo.jp/brandedtokill1967/entry-10530229247.html

 もうアホくさあてやっとれんわ。こんな変態スケベジジイを、マスコミはさも救世主や愛国者であるかの様に持ち上げて来て、多くの国民もそんな変態にまんまと騙されて来たのかと思うと。何でこんなヤツの為に、わざわざ時間を割いてまでブログなどで論じなければならないのかと思うと。
 その他の小説にしても、「女性をナンパして男2人でレイプ、友人の4人が更にレイプした挙句に崖から突き落として殺害」(「完全な遊戯」)とか、そんな話ばっかじゃないか。道理で「幸福の科学」みたいなカルトが石原を持ち上げる筈だ。
 そういや三島由紀夫の小説もそんなノリだった。これがまだ文学だけに止まっておればピカレスク・ロマンとしてファンから評価もされようものを、それを政治の世界にまで持ち込むからおかしくなる。タリバンと同じで。そんな三島や石原のSM心中に付き合わされる国民こそいい迷惑。

 何で、こんな「尼崎連続殺人容疑者の右翼ジジイ版」みたいなヤツが今まで都知事にのさばって、愛国者でございと持てはやされて来たのか。自分の変態ぶりを棚に上げて、青少年育成条例とかで他人の揚げ足ばかり取っているのに、マスコミはヨイショしかせず。
 そんなものに多くの国民がまんまと騙されて、未だにそこから抜け出せずに。何で我々はこんなヤツに手をこまねいているのか。何でこんなヤツに好い様にあしらわれ続けなければならなかったのか。まあ、これは石原だけでなく橋下などにも言える事だが。
 これじゃあ外国メディアから面白おかしく書き立てられても仕方ないわ。それも「右傾化」なんて生易しいものじゃなく、「もうお前らアホやろ」というレベルで取り上げられて。口にこそ出さないが、本音ではみなそう思っているよ。だって冷静に考えたら、日本人の俺でもそう思わざるを得ないもの。
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2 コメント

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話はごろっと変わりますが (あるみさん)
2012-11-01 22:45:16
この四コマ漫画、「コミPo!」というヤツで、簡単に「萌え系」マンガが描けるものを使っています(図柄は古いですが)
http://www.comipo.com/

ビラのイラストや、プラカードなんかにこのキャラ、使える「かも」知れません!?
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以前書いたものですが (三浦小太郎)
2012-11-08 07:34:22
石原氏が先の知事選で勝利した直後に書いた文章です。個人的には石原論としてよくできていると思っているのですが(笑)あまり受けませんでしたね。もしよければ再読してみてください。
http://blog.livedoor.jp/zatsu_blog/archives/51426164.html

プレカリアートさんたちには不愉快な文章と思いますが、正直、もし左派・リベラル派の方々が「勝つ」つもりならば、今のままでは私は足りないと思います。皆さんから見たら私も石原氏も同じ右派でしょうが、私の考える右派政治家は石原氏ではないんですよ。でも、私が買いrに理想とするような政治思想を持った人が立候補しても、石原氏にも猪瀬氏にも勝てません。それはマイノリテイの立場にすぎないからです。多数派大衆を味方につけられ中れば勝てない。そこは湯浅氏の方がよくわかっています
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