アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

ネオナチ風情から非国民呼ばわりされる筋合いなぞ無い!

2016年06月27日 22時13分06秒 | 戦争法ではなく平和保障法を
 この間、パソコンの不具合などがあって、ブログ更新が出来ませんでした。その不具合も解消されたので、また、ぼちぼち更新を再開していきます。
 ブログを休んでいた間も、書くべき内容は多々ありますが、まずは、この直近のニュースから取り上げていきます。

共産・藤野政策委員長「防衛費は人を殺す予算」取り消し NHKでの発言「不適切」認める

 共産党の藤野保史政策委員長が26日に出演したNHK番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と発言したことについて、藤野氏は番組終了後、発言を「不適切」として取り消すコメントを出した。
 藤野氏は番組で、防衛費が初めて5兆円を超えた平成28年度予算を念頭に「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と述べた。
 これに対し、自民党の稲田朋美政調会長は「言い過ぎだ。(防衛費は)日本を守るためだ」と反論し、公明党の石田祝稔政調会長らが発言を撤回するよう勧めたが、藤野氏が番組中に応じることはなかった。
 藤野氏はコメントで、「発言は、安保法制=戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します」と釈明した。(産経新聞 6月26日18時13分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000537-san-pol

個人消費温め内需主導へ転換 争点隠しで憲法破壊許されない/テレビ討論番組 藤野政策委員長が発言

 日本共産党の藤野保史政策委員長は26日、NHK「日曜討論」とフジテレビ系「新報道2001」に出演し、与野党の政策責任者と参院選の争点について討論しました。
 藤野氏は「日曜討論」で、英国のEU離脱を受けた株急落・円急騰について「実体経済に加えて、金融でもアベノミクスが破たんした」と指摘。「金融主導で投機マネーを呼び込んで株高・円安を演出してきたが、日本経済が大変もろいことが明らかになった」と述べました。「投機マネーに揺さぶられない強い内需主導の経済をつくるために、内需の6割を占める個人消費を温める政策に転換しなければいけない」と強調しました。
 改憲問題で自民・稲田朋美政調会長が「憲法審査会で議論することが重要だ」と争点隠しを示すと藤野氏は、安倍晋三首相が選挙後に「憲法審査会を動かしていく」と改憲をすすめることを明言していることをあげ、「選挙の場で議論していくべき大争点です」と主張。安倍首相が9条改憲を絶対に否定しないことにふれ、「過去に2回の選挙で経済、経済といって多数をとったあと秘密保護法を通し、戦争法を通した。同じやり方を3度も繰り返すわけにはいきません」と述べました。
 「新報道2001」で稲田氏は、北朝鮮のミサイル問題などを持ち出して「安保法制で日米安保が緊密になり抑止力につながる」と強調。藤野氏は「軍事対軍事という緊張を高める方向での対応は逆効果になる。平和的包括的解決を求める安保理決議にも反する」と批判しました。
 公明・石田祝稔政調会長が「(自衛隊を)憲法違反だというとこと一緒にやれるのか」と野党共闘を攻撃したのに対し、藤野氏は「(自公が)憲法を壊したからだ」と批判。民進党の山尾志桜里政調会長は「憲法というルールを守る政治体制をつくらないといけない。その点で今回の選挙をたたかっている」と反論。社民党の吉川元政策審議会長も「(首相が)憲法解釈を勝手に変えた。こんなことをやったら何でもできてしまう。われわれはそれをおかしいと言っている」と強調しました。

NHK番組での発言について藤野政策委員長がコメント 
 日本共産党の藤野保史政策委員長は26日、NHK「日曜討論」での発言について、次のコメントを発表しました。

 本日のNHK討論で、軍事費について、「人を殺すための予算」と発言しました。この発言は、安保法制=戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します。(しんぶん赤旗 6月27日付電子版)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-06-27/2016062702_02_1.html

 この日曜日の政策討論番組で、共産党の藤野保史・政策委員長が、アベノミクスを批判する中で、「防衛予算を人殺し予算」と呼んだ事が波紋を呼んでいます。確かに、個々の自衛隊員に中には、災害救助や専守防衛に懸命に努めておられる方も大勢いるでしょう。その方に対して、いきなりそんな事を言うのは失礼かも知れません。
 しかし、それとは別に、今の自衛隊は、集団的自衛権行使や「国際貢献」の名の下に、専守防衛や憲法9条の枠を超え、外国の紛争にも介入するようになりました。これは紛争相手からすれば「侵略の軍隊」に他なりません。実際に「人殺し」に加担しているのですから、そう言われても仕方のない面もあるでしょう。
 そう言われるのが嫌なら、従来通り専守防衛に徹すれば、それで良い事です。「国際貢献」は、何も米国の言いなりに海外に派兵しなくても、NGOなど非軍事分野の活動を通して、幾らでも別の形で行う事が出来ます。それをせずに、「人殺し」の一言だけで、「自衛隊を貶めている」と決めつける方が、よっぽど異常です。
 例えば、幾ら警察官の一人一人は犯罪から市民を守る為に働いていても、実際に幹部が裏金作りに精を出していたり、デモ隊を不当に弾圧するような事をやっていたら、「税金泥棒」と言われても仕方ないでしょう。確かに、それで警察官全体を「税金泥棒」と決めつけるのは、舌足らずで失礼な発言です。
 しかし、警察の方も、そう言われるのが嫌なら、裏金作りや不当弾圧なんかせずに、犯罪防止に精を出せば良いのです。ところが、裏金作りや不当弾圧には目をつむりながら、「税金泥棒」の発言だけを取り上げて、「ケシカラン」「悪質だ」「そんな事を言う奴は許せない」と決めつけるのは、どう考えても行き過ぎです。

 だから、普通に考えたら、前述の6月27日付「しんぶん赤旗」記載の「発言取り消し」措置で、話が済むはずです。ところが、その後のヤフー・ニュースの更新欄を見ると、産経などの一部メディアが、この発言を執拗に取り上げ、「共産党排除」にまで話を持って行こうとしています。いずれも、一々まともに取り上げるのもバカらしくなるような記事ばかりなので、もう見出しのみ掲げる事にします。記事の見出しを見ただけでも、その程度の低さが推し量れます。個々の記事を参照されたい方は、この後に付けたヤフー・ニュース更新欄のリンクから記事にアクセスして下さい。

・共産「人殺し予算」発言 自民・大塚国防部会長「共産に貴重な議席を渡すわけにいかない」
 6月27日(月) 16時33分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 民進・前原誠司元外相「極めて悪質でひどい」と猛批判
 6月27日(月) 15時53分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 機関紙「赤旗」も「取り消し」報道 本当に反省?
 6月27日(月) 15時43分-政治(産経新聞)
・共産「人殺す予算」発言 公明・斉藤選対委員長「憲法ないがしろにしているのは共産党の方だ!」
 6月27日(月) 14時34分-政治(産経新聞)
・安倍首相、共産の「人殺す予算」発言で民進を挑発 「反応なしですか?」
 6月26日(日) 22時20分-政治(産経新聞)
http://news.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E8%97%A4%E9%87%8E%E4%BF%9D%E5%8F%B2

 これはどう見ても異常な事態です。まるで、戦後のレッドパージや戦前の治安維持法が、そのまま復活したかのような様相を呈しています。
 自民党や産経がそこまで言うなら、こちらも言い返してやらねばなりません。果たして自民党や産経に、共産党を批判する資格があるのかどうかも含めて。こちらも、一々紹介するのもはばかれるような悪行のオンパレードなので、NEVERまとめ欄へのリンクのみ張る事にします。個別の記事へは、そのリンクからアクセスして下さい。

自由民主党 政務調査会長 稲田朋美 日本だけが道義大国の資格


・稲田朋美 安倍支持の首相候補「戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事」生き方の根本
 daiba49さん|2016年06月13日
・稲田朋美氏 裁判負け続く、ヘイトスピーチ団体「在特会」と“蜜月”報道を告訴でも敗訴
 daiba49さん|2016年06月13日
・渋谷区同性婚条例に疑問符の稲田朋美議員、反同性愛デモの「頑張れ日本」で何度も演説していた
 gudachanさん|2015年08月07日
・【安倍政権】高市氏や稲田氏、ネオナチ団体代表とのツーショット…。ところでネオナチってどんな人達なの?
 shiro05さん|2014年09月11日
・安倍改造内閣の新閣僚が在特会系告知行事参加者だらけだったことが判明
 gudachanさん|2016年03月11日
・安倍政権の新閣僚らがネオナチと写真 日本語メディアも1日遅れで一斉報道
 gudachanさん|2014年09月09日
http://matome.naver.jp/search?q=%E7%A8%B2%E7%94%B0%E6%9C%8B%E7%BE%8E&page=3

 「国民の生活よりもニッポンの伝統の方が大事」だとか、「国民主権や基本的人権尊重、平和主義の思想が日本をダメにした」とか、果ては「戦争こそが最高の宗教的行事」とか「霊魂」がどうとか言って(バカじゃないか?)、この21世紀の現代において、「靖国神社の国家護持=政教一致、宗教(国家神道)による政治支配」や「大日本帝国の復活」を説いたり、外国人排斥を唱え醜いヘイトスピーチ(差別扇動)を繰り広げる「在特会」などのネオナチ幹部とツーショット写真に納まったり、政府閣僚のほとんど全員が極右団体(日本会議)の後援会に加入したりしている…。
 そんな安倍晋三や稲田朋美に、共産党を「非国民」呼ばわりする資格なぞ、これっぽっちもありません。
 むしろ、「国民の生活より日本の伝統」とか言って、国民を自分たちの右翼イデオロギーの「捨て駒」扱いする安倍や稲田の方こそ、よっぽど「人でなし」の「非国民」ではないでしょうか。私にしたら、単に自衛隊がどうこうだけでなく、安倍政権そのものが「人殺し」の「ろくでなし」に他なりません。

 今度の参議院選挙で問われているのは、「自衛隊が違憲かどうか?」ではありません。野党の間でも、自衛隊に対する見方は分かれています。共産党や社民党は違憲の立場ですが、民進党や生活の党は合憲との立場を取っています。
 しかし、その野党間の立場の違いを脇に置いても、「集団的自衛権=海外派兵まで容認する安倍政権の憲法解釈は憲法違反である」「議事録もまともに残せなかった安保法制の強行採決は違法である」という点においては、野党4党の立場は一致しています。
 まずは、「その違法・違憲の安保法制を廃止にして、それをゴリ押しし民主主義を破壊する安倍政権を退陣に追い込もう」というのが、野党4党の立場です。その為に、共産党も、従来の「自衛隊は違憲」の立場を一時棚上げし、「安保法制廃止」で足並みをそろえているのです。
 これの一体どこが「野合」なのでしょうか?どこが「憲法違反」なのでしょうか?

 「戦争なぞしない」「平和主義は守る」と表向きは言いながら、実際にはそれに反するイラク戦争加担や海外派兵を進める自民党。
 「デフレ解消」「同一労働同一賃金」「一億総活躍社会の実現」「脱原発依存」「日本のコメは守る」と表向きは言いながら、実際にはそれに反する「消費税8%に値上げ」「生涯ハケン法案の強行採決」「定額ただ働き自由化法案の上程」「原発再稼働」「TPP批准」を進める自民党。
 「景気回復」と言いながら、増やしたのは非正規のブラック企業労働ばかり。「女性活躍」と言いながら、奨学金返済に追われ風俗嬢に転落する女性を「大学卒業しても風俗嬢になるだけだ」とさらにバッシング。「権利ばかり主張せず親をもっと敬え」と言いながら、正社員リストラで家族を破壊。「絆」で結ばれた「美しい国」と宣伝しながら、介護虐待や脱法ハウスやネカフェ難民は見殺し。…言っている事がもう、うそ八百そのものの自民党。
 その自民党の悪政に、「平和と福祉」を口にしながら、どこまでも付いて行く公明党。
 「古い自民党の政治を変える」「地方分権」を掲げながら、実際にはそれと真逆の「憲法改正」「海外派兵」「教育の国家統制」を進め、今や完全に自民党の応援団、第五列と化した「おおさか維新」。
 これらの党こそ、よっぽど「うそ八百」で「人でなし、人殺し、憲法違反」で「売国奴」の「野合」集団ではないですか。

 その上で、共産党にも一言苦言を申し上げておきます。私の知る限り、昔の共産党には、こんな失言をやらかす議員は一人もいませんでした。
 同じ事は、以前なら考えられなかったような異常な発言を繰り返す今の自民党にも言える事ですが、共産党の議員も昔と比べ、脇が甘くなったように思います。世襲政治家がはびこるようになって自民党政治がさらに悪い方向に劣化していく中で、共産党議員も世代交代で筋金入りの議員がいなくなり、悪い意味でサラリーマン化しているのではないでしょうか。撤回に追い込まれるような発言なら、「最初からするな」と言いたいです。
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