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acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

谷川・宝川ナルミズ沢

2019年10月23日 12時50分09秒 | 山行速報(沢)
2019/10/9-10 
 
 
一日の仕事を終え、車を走らせる。
頭の中に渦巻く仕事の名残を振り切って、山行計画を立ててみる。
時計の針は22時を少し過ぎていた。
 

そして、私は山に行く。
山は丁度良い気持ちの落とし所。
自分の感性で行動できるシンプルさがいい。
 
 
 
 
ことさら、沢登は最高のフィ-ルドだ。
程ほどに滝を登り、薮を漕ぎ、径を読む。
遡行だけに限らず、幕場でのひとときも同様に。
 
 
 
 
焚火を前にウトウトする。
遥か昔。原始の森でも人類はきっと同じことをしていたのだろう。
それは、この夜を生き抜くために。
 
そんななかにも「和み」の瞬間はきっとあった。
炎のゆらぎと温もり。
言い知れぬ魔力。
 
薪が燃え崩れ、火の粉が舞い上がっていく。
それを追って、星空を仰ぐ。
さすがにこの季節の山は冷え込む。吐く息が白い。
 
 
 
 
ナルミズ沢は癒し系沢登の王道。
その白眉は源流域にある。
 
遥かなる青空。
爽やかな秋風に草原。
そして一筋の流れ。
 
 
 
 
 
 
コルにある池塘で一休みしたら、笹原の薄い路形を行く。
遠く笹葉の照返がキラキラして美しい。
振り返れば巻機山までの山並み。
いつかは繋げてみたい場所のひとつだ。
 
ジャンクションピ-クから登山道を行く。
 
 
 
 
ひと登りすると、草原の向こうに青空に囲まれた朝日岳。
チョコンと突き出した頂に立つ登山者のシルエット。
そのどれもが、この好天と見晴らしを堪能しているのがここからでもよくわかる。
 
ひっそりと遡行を終えた今、にぎやかな頂は今の自分に眩しすぎる場所だった。
結局、朝日岳は目指さず、手前の分岐を宝川温泉に向かって下ることにする。
 
 
 
 
下山は自分と向き合う時間となる。
普段の彼是を思い起こしてはあるべき自分を顧みる。
 
昔も今も、あなたにしかできないことがある。
だから私は帰るのだ。
あの約束を守るために。
 
sak
 

丹波川・大黒茂谷

2019年09月22日 07時54分15秒 | 山行速報(沢)
2019/9/17 丹波川・大黒茂谷

青梅に住んでからというもの、結果としてあまり奥多摩の沢に行ってないじゃん。
おもむろに積み上げられた本の山から一冊の沢ガイド本を取り出す。
そう、それこそが「奥多摩(大菩薩・高尾)の谷123ル-ト」だ。
 
123ル-トというと、4月から10月の休日をすべて奥多摩の沢登に傾倒したとして、
7ケ月×月9日の休日計算で、シ-ズンの休日が63日。
 
泊付(18ル-ト)も踏まえると、141日を要するから、
141日÷63日=2.238...
 
約2年(126日)と2か月(15日)か、、、

という計算を瞬時にしたかどうかはともかく、今シ-ズンはクドレ沢と水根沢に行っただけ。
青梅に居を構えた6月下旬以降は水根沢だけという有様。
この沢登の王国を前に、地の利を全く生かし切れていない自分がいるのであった。
とかく、「近い」と思えば、意外と足は遠のくものだ。
 
ということで、奥多摩のさらに奥。
大黒茂谷を計画。
 
しかし、しかしだ。
2時間ほど寝坊。
これも「近さ」に起因する”あるある”なのか?
 
 
もっとも本山行は完全遡行にこだわらない。
釣行しながら適当なところで切り上げる計画。
 
 
大黒茂谷は困難な滝場はない。
とはいえ、序盤の巨石帯は時に腰上まで浸かる。
 
お?なかなか、オモロイのか?
と思ったのもつかの間、先行の釣り師さんに遭遇。
 
 
協議の結果、sakは林道まで高まいて中流部から再入渓。
で、釣行の結果はといいますと。
 
 
また、そのうち来てもいいかも♪
今度は遡行メインで。
 
大黒茂谷はアマゴの跳ねる良渓でした。
 
 
sak
 

ミノコクリの夜

2019年09月20日 07時25分45秒 | 山行速報(沢)
2019/9/10-11 ミノコクリの夜

いつのころからか、水辺が心落ち着く場所だった。
規則的なようで不規則な流れのリズムが心地よい。
 
透き通るような秋の青空に赤とんぼが舞う。
 
 
奥只見ダムから袖沢支流北沢を遡り丸山岳を目指したが、明日は午後から崩れるらしい。
北沢は水量多め。前日千葉を中心に大きな被害を残した台風の影響もあるのだろう。
これで、明日の雨がひどく袖沢が荒れたなら下山はおぼつかない。
早々に計画完遂は諦めたものの、さて、どうしたものか。
 
ミノコクリ、かな。

そこなら多少増水しても、袖沢を渡らずして林道に乗れる。
と、いうのが今回の計画。
 
 
ミノコクリで沢キャンプ。
 
 
自然の恵みに囲まれながらの焚火。
炎のゆらぎと沢音のリズム。
月光が、漆黒の森を黄金色に照らしていく。
美しい夜であった。
 
この一晩だけでも、出かけた甲斐はあったと思う。
 
 
そしてトンネルを抜けると、明日が待っている。
 
sak

尾瀬・中ノ岐沢小淵沢

2019年09月18日 23時02分01秒 | 山行速報(沢)
2019/9/6 尾瀬・中ノ岐沢小淵沢
 
初めての沢登りシリ-ズ。
今年は早3本目です。
 
この度の沢デビュ-はkkoさんです。
やっぱり、初めては楽しくなくちゃ。
しかも、sakも楽しめそうなところ、、、
ということで、吟味に吟味を重ねた結果。
尾瀬の前衛、中ノ岐川小淵沢にしてみました。
 
 
大清水で待ち合わせをして、しばらくは林道を歩く。
今回のメンバ-は、yukaさん、akiさん、kkoさん、そしてsak。
結構、長いのでおしゃべりなどしながら歩く。
 
奥鬼怒林道、小淵沢林道を経由して橋の袂から入渓。
早々にナメが現れ、遡行感度は良好。
 
 
 
 
 
 
 
途中、大きな滝も現れて、飛沫を浴びながら滝登り。
なかなか盛りだくさんです。
今日は晴天率100%。
順調な行程に気をよくして、沢デビュ-イベント、焚火でランチ。
今日のメニュ-は鶏と野菜のホイル焼きです。
 
 
なんとか無事にイベントはこなしたものの、着火に手こずって時間は大幅にオ-バ-。
手早く後処理をして、先を急ぐ。
 
 
源頭ム-ドになったら水流を追いかけていくと登山道が横切り、藪漕ぎもなく終了点。
そこからは、小淵沢田代経由で尾瀬沼。
 
 
 
kkoさんは初尾瀬とのこと。
人気の少ない尾瀬沼の湖畔で癒されながら、木道をポクポク歩く。
 
 
あとは三平峠を越えて、大清水まで。
最後はヘッデンになるかと思ったけど、皆さん足取りはしっかりしておりなんとか薄暮の大清水に到着。
 
沢での癒しやちょっとドキドキなところはもちろん、小淵沢田代や尾瀬沼周遊で山を満喫。
一日丸々、山遊びでなかなかの充実度。
参加メンバ-もみんな満足していただけたみたい。
 
沢デビュ-応援企画。
さて、次は何方を何処にご招待いたしましょうか?
 
sak

奥利根・楢俣川先ノ沢

2019年09月05日 00時31分18秒 | 山行速報(沢)
2019/8/30 奥利根・楢俣川先ノ沢

沢登りにはどこかしら、遊びゴコロが必要なもの。
美味しい沢登のプランに様々な素材を求めてしまうのは、癒し系沢登にありがちなこと。

しかしながら、午後から天候は下り坂。
本当はノンビリ遡行といきたいところだけど、午前中の好天を捕まえて山頂まで抜ける計画。

癒し系とは言え、流程も遡行高度もそこそこあるので、同行のakiさんに覚悟のほどを聞いてみる。
akiさんは水根沢に次いで、今回が2度目の沢登。

答えは”GO”
肚は決まっていたようだ。

癒し系なのに、心持ちは臨戦態勢。
さあ、これが本当の沢登り。
akiさん、楽しんでいきましょう。
 
 
朝焼けの奥利根

予定を前倒しして、4:30の出発。
ゲ-ト前に駐車して、舗装路を歩く。
「せんのさわはし」まで来てから、装備を付ける。
 
せんのさわはし

しばらくはゴ-ロ帯。
とはいえ、流れの煌きはさすが奥利根だ。
 
最初の滝場

最初の大きな釜を抱いた滝を過ぎると滝場が続く。
ロ-プを出すこともなく、水線を絡めて上ることができるので楽しい。

中流部は断続的にナメが続く。
これがつながっていたならば、まさに名谷となったことだろう。
 
中流部のナメ

容易ではあるものの、次から次に滝が現れる。
一説には”千ノ沢”ともいわれるとかなんとか。
崩壊地を左に見ると、しばらくで大滝。
高さでは先ノ沢最大の滝であろう。
小さく左岸から巻いて、滝上で小休止。
 
 
大滝

四ノ沢を合わせると、水量も減って源流の様相となる。
しかし、目指す笠ヶ岳はまだ見えない。
 
源流域

沢沿いのヤブがうるさくなってくると、岩稜帯が望める。
でも、まだまだ遠い。
こちらは大きく割れている方の大岩
 
こちらが正解

1830m付近の大きく割れてない方の大岩(それらしいのが2つあるので注意)から踏み後を追って尾根に向かう。
途中踏み後を見失うが、上へ上へ目指していくとすぐにヤブ丈は低くなる。
そこから左に見える草付きへトラバ-ス。
草付きはそこそこ傾斜もあるけど、スタンスを拾いながら行けば問題はない。
このあたりから、周りはガスで覆われる。
 
草付きの登り

左に見える灌木の尾根へは岩を登る。
この灌木の尾根は、時に空中戦を交えて苦戦するが、先に見える岩稜基部まで距離は幾らもない。
岩稜基部にたどり着くと、ここで風と小雨。
雨具を着込んで、岩稜帯を行く。
 
岩稜帯

この岩稜帯は岩と藪とお花畑で構成されいて、とても楽しい。
好天なら、尾瀬の山々、谷川の山々も一望できることだろう。
 
山頂が見えた

噛みしめるように尾根を詰めれば、笠ヶ岳の山頂標識が見えてくる。
ダイレクトに山頂へと詰めあがるのは、沢登の醍醐味。
何も見えない山頂だけど、akiさんと二人で記念撮影。
お互いの健闘を称え合う。

ここからは、登山道を行く。
この笠ヶ岳周辺は何度来ても素晴らしい。
人気のなさ、野趣あふれる草原と池塘。
 
蛍池

片藤沼や蛍池など、思わず一泊したくなるようなシチュエ-ションだが、ここは湯ノ小屋方面へと長い下山を覚悟しなければならない。
しかし、人気のなさとは裏腹に整備が行き届いており(時に倒木はあるものの)登山道は平和だ。

下山途中、土砂降りになっても平和なのだ。
大体、土砂降りの中で温かいス-プが飲める幸せったらない。(akiさん、ごちそうさまでした。)
二人して濡れネズミの下山も、充実感と満足感でいっぱいなのである。
 

山行の終わり方だけで、その山は語れない。

あの流れのきらめきとしなやかさ。
快適に登れる岩稜の片隅に可憐な梅鉢草。
あとは少しの藪漕ぎ。
仲間の覚悟と頑張りにも感謝。

このくらいが丁度いい。
湯ノ小屋の出湯につかりながら、今日という日を思う。
 
sak

安達太良山 石筵川

2019年08月24日 09時36分30秒 | 山行速報(沢)

日時:2019.8.17(土)-8/18(日)

メンバー:szt(CL),yuka

装備:沢装備一式,8.0mm × 30m ロープ,カムC0.3-0.5

8/16 22:00水海道発→0:30頃 道の駅やいた(泊)

8/17 4:30頃? 道の駅やいた発→(一般道で走りつつ途中で仮眠して..)→7:00過ぎ頃 安達太良山銚子ヶ滝登山口P着→9:31駐車場発→10:40銚子ヶ滝→11:01入渓→12:53 2段15m滝着→15:11 3段15mナメ滝→15:39 1,220m付近幕営地点

8/18 7:13幕営地点発→7:38幅広10m滝→9:24二俣発(左俣へ)→10:54右岸側壁下→11:26奥の二俣→11:51稜線登山道→12:09下山開始→12:21船明神山山頂→13:48分岐→14:59基点P

 

8/17(土)  天気:晴れ

 メジャーな万太郎谷本谷を完了したこともあり,その翌週はガイドブックに日帰りとなっているところを,一泊で向かう.かなり余裕の行程を組んで,今度こそ癒し系の沢でのんびり山を満喫しようという目論見だ.そんな思惑でチョイスしたのが安達太良山の石筵川.石筵ふれあい牧場を過ぎ母成グリーンラインを進んでいくと,ヘアピンカーブの曲がった先に10台以上楽に停められる駐車場に車を置いて,アプローチを開始.

 今日は余裕の行程と,高を括ってもたもたしていたら出発は9時半.おまけに銚子ヶ滝の見物をルートから外れて迂回していくものだから,入渓が11時になってしまう,,,

沢に入るとしばらくはなんてことないゴーロ歩きが続く.ところが同行のyukaさんのペースが思いのほか上がらない.どうやら岩の上に足を置くことに慣れていない様子.荷物は西穂からの縦走の反省を活かして,ザックを一回り小さくして軽量化しているがそれでも足元に自信が持てないようだ.

そんなこともあってこの沢の最初で最後の核心と言われる2段15m滝に到着したのは,入渓から約2時間経った13時頃.こちらは余裕だろうとなめてかかっていたので,詳細なコースタイムを頭に叩き込んでいないから,このペースがどのくらいのものなのか見当もつかない.

2段15m滝は核心と言われるだけあって,なかなか見栄えがする滝だ.1段目の右壁に残置ピンとスリングまでぶら下がっている.ここでロープを出して滝の攻略に向かうが,思っていた以上に手間取った.重たい荷物を背負ってリードするのって難しいな~,とここでも貴重な体験を実感することができた.正直,荷物を背負ってではフォローのyukaさんには厳しすぎるか?と思っていたが,残置のスリングを掴んだりしてうまいこと抜けてきた.ナイスクライミングだ.腕を上げましたな.

最初で最後の核心,2段15m滝.でも今回はもう一つ核心があったりして..

滝の後はナメやナメ滝が出現.基本ロープは出さなかった気がする.出したとしてもお助け紐くらいで,幕場を予定している1,200m付近までひたすら歩く.

ご覧の通りのナメ.ゴム底の沢靴でも滑りっぱなしというわけではなかった.

3段15m滝だったかな?

ペースは相変わらずだったものの,15時過ぎには無事1,200m付近に到達.事前に調べた記録の通り,幕場に良さげなところが目に入ってくる.いくつか物色しているうちに焚火の跡がある極上物件を発見して,タープを設営.

沢の泊りの経験が少ないこともあって,夕食の支度に時間はかかったものの,火をおこし珍しくお酒も飲んでこの日は20時には就寝した.

 

8/18(日)  天気:曇り→晴れ

2日目は4:30には一人むっくり起きて,火をおこし始める.起こした火で湯を沸かし朝食を作って身支度を整え,7時過ぎには行動開始.30分程で幅広10m滝に到着.上部で滑って下まで落ちてしまうのも嫌だったので,念のためお助け紐で確保.沢慣れしている人なら,ロープは必要ないレベル.その後も時折ナメが出現する.なるほど,これなら癒し系という感じの景観が続く.

幅広10m滝.目立った滝はこれくらいだったかな?

その後も続くナメ.

出発から1時間半以上かかって二俣へ.ここまでおもったより時間がかかっている印象.今日は早めに下山できるかな~なんて思ってたけど,ちょっと甘かったみたい.そしてここからがもうちょっと時間がかかりそう.

と言いますのも,yukaさんの苦手な藪漕ぎが出てきそうだから.右俣の方が歩く距離は短いけれど,事前の記録から藪漕ぎの時間と密度は左俣の方が短く薄いとの読み.確認すると藪漕ぎが楽な方がいいとのことなので,予定通り左俣に進路をとる.

二俣を左へ.

二俣から右岸の遠方に立つ側壁の真下辺りまでが,笹薮が濃くなっているところ.沢登りに慣れた身からするとそれほどの藪でないが,慣れないyukaさんにとってはここも核心だったのでは?

二俣奥の笹薮.このくらいは藪1級?

それでも二俣から1時間半もあれば,うるさい藪も落ち着いてくる.そして安達太良山の山頂も見え始める.山頂は人でいっぱいだ.

奥に見えるのは安達太良山.

奥の二俣は,水の枯れた左俣に進路を取り,歩きやすいところを詰めてゆけば無事登山道に到着.時間は12時前.二俣後の藪を過ぎれば順調だった.

登山道からは沼ノ平の眺めが素晴らしい.安達太良山には来たことがあるはずだけど,この景色の記憶はない.鉄山までの縦走路も含めて,天気の良い日には歩きたくなる絶景だ.

鉄山.縦走路も気持ちよさそう.

沼ノ平.いまは通行止めだけど,ここに昔登山道があったとは.

登山道で装備をバラし,あとは船明神山から下るだけ.途中地形図とは登山道の付き方が違って慌てる場面もあったけど,15時には無事下山.

磐梯熱海駅そばの温泉に入って,インターそばのラーメン屋さんで夕食を食べ,常磐道経由で帰宅となりました.それにしても,この日は下山から家に帰るまでやけに疲れた.珍しく帰りの車中はほとんど寝っぱなし.yukaさん,運転どうもありがとうございました.

 

szt


谷川連峰 万太郎谷本谷

2019年08月15日 20時07分43秒 | 山行速報(沢)

日時:2019.8.10(土)-8.11(日)  天気:晴れ

メンバー:szt(単独)

装備:沢装備一式,ロープ(6mm×50m),カムC0.2-0.75

8/9 20:00頃 自宅発→0:00頃 高波吾策像の駐車場

8/10 5:28茂倉新道登山口駐車場→6:05入渓→6:20吾策新道登山口駐車場付近→7:01関越トンネル通気口→7:09オキドウキョウのトロ→8:35一ノ滝→9:18二ノ滝→9:49三ノ滝着→10:14三ノ滝上発→12:51登山道→13:30頃 肩の小屋発→14:45一ノ倉岳山頂→15:12茂倉岳山頂→15:38茂倉岳避難小屋

8/11 5:15避難小屋発→6:00矢場ノ頭→7:16基点P

 

 暑い夏が本格的にやってきた.こんな日のために去年から狙っていた万太郎谷本谷.なんでも泳ぎのパートがあるらしい.それもそれほど長くないとか...泳ぎが得意でない私にとってはいい練習ができるかも?と思い計画を実行に移す時が来た.

他に希望者を募ってみたが,反応はなし.どうやら自分にとってちょっとだけ自由で気ままな挑戦ができそうだ.

段々夜明けの時間が遅くなってきたが,それでも5時を過ぎれば辺りは明るい.おまけに猛暑が続いているため,朝早くの土樽でも陽射しがあれば額に汗がにじむ.淡々と起床して,淡々と5:30には行動を開始する.

谷川岳にはこの数年よく来ているが,遊んでいたのは専ら群馬県側からのアプローチ.山を隔てた反対側は正直土地勘がイマイチ掴めない.もちろん吾策新道なるものがどこから始まるのかもよくわからない.ということで多くの人が入るところより手前で入渓となる.

ゴーロを歩き,透過型の堰堤を過ぎればナメやナメ滝,釜があらわれる.開放的で独特の景色が素晴らしい.暑さのためか水に浸かってもそれほど寒さを感じない.

序盤のナメ.こんなところがワンサカありました.

序盤のハイライト?オキドウキョウのトロ.ここは頑張って泳いでみました.

残念ながら奥の滝は一歩が踏み出せずに登れず.沢登りって難しい?結局左岸を巻きました.

自分にとっては珍しく,積極果敢に水に浸かるものだから,荷物は重くなるばかり..中盤にさしかかると息が少しずつ上がってくる.ふぃ~...

トロを突破してもこんなナメ滝が出てきます.

中盤は一ノ滝,二ノ滝,三ノ滝と大きな滝を登ります.泊りの装備が水を吸って重い重い.重い荷を背負っての登攀に慣れていないうえ単独のため,一ノ滝登りは途中までトライしてみるが危険を感じ諦める.

ガイドブックには巻きは左岸とあるが,どうにも効率が悪そう.よくみると右岸から小さく巻けそうなのでそちらにチャレンジ.少し怖い思いもしたが,ハンマーも使って無事クリア.振り返ってみればここが今回の核心でした.

中盤のハイライトのひとつ,一ノ滝.右岸を小さく巻きました.

二ノ滝,三ノ滝は特別怖さは感じず無事通過.三ノ滝に到着した時点で時計を見れば10時前.ここで泊まるには早すぎるから,必然的に詰めに向かう.ひとまず肩の小屋へ詰めてその時考えようという作戦だ.

なるほどこれは確かに開放的.でも息が上がってツラいことこの上ない.

歩んできた谷を振り返る.この眺めも爽快だ.

詰めの登りで自分の心肺機能や脚力の衰えを実感しつつ,源頭の様相を堪能する.眺めは最高なのにこの息苦しさは何なんだ...

肩の小屋に近づく頃にはガスがだんだん出始める.なんだかんだで13時には肩の小屋に到着してしまった.片付けや栄養補給で30分程小休止.初日でここまで来るつもりもなかったから,天神尾根からロープウェイを使ってもいいかと思ったが,当初の計画通り茂倉新道を目指すことに.さすがにトマの耳や一ノ倉岳,茂倉岳への登りは足が思うように進まない.

15時過ぎには茂倉岳を通過しあとは下るだけ.このペースなら暗くなる前には車にたどりつけそうだけど,,,下に早く降りても暑いだけなんだよな~.

と,思っていたところに,思っていた以上に小ぎれいな茂倉岳の避難小屋が目に飛び込んでくる.どうやらこの日に泊まる人は3パーティ4人だけとか..下界は猛暑.せっかく泊りの装備で山にいるのだからと,避難小屋に泊まることにする.その後,単独の人が加わり,総勢6名でゆったりと避難小屋で快適な一夜を過ごすのだった.

翌朝はのんびり過ごそうかと思っていたものの,結局明るくなったらすぐに行動開始.茂倉新道を順調に下り,楽しみにしていた岩の湯に入ることもできず,たっぷり高校野球の中継を聞きながらつくばに帰ることになった.

出発直後の茂倉岳と避難小屋.この日も朝はいい天気.

万太郎谷に来るならば,盛夏8月が持ってこい?

 

szt


奥多摩・水根沢谷

2019年08月13日 13時32分51秒 | 山行速報(沢)

2019/8/8 奥多摩・水根沢谷

 

■とある猛暑日の話。

 

今日という日が始まった瞬間から、気温は25度越え。

最高気温は35度を超えるらしい。

 

ラジオから聞こえるそんなニュ-スを聞きながら、車を走らせる。

樹幹から覗く先には深緑の山々。

もはや耳に馴染んだ蝉の声。

 

こんな休日に向かうべきは、そう。 あの、水と緑の楽園だ。

 

■”沢登り”という遊び。

木々に守られ、沢風に吹かれながら。

自然の涼は心地良い。 何故、街はあんなにも過酷な暑さなのだろう。

 

時に流れに浸かって滝身に取りつけば、たちまち「涼しい」を通り越し、寒さに震えることすらある。

なんでだろう。 こういうとき、何故かみんな笑ってるんだよね。

真夏の「水遊び」は最高に楽しい。

 

水根沢はお手軽に楽しめるウォ-タ-パラダイス。

行程も短いので、時間を気にせず水遊びが楽しめる。

盛夏なら、何度来ても飽きることはない。

第一ゴルジュで水と戯れ、 第二ゴルジュで流れに立ち向かう。

そしてメインは半円の滝を手足のツッパリで越える。

同行のAkiさん。

この日、沢デビュ-。

難なく滝滝を越えてくる。

身体能力が高く、素質は充分。

 

半円の滝をウォ-タ-スライダ-にして楽しむこともできるようだけど、ちょっと怖いよね。

 

 

■沢で自炊。沢キャン。

 

沢登りも一段落したら、次の遊びに突入だ。

「水遊び」からの「火遊び」

沢での焚火は癒しのひととき。

せっかくだから焚火で自炊。

日帰りなのに、「沢キャン」(沢でキャンプ)を楽しんじゃいます。

流木を集めて、火床を作る。

少しずつ火を大きくして煮炊きできるようになったら、いざ。

ジェノベ-ゼ&オイルサ-ディン。

パンは焚火で炙ってホカホカに。

 

くつろいでいると、後続の御二方が遡って来た。

それぞれに水との戯れを堪能したようで、イイ顔していらっしゃる。

 

同日、同ル-トを辿った同志に、もはや共感の念を禁じ得ません。

焚火を囲ってのおしゃべりにも花が咲くというもの。

 

■雷鳴

 

ほどなく、雷鳴。

ここは早めの撤収が吉。

 

焚火の後始末をしっかりしてから林道までひと登り。

とにかく、沢での増水程怖いものはありません。

 

下山途中、雷雨。

雨が落ちると、あれだけ騒がしかった蝉の声は鳴りを潜める。

そして代わりに聞こえるのは、雨が木々の葉を叩く音。

まるで、万雷の拍手で今日の沢旅の最後を祝福されているかのよう。

 

これがまたイイ。

雨の山も捨てたものではないのだ。

 

■とある猛暑日の話。

 

今日という日が始まった瞬間から、気温は25度越え。

最高気温は35度を超えるらしい。

こんな休日に、あなたならどうするだろうか。

 

sak


日光 神子内川 手焼沢→長手沢下降

2019年08月04日 18時21分10秒 | 山行速報(沢)

日時:2019.8.3(土)   天気:晴れ→雷雨

メンバー:szt(CL),uch(SL),may,yuka,ta2,isi

装備:沢装備一式,ロープ(8mm×30m)×2

8/3 5:00石下発→7:40日足トンネル脇待避所→7:48入渓→手焼沢遡行→9:52 3:2二俣(右俣へ)→11:55稜線登山道より長手沢下降開始→13:40 林道エスケープ→14:57 R120合流→15:10頃 基点P

 

 自分の泳ぎの練習と,沢登りの経験の少ない会員の初級者講習として去年の秋に一回行った手焼沢へ.梅雨が明け,暑い日が続く.積極的に水につかったのは私くらい?後の皆さんは穏やかに?沢登り.

入渓地点.入る直前の立派な滝も登れそう?

ここは去年右岸の岩を歩いたはず.

今年は積極的に水の中.

このアングルということは,,,

こんな感じで淵を突破.もちろん,水につからないでも抜けられますよ.

手焼沢の水流が細くなるころには雲行きが怪しくなり,稜線の登山道に出て長手沢を下るタイミングで土砂降りの雨に.

土砂降りの雨は沢の水に比べて気持ち悪いくらい生暖かく,温暖化?の影響を肌で感じたと思ったのは私だけ??

本来なら長手沢でも積極的に水に飛び込んで泳いで下りたかったけど,そうも言ってられないくらいの雨の量で沢は濁流に...一行には女子もいることから,安全を期して林道へ迂回し車まで戻ることに作戦変更.国道に戻る頃には晴れ間が戻ってまいりました.

去年の秋に下った長手沢を,泳げなかったのはなんだか心残り.

去年の秋に一緒に来た人たちは,いろいろあってもういない.

今年の夏に来た人たちと,はたまた全く別の人たちと,もう一回長手沢で水遊びをしてみる機会が,来年以降もありますように.

 

szt


気が付けば雨,,,奥多摩坊主谷にて.

2019年06月26日 22時33分12秒 | 山行速報(沢)

場所:奥多摩 峰谷川坊主谷

日時:2019.6.22(土) 天気:曇りのち雨

メンバー:szt(CL),yuka

装備:沢装具一式,ロープ(8mm×30m)

6/22 4:00自宅発→7:32坊主谷待避所(基点P)発→10:44中ノ谷出合→12:00取水槽付近よりエスケープ開始→13:52登山道着→15:16基点P

 

 前週は,GW以降の山行疲れ+プレ国体疲れ+天候イマイチで山はお休み.そして,22,23の土日は今後の山行を見据えて八ヶ岳辺りのテン泊山行を計画していました.ところがどうにも天気が安定しない.出発直前まで行先を検討した結果,奥多摩の日帰り沢登りを2本こなすことを視野に入れつつ,土曜日の朝にひとまず坊主谷に向かうことに.いつ雨が降り出してもおかしくない空模様の下,同行するyukaさんの沢デビュー戦が始まるのでした.

坊主谷へは峰谷橋から峰谷のバス停を過ぎて左へ曲がる林道を進みます.奥にワサビ田があるためか,林道としてはまずまず走りやすいほうでした.坊主谷出合にかかる橋の脇の一台分しかない駐車スペースに車を置いて遡行を開始.

わたしはラバーの沢靴しか持っていないのですが,沢床のヌメりはそれほどなく出足から滑って転ぶようなことはありませんでした.当日のいまにも雨が降り出しそうな空と同行者の沢経験を考慮して,入渓後すぐに出現する連瀑帯は巻きの一手.その後も小滝が連続し,やや多いように感じる水の勢いも加わり,沢デビュー戦で慣れない相方のペースに合わせて序盤はゆっくり目に進みます.

途中,水流をかぶりそうな5m程の滝が出現.気持ち水量が多そうで,落ち口の処理で水をかぶるところをもたつくとイヤな感じがします.念のためここで初めてロープを出し,滝を抜けた先の灌木を支点にしてフォローで登ってもらうことに.案の定,yukaさんは滝の落ち口の処理に苦戦..水の勢い+水の冷たさで顔が若干ひきつっている...お助け紐を出すが,紐を引っ張るタイミングと足さばきの要領がわからず,奮闘するものの滝を抜けられません.最後はロープにテンションをかけつつ落ちてくる水をかぶりながらゆっくり横へトラバースして何とか落ち口をクリア.ロープを出して正解でした.

その後はチョットした小滝でお助け紐を掴んで登る練習をしたり,小休止を挟んだりしつつ次々にあらわれる小滝を登っていきます.

水量はちょっと多めな気がしたかな?

沢デビュー戦のyukaさん.苦戦する箇所はあったけどその後は順調だったのでは?

10mナメ状.ヌメりはなく苦労せず登れます.

核心部と思われる5連瀑の手前で再度小休止.序盤はロープを出すことがあってかなりの遅れがでたかと思っていましたが,ガイドブックで確認すればここまででまずまずのペース.これなら登山道まで詰められるかな?

5連瀑前半(3段目の滝まで).ここから意外に高度が上がります.

小休止のあと,5連瀑の巻きにかかります.2段目の滝上までは右岸を巻き,2段目から3段目は右岸のバンドを登ります.3段目の右岸からは下から見えなかった4段目の滝を眺めることができ,どこを登るのが効率的かチェック.ガイドには釜をへつって右壁バンドを伝うとありますが,この日の雨に濡れたコンディションと同行者が沢デビュー戦という条件では突っ込むにはちと厳しいと感じ,右岸巻きを選択.ここら辺から雨も強まり一瞬ロープを出そうかと迷いますが,弱点を突いて下降でもロープを出すことなく沢へ復帰することができました.登り降りはマイペースですが,yukaさんの奮戦ぶりはなかなかのものでした.

1段目2段目の滝を巻くyukaさん.マイペースで登ってきました.

下からは見えない4段目の滝.巻かずにクリアもできるようです.

5連瀑を巻き終わると癒し系に.ロープを出すことなくうまいこと巻けました.

5連瀑を終え,中ノ谷出合を過ぎれば沢は癒し系の様相に.雨は降ったりやんだりですが,ワサビ田跡や狭い階段状の廊下やナメがあらわれます.

さらに進むと,左岸の上方に鉄パイプで組まれた取水槽への巡視路と思われる構造物が見えはじめます.

中ノ谷出合を過ぎれば,開放的な渓相が顔を出します.

階段状の廊下.

ナメも出現しまさしく癒し系.

画になる滝ですね~.

12時頃には取水槽の下部に到着.ガイドブックから見当を着けると,あと60~90分程で登山道にたどりつけそうでしたが,当日の不安定な天気予報を考慮し取水槽への巡視路を利用してエスケープを選択します.

見づらいですが取水槽直下.ここらへんから左岸にある巡視路を辿ってエスケープ開始.

ただこの巡視路が意外とクセモノ.長年の崩落などで,鉄板が斜めになっていたり完全に外れていたりと,微妙に緊張を強いられます.落ちるとヤバいと思われるトラバースがあり,念のためお助け紐を出したところが一か所ありました.

巡視路の通過は慎重に.

エスケープを開始したらすぐに登山道に到着できるかと思っていましたが,登山道までたっぷり1時間以上はかかりました.そして登山道に出てみたら,そこはすぐに登山道と帰路に使う尾根に分岐するところ.結局登山道はほとんど歩かず,その後は尾根の踏み跡をたどります.

鳥居.多分浅間神社のものなのかな?

尾根の踏み跡を下っていき,右に見えてくる小尾根を下り基点となったところを目指します.この小尾根は急な下りで一気に降りていく感じとなるので,yukaさんの懸垂下降の練習も兼ねて持ってきたロープを出し下りの途中で5ピッチ程の懸垂下降を交えて林道へ降り立ちます.林道へ降り立った後は登り返して無事に車に到着.時計を見れば15時を回っており,途中緊張を強いられる場面もありましたが,結果的にエスケープは正解だったと言えそうです.

その後は着替えを済ませ,雨脚が強くなり本降りとなった空模様を見て,あわよくば翌日も狙っていた沢登りは取りやめということでyukaさんと意見は一致.奥多摩駅そばの混雑したもえぎの湯で汗を流し,休憩所で短時間の爆睡をした後,つくばに帰るのでした.

yukaさん,沢登りデビュー戦,いかがでしたでしょうか?

 

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