acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

雲上の鹿島槍ヶ岳

2011年10月04日 17時22分24秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
鹿島槍ヶ岳
メンバー:Nak、Har
コース:
扇沢ー種池ー爺が岳ー冷池ー鹿島槍ヶ岳(南峰ー北峰)ー冷池ー種池ー扇沢
直前の天気予報はいまひとつであったが、だめもとで前夜出発。途中のSAであまりの眠さに一時間ほど仮眠などしながら、深夜の扇沢、満車寸前の駐車場に到着。雨音が車の天井をたたく音を聞きながら、仮眠。

朝、カッパを来て出発。蒸し暑くてつらかった。3時間ほどで種池、爺が岳を空身で往復したが、霧雨と風であった。午前中から小屋に入る。
翌日は、予想が外れて、朝焼けの雲海となる。ルンルンで爺が岳を越え、冷池山荘着。黒部の谷をはさんで向かい側にずっと剣立派にが見える。
余分な荷物をおいて、鹿島槍ピストン。せっかくなので北峰も行ってみた。





いつか、鹿島槍の南西面にスキーを走らせて、剣を遠くに見ながらの滑降を楽しんでみたいなあ、などと思いながら、冷池山荘にもどる。

3日目、赤岩尾根を下山してみたかったが、タクシーを呼んで扇沢までもどると7500円はかかると知り、往路を下山する。


赤岩尾根、名前通り、赤っぽい裸岩が見える。手前の西沢、稜線直下は急ですね。
種池から扇沢の谷への斜面も滑降できそうに思ったが、どうなのだろうか。


二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(中編)

2011年10月04日 05時55分39秒 | 山行速報(沢)
二口山塊・石橋(しゃっきょう)巡り(中編)

3、鳴虫沢から南石橋
9月18日、このところ毎日だが天気が不安定で、午前中はなんとか降らないような予報なので、昨日と同じく早立ちする。姉滝入口に駐車して、昨日偵察しておいた所まで林道を歩き、鳴虫沢に入渓する。おじさんがいたので、釣りか、と聞いたら違うとのこと。鳴虫沢を登るのだという。じゃあ俺と同じだ、お先に、と言葉を交わし登りだす。
単独のときはいつもそうだが、登れる滝は登り、どうしようかな、と迷った滝は巻く。シシ滝はどうみても直登できるが左岸を巻くことにした。


シシ滝

シシ滝上で、さっきのおじさんが登ってくるのを少し待ったがまったく姿を現わさなかった。
石橋を見落とさないよう右側を注意して登っていく。やがて石橋が見えた。すぐ分かるので見落とすことはない、との報告も目にするが、時間にして30秒間くらい足元だけを見ながら遡行していると見逃してしまう恐れはあるだろう。
アーチ形の奇麗な石橋である。すぐ下まで行ってみると、北石橋と同じように下はナメ滝になっている。登れるが下りるのにロープがないと恐いように感じたので、ロープは持っていたが面倒なので登るのは諦める。


南石橋


南石橋(真下から)

少し進むと垂直の滝が現れ、これを単独で登るのは悪そうなので、左岸を巻くが、雪国特有の草付きで、ちと悪かった。
後はルンゼ状を詰めていく。一か所3mくらいの垂直の滝が、登るも巻くも悪く、ここが今日一番悪い登攀であった。どんづまりの壁付近まで登り、左にトラバースすると三神林道に出た。


三神林道に出たところにあった道標


途中で見かけた綺麗なタマゴタケ

三神林道は名ばかりで、ヤブに覆われ道が見えない状態だ。尾根に沿って忠実に道が付けられており、非常に急な所もあった。家形山あたりからは道も良くなり歩きやすくなったが、それでも急であった。姉滝で小休止。今日は天気予報と違い、日差しもあり良い天気だった。
今朝のおじさんの車はすでに無く、どうしちゃったのかな。登らなかったのだと思う。

姉滝5:20-シシ滝6:10-南石橋7:05三神林道9:30~9:45-家形山10:20-姉滝12:00

明日のオボコンベ山と谷山に移動するため、仙台まで買い出しに行き、オボコンベ登山口に行く。登山口近くに良いビバーク地はなく、国道に戻ってしばらく探し、とても良い所を見つけ、一人宴会を催した。天気予報では明日は午前から雨だが、青空も見え、このぶんなら登れそうだ。
                                               後編につづく
                                               ガストンガニマタ