acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

北海道遠征 利尻岳 5~6日目

2013年10月09日 15時05分26秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
15日(月) おびら鰊番屋=R233-留萌-深川=R12-旭川=R237-美瑛=青の池=十勝岳望岳台=R237-富良野ラベンダー畑=R38=R452-夕張炭坑跡=R337=千歳 道の駅サーモンパーク 車中(泊)。

16日(火) サーモンパーク=新千歳空港、9:05発のSKY790で帰路に着く。


昨日はけっこうな雨だったが朝は晴れた。
あまり腹は空いてないので朝は景色の良いところでと留萌の黄金崎で食べることにする。
すこし離れた岬のベンチで景色をみながらのんびりラーメンとコーヒーをいただく。
ここは柱状摂理の海岸でキャンプ場にはたくさんの地元ファミリーがいる。
秩父別は北海道の米所でライス製品がたくさんある。
旭川は北海道第二の都市でラーメンと旭山動物園が有名だけど今回は素通りした。
美瑛はパッチワークの丘かなり広範囲に走ったので十分見た。
十勝岳の麓では青の池と望岳台と吹上の露天風呂に寄った。
富良野はラベンダー畑だが大変な渋滞で入園するの30分ぐらい歩いた。
夕張はメロンと炭坑だが、幸せの黄色いハンカチのロケ地を見た。
いろいろ観光し夕張川沿いの山道を通って千歳へ向かう。道の駅サーモンパークで車中泊する。

今日はレンタカーを返して新千歳空港から帰るだけである。
茨城空港行きが1便のみになったせいで朝8時に空港に向かわなければならない。
お店はぜんぜん開いてない。本当になんとかしてほしいものである。
今回の旅で想定外に美味かったものベスト3である。




車中泊した道の駅おびら鰊番屋の隣に建つ本当の番屋です。




美瑛のパッチワークの丘にあるセブンスターの木です。




美瑛のパッチワークの丘の風景 ポプラ並木です。




美瑛のパッチワークの丘の風景 菜の花畑です。




美瑛のパッチワークの丘の風景 丘の上の並木です。




美瑛のパッチワークの丘の風景 麦畑とじゃがいも畑です。




美瑛のパッチワークの丘の風景 遠くの山々と空がすばらしい。




美瑛の食堂でまた食べたかつカレー、こんどはうどんにしてみました。




昨年は大渋滞でみれなかった青の池です。今度はかって良くすぐ見ることができました。




十勝岳の望岳台で見た高山植物です。




またまた入った吹上の湯です。地元でも有名らしく札幌からも湯治客が来る。




ファーム富田のラベンダー畑です。すごい人出でした。




佐藤水産の空弁です。ちょ~美味いのでおすすめです




北海道限定のホワイトチョコのブラックサンダーです。これもちょ~美味い!




やませ食堂のホタテ定食です。これも新鮮で美味い!

by Apple

北海道遠征 利尻岳 4日目

2013年10月09日 15時00分48秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
14日(日) キャンプ場ゆ~に~鷹泊港(フェリー)=稚内港=野寒布岬=R40-宮ノ台展望台=サロベツ原野=R232-天塩-羽幌=道の駅おびら鰊番屋 車中(泊)。


朝目がさめて外に出るとお天気なのに小雨が降っている変な天気である。
テントをたたむのにしばらく晴れないかなと思いながら、のんびりと朝食をとり近くを散歩したりする。
待ってみたが雨はやまずフェリーの時間があるので撤収して鷹泊港に歩いて向かう。今回の目的に一つウニ丼を食うのだ。
昨日のタクシーの運ちゃんに聞いたらどこのウニ丼も同じだというので港の食堂で食べる。
期待が大きかったせいか、こんなもんかといのが感想です。フェリーの時間までうろうろしていたら漁港の青年部が売店を始めたの早速食べてみる。
焼き馬糞ウニ500円美味かったが生紫ウニ300円のほうが美味かった。その他たらふく食べフェリーの時間になり稚内港に向かう。
稚内から野寒布岬に向かい西回りでサロベツ原野に向かう。岬の丘には自衛隊のレーダー基地がありロシア近いのを感じる。
野寒布岬は最北端ではないので宗谷岬より観光客はすくなくローカルな漁村のイメージだ。
サロベツ原野は地形が複雑で入渓する場所が見つからない。原野で釣るのは初めてでは無理そうである。
道中長いので先に進み宮ノ台展望台、サロベツ原生花園などを観光し天塩により温泉入浴。
途中海産物屋か食堂があるかと思ったがぜんぜん開いて無く、どこで夕飯食うか探しながら走る。
遠別・初山別と走り羽幌の道の駅のレストランで遅い夕食となる。明日も距離があるのでおびら鰊番屋まで進み車中泊とする。




キャンプ場ゆ~にです。道を挟んで温泉施設もあり過ごしやすい。




港の食堂で食べたウニ丼。3,300円もしたの期待ほど味ではなかった。




漁協の青年部の売店で食べた焼き馬糞ウニと焼きホタテです。




野寒布岬にある漁港です。冬の漁はさぞかし厳しいだろう。




西回りに車を走らせる。サロベツ原野に向かう海岸の道路から利尻岳の頭が見える。




宮ノ台展望台から見たサロベツ原野です。あまりパッとしない。




サロベツ原野の泥炭の掘削機です。この廻りには掘削された穴が池になっている。




サロベツ原生花園の自然観察路を歩くが花の時期は終わったらしく緑色のみ。




食中植物のモウセンゴケです。この植物いがいと好きなんです。

by Apple

北海道遠征 利尻岳 3日目

2013年10月09日 14時55分18秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
13日(土) 5:55利尻北麓野営場~7:39-51第一見晴台~9:14-26八合目~10:56沓形分岐~11:29-12:23利尻岳北峰~12:40沓形分岐~13:54-14:07八合目~15:06第一見晴台~16:44-17:15利尻北麓野営場~18:00キャンプ場ゆ~に(泊)。


今日は利尻岳アタックの日だ。天気はいいし風はないし登頂は「いただき!」と内心ガッツポーズ。
廻りの皆は暗いうちに出発したらしく私が一番最後のようである。
私はもう一泊するので焦ることはない、のんびり行くとします。
よく整備された道をしばらく行くと甘露水の水場がある。ちょうどネイチャーガイドが説明している時で日本で一番の軟水だそうだ。
口に含んでみると確かにいままでで一番やわらかい飲み口である。
しばらくは樹林帯の中を登る。長官山が見え得る頃になると視界も開け日本海やオホーツクの紺碧の海が見える。天気の良い山は最高である。
長官山に登ると利尻岳がど~んと姿を現す。本当にかっこいい山である。
そして港を見下ろすと、いままさにフェリーが入港している。グッドタイミングでシャッターを切る。
十分休憩をとったので再び登ることにするが、不思議と後続が来ない。ま気にもしないが本州の山とは違うね。
ここから少し登るとなだらかな稜線歩きとなり島の外郭が分かるようになる。しばらく進むと赤い屋根が見え、すこし下ると避難小屋である。
小屋をのぞくと番をしているおじさんが座っている。一言二言を言葉をかわして休まず行くことにする。
ここから山頂に続く尾根に沿ってまたまた急登になる。右側は崩壊しており滑るとただではすまないので注意が必要だ。
そして登山道がアンツーカーのようなガレ場になり一歩進んでは半歩下がる歩みになる。
富士山の須走の赤土版のような感じかな。でもこのままほっておいては山の形が深刻なことになると心配になる。
難儀をしながら登ると沓形分岐に出る。危ないといわれる右方向の登山道を偵察に行くが問題なく行ける道である。
戻ると休まず高山植物をめでながら山頂を目指す。あいかわらず登山道は崩れるがガシガシ登る。
山頂に着くと360度のパノラマである。登頂記念の写真を撮ってもらったらのんびりと景色を眺める。
ランチは来る途中で買った北海道限定の塩ラーメンを食べる。美味い!
見飽きぬ風景であるが、そろそろ下山の時間かなと重い腰をあげる。
下りは得意なのでいいペースで下山する。長官山で利尻岳最後の写真を撮り分かれを惜しむ。
あとは樹林帯を下るだけ。キャンプ場についたらテントを撤収して麓のキャンプ場まで徒歩で移動する。
日がくれる前にテントを張り、道を挟んだ温泉施設で汗を流す。サッポロビールで祝杯をあげる。
いい気分になってテントにもどり夕食をとる。メニューは忘れた。




利尻北麓野営場です。とてもよく整備されたキャンプ場である。




甘露水です。とても柔らかい飲み口の日本で一番の軟水のようです。




途中から鷹泊港を見るとタイミング良くフェリーが入ってきている。




長官山付近から利尻岳がよく見える。無風快晴で快適である。




山頂付近は花畑です。はるか下に鷹泊港が見える。




山頂直下から見る。火山特有の赤土がどんどん崩壊しており登りづらい。




利尻岳▲1,721m山頂です。これで日本百名山完登ですが特に感動は無い。




山頂から東方向を見る。山頂の花畑との高度差がすごいでしょう。




山頂から南方向を見る。足下は絶壁でここをスキーで滑ったやつは大したもんだ。




山頂から西のほうにあるローソク岩です。登ってみたい感じだが岩はもろそうです。




帰るころになると山腹から雲が沸き出している。




利尻岳を振返る。かっこいい山である。

by Apple

北海道遠征 利尻岳 1~2日目

2013年10月09日 14時47分06秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2013.07/11(木)-16(火) 天気:曇り・曇り→晴れ・晴れ・晴れ→雨・晴れ→雨・曇り

北海道遠征 利尻岳登山(百名山完登)をしてきました。

メンバー:単独。 装備:テント・補助ロープφ6.0×12m(使用せず)

 
11日(木) 車で茨城空港まで行き、18:05発のSKY795で北海道新千歳空港に向かいレンタカーを借りる。新千歳空港=千歳IC=道央道=比布大雪PA 車中(泊)。

12日(金) 比布大雪PA=士別剣淵IC=R40-名寄=R275-ピンネシリ=R238-オホーツク海岸-宗谷岬=稚内港(フェリー)=利尻島 鷹泊港=利尻北麓野営場(泊)。

13日(土) 5:55利尻北麓野営場~7:39-51第一見晴台~9:14-26八合目~10:56沓形分岐~11:29-12:23利尻岳北峰~12:40沓形分岐~13:54-14:07八合目~15:06第一見晴台~16:44-17:15利尻北麓野営場~18:00キャンプ場ゆ~に(泊)。

14日(日) キャンプ場ゆ~に~鷹泊港(フェリー)=稚内港=野寒布岬=R40-宮ノ台展望台=サロベツ原野=R232-天塩-羽幌=道の駅おびら鰊番屋 車中(泊)。

15日(月) おびら鰊番屋=R233-留萌-深川=R12-旭川=R237-美瑛=青の池=十勝岳望岳台=R237-富良野ラベンダー畑=R38=R452-夕張炭坑跡=R337=千歳 道の駅サーモンパーク 車中(泊)。

16日(火) サーモンパーク=新千歳空港、9:05発のSKY790で帰路に着くの5泊6日の行程です。


昨年に引続き北海道遠征をする。しかし茨城空港の7月から夕方便のみになったのには不可思議だ。夏は北海道でしょ!
そんなわけで新千歳空港に夜着になり閑散とした空港内を歩きレンタカーカウンターに向かう。
閉店ギリギリで間に合ってよかった。荷物の整理をし千歳の街中に向かい食料とガスの調達をする。
出発は小雨混じる濃霧の中、千歳ICより高速に乗り北に向かう。行ける所までいって比布大雪PAにて車中泊とする。

目がさめると天気は良くなっているようだ。北に行くほど天気はいいはず。
軽く朝食をとって出発する。道は空いておりアクセル踏んだ分だけ距離を稼げるのは気分が良い。
士別剣淵ICで高速を降り北の街を探索しながら稚内を目指す。知らない街におとずれるのは楽しい。
予定より早く進んでいるようなのでピンネシリという地名にひかれ行ってみることに、行ってみたらただの田舎町であった。
ワインディングロードを北上しオホーツク海にでると遠くに樺太らしき島影がみえる。
それから海岸に沿って進む。道は延々に直線で原野の中を快適に疾走する。遠くに逃げ水が見える。
時間に余裕があるようなのでオホーツクの海岸に寄ってみる。誰もいない自然のままの海岸でホタテがうじゃうじゃいるかと思うと潜ってみたくなる。
途中道沿いにあるライダー御用達の「やませ食堂」で食べたホタテは新鮮で歯ごたえがあって美味かった。
ここのマスターは釣りをするらしく思いがけずイトウが釣れる情報をゲットする。また来る理由が出来てしまった。
そんなこんなと寄り道していると時間が押して来て、宗谷岬は足早に観光して稚内港のフェリー乗場に急行する。
船内は混んでいたが快適で礼文島や利尻島がよく見える。まもなく島について横道から港に出たら真の前にタクシーが。
こんなに簡単にひろえるとは思わず、予定外に利尻北麓野営場まで乗車する。
テントを設営したらいつものように大宴会が始まる。ポトフを作り途中で買ったホタテご飯は絶品であった。




ピンネシリの道の駅。鹿肉の缶詰とか売っており、ピンネシリ山の登山口になっている。




オホーツク海岸に沿って走る直線道路。廻りは広大な原野である。




後ろを見ても直線。じつに北海道らしい風景である。そして風が気持ちいい。




オホーツクの海岸に寄って見る。延々と砂浜が続く。投げ釣りの道具持ってくればよかった。




やませ食堂にかざってあるイトウの剥製。近くの川で釣れるらしい。




日本最北端の宗谷岬です。思いのほか沢山の観光客がいました。




遠くに樺太が見えます。ロシアがすぐ隣にあるのを実感します。




ハートランドフェリーに乗船します。意外に立派な船なのでびっくりです。




利尻島が近づいてきました。利尻岳がとてもかっこいいです。

by Apple

奥只見・袖沢北沢

2013年10月04日 23時13分53秒 | 山行速報(沢)
2013/10/2-3 奥只見・袖沢北沢

誰にでもあると思う。
なんとなく、思い巡らすこと。

悲願とか、待望とかそういうことでなく。
例えていうなら・・・。

というのがこのたびの山行。
奥只見から、南会津・丸山岳を目指す。

新潟の天気予報は生憎<晴-雨-曇>
中日の天気がどれ程かによるが降水量は多くない予報。
「雨なら戻ればいいじゃん」計画撤退に躊躇はないから、ここはGO。
レッツトライだ。

南会津に興味を持ちはじめた頃から気になっていたことがあった。
それは、白戸川への尾根越えル-ト、袖沢乗越。
日本登山大系の記録を読むにつれ、想像ばかりが広がった。

想像の世界をこの目で確かめる。
誰にでもあると思う。
そういう思いを巡らすこと。

前夜、シルバ-ラインを潜り抜け、奥只見湖へ。
広大な観光用の駐車場は深い霧に覆われている。
まずは第一関門となるであろう袖沢林道入口を探す。

確かにわかりにくいが、丹念に探せば見つかるだろう。
それ以上に「この先は関係者以外立入を禁ずる」旨の看板と厳重なゲ-トと柵、これが目印。
しかし、これはちょっと入れないかも・・・。
と心配しつつ就寝。

で、翌朝。
獣道(?)を拾って袖沢林道に入る。
途中、工事管理車両と遭遇したが、咎められるようなことはなかった。



あとは林道をボトボト歩き。
奥只見ダムを見上げ、トンネルをくぐると一気に山の雰囲気。
崩壊した林道も徒歩なら問題ない。



橋の崩壊した南沢を越え、袖沢乗越へ続く仕入沢を確認する。
思い描いたそれよりはだいぶ小さな流れだが、コルへの距離は相当ある。



そこからわずかで北沢が出合う。
袖沢に比べて、小さな流れ。
まあ、袖沢本流の流域面積からすれば、比較するレベルが違うか。

河原で装備を付け、出発。
幸い青空が広がる。できるだけ保ってくれればありがたいが・・・。

しばらくは、平凡な河原歩き。
最初のゴルジュが出てきて、腰まで浸かるが、おおむね容易なヘツリで突破できる。



前半の核心、15m3段滝。
左のルンゼを登るという表記もあるが、グズグズで行く気がしない。
手前、右岸を巻くが、ここも決して侮れない。





泥のルンゼを少し登る。ちょっと信頼置けない草だらけ。
次第に立ってきて、小滝状に当たるところで右上。
この右上も足元が悪く、灌木に手が届くまでは緊張を強いられる。

灌木帯へ入れば一安心。
踏み跡を拾って滝上へ至る。

そこからは容易な滝をいくつかこなしていく。
チラホラと幕場適地を見るようになると、3条5m滝。

水流右を容易に登って、幕場を探しながら行く。
1080mあたりの右岸に増水にも耐えうる砂地一畳を見出し、幕とする。
そのころから空は曇り、小雨が落ちてきた。

あとは気晴らしに上流へ行ってみたりしつつ。
この南会津の山懐に抱かれて、それはもう堪能致しました。

残念ながら、それからも霧雨時々小雨の空模様。
焚火は勿論お預けだ。
さらに軽量化のツケでツエルトでは雨が内部に侵入し不快。
食事をとったらシュラフカバ-にくるまってラジオを聴きながら寝るしかない。

どうやら、明日は寒冷前線通過で日本海側から寒気が入るとのこと。
あ-----。
しとしと・・・っと。冷たい雨かあ。
今だって寒いのに・・・。

明日は撤退だろな---。
3段15mの下りがちょっと厄介だな---。
と思いながらいつしか就寝。

夜半何度か、ぽつぽつ来たがそれほどの降りはない。
とはいえ、ツエルトから顔を出して沢の状況を見定めるまではドキドキもの。
目印の石はそのまんま。水量は昨日と変わらない。
しかし、パラパラと小雨。

躊躇なく撤退。
それでも充分、堪能した。そんな思いだ。

時に昨日の足跡と出逢いながら、下降。
3段15mは巻き路を一旦登って灌木帯から懸垂下降。
ゴルジュ帯も昨日の再現とばかりにヘツリ下る。
袖沢と出合い、それを渡ればこの山行もあとはエピロ-グ。

高度を下げると雨も次第に少なくなってきたが、相変わらず上部は厚い雲に覆われている。
丸山岳には2度立った時がある。
残雪の朝日-駒縦走、夏の大幽東ノ沢から。



3度目ならず、改めてこの山域の深さを痛感する。
だからこそ、この山々に惹かれるものがあるのだろう。

すでに木々は彩づきはじめ、幾分強い秋風に落葉がはじまっていた。

sak

西上州の薮・岩山の旅

2013年10月02日 00時19分39秒 | 山行速報(薮・岩)
日曜日、天気もよっかたので、Yさんと西上州の薮、岩山へ行って参りました。
合計3本登れましたので、充実した山行と成りました。

1本目
九十九谷右岸尾根~左岸尾根
以前、九十九谷左岸尾根に来た時に気になっていた尾根があり、登ってみた。
右岸尾根へは九十九谷登山口より直ぐに赤テープの目印がある所から、強引に尾根に上がります。


笹薮が暫く続きます。


笹薮が終わると第1岩峰になります。


ロープの必要性は感じないが、所々急な所もあり、万が一落ちればただではすまないので、慎重に登ります。
左岸尾根の岩壁が良く見える。


暫く進むと第2岩峰になります。ここもロープは出さずフリーで登ります。
岩は多少脆いが快適に登ります。



第2岩峰が終ると登山道へ出ました。登山道を少し進むと見晴台に着きます。確かに眺めは良い場所です。
ここは中間尾根の終了点。


見晴台より、左岸尾根を降ります。途中には展望岩稜があり、眺めは素晴らしい場所ですが、片側は断崖絶壁となっております。


展望岩稜より、中間尾根が見えます。中間尾根も機会があれば登ってみたい。


九十九谷周回は正味2時間半でした。薮漕ぎが好きな方はお勧めです。

2本目
立岩直登コース往復
立岩も以前、毛無岩や大屋山に来た時にカッコ良く見えたので登ってみました。
別名上州のドロミテと言われている様なので楽しみです。
登山口より暫くは樹林帯の急斜面を登って行きます。
道はザレたルンゼ内に入り込みます。


ルンゼ内より右へ鎖がある急な岩場を登ります。


登り出た所は立岩のコルで、西立岩へ向う。予想外に稜線は穏やかで少し拍子抜けしてしまう。岩稜上を登って行くと西立岩の頂上だ。余り眺めは良くない頂上だ。


頂上から荒船山方面へ向う道を降りてもよっかたが、団体で登っている方々いる様なので、直登コースをそのまま降りた。30分程度で登山口に着きました。
時間も未だ1時前でしたので、本日3本目の山行に行くことにした。当初、立岩近くの碧岩西稜を登る案もあったが、Yさんが昔登った記憶があるという事なので、少し離れているが、高岩に行くことにした。

3本目
高岩雄岳往復
高岩についても高速道路より良く見える岩峰であり、以前より気にはなっていた岩山だ。
碓氷軽井沢インターチェンジ近くに高岩登山口がある。駐車スペース2台。登山口より暫くは樹林帯の急登を登る。正面の高岩を見上げながら、ルンゼ状の荒れた斜面を登って行きます。


高岩のコルに出てから、右へ岩沿いに進むと鎖がある急なチムニーが現れる。このチムニーでは事故が多発している様なので、慎重に登ります。ロープもあった方が安全に登れます。



チムニーを抜け岩稜を登ると雄岳頂上に着きます。頂上は岩稜南端にあるので、周りはスッパリ切れ落ちていますが、眺めは素晴らしい眺めです。



暫く眺めを楽しんだ後、高岩登山口へ無事下山しました。

天気が良く西上州の山々を十分に楽しめた山行でした。

By G

憧れのジャンダルム縦走

2013年10月01日 20時48分56秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2013.9/27(金)~9/29(日):2泊3日 小屋泊

ジャンダルム縦走(西穂高岳―間ノ岳―天狗ノ頭―ジャンダルム―奥穂高岳―涸沢岳)
メンバー:kei2、他3名

【コース】
9/27 (金):快晴
       新穂高ロープウェイP=西穂山荘(泊)
9/28(土):快晴
       西穂山荘―独標―ピラミッドピーク―西穂高岳―間ノ岳―天狗ノ頭―コブ尾根の頭―
       ジャンダルム―ロバの耳―奥穂高岳―穂高岳山荘(泊)
9/29(日):快晴
      穂高岳山荘―涸沢岳―穂高岳山荘―荷継沢―鉱石沢―白出沢渡渉点(重太郎橋)―
      白出沢出合(槍穂分岐)―穂高平小屋―新穂高ロープウェイP



登山を始めて、いつしかジャンダルムに立つことが夢となった。
昨年9月、西穂~奥穂の縦走を試みたが、台風接近により西穂山頂までで無念の撤退。
前回のリベンジを果たすかのような、雲一つない晴天。

西穂山荘を5:30出発。
前回撤退した西穂高山頂に着く。
先行者や後行者を見ると、アンザイレンで歩行している人が見に入ったが自分達はアンザイレンなしで進むことにした。

絶対に落石を起こしてはいけない。最大限の神経使う。
ワクワクしながら一歩を踏み出した。


いったん間ノ岳と天狗ノ頭のコルに降り立ち振り返る間ノ岳。


すぐに逆層スラブの鎖場に突入。


天狗ノ頭直下にテントが張れるスペースが・・・。


畳岩ノ頭より手前から間ノ岳、西穂、焼岳、乗鞍、御嶽


ここを登り切ればジャンダルムまで後一息


ジャンダルムはすぐそこ・・


憧れのジャンダルム山頂。


ロバの耳からジャンを振り返る。


馬の背を通過


奥穂高岳山頂 「ハイ、ポーズ!」


穂高岳山荘と涸沢岳
この日の食事は4回戦まで・・・。
そして1枚のふとんに2人で寝ることに!
今まで避けていたのに、ついにこの日が来たか・・・↓↓↓(体が痛くて眠れなかった)


穂高岳山荘周辺の様子(涸沢岳途中)


槍穂縦走路(中央:大キレット)


白出沢を下るが目印が分りづらい。




念願のジャンダルムは最高!天使にも会えたし・・・。絶景のロケーション!
次回行くときは、逆ルートから是非行ってみたい。


☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


佐武流山

2013年10月01日 20時20分40秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2013.9/22(日):日帰り(前日入り)
天気:晴れのち曇り

佐武流山
メンバー:kei2、他1名

【コース】 (往復:8時間30分)
ドロノキ平―林道出合―林道分岐―檜俣川下り口―檜俣川渡渉点―物思平―ワルサ峰―坊主平―佐武流山(ピストン)


9月のシルバーウィークの3連休 台風18号の被害が極めて広範囲に及んだ。
佐武流山の麓にある秋山郷も大きな被害を受け、所々通行止めの規制があり訪れる人は少なかった。

前日、地元の人に登山情報を聞くと、渡渉地点のロープが流されたので気をつけるようにと・・・。

翌朝、登山口には駐車スペースがないので路肩に停めた。まだ誰も来ていない。
この分だと、自分達だけかも・・・と思っていたら、後からもう1台(1人)来た。

6:00スタート。

登山口には注意喚起の張り紙が・・・。


30分ほど歩くと林道出合。
少し歩くと5kmという看板が目に付く。5kmも歩くのかと思うとうんざりする。
ひたすら林道歩きで不安を煽る。
(あとで調べたら、檜俣川下り口まで1kmずつ減っていくそうだ。)

登山口には近道とあったが本当に近道かどうかも微妙。


檜俣川渡渉点に到着するとロープが張ってあった。
しかし、このロープを使うとなると膝下ほどの水深があるので裸足にならなければ・・・。
ホンの少し上流に向かった岩の上を渡って対岸に。

そこから樹林帯の急登が始まる。
行けども行けども視界が開けず、いい加減歩き飽きた。
途中で断念して引き返そうかと何度も思ったが、自分に言い聞かせ「あともう少し、あともう少し」と・・・。

ワルサ峰(1870m)に到着。(急登はここまで)
やっと眺望が開けたがどんよりとした雲が一面広がっていた。
遠くにはだだっ広い苗場山。


更に標高を少しずつ上げるが、藪が凄い。


掻き分けながら更に1時間。どうにかこうにか山頂に到着!(10:45)
天気がイマイチで眺望もよくないので、遠路はるばる来たが15分ほどで下山。
気持ちが何度も折れる山行だった。


☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆