東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

ビザ

2016-01-06 00:24:20 | 脱出 escape from Metropolitan
昨年の4月に申請したファミリービザが
予定より早く11月末におりたので
ヘルシンキの入国審査で手間取るかもしれないという心配が
かなり少なくなりました

ホラ
「渡航の目的は?滞在日数は?」
と聞かれるあれです

旅行です、1週間です、と
型通りに受け答えすれば
まずフリーパスでものの20秒くらいで終わる入国審査ですけれど

「ノルウェーに住むため」
と答えれば当然
「ビザは?」
と提示を求められます

そこで
「ビザは申請中で、来月くらいに降りる予定です」
となると
ちょっと面倒なことになるかも…と思っていたわけです

いちおう往復の航空券を用意しておいて
「予定通りビザがおりなければ3ヶ月以内にいったん帰国します」
と説明するつもりでした

ひとまずその心配はなくなりましたが
それでも
この先も少々事務手続きが続きます

まずはオスロ到着の翌日に日本大使館へ行って
翌週には地元の警察にアポイントを入れてあるので
もうしばらく気を抜けません


今日は
ふだんはほとんど食べないのですが
しばらく食べられないかと思ったらちょっと食べたくなったので
ラーメン屋で息子と遅いランチ



たまにはこってりもいいですね


見慣れたこのツーショットも



半年ほどおあずけです



準備の準備

2015-11-22 15:31:48 | 脱出 escape from Metropolitan
まだ1ヶ月以上先ですが
できるところから引越しの準備をしています

今の住まいの明け渡しを
なんといっても押し迫った年の瀬に予定しているので

不動産屋さんの立ち会いや
ケーブルテレビの工事や
それから町のリサイクルセンターの引き取りなど
なるべくこちらの希望の時間に予約しておくために
できるところは片っ端から連絡をしています

息子の引越しの荷造りは
大学が冬休みに入ってからになるので
引越し直前の1週間のみですが

新居となるアパートのほうはフリーレント期間をけっこういただけたので
12月初めから支度にかかれます

さっさとバルサンをたいて
カーテン縫ってラグを敷いて
運べる家具は運んで配置してみて
(家具って寸法を測っても実際に置いてみないと確信が持てないので…)
早めにできることは済ませて

あとは息子の私物と
ギリギリまで今の住まいで使う家電と布団を運ぶだけ
という状態にしておきたい

一方
同時に進めているわたしの引越しの荷造りは
少しやっかいです

最初は船便かSAL便で何箱か送ろうと思っていたのですが
重量別の料金表とにらめっこしていると
どう考えてもわたしの荷物サイズだと
渡欧の際に飛行機に持ち込むほうが安いとわかりました
そのうえ早いし確実です

そんなわけで国際小包はやめて
飛行機の受託手荷物で当面必要なぶんだけ運んで
持っていけないものは一時帰国のときにまた考えることに

そこですごく役に立つのが
ウェイトチェッカー
それぞれの荷物を重量制限(23kg)ギリギリにしたいので
もうこれがないとはじまらない!というくらい活躍しています



以前にもスーツケースの重さを計るのに何度か使ったのですが
かなり正確でした
オススメの一品です

ところで
あちらで暮らすにあたって
スーツやパンプスやバッグなんかはあまり必要なさそうだけど
一応一揃えは持って行こうかと思っていましたが
これらはやたらとかさばって荷造りの邪魔になるんですよね…

で、ふと思いついて妹(23区在住のワーキングマザー)に連絡してみたところ
もらってくれるとのことで
お正月に実家で受け渡しとなりました
やったー!

品物の説明をするのに写真を撮りましたが
ふだんがオークションなどとは無縁の生活なので
なかなか楽しかったです











捨てるのはもったいないし
他人にあげるのは気がひけるし

こんな時に女きょうだいはいいですね





リストアップ

2015-11-18 06:59:31 | 脱出 escape from Metropolitan
引越しのためのやることリストを作りながら
前回の引越しのときに作ったものを取っておけばよかったと
軽く後悔

何度引越ししていても
何か忘れていないか心配になります

しかも今回は
息子のアパートへの引越しとわたしの海外への引越しを
同時進行させるのという点がいつもと違うので
より慎重になっています

今までのように
家財一式をある場所から別の場所に移すのではなく

①家電や家具の一部は息子の一人暮らし用アパートへ運んで
②わたしの私物はスーツケースと国際郵便用に荷造りして
③残りは処分

という3段階ですが

家電や布団がなくなると今住んでいるところで暮らせなくなるわけですから
全てを同じタイミングでフィニッシュさせないといけません

まずは息子の住むアパートにどの家具が置けるかと
そのうちどれだけを自力で運ぶかを決めないと
引越し業者の手配もできないので
まずはアパートが先決です

更に
そういった物理的な作業のほかに
今までは単に住所変更の手続きだけで済んでいた
住民票やクレジットカードや銀行口座などについて
今回は海外への転出届を出すか出さないか悩んだり
(年金や健康保険や税金のあれこれを検討)
いくつかの口座を解約をしたりと
事務手続きもやや割増感が…

処分する家具や粗大ゴミも
けっこうな量になりそうなので
市のリサイクルショップへの予約も早めにしないとなー

職場や近隣やお世話になった方への
ご挨拶の菓子折りの準備も
かなりの量になります

当初の予定では
職場への出勤は11月一杯で
12月中の在籍期間は有給消化の予定だったのですが
急きょ上司から
後任の都合で12月も少し出て欲しいと頼まれたため
20日頃までは週に数日仕事をしながらの引越し準備となりました

そんなこんなで

ノルウェーにいる相方は
わたしの渡欧を指折り数えて待っていてくれるのですが
(わたしももちろん楽しみにしていますけれど)
引越しや諸手続きの煩雑さを思うと
単純にカウントダウンを喜んでもいられない複雑な心境です

室内履き

2015-10-30 18:10:26 | 脱出 escape from Metropolitan
登山靴に続いて
ノルウェー用に購入した2足目の靴です

言わずと知れたクロックスの暖かいやつですが
これはちょっとコンビニまで…といった場合の簡易外出用ではなく
(そもそもちょっとそこにコンビニとかないし)
室内用として用意しました

相方の地元では
基本的に玄関で靴を脱ぎますが
よそのお宅にお邪魔するとときどき
「どうぞそのまま上がって」
と言われたりします

その場合
住人はわりとしっかりした室内履きを履いていて
来客用のスリッパのようなものは見かけません

今年の夏に1週間滞在した時は
向こうで未使用の室内履きを借りていましたが
いちいちきちんと履くハイカットタイプでサイズも大きくて
ベッドから降りるにも靴を履くようで面倒臭くて
今度はスリッパを持ってこよう、と心に誓ったのでした

自宅用に買いましたが
もう一つくらい
しょっちゅう行く実家用にも欲しいかも

クロックスは一度ネットで買うと
しょっちゅうセールのメールが来て
お買い得商品が誘惑するんですよね…

登山靴

2015-09-27 05:58:50 | 脱出 escape from Metropolitan
かねてより購入を検討していた登山靴を買いました

ノルウェーでは必須で
ノルウェーで買うとすごく高いので

スポーツ用品店であれこれ試し履きをしていたちょうどその時に
折良くノルウェーの相方から電話がかかってきて
その場でいろいろアドバイスをしてもらって決めました

相方が聞いてきたポイントは

ハイカットになっているか
ソールの材質は良いものか
ソールのかかと部分がガッチリ引っかかるかどうか
靴自体の重量が重すぎないか
防水になっているか

それらにひとつひとつ答えながら
予算内で見つけたのが写真の靴です

さらに
できればレザーが良いとも言われたのですが
それだと値段も高くて重量も重くなるので
「ゴアテックスでは不十分?」
と尋ねると

それはよく知らないけど
防水スプレーもあるからまあいいよ

とのこと

ゴアテックスって世界共通語じゃないのか…

ちなみに
靴下を重ね履きしてちょうどよい25.0cm
でかいなあ

UDI

2015-07-24 10:05:10 | 脱出 escape from Metropolitan
ノルウェーの移民局は通称 UDI

今までさして疑問を感じずに
このUDIのホームページからビザ申請の手続きをしてきましたが
ふと、これってなんの頭文字?
と思い立ちました

I は Immigration とあたりをつけてみたものの
U って何?

UDI のホームページは英語で見ていたのですが
ノルウェー語に言語を変更してみると
英語サイトで UDI とある部分に

Utlendingsdirektoratet

というやたら長い単語が

ノルウェー語は言葉をくっつけて長ーい単語にすることがよくあるそうで
果たしてこの単語も utlending と direktoratet がくっついているだけのようです
(くっつけるときに間に e や s をはさむ)

辞書を引いて
それぞれ foreigner と agent の意らしいとわかりました
要するに外務省ってこと?

さて
そのUDIから毎月メールが届きます

「あなたの申請は現在処理中です」

というだけのもの

「あなたの誕生日を○○年○月○日と登録済みです」

という一文も必ず添えられています

察するに
進捗を尋ねる問い合わせが多いのかな?

それで

「あなたの名前はちゃんとリストに載ってますから!
ホラ、誕生日も登録済み!あなたの誕生日でしょう?
まだ待っていてもらうしかない状況ですから!」

というメールを送ることで
問い合わせを減らしたいのかな?

ちなみに
ホームページでは月に1回
処理にかかる時間を更新しています

申請した4月と翌月にはそれは10ヶ月でしたが
先月と今月の更新時には9ヶ月となっていました

これ以上短くなるのは期待できませんが
せめて伸びませんように…

今のところ
9ヶ月と踏んで来年1月の渡航を計画中
よりによって1年で一番寒くて暗い季節ですが
日に日に日照時間が伸びる頃でもあるので
逆の時期よりもマシ、と自分に言い聞かせています






もうひとつの時間

2014-11-07 11:07:36 | 脱出 escape from Metropolitan
わたしの大好きな星野道夫さんの文章に

けものや小さな子どもは今という瞬間を生きている

というようなことが書いてありました

大人になるにつれて
時計の刻む時間や
予定に追われる慌ただしい生活の時間にのみこまれて
いま同じ時間に流れている別の時間に気づくことが難しくなるけれど
悠久の太古から変わらず流れている時間の存在を
いつも心のどこかに忘れずにいたい

といった内容だったと思います

浮かぶイメージは
星野さんの写真

アラスカの平原
無数のカリブーの群れ

ザトウクジラが海面上に巨体を反らせる水しぶき

オーロラ


ああ、あと5分でシステムが終了しちゃう
この見積りだけでもダウンロードしたい
それからあれをやってこれをやって…

という職場での時間が
1日に占める割合がどうしても大きくなってしまう今の暮らしから

近い未来
星野さんの言う「もうひとつの時間」をたくさん感じる暮らしがしたい、というのが
脱出計画の骨子です


ちなみに写真は
わたしよりもより今を生きている息子が
3年前にスペインの海岸で撮ったもの

なかなか綺麗です

脱出計画アゲイン

2014-10-22 19:13:00 | 脱出 escape from Metropolitan
あれはちょうど6年前の今頃…

東京砂漠を脱出すると決めて
計画を練っていたんだよなあ

そもそもこのブログを始めたきっかけは
仲の良い友達へのその進捗報告でした

2008年の夏頃から少しずつ準備をして
翌春から富士山麓での新生活がスタート

たった3年で戻ってきてしまいましたが
そろそろ再びの脱出計画をと思っています
(とはいえまだ計画の計画、くらいですが)

来春息子の進路が決まったら手続きを始めて
夏~年内を目標に東京を離れて
自然の豊かな豊かな場所で暮らしたい

しばらく星も見ていないし

再び満天の星と
視界自然率8割以上を目指します

(写真はただの闇に見えるかもしれませんが
コンパクトデジカメで撮ったハワイ島の星空です
タップして元の大きさで見ると少し星が見えるかも?)

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