東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

日本に帰ると風邪をひく

2018-12-31 22:39:33 | 一時帰国 temp. return
お楽しみの一時帰国
家族と過ごせるし久しぶりに友人に会えるし
何を食べても美味しい!


(ハワイアンなカフェの新定番?アサイーボウル)

冬の帰国は
ノルウェーでは望めない日光を浴びられることも
とても嬉しいボーナスです



普段あまりにも
人混みとは無縁で空気のきれいな恵まれた環境にいるせいか
都心に出かけるとたちまち何かもらってきて
風邪をひいてしまう傾向にあるのが玉にキズ

人が風邪をひくのは
寒い(外気温が低い)ためではないのね、と
この度も例に漏れず風邪をひいて
ドラッグストアでトローチを買いながらしみじみと思いました



それでも
両親も息子も愛犬も
ひとまず元気な様子でいるのを見るのは嬉しい限り



風邪なんてものの数には入りませんね

冬のオスロ空港

2018-12-13 12:40:50 | 一時帰国 temp. return
クリスマスを前に日本に一時帰国するのは
若干気がひける部分もあるのですが
今回は「免許証をリニューアルしないといけないので」という大義名分(?)のもと
なんとなくご近所さんたちにも納得してもらった感じです

このきれいな景色ともしばしお別れ



ATVで出発
気温マイナス11℃ですが乾燥しているので
それほど寒く感じません



ふもとからは車に乗り換えて45分ほどで鉄道の駅のある町に到着
オスロ空港までは電車で4時間半
前回は大雪でかなり遅れましたがこのたびはほぼ定刻

空港近くのホテルに泊まって翌日のフライトです



このスーツケースはわたしの人生で2代目ですが
ベルトは22歳の初めての海外旅行の時に買ったもので
使うたびに懐かしい気持ちになります

オスロ空港は全く混んでいません
クリスマスムードもそれほど派手でなく静かです



出国審査がないので(シェンゲン協定のためヘルシンキで審査)
いたって気楽にまるで国内線に乗るような気分


(Nice trip to your Christmas!)

ヘルシンキ行きの便の同じゲートに
胸に五輪のマークのついたそろいのウェアの一団がいるので
W杯でフィンランドへ行くのかも

前回はヘルシンキの出国審査でちょっと手こずったので
今回はスムーズにいきますように…

ホワイトクリスマス

2018-12-11 22:54:45 | ノルウェーの村で bygd
ハロウィンが終わらないうちからクリスマス商戦が始まるほど
クリスマスのスタートダッシュは早いのに
クリスマスツリーを飾るのはイブの直前が定番のようで
ホームセンターや園芸店のツリー売り場は今が繁忙期


(プラスチック製)


(本物の木)

でも今年の12月は雪が少ない
この調子じゃあ今年はホワイトクリスマスは無理じゃない?

と思っていたら
数日前から北風とともに雪雲が到来



あっという間にリビングの窓の高さまで積もりました



ただし
標高650mの自宅と
海抜ほぼ0mでフィヨルドからの暖かい風が届く町とでは
ずいぶん積雪量が違います


(家から町へ向かう途中、標高250mくらい)


(町まであと10分のクリスマスマーケット会場)


(町の中心部にあるクリスマスハウス、雪の気配なし)

町の人は
少しくらい雪が降って
ホワイトクリスマスになるといいなーと思っているのかな

分けてあげたいです



小学校でおりがみ

2018-12-08 11:21:08 | ノルウェーの村で bygd
地元のカフェでおりがみ教室を開催したのは去年のこと

その後、ローカル紙の取材がうちに2回来ているですが
(折り紙の取材ではありません)
2回ともわたしの写真は折り紙をしているものが採用されていたほど
ORIGAMIはキャッチーなようです



ちなみにわたしの折り紙スキルは日本人おばちゃん平均レベル(と思う)
何も見ないで折れるのは両手で数えられる程度
折り図を見て丁寧に折れば
特に芸術的に難しいものでない限りだいたい作れる、という感じです

でもそれはここでは神レベル
このたび地元の小学校から出張授業の依頼がありました

とはいえ
村に一校でしかも保育園とくっついている
全校生徒20人ほどの小さな小さな学校なので気は楽です

1年生と2年生、3年生と4年生、それから6年生と7年生が
それぞれ同じクラスになっていて合計3クラス
(今年は5年生が1人もいない)



今回はそのうちの3・4年生のクラスで
生徒は8〜10歳の女子4人と男子1人
折り紙はほとんどやったことがないとのことでしたので
日本の幼稚園レベルからスタートするべく準備をしました

子どもだし多少いびつになっても構わないし自由にやらせる、という路線だと
えっ!そこ折っちゃう!?
あっ!すごいシワだけど気にならないの?
の連続の結果
作品がどこへもたどり着かない場合があることを経験しているので
今回はいちおう授業ということもあって慎重に進めることに

まず最初に大事なポイントを2つ説明します

1. できるだけ正確に角と角、辺と辺を合わせてから折り目をつけること
2. 折ったところはなぞってぎゅっと押さえてキッチリ平らにすること

結構やる気の担任の先生が生徒に復唱させてました

「2点よ。覚えた?エリック、言ってみて」

”nøyaktig og klem (正確に、と、押さえること)“

「インゲボルグは?ふたつ言える?」

”nøyaktig og klem“

ヨシ、いい感じ

4回折ればできる動物の顔からスタートして
ピアノ、ハト、ブタ、クリスマスツリー、と盛り上がりながら進むうち
あっという間に2時限分の90分が過ぎてランチタイム



お昼を食べたあとも続けたい!という生徒たちの要望を受け
先生がフレキシブルに授業変更し午後の1時限も続行
コマや手裏剣など遊べるものをみんながんばって作りました

手裏剣は英語だとニンジャ・スターと呼ばれているので
それをノルウェー語に直訳すると Ninja stejerne(ニンニャ ステヤルネ)
なんかネコのゆるキャラの名前みたい…

ともあれ
教室いっぱいに散らばって
楽しそうに手裏剣を飛ばしっこしている子どもたちを見ていると
来てよかったなーと思いました

「年明けにまた来てね!」
「今度はスモー・レスラー(お相撲さん)がいい!」
「アタシ、今度これ(超難易度高いクリスマスリースを指差して)つくりたい!」

え?
う、うん
続くの?

先生からも日本で折り紙を買ってきてほしいと頼まれました

続くのかも…


(家から小学校へ向かう途中の道から見える自宅)

キツネ

2018-12-07 15:12:43 | ノルウェーの動物 dyr
家にいることの多いわたしの定位置は
キッチンのダイニングテーブルです

リビングのソファーやリクライニングチェアは
居心地よくできているようでなぜか長居できません
畳で育った足腰にそぐわないのかも…

自宅は山の東側の斜面に建っているので
西側を向いているキッチンの窓からは
上り坂の丘と森の入り口と山の上部が見えていて
この丘をときどき野生の動物が横切ったりします



フェンスのすぐ近くまで来てウロウロしているキツネ



どうやらネズミの気配を察知したらしく
なかなか立ち去りません



立ち止まって聞き耳を立てているかと思うと…



軽くジャンプして獲物をキャッチ
やはりネズミのようで食べるのはあっという間
そしてまたウロウロしはじめます



家の窓から写真を撮るわたしになど一瞥もくれず
ひたすらネズミの音を聞いているようです

ウロウロしている時間が長いので
望遠鏡越しに写真を撮ろうとしてもなかなかタイミングが合わない…



犬みたいですがキツネです

雪の少ない12月

2018-12-05 15:09:38 | ノルウェー山暮らし fjellgård
嵐のおかげでしばらくプラス1桁の暖かい日が続いていましたが
風が弱まるにつれて気温がどんどん下がり
また安定の氷点下



太陽は全く顔を見せませんが
少しでも雲があると反射して日光が少しだけ届くような日々です
飛行機雲すらありがたい…

去年の今頃はもうかなりの深雪で
出かけるときはATVに乗っていたと思うんですが
今年は降りはじめが早かった割に根雪になるほどの大雪はまだです

あと数日でクリスマスマーケットがあるし
日本への一時帰国ももうすぐなので
それまでお天気がもってくれるとすごく助かるんだけどなー
(車に荷物を積んで移動できるとラク)

と思っていた矢先
雪の日が続きあっという間に雪景色

とはいえまだ南風なので積雪は少なく
チェーンを付けて車で行き来できています



風向きが北東に変われば一晩で60cmくらいすぐに積もってしまうので
天気予報とにらめっこの毎日

ただ
雪が積もると確実にいいことがひとつあります
それは地面の凍結防止

いえ、地面はどれだけ深くまで凍っても構わないんですけど
自宅と庭に埋まっている合併浄化槽をつなぐパイプが凍ると
家からの排水ができなくなるのでとても困ります


(家から少し低い位置に見えている浄化槽のキャップ)

冬のあいだ雪に覆われて姿が見えなくなるこのキャップを
うっかり大きなシカが歩いて踏み抜かないように
金物のネットを何重にも巻いた大きなロールをかぶせておいたのですが
いつだったか風の強い日に近くの谷底へ転がっていってしまったので
何か代わりを探すか谷底まで拾いに行かなければ


(谷底へ拾いに行くなら日が暮れる前にね…)

ノルウェー映画 HARAJUKU

2018-12-03 12:18:32 | 映画 movies
最寄りの町には映画館はありません
が、公民館のような建物にホールがあって
イベントやコンサートやたまに演劇や
それから映画の上映もそこでやっています

お!観たい!と思う映画があっても
毎日上映していないし上映は1日1回だし
ほんの数週間で終わっちゃうしで
町に住んでいないわたしにはなかなかハードルが高い…

掲示板の上映映画のポスターを眺めて
わー、いまこういうのやってるのねーと思うのが関の山です

先日
何気なく見かけたポスター
思わず二度見しました



「HARAJUKU 原宿」

漢字表記もある(Uの文字の中に小さく)

一瞬、日本映画かハリウッド映画かと思いましたが
俳優さんの名前がノルウェー人
そしてポスター上部に

EN AV ÅRETS BESTE NORSKE FILMER
(今年最高のノルウェー映画のひとつ)

と書かれているので間違いなくノルウェー映画らしい

家に帰ってからインターネットでトレイラーを見てみたところ
家族を題材にしたドラマのようです

時期はクリスマスイブ
母親を亡くした15歳の女の子が
片道切符を手にひとり日本へ行こうとするが…



この女の子はそもそも原宿の若者文化に興味があって
オスロでコスプレしたりするグループに所属していたので
いろいろな問題から逃避しようと思った時に
日本へ行く!と思い立ったようです(観ていないので推測)

トレイラー中には何度かアニメーションも登場



ちなみにポスターの上部にあるサイコロは
5社が6点満点中5点をつけたということで
なかなかの高評価

ちょっと観たい、かも

注意書

※このブログの文章・写真・画像を無断で使用することを禁じます。