acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

ナルミズ沢(宝川本流)

2010年08月06日 13時13分04秒 | 山行速報(沢)
2010年7月31日(土)~8月1日(日)
利根川支流宝川本流(ナルミズ沢)沢登り
メンバー:Yu-chan, Apple

今回はエキスパートでないメンバ2名による沢登り。
結論から言うと一日目に欲張りすぎました。結構長い沢を登って釣りも焚き火もというのは。出発前は、はっきりしない天気。前夜に入山地点に泊まったときの空模様もはっきりしません。久々に重い荷物を背負って宝川本流沿いの林道を歩いていきます。板幽沢をわたって何度か林道が曲がると、登山道になります。すぐに水平なトラバースになると思いきや意外と上り下りがある。やっとのことで徒渉地点に降り立つと、そこには釣り人がいらっしゃいました。ここで沢靴にはきかえて、遡行を始めることにしました。最初から、いきなり深いところがあり、さらに巨岩の滝や淵をたどります。広河原(ウツボギ沢出合)にたどりつくまでに少々エネルギーを使った感じになりました。
 広河原のテント場はなんども使われているようで、しっかり踏み固められています。タープを張るには、支柱に工夫がいりそうで、他にないか少し探してみましたが、仕方がないようです。とにかく日帰り装備を背負って本流遡行をめざします。


ウツボギ沢出合からしばらくは平凡な瀬を歩きます。


比較的深い釜とナメ滝が連続する沢です。



暑いので泳いでみたいのですが、深い釜は底がみえなくてちょっと怖くて泳ごうという気にはなりません。水が冷たくてかなわない、ということはなかったのですが。ところどころ腰ぐらいまで浸かって釜をへつったりすることが何度かありました。滝は傾斜のゆるいやさしいのが多い。釜をへつるのが無理で、3度ぐらい小さく滝やゴルジュを巻くことがありました。巻き道はしっかりした踏み後があります。魚影はほとんど見ないです。


魚止めの滝らしい。沢は開けていてとても明るいので、日当りがよくて暑いのが難です。


奥の二俣付近からはいよいよ周囲が全面草原になり、ますます解放的です。ナメの上を流れている浅い水は全然冷たくありません。


苔むしたナメが草原の斜面へと続いています

 最後は草原なので薮こぎなしで大烏帽子山と地蔵頭のコルに着くことができました。稜線の笹は膝ぐらいの背丈しかありません。このあと、朝日岳ジャンクションピークまでの登りがつらかったです。おまけににわか雨が降ったりして。そこからは道がしっかりしていてだいぶ楽になりました。朝日岳からは大石沢へ向かう尾根の道で、草刈りをしている方に合いました。ご苦労さまです。それにしても宝川本流へまっすぐ下る道は単調です。大石沢横断地点からは宝川本流に沿って広河原まで行くだけです。そこもやはり細かいアップダウンがあって、楽ではありませんでした。夕暮れにようやく幕営地にたどり着き、大急ぎでたよりない樹木にロープを張ってタープを設営しました。食欲もやや減退するほど疲れていましたので、みそ汁だけ作って夕食とし、雨も降ってきたのでさっさと寝ました。

 翌朝はゆっくり起きて、焚き火でごはんを炊いて、腹一杯に飯を食べてから、淡々と下山しました。


GPSによる軌跡図

行程とタイム記録
07/31(土)
宝川温泉の先駐車地点05:09~05:33初沢横断~06:25登山道開始~07:29徒渉地点
入渓07:47 溯行開始~08:15広河原(ウツボギ沢出合)08:40~10:08大石沢出合~
11:38二俣~右俣へ~13:10鞍部(大烏帽子ー地蔵頭)
~15:15朝日岳~16:53大石沢横断~17:44広河原幕営地
08/01(日)
幕営地08:30~08:47徒渉地点~10:10林道開始~11:09駐車地点到着

(参考)今回の行程1日目の水平距離と標高差(登りと下りそれぞれの累積標高差)と所要時間
徒渉地点までの林道と登山道:5.79km 標高差401m(+589m、ー188m) 2:20
徒渉地点から遡行して鞍部まで:5.53km 標高差562m(+939m、ー377m) 5:20
鞍部からベースまで:5.5km 標高差-532m(+427m、ー959m) 4:30

恵那山・御嶽山 後編

2010年08月06日 09時11分31秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
6月28日~29日
石川県白山市での法事の帰りに恵那山・御嶽山登山をしてきました。

今回は前夜発車で黒井沢登山口Pまで行き、
~黒井沢~野熊ノ池避難小屋~恵那山頂上避難小屋~恵那山~往路戻る、
車で移動し田の原P(泊)

~七合目~八合目石室~九合目~王滝頂上~御嶽山(剣ヶ峰)~往路戻る
の1泊2日の行程です。




田の原(王滝登山口)から御嶽山を望みますが頂はガスの中です。
予報は曇りだったのですが、山の天気はこんなもんでしょう。




八合目付近のお社です。
御岳教の守護神なのでしょうか、
中には立派な金剛力士像が祭られています。




九合目付近には、やたら目立つ案内板があります。
ここまでやる?って感じですが、ガスの中では見やすいです。




山頂までの石段です。
一瞬日が差して、なぜかここだけ乾いているので不思議に感じました。
おそるべし御嶽教?!




信仰の山だけあり、立派な奥宮が建立されています。
ここでの参拝は霊験あらたかでしょう!




御嶽山(剣ヶ峰)▲3,067mでのスナップ写真です。
晴れていればお鉢が綺麗に見えるはずなのですが、
ガスで展望は無く残念です。

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恵那山・御嶽山 前編

2010年08月06日 08時49分23秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
6月28日~29日
石川県白山市での法事の帰りに恵那山・御嶽山登山をしてきました。

今回は前夜発車で黒井沢登山口Pまで行き、
~黒井沢~野熊ノ池避難小屋~恵那山頂上避難小屋~恵那山~往路戻る、
車で移動し田の原P(泊)

~七合目~八合目石室~九合目~王滝頂上~御嶽山(剣ヶ峰)~往路戻る
の1泊2日の行程です。




黒井沢登山口より入山する。
ザザ降りの雨もあがり幸先の良い出発です。
しかし林道は川のようです。




林道の橋から見た黒井沢です。
沢はだいぶ増水しているので釣りは無理そうです。




登山道はいたるところが、こんな状態です。
今回の秘密兵器スパイク長靴が威力を発揮します。




恵那山頂上避難小屋のトイレです。
あまりに立派なので、ここが避難小屋と勘違いしそうです。




恵那山▲2,191mでのスナップ写真です。
展望は無く国土地理院の測量やぐら?が立っています。




下山するころには晴上り、中央アルプス南端の山々が見えます。
低く見えますが、2,000m近くの山々です。

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