東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

笑顔にさせるもの

2019-06-29 17:09:16 | ノルウェーの動物 dyr
いつでもどこでもうじゃうじゃいる羊たちと違って



道をふさぐのが大好きな羊たちと違って



車の前を歩くのも好きな羊たちと違って



ウサギはあたりが多少なりとも明るさを失う夕方から明け方にかけて
そろりと家の近くに姿を現します



少しでも物音がすると耳をピンと立ててアンテナ全開
草を食べるのも数秒おきに顔を上げてあたりをうかがいながら

それでもうちの周りはある程度安全地帯とみなしているようで
毛づくろいをしたり仮眠をとったりもしています


(置物のようにじっとしているときは仮眠中らしい)

ここの野生のウサギは
脳の半分ずつを切り替えて休めながら眠ると聞いたことがあります
外敵が多いのですっかり眠りこむわけにはいかないのね…

ウサギを見かけると
ああ、まだ生き延びてる、よかった、と
知らず笑顔になります

去年の夏にはじめて見かけたときは
手のひらに乗りそうなくらい小さかったんだよなあ…

家の周囲のよく育っているいい草とリンゴの皮を食べて
(わたしが毎朝リンゴを食べるのでその皮をあげている)
栄養つけて体力つけてキツネやヤマネコや鷹や
その他もろもろの天敵から逃げおおせるんだよ

あ、でも
もちろん羊たちにもウサギにはないいいところがあります

いつでもいるのでいつでも見たいときに見られるし
特に子羊は眠っていても走り回っていても
後脚で耳をかいていても何をしていても愛くるしい



うじゃうじゃいる群の中央で
おかあさんのおっぱいを飲んでいる子羊
左端の方でお母さんに寄りかかって寝ている子羊

思わず笑顔になります

柵の内側で草むしりをしていると
「それが食べたい」と催促してくるのも
ウサギにはない楽しみです



折り返し

2019-06-27 23:30:02 | ノルウェー山暮らし fjellgård
日本から戻ったのが夏至の直前だったので
夜の明るさに時間の感覚を大きく狂わされるハメに

日本に発つ前は
一晩中うっすら明るい、という程度だったのが
いまは真夜中でも夕方6時くらいの感じがする明るさです

つい先日も午前0時過ぎの夕焼けがとても綺麗で
いっとき辺り一面うす桃色の光が満ちて
羊たちでさえうっすらピンクに染まって幻想的でした



空の色を忠実に写そうと夕焼けにレンズを向けて写真を撮ると
周囲がかなり暗く写りますが
実際には芝生の緑がはっきり見えるくらいの明るさです



夏至が来ると
わたしは暗い夜を取り戻せるのが嬉しくて喜んでいますが
おおかたのノルウェー人は日が短くなることを残念がっているようです

ところで「夏至」という単語は
普段の会話ではあまり聞きません
かわりに Sola snur (太陽が折り返す) と
みな名残惜しそうに言います



きみたちも
太陽が折り返したのがわかるのかな?


ただいま羊たち

2019-06-25 15:24:28 | ノルウェーの動物 dyr
1ヶ月ぶりに戻った自宅は
すでにたくさんの羊たちに囲まれていました

ゲートを開けるために車を停めると
にじり寄ってくる羊たち



おかあさん、そんなに凄まないで
去年も一昨年も会ってるでしょ



子羊は1ヶ月の放牧で
すでにけっこう丸みを帯びています

柵の外に置いてあるトラクター用の装備品やトレーラーは
彼らのお気に入り



よく体や顔をこすりつけて
かゆいところをかいたりしています



相方が作業していてもおかまいなし

そしてゲートの前の道を集団でふさぐのが好き



遠目にはなんだか雲海のようです



フィンエアーで映画2019 その2

2019-06-24 09:07:25 | 映画 movies
日本便の機内で見る映画のいいところは
日本語字幕か少なくとも英語字幕がある点ですが
ときどき日本語吹き替えの洋画や日本映画もラインナップされています

ふだんは自宅でも映画館でも
ノルウェー語字幕でしか観られないので
英語力もノルウェー語力も中途半端なわたしが満喫できる映画は限られていて
映画好きとしてはフラストレーションがたまるばかり

なので
一時帰国の機内ではここぞとばかりに映画を観ます

今回は行きの便で真っ先に観た「ボヘミアン・ラプソディー」が1番よかった!



あまりに良すぎて
クイーンの名曲が頭の中で鳴り続けて
次いで観たの映画がなんだったかもう思い出せないくらい

最後には確か
エマ・ストーンが好きなので選んだ「The Favorite」を観て
えっ、これで終わりなの…と消化不良な感じで
もう一度「ボヘミアン・ラプソディー」を観てスカッとしたくなったことを覚えています



別の機会にみていたらきっと
もう少し違う感じ方をしたかも、と思った映画でした

日本でも一度だけ映画館で映画を見ました

知人に勧められた「長いお別れ」



ちょうど結婚したばかりでメディアの注目を集めていた蒼井優ちゃんは
「フラガール」以来大好きな女優さんで
期待を裏切らずとても良かったのですが
意外にも長女役の竹内結子により多く気持ちが寄り添いました



海外に住んでいるという状況が自分と重なったせいかも?

そして
山崎努、すごいの一言



久しぶりに邦画を見ましたが
なかなかよかったです

その影響かどうかわかりませんが
帰りの飛行機でも珍しく邦画が観たくなって
「スマホを落としただけなのに」を観ました



うーん、怖い
携帯端末のセキュリティにもっと気を遣おう、と
改めて思ったのはわたしだけではないはず

コワイコワイ…

ここはひとつ夢のあるディズニー映画で
心を温めなければ

というわけで続けて「The tomorrowland」をチョイス



んっ?
この男の子、どこかで見た…



そうそう、「ルーパー」のシド役の子!
すごく印象的でおぼえていました



いい気分で見終わって
もうひとつさらにハートウォーミング系がいいと
「最強のふたり」のリメイク「The upside」



おお、ニコール・キッドマンが
美人でハイキャリアでクールな役
ピッタリ!



でもラストの笑顔がすごーく素敵で
さすがだなーと思いました

時間切れで途中までしか観られなかった
アクション映画の「Captain Marvel」と
ヴァン・ゴッホを描いた映画「At Eternity’s Gate」も
いつかどこかで続きが見られるといいなー


(アメコミ映画は興味ないけどこれは面白かった)


(ウィリアム・デフォーがゴッホ役)

ああー
やっぱり映画はいいですね

ごちそうさまニッポン

2019-06-19 22:13:17 | 一時帰国 temp. return
全体的に食べすぎた1ヶ月間
今回は特にお寿司に始まってお寿司に終わったと言えるくらい
お寿司をよく食べました



最後に食べたのは昨日で
家の近くにあるお寿司屋さんのランチ
税込で千円以下とは思えないクオリティ
かっぱ巻きに生姜が入っているのもスキ

でも1番はやっぱり富山の「きときと寿司」です
回転すしとは思えないくらいネタが豊富で新鮮
白海老、バイ貝、おススメです



そして日本にいる間ならではのものがもうひとつ
それはアルコール

もちろんノルウェーのレストランで頼むこともお店で買うこともできますが
相方と義父母が一切飲まないのと常に車で移動しているせいで
全くと言っていいくらい飲む機会がありません

今回
10年ぶりに再会したママさんバレー仲間と行ったお蕎麦屋さんで
美味しいおつまみと懐かしい話を肴に飲んだ
ビールや梅酒の美味しかったこと


(モツァレラチーズのみそ漬け、ノルウェーでも作れるかも?)


(6種類のお塩が楽しめる白魚の唐揚げ)


(シメはもちろんお蕎麦)

甘いものも今回は
いつもの倍くらい食べた気がします

きっかけは多分アレかな?
江ノ島の古民家カフェ「ラムピリカ」のパンケーキ



これが美味しくて変な勢いがついてしまって
高倉町珈琲店でもリコッタチーズのふわふわのパンケーキ
お茶を飲みに入っただけの喫茶店でもついケーキセットをオーダー
完全に食べ過ぎた…



ところで
クロアチア料理店のデザートのケーキはマカロニ入りでした
これがクロアチアのスタンダードなのか?

紙を買う

2019-06-04 00:28:15 | 一時帰国 temp. return
ノルウェーの田舎暮らしでは
日々の食材以外の買い物は滅多にしませんが
日本では買いたいものがいろいろあります

日本の食材
安くて機能的な文房具
ハンドメイドの材料やツール

国内外を問わずインターネットでなんでも買える時代でも
やっぱり実物を見て決めたいものもあって
紙もそのひとつ



銀座伊東屋の7階に入っている竹尾は
見本が豊富で用途別に探すこともできて
1枚単位で買えるのがうれしい

色柄だけでなく
厚みや手触りやハリや透け具合は
やっぱり手に取ってみないとわかりません

それから折り紙も
日本で忘れずに仕入れたいアイテムです

ふつうに折り紙に使うのはもちろん


(小学校での折り紙教室で盛り上がるトントン相撲大会)

細々と続けているペーパークラフトにも
柄入りの折り紙は大活躍




(封筒の内側のライナーはどちらも100均の折り紙)

ちなみに
写真のピンクのカードで花のモチーフの背景に貼ってある
地模様の入った半透明の白い紙は
日本のお菓子の箱か何かに使われていたものを再利用したのですが
伊東屋に売っているのを見つけたので買いました
四六判で1枚200円くらいだったかな?

日本で紙を買うのはとにかく楽しいんですけれど
ペーパークラフトにはまると
道具も次から次へと欲しくなってしまうのが難点ですね…

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