東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

群馬

2009-07-31 23:54:04 | 旅行 travel
息子のサッカーの遠征で群馬県へ行きました
というより送っただけでとんぼ帰りでしたが

そもそも遠征などはチームが引率してくれるのですが
初日が県の陸上大会と重なったため

①陸上県大会を棄権して遠征に参加
②陸上県大会に参加して遠征は欠席
③陸上県大会が終わり次第遠征に合流

のうち③を選択したため往路は自力で行くことに

同じチーム内でも何よりサッカー第一のご家庭もあって
学校の宿泊学習などの行事ですら
「親戚に不幸があった」などと嘘をついて休んで
サッカーの試合を優先するのが当然といった話も聞きますが
(わたしとしてはちょっとビックリです…)

個人的には
県大会に出られることなんてなかなかないですし
一応南都留郡の代表の一員として予選を勝ち上がったのですから
わたしとしては①は気が進まなかったのです

それでも一応息子の希望を尋ねたところ
③とのことだったので
小さなため息とともにホッとしました

ため息…
そうです
③ということはわたしが群馬まで送るのね

大会の予定表を確認
出場種目の1500mは2時20分スタート
ということは午前中は仕事に行けちゃうので
昼に出て県大会会場の甲府へ向かい
息子が走るのを見てそのまま群馬まで送ったら
河口湖まで戻る、と
ざっと往復約350km
うーん、帰宅したら何時になるんだろう

でもまあ仕方がないので
とりあえず群馬の行き先の詳細図をプリントアウトしようと
遠征の案内を取り出してみると行き先は伊勢崎とあります
伊勢崎…なんだか聞いたことがある
あれ?もしかして仲の良い友達が伊勢崎に引っ越したんじゃなかったかしら?

不確かな記憶のままちょこっとメールをしてみたら
しばらく会っていないけれど社会人1年生のときの同期入社の友達が
確かに伊勢崎に住んでいました
都合がついて会えることになって
急に長距離ドライブが楽しみに

息子を遠征に合流させてから旧友と会って夕飯を食べて
11時半に帰宅するなり
ヒコちゃん、淋しかったね~ゴメンね、と深夜の散歩にでかけて
家でひとしきり遊んで
(↑ヒコのお気に入りのぬいぐるみでひっぱりっこ、結構ハード)
毛だらけの体をシャワーで流して布団に入ったのは1時すぎ
でも、運転の疲労+寝不足にもかかわらず翌朝は妙にスッキリ!
楽しかったせいですね、きっと

Aちゃん、今度は河口湖にも遊びにきてね~

バンビ

2009-07-26 17:08:39 | 新生活 new life
帰省の帰りのこと
家まであと20分くらい、というところまで帰ってきて
車のエアコンを切って涼しい風を入れながら
緑のトンネルをひたすら走っていると
道の端になにかカワイイものが

一瞬、置物かと思いましたが
もう一度見ると場所が変わっていて
何か葉っぱをモグモグと食べています

車を止めて後部座席でヒコと寝ていた息子に
「シカがいるよ~」と呼びかけました

とても小ぶりできれいな薄茶色のシカ
かわいい!

野生動物が多いとは聞いていましたが
キジ以外の動物を間近で見たのは初めて
人をこわがる様子もなくおっとりと食事を続けていました

地元の人はシカのことを
「道の真ん中にいてクラクションを鳴らしても動かないから
 すごく迷惑なのよね」
と言いますが
フィンランドでもネイティブの若い女の子が
トナカイのことを同様の理由から
「トナカイはとってもストゥーピッド(←バカ・愚か?)」
と言っていたことを思い出しました

先日、会社の同僚に住まいの場所を尋ねられて
説明した時にも
「ああ、森のところね」
と言われて
「えっ、森というか…林みたいなのは多いけど一応民家もわりとあるし…」
と弱々しく反論したのですが
「あのへんは森よ森!
 バイパスが通ってるから林だけどバイパスがなければ森」
とキッパリ
そう言われればそうかも…

サルも多いらしく
町役場のホームページに「猿情報」のコーナーがあるくらいですが
できれば今後もサルやクマやイノシシよりも
シカにあいたいな、と思いました

帰省

2009-07-26 16:14:05 | 旅行 travel
週末に1泊で実家に帰省しました
川崎市…予想はしていましたが暑い!暑すぎる!
気温よりも湿気でしょうか
それから蝉の声
ミンミン蝉、アブラ蝉の暑苦しい大合唱が
体感温度を2度くらい上げている気がします

ちなみに河口湖では7月に入って
あ、蝉が鳴き始めたと思うと
それはヒグラシの「カナカナカナ」という
夏の終わりイメージさせるちょっともの悲しい声なのです
きっと気候のせいでアブラ蝉などはいないんですね

土曜日の夜は地元のお祭りで
息子は沢山の旧友や小学校の先生方と会えて大満足だった様子
わたしも久しぶりにビールを飲みながら
知り合いのお母さん友達と話をして楽しかったです

でもやっぱり話を聞けば聞くほど
ひそかに「引っ越してよかった」と思うことが多くて…

とある名門マンモスサッカーチームでは
大勢の中から選ばれて上にあがっていくために
みんながとにかく自分をアピールすることに専心してしまい
チームが勝つためにパスをつないだりといった
チームワークを育てるプレーがなかなかできなくて
結果サッカーを楽しむことが難しそうです

遠くから通う子どもも少なくなくて
深夜に酔っ払いの乗っている電車で練習から帰宅し
勉強する時間もなく就寝する頃には日付が変わっている
などという話にもびっくり

成長期&思春期の子どもを
睡眠時間を削って生活リズムを狂わせてまで
競争が何よりも優先される環境に置くなんて
ちょっとかわいそうだなあと思いました

小学校や中学校のお受験がわりと当たり前の地域でもあり
競争や挫折を経験することは良いという考えの人もいますが
わたしは個人的にはそんなもの「ケッ」という感じです

小学生は「学校とあそび」
中学生は「学校と部活と友達(と初恋?)」
それだけでいいんじゃないかなあ…
(というかわたしが子どもの頃はそうだったので)

なにもわざわざ競争や挫折やストレスを与えなくても
そんなものは社会に出たら嫌でもついてまわりますし
長い人生のうちそんなものと無縁でいられる
「少年少女」の時期はとても貴重だと思うのですが

でもきっと
子どもの頃からそんな大人のような経験をつんで
歯を食いしばって頑張ったひと握りの人が
オリンピック選手になったりするんでしょうねえ…

スコップ

2009-07-21 21:09:24 | ヒコ our dog HIKO
最近、朝夕のお散歩でトイレが済むようになってきたヒコ
ペットシーツの減りがほとんどなくなってきて助かっています
外に出たいときには玄関へ行って
「くーん」と小さく呼びます
おりこうおりこう

ところで犬のお散歩に行くときに
都会ではみなさんちょっとしたミニバッグを持っています
中に入っているのはふつう
ウンチを入れる袋やオシッコを流すペットボトルの水でしょうか
わたしも以前は
近所を手ぶらで犬を連れている人を見かけたら
「んっ?道でウンチをしたらそのまんま!?」
といぶかしく思っていました

ここでは誰も何も持っていません
最初は「えっ?」と違和感を感じたのですが
自分が犬を飼ってみて納得

犬はなるべく茂みや草むらなどの
ガサガサしたところへ入って排泄したがりますから
アスファルトの道路ではめったにウンチやオシッコをしません
このあたりはどこをお散歩をしても
たいてい道端には草が茂っていますし
舗装されていない道も多いので
オシャレなお散歩用バッグは必要ないのでした

そのかわりに(?)
たまに大きめの日本犬を連れたオジサンが
片手にスコップを持っていたりするのを見かけます

これは…ええと、
ウンチに土をかけるのかしら?
それとも散歩途中に何か目的が???
ちょっと謎です

ハーブ

2009-07-20 21:03:37 | 野菜生活 vegetables
キュウリがじゃんじゃん採れる今日このごろ
雨が降った翌朝には一気に大きくなったりしてびっくりします
お隣さんが
「はやく採らないとヘチマになっちゃうよ~」
と心配してくれるほど

お隣のおばさんも土いじりが好きだそうで
ときどき収穫した野菜をおすそ分けしてくれます
今日はメークインをいただきました!
掘ったばかりなので洗うとスルリと皮が剥けます
ゆでたてのホクホクを夕飯に食べたのですが
やっぱり美味しい~

他に豆類やかぼちゃ、スイカ、メロンなども
種から挑戦されていてどれも花を咲かせています
もはや素人の家庭菜園の域を超えているのですが
お話を聞くと
「図書館の本とNHKの『趣味の園芸』見てやってるの」
とのこと

もともとハーブがお好きで庭先やプランタに
多種多様なハーブを育てていたら、大家さんに
「ハーブもいいけど食べられるものも植えたら?
 ここの畑使っていいから」
と勧められて始めたそうです

(そして引っ越してすぐプランタで家庭菜園を始めたわたしも
 同じく大家さんのご好意で畑を使わせてもらうことに
 なったというわけです)

ハーブもよくいただくのですが
これが本当に良い香りで
すっかり好きになってしまいました
数日のあいだ水に挿して部屋で楽しんだら
ポットに入れて熱湯を注いでハーブ水をつくり
エアフレッシュナーとして大活躍
網戸に吹き付けると虫除けにもなる気がします

ちょうど新しい仕事先でも
オーガニックの精油を使用した製品作りに携わっているので
自然と香りについての知識が増えてきていますし
河口湖ではハーブフェスティバルなんていうものもあって
わたしにとって「ハーブ」は
急速に身近なものになってきています

ちなみに今いちばん気になっているのは
シトロネラというイネ科のハーブです
会社では女性陣ほぼ全員に不人気な香りで
これを使った製品を作る日に充填の担当になったりすると
「あちゃー。絶対にこぼさないようにしないと…」
とややしかめっ面になったりします

(注※ラベンダーやマンダリンなどは少しかかってしまっても
    割と好ましい香りなのでなんということはないのですが
    シトロネラを浴びるとちょっと強烈なので
    家に帰ってからも家族から不評を買うのだそう)

でも、これが虫除けにとても効果を発揮するというので
今年の夏の虫除けは市販のスプレーではなく
手作りにしてみようかな、と思案中です

でもそんなことを考えているうちに
あっという間に短い夏が終わっちゃう、というのが
このあたりの夏だそうですが…

珈琲と雑貨のお店

2009-07-16 22:16:11 | 野菜生活 vegetables
いつもは仕事が終わると寄り道しないでまっすぐ帰宅するのですが
今日は、息子が学校の宿泊学習で八ヶ岳へ出かけているので
以前からちょっと気になっていた近くのお店に寄ってみました

看板には「珈琲と雑貨の店」とあり
ガラス張りの店内には何やらいろいろなものが並んでいます
結婚した友達のお祝いに何か良いものがあればと思って
車を停めて入ってみました

店内にはお客は誰もいなくて
レジにわたしと同年代の女性が一人だけ
「こんにちは」と声をかけて周囲を見回します
中はわりと広くて
コーヒー豆の計り売りとお茶受けによさそうなお菓子類がたくさん
それからコーヒーカップをはじめとした多種多様なテーブルウェア
あ、花器やインテリア雑貨もある
これなら結婚祝い見つかるかも

風鈴、天然素材のカゴ、てぬぐい
うーん、夏らしい
可愛らしいキャラクターのベビー用品もたくさん
こういうのも出産祝いをするときに便利かも
あら、こちらはハワイ風の柄のものがズラリ
かと思ったらホテル仕様的な無地のタオル類
あれ?なんだか洋品店みたいに洋服もたくさん吊るしてある
レジの奥には階段があって「2階 骨董品あります」って…

なんというかうまく説明できませんが
よく言えばバリエーション豊か
悪く言えば節操のない感じで
本当に幅広くいろんなものがありました

それでなかなか選べずにうろうろと店内をさまよっていると
一人の年配の女性が入ってきました
どうやらお店の人らしくいきなり
「いらっしゃい。遠くから?東京のほう?」
と話しかけられました
たぶん車のナンバープレートを見たのだと思います
「川崎から引っ越してきました」
と答えると
「あらそう、野菜いる?」
「え?」
「いま採ってきたんだけど、大根とか」
「あ、ハイ」
「ちょっとまっててね」

なんだか話しの流れが良く見えませんが
すぐに戻ってきた彼女の手には
まだ土のついている大根と立派なキュウリ
それからレタス類となじみのない豆がたくさん
「モロッコ豆は食べ方わかる?塩湯でして…」
レシピつきでお野菜をたくさん、有難くいただきました

なんでもたくさん取れるけれど家族で食べきれないのだとか
だからといって初対面のわたしにくれるなんて
気さくというか気前がいいというか

結局、あれこれと世間話をして
アイスコーヒーの試飲(といってもちゃんとしたグラス1杯)と
チョコレートのお菓子もいただいて(試食?)
ギフト用のラッピングをしてもらった商品と野菜を
両手にかかえてお店を後にしました

そういえばこの間の休日にも
近所のおじさんがうちの庭先から部屋の中にいるわたしに向かって
「大根食べるけー?」と声をかけてくれて
畑から抜いてきたばかりの大きな大根をもらいましたし
会社でも突然同じ部署の女性から
「ニラ、いる?」と聞かれて
えっ?と戸惑っているうちに
他の人が「いる」といって
「給湯室の冷蔵庫に入ってるからもってって」
という話になっていました

この辺りでは野菜が余分に採れたら誰かにあげちゃう、というのは
きっと当たり前なんですね

わたしの野菜生活は
細々とした家庭菜園だけでなく
そうした地域の親切なみなさまのおかげで
ますます充実していくのでした

番犬

2009-07-11 16:13:39 | ヒコ our dog HIKO
満5ヶ月になった日(1月30日生まれ→6月30日脱走)に初脱走をして
富士山の山開きの日(7月1日)に無事帰還したヒコちゃん
昨日、ようやく町役場で登録を済ませてきました

犬鑑札の番号は銀河鉄道と同じ999番
これをつけていればもしもまた迷子になっても
町で保護された場合に連絡が来るということです
保護(捕獲?)された迷い犬の処分までの日数が短いのは
狂犬病の予防接種が済んでいるかどうか
わからないことが理由だそうですから
登録しておくことは大事ですね

町役場はとても近代的な建物で
その外観や内装だけ見ていると
首都圏のニュータウンの総合庁舎のようなのですが
中身がやっぱりというかなるほどというか
とても庶民的なのでした

実は昨日も平日の夕方6時前という時間だったので
まさか登録ができるとは思っていなくて
たまたま仕事帰りに役場の前を通りかかったら人が見えたので
窓口の時間や必要書類などを確認できればと入ったのですが
「犬の登録はこちらの窓口ですか?」
「そうです。環境課です」
「窓口の時間は5時半までですよね」
「そうですけど、いま登録しますか?」
「へっ?いいんですか?」
「ぼく、前担当だったからわかりますんで」

必要なものは登録料と狂犬病の予防接種証明書だけとのことでしたので
お言葉に甘えて登録を済ませることに

前に担当をしていたというその方は
おもむろにお菓子かおせんべいか何かの大きな四角い缶を持ってきて
中から犬鑑札の束を取り出すと
目の前のカウンターでノートを開き
わたしの住所や犬の特徴などの必要事項を記入し始めました

当然ながらわたしからもそのノートは丸見えで
他の登録者のリストが全部見えちゃうんですけど
これって個人情報というやつなのでは?

わたしはあまりそういうの気にしないのですが
うるさい人だったらクレームが…
いないのか、このへんじゃそういうこと言うひと

暇なのでなんとはなしにノートを眺めていたら
並んでいる犬種と名前がですね

 甲斐犬 「トラ吉」
 グレートピレニーズ 「ジャック」
 雑種 「○○」(←漢字2文字のようでしたが判読不能)

といったふうで
これはもうペットの登録というよりは番犬の登録といった趣です

そういえば以前ヒコを譲り受けたボランティアさんが
「河口湖あたりだと野生動物が多いから
 中型犬や大型犬を欲しいといって問い合わせてくる人が多い」
と言っていたことを思い出しました
(注※野生動物=サル・イノシシ・シカ・クマという説明でした)

そうこうするうちにひととおりの記入が済み
登録料のために5千円札を渡すと
またそのお菓子かおせんべいか何かの大きな四角い缶の中から
封筒を取り出してそこからおつりをくれました
そしてノートを缶にしまって手続完了

これはなんだか…
引っ越す前に市営住宅の持ち回りの役員をやっていた際の
会計の缶、とそっくり(笑)
それはやっぱり四角くて平たい大きめの古びた海苔の缶で
中には出納帳がわりの大学ノートやら
お金や領収書を入れる信用金庫の封筒やら
各種用紙のコピーやらが詰め込まれていたのでした

ちなみに
時間外だとういうのに親切に手続をしていただき
丁寧な各種説明のうえに
のんびりと世間話のようなものまでしてくださった
前任者の方のいでたちは
原色のTシャツにハーフパンツ、足元は裸足にサンダル
手にした「犬の登録関係」の缶がしっくりとなじんでいました

「クールビズですか?」と聞きたかったけど
…聞けませんでした

へびいちご

2009-07-05 12:23:37 | 新生活 new life
ちょっとした草むらでときどき見かける「へびいちご」
子どもの頃から知っていましたが
食べられない、ということでしか覚えていませんでした
最近、地元の人からこれを焼酎につけておくと
虫刺されの薬になると聞いたので
早速試してみることに

へびいちごはうちの裏にもたくさんなっていて
手に取るとかんたんにプツリと取れます
久しぶりに触りましたがちょっとなつかしい感触
表面のツブツブがかんたんに取れてしまうので
なるべくそっと採集
空き瓶に入れて焼酎を注いで準備完了です
あとは待つだけ

このあたりでは屋外にいると
ブヨや蜂に刺されることもめずらしくなくて
そんなときに市販の薬よりも効くらしいのです

そういえばしばらく前になりますが
一度、腕がチクリと痛くて見ると虫に刺されていて
赤く腫れた部分を押したらけっこう血が出てビックリしたことがあります
その虫刺され箇所は愛用のムヒを何度塗っても
その後1ヶ月くらい腫れとかゆみがひかなくて往生しました

その時にこのヘビイチゴの薬があったらよかったのに!
次回試す日が楽しみなような
でもそんなヒドイ虫には二度と刺されたくないような…

収穫

2009-07-02 22:21:12 | 野菜生活 vegetables
今日気がついたのですが
いつのまにかきゅうりが食べられるサイズに!
嬉しい~

きゅうりの栽培方法を本やインターネットで調べると
子ヅル・孫ヅルをどうするとかなんとか
いまいちよくわからなくて
ほとんどほったらかしだったのですが
水さえマメにあげておけば
案外気楽に育てられるんですね

もとはヒコをくれたボランティアさんからいただいた小さな苗でした
ヒコ同様元気に育ってくれて何よりです

大脱走

2009-07-02 21:43:59 | ヒコ our dog HIKO
ああ…
もう思い出すのもくたびれるくらいの慌しい2日間でした
正確には18時間程度なんですけど

なんとヒコちゃん、一昨日の夕方脱走
信じられないことに首輪がちぎれて、です
多少は弱くなっていたかもしれないけど
ちゃんとしたお店で買った皮の首輪で
まだ2ヶ月も使ってないのに
甲斐犬の怪力おそるべし

自宅から1kmくらいしか離れていない場所での出来事でしたが
ふだんあまり行かない場所なので
迷子になる可能性大
首輪さえしていてくれれば一目で飼い犬とわかるし
名前や連絡先も書いてあるのですが…

結局その日は夕飯も食べずに遅くまで探したけれどみつからず
息子と二人まるでお通夜のような一晩を過ごしました
無用心ではありますが玄関のドアは少し開けたまま
窓も少し開けて外の音が聞こえるように

こういうとき、自然が多い地域は
迷子の犬を探すのにとても不向きです
車が走れる道路よりも
空き地や田んぼ、茂み、林の面積が圧倒的に多いわけですから
いくら車であちこち走り回っても
とても偶然見かけることができるとは思えない!

昨日の朝は早くに起きましたがやっぱり帰っていなかったので
パソコンで迷子犬のチラシを作って
いなくなった場所やいつも散歩に行く公園などの
電柱に貼りながらまた探してみました

仕事を休むわけにはいかないので
とりあえず出勤
息子にいたっては今日は大事な期末テストです
昨日あまり勉強できなかったようだけど大丈夫なのか?

お昼休みに急いで保健所に電話すると
「甲斐犬のメスを1頭、町役場で保護しているという情報があります」
ええっ?本当に?希望の光が!
改めて町役場に問い合わせると
朝通報があって捕獲して塵芥処理場に置いてきたとのこと
塵芥処理場?
確かに町役場に犬は置いておけないとは思いますが

では仕事が終わったらすぐに確認に向かいますと話すと
塵芥処理場に人がいるのは5時までで
更に他にも自分のウチの甲斐犬ではないかという男性が
午後に見に行くとの話

よくよく話を聞くと
犬が置かれている場所はほぼ無人に近く
誰でも犬を連れて帰ってしまうことができる様子です

うーん…

悩んだ挙句、仕事を中抜けさせてもらって
すぐに向かうことにしました

塵芥処理場は
当然のことながら民家や店舗などがある道からかなり離れた
山の中にありました
それにしてもなんともさびれた雰囲気
指示された場所へ向かうと
そこは晴れた日の昼間の半屋外なのに薄暗く
スクラップがたくさん積まれている以外何も見えません

「ヒコちゃーん?いるの?」

「…キャウン!ギャウンギャウウウウンキャオーン!」

助けて~ここから出して~という鳴き声を
初めて聞きました
暗い場所で狭くて汚れたゲージに入れられて
本当にかわいそうでしたが
何はともあれ無事でよかった

家に帰ってごはんとお水をあげて
身体をきれいに拭いて
落ち着いたところでおやつをあげて
また仕事に戻りました
たぶんグッスリ昼寝するばず

会社に戻ると、部屋に入るなりみんなが一斉に
「犬、いた!?」
あれー
3~4人に話しただけだったんだけどみんな知ってる(笑)
そういえば犬を飼っている人、多いかも
仕事の続きをしながらみんなと話をして
よってたかってヨカッタよねえと言ってもらって
なんだかやっぱり良い職場だなあと改めて思いました

ところで、その日の夕方
わたしが帰宅する前に訪問者があったと息子から報告がありました
迷子の甲斐犬を探している隣の市の人で
ヒコを見ると違うと分かりガッカリして帰ったそうです
町役場の人が言っていた男の人だったのだと思います
そちらも早く見つかりますように…

注意書

※このブログの文章・写真・画像を無断で使用することを禁じます。