今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

「SUGA SHIKAO Hitori Sugar 2013 Premium Night」

2013年03月02日 02時43分37秒 | ライブ/コンサート

 2013/02/25 @中野サンプラザ

 コンセプトは『LIVE Houseを卒業した大人向けのlive』、『基本的には「大人」が楽しめる、「大人」のためのメニュー』。

って、す、すみませ~ん!
ライブハウスにデビューしたのが遅くって、すごい大人だっていうのに、いまだにオールスタンディングが卒業できない私です

行ってまいりました、スガシカオ、デビュー16周年記念日の前夜「Premium Night」!!

スガシカオさんの座席付きコンサートでは、・・・そして中野サンプラザでも! こんなにステージに近い場所に座れたことなんてなかった!という、なんと8列目が当たり、かつてないくらいにじっくりと聴いてきました。

あの曲もこの曲も、「座りながら聴くって初めてかも?」という感じで、最初のうちはそれが先ず珍しい。
大きなステージの中央で、機材に囲まれてたった一人で歌い、演奏しながら「地味って言うなよ」と笑わせてくれるシカオちゃん。
いやいや、んなことないですって!
一人とは思えないほどに豊かでしたもん。
「そのうちに聴こえないはずのベースだとか、有り得ないはずのパーカッションが耳に聞こえてくるはず」と言いますが(笑)、耳に聞こえないものが聞こえたり、目に見えないものが見えたりするのが大人のイマジネーションってものだわね。

私はこのライブの前日まで大阪にいて、舞台「ロックオペラ モーツァルト」の世界にどっぷりとハマっていて、今でもずっと楽曲が耳に流れ続けている状態。
それですぐに他のライブだなんて、我ながら大丈夫か?と思ったけれど、全く心配なかったのに驚いたり、安心したり。
舞台が「あちら側」だとして、スガシカオは常に「こちら側」だから。
その「あちら」と「こちら」をひと言で説明するのは難しいけど、それを言ったら友達の一人が「ああ、わかる気がする」と言ってくれた。

そう、スガシカオは私にとって、「こちら側」なんだ。
たぶん、私がシカオちゃんに直に触れたり、直接言葉を交わしたりすることって、今までもなかったけれど、この先もないのかもしれない。
でも、実際の距離は常に遠かろうと、こんなにも距離を感じさせず、それどころかピタっ!とくる歌を歌ってくれる人は他にいないと思う。
それはやっぱり、歌詞がそうだから。
じっくりと聴いていると、知らないうちに涙がこぼれてきた。

大人はね~、涙腺が弱いんです(笑)

それにしても!!

新曲の「アイタイ」はすごーく、すごーく、ツボだわっ!!

なんだろう、この人。
いつも、どこかしら、今の自分と重なる気がする。
全然似てもいないけど、私の魂の何割かはこの人と同じもので出来ているのだろうと、そう思いたくなる人。

この大人ライブはぜひまたやってほしい! 毎年やってほしい! ずっとずっとやってほしいです!


十年経ち、二十年経って、ファン全員がもうライブハウスを卒業したころ、スガシカオはどんな歌を歌っているかしら?
どんな時にも、やっぱり、こちら側で、その時の「今の私」と重なり合えたなら嬉しい。
そのためにも、健康でいなきゃね!

などと、大人は思うのであるよ(笑)

ずっと座り続けていたライブも、最後の二曲じゃやっぱり場内は総立ち。
「午後のパレード」はいくつになっても、やっぱりコレじゃなきゃ!

スクリーンに映った月を背にして歌った「黄金の月」に、毎度のことながら感動!
時折参加してくれたストリングスも、大人趣味良くてナイスでした!
そして、ゲストのボイパのセンセーもすごかった!

大いに盛り上がった、この大人ライブ。
ぜひ定例化してほしいです!

      

【セットリスト】
1. Re:you〜かわりになってよ
2. アシンメトリー
3. Party People
4. Festival
5. サヨナラホームラン
6. 春夏秋冬
7. NOBODY KNOWS
8. ひとりぼっち~アイタイ
9. 黄金の月
10. 夜空ノムコウ
11. Progress
12. 夕立ち
13. Hop Step Dive
14. ヒットチャートをかけぬけろ
15. コノユビトマレ
16. 午後のパレード
EN1. バクダンジュース
EN2. 傷口
EN3. 19才