acc-j茨城 山岳会日記

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梶山元湯(洞窟風呂)を訪ねて(野湯第3弾)

2013年10月15日 19時42分46秒 | 山行速報(沢)
海谷山塊 駒ケ岳南西面 梶山元湯(洞窟風呂)を訪ねて(野湯第3弾)
10月13日、Gと共に野湯に行ってきた。目指すは秘境と言われた梶山元湯。我々は岩屋であるが沢屋でもあるので、山越ルートはやめて沢から攻めることにした。根知川にかかる大きな堰堤のわきに車を止める。目標としている枝沢の対岸の場所である。ルート偵察すると、その枝沢にそって林道が出来ていた。所々舗装もされている。ナンジャ?あの林道は?林道が出来ている沢を登っても面白くないので、林道入口まで戻り、その林道を行くことにした。


林道入り口の車止め


新しい堰堤が7つも作られていた

すこし歩くと林道の謎が解けた。新しい堰堤が7つも作られていたのである。一番上の堰堤上から沢に降り、沢登りをすること15分で、あっけなく梶山元湯に着いてしまった。結局、車から50分しかかからなかった。元湯までには5~7mの滝が2本あるが、沢登り経験者であれば、簡単に登り降りできる滝である。


沢を登って行くと湯気が見えてきた


梶山元湯の洞窟は沢のすぐわきにあった

その上に湯気が見えるので場所はすぐわかった。洞窟の中には湯船も作られていたが、なぜか湯船の中は水で入れなかった。湯温は適温と資料にあったが、私にはぬるかった。泥のような朱色の湯の花が脛くらいまで堆積しており、まるで泥風呂である。


洞窟の中には湯船も作られていたが、なぜか中は水であった


野湯を楽しもうと洞窟に入るG君

洞窟内部の写真を撮ろうとしたが、レンズが曇ってしまい撮れなかった。洞窟は、奥行き15m、中間部の天井が低いので少しこごんで進む。その奥はまた天井が高くなって少し広くなっている。まるで温度の低いサウナのようである。湯が直径5㎝位の穴2ケ所から泡と一緒に吹き出していた。手を入れてみたが、すでに湧き出る時から湯温は低かった。泡と一緒に出る温泉とは炭酸が含まれているからなのだろう。さらに、この赤い湯の花から、鉄分が多いのではと想像した。


これが源泉です。泡と一緒に2ケ所から噴き出していた。赤いのは湯の花

この一番奥の場所に、なんとかして写真と撮ろうと2分位いたが、息苦しくなってきたので、入口まで戻る。私の後にGも入ったが、やはり息苦しくなって早々に出てきた。湯温は低かったが、まあまあ楽しい野湯であった。往路を戻り、車で着替え、Gがまだ行ったことがない、という明星山南壁を見学に行く。連休だというのに取り付いていたパーティは、左岩稜1P、左フェース1P、フリースピリッツ1P、ダイレクト取り付きに1P、なぜか撤退中の1P、の計5パーティしかいなかった。その後、明日登る予定の海谷権現岳に向かった。その記録は別項にアップします。
林道起点(7:00)-梶山元湯洞窟風呂(7:50~8:35)-林道起点(9:15)
                                   ガストンガニマタ


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