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プロレタリアト雌伏の時

2016年09月04日 21時45分41秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ


 しばらくしていなかった競馬を、またボチボチやり始めました。再開早々、先々週の札幌記念と先週のキーンランドカップを的中させ、幸先の良いスタートとなりました。今週も普通なら新潟記念(GⅢ)の馬券を買う所ですが、今回は私が密かに期待している「ある馬」が、遂に日曜メーンレースに出走して来ると聞き、重賞は見送り、オープン特別・丹頂ステークスの馬券を買う事にしました。
 労働者階級を意味するプロレタリアートに由来するプロレタリアト(牝5歳・小島厩舎所属)こそが、「ある馬」です。中山準メーンのグッドラックハンデを初め、準オープンの活躍で穴党の注目を集める様になった馬です。今回の丹頂ステークスも、小回り平坦コースの札幌競馬場で開催されるレースで、どちらかと言えば、コーナーを先行する逃げ馬の方が有利とされます。追い込み一辺倒のプロレタリアトにとっては、決して得意なレースではありません。それでも、最初の格上挑戦レースとなった前走の札幌日経オープンも、着順こそ8着だったものの、勝ち馬に4馬身差余りにまで迫りました。元々、どのレースでも大抵最速の上り時計をマークするほど、勝負根性のある馬です。それに加え、今回は50キロの軽量ハンデしか課されていません。「馬名の良さ」もさる事ながら、この地力をもってすれば、たとえ格上挑戦のオープン特別でも、何とかなるのではないかと思い、3着狙いで買ってみる事にしました。
 結果は、やはりヤマカツライデンの逃げ切り勝ちに終わりました。2着にも終始2番手につけたタマモベストプレイが入り、典型的な前残り決着となりました。プロレタリアトは、4コーナー付近で若干追い上げたものの、最終的に7着に留まりました。やはりオープン特別の壁は厚かったようです。何とか、秋のエリザベス女王杯(GⅠ)に出走して、出来れば勝って欲しいものです。世の労働者階級を励ます意味でも。



 こんな事を書くと、今のご時世「競馬にまで政治の話を持ち込むな」と言われるかも知れません。しかし、私に言わせれば、政治も普段の生活の延長でしかありません。「もっと給料上げてくれ」「もっと労働条件を良くしてくれ」と要求するのも、既に立派な政治的行為です。それを橋下徹みたいに、あたかも選挙で当選した政治家だけに許される特権のように捉え、「一般庶民には縁遠い」という風潮がはびこってしまったら、有権者としての権利を放棄する事にもなりかねません。
 それに、スポーツも決して政治と無縁ではありません。それが証拠に、本来は「平和の祭典」として祝われるべきオリンピックも、現実には政治宣伝の場として散々利用されてきました。ベルリン五輪をナチス宣伝に利用したヒトラー然り、わざわざリオまで出かけて行って醜いパフォーマンスに明け暮れた安倍晋三然りで。その一方で、それに抗い、外国人選手への人種差別に抗議するサポーターの運動や、メダルをはく奪されてもベトナム戦争への従軍を拒否して黒人としての誇りを貫いたモハメド・アリ、ソ連のチェコ侵略に抗議の声を上げ続けた体操選手チャスラフスカの例もあります。その中で、ヒトラーもモハメド・アリも、味噌もクソも一緒くたにして、訳知り顔で「スポーツに政治を持ち込むな」と言う事で、一番得をするのは誰なのか?
 私が競馬でプロレタリアトを応援するのも、ただのゲン担ぎです。それを他人にまで強制するつもりは毛頭ありません。その反対に、ちょっと競馬でゲン担ぎをした位で、一々「政治の話を持ち込むな」と言われるのも、私にとっては心外です。政治も生活の一部であり、政治を身近なものにする為には、むしろ普段の日常生活も、もっと政治と関連付けて捉える位でないとダメだと思います。 
コメント (4)
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