東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

薪運びの助っ人

2019-04-20 09:47:46 | ノルウェー山暮らし fjellgård
ある日突然
外で乾燥させている薪を納屋に運ぶと相方が宣言

え?早くない?
まだ雪も溶けきってないのに?
一輪車押しにくくない?

普通なら薪を納屋に取り込むのは夏です
そして秋にはまた森から木を切って来て新しい薪を作ります

ところで
この屋外の薪を乾燥させる場所の屋根には普段屋根がありません
秋から冬の間は日光を浴びさせるのに適していますが
春から夏の間は雨に濡れないようトタン屋根を乗せなくてはいけません
(冬の雪は湿度が低いため問題なし)

オリンピックスタジアムのように
スイッチひとつで屋根が電動開閉できればいいんですけど
もちろんそんなわけはなく毎回相方が梯子に登って電動ドリルで手動脱着
これが結構な手間です

ここのところ1週間以上ずっと晴天が続いていて
薪の乾燥の進み具合がとても良好なのを見て取った相方が
急きょ薪を納屋に運ぶと決めたのは
そうすれば今年の夏に屋根の取り付け作業をしなくて済むから

普段はわたしがのけぞりそうになるくらいやることがノンビリなくせに
あるカテゴリーの事柄に関してはそうと決めたら早い相方
さっさと義父に連絡を取って助っ人の手配も済ませて準備万端

まずは知人に頼まれている分をパッキング



25cmにカットしてあり質の良い樺の薪だけを詰めていきます

長いもの、樺以外のもの、質のよくないものは
自宅で使う用に納屋へ直行


(奥が樺、手前はトウヒ)

納屋の片隅には先シーズンの細かい薪がひと山残っています
春夏にピッタリの小さめの薪
でも細かすぎたからか並べて置かずにバラバラに(というか適当に)積まれていたため
ネズミの巣作りに格好の場所を提供してしまったようで
細かくちぎった紙とネズミのフンが中から大量に出てきました



これでは家に持ち込むための袋詰めに手間がかかるし
(薪をはたいて紙くずとフンを落としてから家に持ち込みたい)
不衛生なので作業時にマスクもしないといけないし
今年は面倒でも細かい薪もきちんと積んでほしいと相方に頼もう…

さて
大量の新しい薪を納屋に運ぶのには一輪車を使います



強力な助っ人の80歳の義父は簡単そうに押していますが
薪を満載した一輪車は重くてバランスを取るのが難しいうえ
地面の上はところどころ雪が残っていて押すのは大変

ついでに言うと
義父はうちに来るのに山道を1時間半かけて歩いて来ています
朝から夕方まで1日中手伝ってくれて
また1時間半かけて歩いて帰る…

強い、強すぎる

鉄人のような義父の働きのおかげで
納屋の中はみるみるうちに新しい薪が積まれていきます



積み方もすごく上手

5年ほど前までここで暮らしていただけあって年季が違うわ

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