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西成の観光宣伝より先に南京虫を駆除しろ!

2021年08月29日 07時50分00秒 | 西成南京虫騒動

下記の要望を大阪市の行政苦情窓口に送りました。↓

私は4年前に西成に来ました。最初の2年はホテル暮らしで、その後、賃貸のワンルームに移りました。ところが、賃貸で南京虫が発生するようになり、家主が駆除してくれないので、やむなく引越す事になりました。南京虫の出る部屋にはもう住めないので、この2週間はホテルで避難生活を送っています。家賃や公共料金の二重払いに加え、ホテル宿泊費や引越し代で出費がかさみ、もう大変です。

大阪市は、新世界や西成あいりん地区に観光客を呼び込む為に、「新今宮ワンダーランド」という観光キャンペーンをやっています。観光ポスターを街角やホテルのロビーに掲げ、「新世界・西成ワンダーランド」という雑誌を本屋に並べています。観光キャンペーンでは物価の安さや下町暮らしの気安さを「人情の街」としてアピールしています。

しかし、安くておいしい弁当屋や気軽に行ける銭湯が(一杯)街角にあるのも、キッチンもバス・トイレも共同の劣悪な生活環境を、行政が長年に渡り放置して来たからです。日本では一時絶滅したはずの南京虫が、今も西成では猛威を振るっているのも、ドヤや福祉アパート、老朽マンションなどを行政が放置してきたからです。その上、外国人観光客が持ち込んだ南京虫も、野放しにしてきたからです。

少し前に、同区内の天下茶屋東で崖上住宅の崩落事故がありました。幸い住民は直前に異変に気付き避難して無事でした。これは何もこの事例だけに限った話ではありません。他にも崩れかけの住宅を周囲で目にしました。銭湯通いの帰り道でも、数か月前まで普通に建っていた住宅が、崩落寸前で立入禁止のテープが張られていました。

南京虫にかまれて夜も眠れない住民の苦境を放置して、何が「人情の街」か。何が「来ればだいたい、なんとかなる」か。そんな観光キャンペーンに力を注ぐ位なら、先に劣悪な生活環境を改善して下さい。劣悪な生活環境を放置して、いたずらに観光客だけを呼びこもうとするのは、もはや詐欺同然の行為ではないですか。

それでなくとも大阪市は、長年の公務員減らしや2度にわたる都構想住民投票によって、行政機能が麻痺しています。コロナ対策給付金・休業支援金の支給も全国一遅かったし、病院・保健所の統廃合で医療崩壊も起こりました。「見てくれ」の観光キャンペーンに力を注ぐより前に、住民向けの施策をもっと充実して下さい。(苦情投稿は以上)

6月下旬に南京虫の被害を初めて確認。南京虫が敷布団の裏にまき散らした血糞(赤黒い点々の染み、左)と虫の拡大写真(右)。この時はまだ南京虫だと気付かず、ダニの一種だと思っていた。

南京虫の血糞で汚れた床。

床のカーペットを取っ払い、通販で買った簀の子に置き換え、バルサンも2回焚いたが全然効果はなかった。最終的に、この簀の子も布団も書棚代わりのカラーボックスも、全て処分する羽目になる。当時の室内の様子も是非見て欲しい。私が決して部屋の掃除や整理整頓を怠って来た訳ではない事がお分かりになるだろう。南京虫は新築のマンションでも増殖するのだから。

私の部屋の外の廊下(壁紙が剥がれている)、すぐ横の屋上に上る階段(天井から雨漏り)。

これを放置してきたマンション管理会社の責任は重大だ。当然、私もその責任は追及した。その結果、「今の住宅には南京虫なんていない。お前が外から持ち込んだのだ。駆除費用はお前が払え」と言っていた管理会社も、最後には折れ、個人負担なしで無事退去する事が出来た。

西成区天下茶屋東の崖上住宅崩落現場(左)、同・山王市場通り商店街の倒壊寸前の住宅(右)。

でも、どこから入り込んだか分からない南京虫の管理責任まで、管理会社に負わせる事は、今の賃貸住宅管理業法の枠組みではなかなか難しい。それを解決するのが政治の役割なのに、大阪市や大阪府はこれまで一体何をして来たのか?下らない観光キャンペーンや都構想、オリンピックに入れあげて来ただけだったじゃないか!「誰でも健康で文化的な最低限度の生活を送る事が出来る」という憲法25条の理念は一体どこに行ったのか?コロナも南京虫も、全て自民と維新による人災だ!


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