「私の頭の中の消しゴム」感想の続きのそのまた続きです。
この朗読劇は日替わりで出演者が変わり、全八組の役者さん達が演じています。
私が「中川晃教/内山理名」ペアの舞台を二回観たのは予定通り。
「崎本大海/鈴木亜美」ペアは予定外で、急遽に当日券を買っての観劇でしたが、
同じ演目で二組のお芝居が観られたのはとっても良かったです!
どっちが良いとか上手いとか、そういう見比べ方ではなくて、役者さんが違うとたとえ演出が同じでもそれぞれに趣も違ってくるので、受け取る側としても心の動きが微妙に変わります。
それは、役者さんの実力や解釈の違いでもあるんでしょうけれど……なんていうかね…「人」が出るんですよ、それぞれの役者さんの、その人本来の人柄みたいなものがその解釈や感情の露出に表れているような気がします。
この世に同じ人がひとりもいないように、もし誰かが誰かと同じような運命を辿り、同じような人生を送ったとしても、人の心の中は決して誰ともピタリと同じになることなどは有り得ないのだということがよくわかります。
もし私がもっとお金持ちだったら、ぜひとも他のペアの舞台も観てみたかったです!
というわけで、前回の「感想その二」で、崎本さんと亜美ちゃんで泣かせてもらった感動の場面について書きましたけど、その「おいで」の場面は中川ペアでは泣きませんでした。
それを言えば、私はあっきーこと中川晃教さんは特別に好きでずっと見続けていますが、今回の舞台に限らず、今までに彼の演技を「泣きながら観た」ということは、ほとんどないような気がします。
「泣かせてなんぼ」のような今回の劇で、それはどうよ? と思うかもしれませんが、劇場内の他のお客さんたちは皆さん泣いていましたし、終演後も涙が止まらずに席を立てない人まで何人もいたくらいですから、べつにあっきー達の回が良くなかったわけではありません。
ただ、「感動」=「泣く」という図式が、私はあっきーの時には自分の中で成り立たないのだろうという気がします。
泣かなかったけれど、だからと言って感動してないわけではなく、むしろ余計に多くのものを感じ取るので、それだけに想うことや心を重ねることが多く、ただ「悲しい」とか「可愛そう」に終始することができないのかもしれません。
そんなわけで、
「ええ~~っっ! まだ続くのか?!」って我ながら思うけど、これからがやっと「中川・内山」ペアへの感想です。
…って、ごめんなさい!
この続きを書いたのですが、文字数が多すぎたせいか最後までアップされませんでした。
なので、さらにさらに「感想その四」に続きます。
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