いつからどうして？

子犬の頃から凛々しい顔つきだったヒコ



雨でも雪でも台風でも
外へ出るのが大好きで
いったん出るとなかなか帰りたがらなかったヒコ



家の中では
いろいろなものを噛んだり振り回したりして遊び
昂じてガウガウと野性味あふれる一面も見せていたヒコ



一体
いつからこんなに甘えん坊になったのか？

椅子に座っていると脚の下にもぐりこんで
頭をなでれと催促するとか



抱っこ抱っこといって
膝の上に自力でよじ登るとか



息子が寝ていると近くのポジションに寄っていくとか
(畳の部屋には入れないとわかっているのでギリギリまで)



いつからどうして…？

そして同時に
雨の日の散歩を嫌がるようになったのも
何故なのかわかりません

これが大人になるということなのかしら？

おともだち

いろいろあるヒコの散歩コースのうち
1つのルートの途中に小さな公園があります
「富士見ヶ丘公園」という立派な名前が付いていますが
敷地はわたしの住むマンションより狭いくらい

名前の由来はおそらく
晴れた日に富士山のてっぺんがほんの少しだけ見えるからだと思われます
日本には一体いくつの富士見ヶ丘公園があるんでしょうね…？

うちの近所の富士見ヶ丘公園は本当に小さくて
小さなベンチが2つと
子供用の遊具が2つあるだけです

ヒコはこの公園の前を通る時は
公園の中を通ることに決めている様子
よく休憩もします



たいていこのパンダの近くで



よっこらしょと

このポーズになると
しばらく動きません

母は読書タイムです

乗りたい

散歩から帰ってきて
マンションの階段の前のあたりに来ると
なぜか急に歩くスピードを早めて入り口と反対側にグイグイ引っ張るヒコ

もう一周散歩するのかと思いきや
敷地内の駐車場にまっしぐら

そして
わたしの車のそばで座り込み開始

ヒコちゃん…
今日はおでかけはしないのよ
車のキーもないしさー
おうちに帰ってごはんにしない？



「しないの」

あ、そう
じゃあしばらくここにいてもいいけど…

しばし文庫本を読みながら
ヒコの夕涼みにお付き合いするものの
最近は蚊もいるのでそうそう長くはいられません

ある程度時間が経つと
すんなり立ち上がって部屋へ戻りますが
帰る気分になるまではテコでも動きません



ちなみに
ヒコの指定席は助手席の後ろ
ドアを開けるといそいそと乗り込みます



どうしてそんなに車がスキなのか？
車に乗って行く場所(実家や公園)と結びついているのかな？

またお休みの日にね、ヒコちゃん

抜け毛の季節

気温が上がって
ヒコは毎日せっせと冬毛を脱ぎ捨てています

首のあたりが襟巻きのようにモフモフしていて暑そうなので
散歩から帰ると首輪を外してブラシをかけます

首輪を外すと気持ちよさそうに見えて
家の中では首輪なしで過ごすことも





外してみて気づいたのですが
首輪は相当ボロボロになっていました
新しいの買わないとね

それにしても首輪がないと一段と凛々しいね、ヒコちゃん



女の子だけどね…

夏日のお散歩

おかあさんがお仕事お休みみたいでおうちにいるから

おさんぽおさんぽ
ねえねえ、おさんぽ！

って何回も頼んだら

「ヒコちゃん、お外は暑いよ」

と言いながらも
本日2回目のお散歩に連れて行ってもらえたの



草むらはそんなに暑くないのよ、おかあさん



探すものもいろいろあるし



「あっ、ヒコちゃん、ヘビは放っておいて！」



「あっ、そこはおかあさん通れないから」

もう、しようがないわね
じゃあお気に入りの神社にいこうっと






ここの土をちょっと舐めておかなくっちゃ



一休みできる木陰もあるしね

「あれー、疲れちゃったの？
おうちに帰ってお水飲もうか」



アタシまだここにいる、って言うと
「あら、そう」って言って本を読み始めるおかあさん

そのためにいつも本を持っているのね
ナットク！

定番

古くなったスリッパを分解するのは
たぶん多くの犬のお気に入りではないかと思うのですが



この夢中っぷり
ナゼなんでしょうね…





あっという間に形がなくなって



後に残るのは片付けのみ

でも
もともと捨てるつもりの物ですから
こまかくなれば捨てるのも楽と言えなくもないか…

「待て」

おかあさん
なに食べてるの？
アタシにもちょうだい

ちょうだいちょうだい
ちょうだいったらちょうだい



根負けして

「おすわり」

と言うと

ヤッタ！とばかりにおすわりするヒコ



「おすわり」→「待て」→「ヨシ」を知っているので
食べ物がある時のおすわりは素早いです

そして
視線はまだずっとわたし
というよりもわたしの手元の食べ物にロックオン

食べ物を地面に置いてもすぐには食べずに
「ヨシ」を待ちます



視線は食べ物からそらしません
かたときも

なかなか「ヨシ」が聞こえなくても
まだ～？と見上げたりせず
ひたすら食べ物を凝視

この集中力
受験生の息子に見習わせたい…

夏の名残

寝苦しい夏の間
北向きの物置部屋で寝ていた息子

涼しくなっても
「寝心地がいいから」
といってしばらく自分の部屋のベッドに戻りませんでした

当然のことながらヒコも
「アタシもここがいいから」
といって毎晩布団に丸まる始末

そりゃあヒコちゃんは
気持ちいいかもしれないけどさー

夏はシーツをカーペットクリーナーでコロコロして毛を取っていたけれど
掛け布団も毛まみれになるともう大変

いい加減わたしがキーっとなるにおよび
しぶしぶベッドに戻りました

来年の夏はこの案は
ちょっと考えものだわ…

ディスカバー地元

いつもと違う公園に行ってみました



どこへでかけても臆することなく
どんどん進むヒコちゃん



特に新しい場所では
匂いを嗅ぐのに忙しい



平日だったのでほとんど人気がなく
犬との出会いもありません

石畳の道は風情があります





竹林もいいですね



東京都でも都下になると
こんな感じの公園や緑地がたくさんあるので嬉しいです

主張

散歩から帰っても
玄関ドアの少し手前で座り込んでしまうヒコ



「アタシもうすこしお外にいることにするから」

あ、そうなの？



「そうなの」

こうなるともう
テコでも動かないので
しばらくドアを開けてノブに紐をくくりつけ
わたしだけ室内へ

だいたい20～30分くらい経つと

クゥーン

と甘えた声で呼ぶのが常です

少し前にお隣が引っ越したので
うちの玄関の前を通る人もいないしいいか…