東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

異国の香り

2024-07-06 13:24:53 | 旅行 travel
少し前になりますが
先月の初めにロンドンへ行ってきました



オスロ空港よりも少し近いトロンハイムのヴァーネス空港から
ガトウィックへの直行便があり
早朝に家を出て午後1時すぎにはロンドンに到着
(時差が1時間あるのでノルウェー時間では午後2時過ぎ)

フライトはほんの2時間半足らず
なるほどノルウェー人がよく週末旅行でロンドンへ行くはずです


(日本人にはお馴染みの左側通行)

今回の渡航の目的は
昨年の暮れから勉強し始めた経絡の実習で
2泊3日の弾丸トリップ

正味12時間の集中講座には
カッピング、GuaSha、鍼の治療体験も含まれていて盛りだくさん


(注※わたしの背中です)

ロンドン中心部へは足を踏み入れることなく
観光をする時間は一切ありませんでしたけれど
代わりに先生が近くのパブに連れて行ってくれて
イギリスのフィッシュ&チップス初体験



パブにはビリヤード台のほかに
スポーツ観戦するための大型スクリーンが3箇所もあって
お酒を飲む大人だけでなくファミリー層も気軽に利用できる
日本のファミリーレストランのような場所だそうです



そういえば以前
イギリスではフライドポテトにお酢をかけると聞いて
えーっ!と驚いたことがあったのですが
実際に食べてみるとモルトビネガーはとてもマイルドで
すっかり気に入りました



それにしてもさすが紅茶の国
食事の飲み物に紅茶を頼んだら
ぶあつい陶器のポットに入った熱々の紅茶が
たっぷりのミルクが入ったピッチャーと一緒に出てきて
それもとても美味しかったです


(すかさずパブの近くのスーパーへ寄って自分用にお土産を購入)

ノルウェーはコーヒー大国なので
手に入る紅茶の種類はとても少なくて
おまけに値段がけっこう高いのです…

ほんの短い滞在ではありましたが
久しぶりに日本一時帰国以外の海外旅行をして
やっぱり旅行はいいなあーと改めて思いました


(空港の免税店でボディペインティングのデモンストレーション)

ちなみに経絡の先生は日中ハーフで
滞在中は皮から手作りの水餃子や薬膳料理などをいただき
中国の食の魅力も発見


(洋梨・白クラゲ・蓮の実・百合根・氷砂糖と、白色尽くしの薬膳スープ)

今まであまり辛いものは好んで食べていませんでしたが
李錦記の辛味ペースト調味料はとてもおいしかったので
ぜひ入手したい!と思いました


(日本に帰ったら探してみよう。。)

ノルウェーに戻ってからもしばしイギリスの紅茶やお茶菓子で
いつもと違うティータイムを楽しみながら
きっとまたロンドンへ行こう!
今度はアフタヌーンティーやクラフトビールかなあ…と
夢を膨らませています


(オーブンで温めると焼きたてのように美味しいお手軽キプリング・パイ)

そしてつい最近のこと
ホリデーでクレタ島へ1週間ほど行っていた職場の同僚から
お土産に天然のスポンジをいただきました



「スポンジ」って…
天然のこのスポンジが名前の由来だったのね
知らなかった…

さっそく使ってみると
これがびっくりするくらい気持ちがいい〜


(偶然ですが普段使っている石鹸もクレタ島産)

うっとりする肌触りで
天然素材のすごさを再認識
ふと、子供のころ庭先で育てていたヘチマで
体を洗うスポンジを手作りしたのを思い出しました

それにしても
イギリスも南欧も近いのに
ヨーロッパに8年半住みながら行ったことがなかっただなんて
ちょっともったいない気がしてきた…

立て続けに異国情緒に触れて
外国旅行への憧れが募る今日この頃です


旅先のホテル

2019-07-26 21:16:32 | 旅行 travel
旅行へ行くのに
インターネットのなかった頃はどうやってホテル予約してたんだっけ?

ガイドブックが唯一の情報源だったような
あとは現地に着いてから観光案内所で聞くとか

いずれにしても
着いてみるまで何が出てくるかわからないビックリお楽しみ箱

今は便利な世の中になったなあと思う反面
情報が多すぎて調べたり比べたり迷ったりするのに
時間と労力を取られてくたびれることもしばしば

今回の旅行は日本への一時帰国と前後していたので
早い時期にとりあえずどこか押さえておいて
日本から帰ったらまたじっくり探して
良いところがあったら変更しよう、と思っていたものの
結局時間がなくて最初に取ったところのままになりました

立地と予算で絞ってあとは雰囲気で決めたわりには
結果的にどこもなかなか良かったので
備忘として軽く振り返ってみたいと思います

まず1日目はガーデモエン空港近くの
いつも利用する Scandic Gardermoen
ここは幹線道路からすぐなのと目の前にコンビニのようなお店があって便利



2泊目はスウェーデンのヨーテボリ
都会で運転したことがほとんどないからという理由で
市街中心部へ車を乗りつけるのを嫌がる相方のリクエストにより
やや郊外の Major Spa Hotel を予約



ここは駐車場が地下にあって
ゲートの開閉にはホテルルームのカードキーが必要なので
ヨーテボリの治安に少々不安があった相方は大喜び
(たまたま最近ヨーテボリでの車上荒らしのニュースを見たため)

ただし個人的には全旅程でここのベッドが1番眠りにくかった…

翌日3日目はわたしにとってのメインイベント
スウェーデンのエーランド島
宿泊先のことも含めて内容は👉コチラ

翌日4日目はデンマークへの移動途中で泊まった
スウェーデンのカールスハムンにある First Hotel Karlshamn



静かで落ち着いていてベッドの寝心地も良かった!

5日目コペンハーゲンもヨーテボリと同じ理由で少し郊外のホテル
CPH Studio Hotel



車はホテル目の前の公共のパーキングに無料でとめられたんですが
空いている場所は自力で探さないといけなかったので
もっと混む時期だったらホテルから離れた場所になったかも…

ここは部屋はいたってシンプルでしたが
フロント脇にあるカフェが…



アメコミキャラクターなんかが描かれたモダンアートがいくつもあって
カウンターの中にいるのはバーテン風の男性だけで
ひとり旅の人の姿も多く目について
なんだかバーにいるような気分になりました



エントランス近くの観光案内のパンフレットコーナーに
場所ごとに小さなカードになっている合理的なものがあって
観光はしないけれど見ているだけでちょっと楽しかったです

6日目は仕事で会う人が親切にも「泊まっていきなよ」と誘ってくださって
初対面にもかかわらずお言葉に甘えて泊まらせていただき
7日目はフェリー泊



最後の夜はスタヴァンゲルから自宅へ戻る途中にある
オッダのTrolltunga Hotel



シックなデンマークのホテルから一気にナチュラル路線



部屋から見える湖面に映った山並みが
ああ、ノルウェーに帰ってきたなーという感じ



観光名所のトロールトゥンガへ行く人が多く泊まるようで
朝食を食べながらハイキングについて話している声が聞こえます



ええと、あのおっきいおばさんも行くのかな
往復徒歩10時間かかるトロールトゥンガ…


(共有バスルームのドアにも気合十分のツーリストシルエット)

飾り気のないというか素っ気ないというか
まったく余分なものがない部屋でしたが
何気に部屋のキーやドアプレートが可愛かったです


「新しい冒険に出かけています。巣をキレイにしておいてください。」

長い家路

2019-07-25 15:47:19 | 旅行 travel
スタヴァンゲルで最後の商用を済ませたあと
その日のうちに家に帰るのは無理なので途中の町で一泊しました

走行距離で決めただけの場所でしたが
インターネットで Trolltunga Hotel を予約したときには
そこがかの有名な観光地トロールトゥンガの近くだとは気づかず



いや、でも知っていてももちろん行く気はなかったんですが…
(わたしも相方もスリル系絶景ポイントは敬遠するタイプ))

でもこの辺りにはそれまで来たことがなかったので
ただ家に帰るだけのドライブもちょっと目新しい景色を楽しめました



しばらくフィヨルド沿いを走ります
この景色、ノルウェー(の田舎)に帰ってきたー!
(スタヴァンゲルはまちなかだったのであまり帰ってきた感がしなかった)

幹線道路を北上していくとじきに
フルーツの産地として有名な Hardanger地区らしく
果物販売の看板がよく目につくようになります

FRUKTLAGER (フルーツの倉庫)と書かれた建物や斜面にズラリと並ぶ果樹畑



こういうの、地元では見ないから新鮮!

ハーダンゲルフィヨルドに別れを告げてしばらく行くと
滝が見えるビューポイントがあったので少し散歩したり



ところどころ雪が残る高地のカフェでのんびりランチ休憩したり





のんびりしすぎたのか
ホテルを出て3時間以上走ったのにナビが残りまだ6時間半と言うに至って
ちょっとあせってきたわたしたち

折しも景観もなんだか淋しい感じになってきて
氷河期の名残の岩と湖が続くばかり



この辺りは標高1000メートル前後で
冬は豪雪のため道路が封鎖されたりするそうで
道路の両脇に3メートルくらいのポールがえんえんと立っています



こんな場所で万一エンジントラブルなんか起こしたら
ちょっと嫌だなあ…

その後、通行止めがあって迂回路を走ったり
カーナビがたびたび迷子になったりしながらも
(2003年からアップデートしていないので当然)
携帯電話のGoogle マップの助けを借りてなんとか無事に帰還
実に12時間以上かかった長い家路でした


スタヴァンゲル

2019-07-21 22:27:56 | 旅行 travel
フェリーで一晩を明かした翌朝
着いた先はノルウェーでした

またしてもデンマークからの国境越えには何もナシ
この旅行で国境を3回超えて一度もパスポートコントロールなし
ああ、なんてお手軽なんでしょう

学生の頃ユーレイルパスでヨーロッパを旅行した時に
国境のたびに車掌さんがパスポートをチェックに来てたことを
なつかしく思い出します

フェリーから降りて船の写真を撮ろうと思ったんですが
近すぎて大きすぎてムリ



さて
スタヴァンゲルへは切手のビジネスパートナーのPさんに会うために来ました

切手のビジネスってなんじゃらほい?と思われるかもしれませんが
ここ欧州では切手収集のマーケットはかなり大きくて
小口から大口まで多くのディーラーと
星の数ほどのアクティブな切手収集愛好家が存在します

スタヴァンゲルで店舗を持つPさんは
ノルウェー国内ではたぶん10指に入る大規模ディーラーです
(相方はトップ5に入ると言いますが…)



こんなに広々としてオシャレな店舗なのに
フーディーに短パン、サンダルといういでたちで接客するPさん
まあ、お客さんもリラックスできていいかも?



扱っているアイテムの中にはレトロで可愛いものもたくさんあって
切手オタクでなくても眺めていて飽きません

ちなみに
わたしがこの切手業界に片足を突っ込むことになった軽い経緯はコチラ

👉切手の仕事

ところでスタヴァンゲルといえば
数あるノルウェーの方言の中でも
特にクセのある(聞き取りにくい)もののひとつで有名な場所

スタヴァンゲル生まれスタヴァンゲル育ちのPさんのノルウェー語は
生粋のノルウェー人の相方でもときどき聞き返すほどです
言うまでもなくわたしにはハードルが高い…

なので
わたしの業務に関わる内容は英語で説明してくれます

いつかPさんと仕事の話をノルウェー語でできるようになるのでしょうか
還暦の頃かな…

(つづく)

伝説のフェリー

2019-07-20 14:07:39 | 旅行 travel
ノルウェーに来て初の海外旅行となった夏休みの旅行も
スウェーデン(休暇)を満喫してデンマーク(商用)もそれなりに楽しんで
残る目的地はノルウェーのスタヴァンゲルのみとなった7日目の夕刻

デンマーク北端の Hirtshars という港から Stavanger まで
約10時間半のフェリー旅に向けて港へ向かいました

チェックインゲートで係のキレイなお姉さんから
「予約リストにお名前がありませんけれど…」
と言われたときは呆然としましたが
違うフェリー会社の船着場に来ていたことが判明して慌てて移動
正しい乗り場で無事チェックインできてホッと一安心

そうなのです
デンマーク・ノルウェー間にはいくつもの路線があって
Hirtshars からも複数の会社が別々の都市へ運行しています

チェックインゲートでは車のバックミラーにぶら下げる
紙でできたプレートのようなものを渡されたのですが
区分を示すおもて面を外に向けてぶら下げると
裏面には何やら注意書きが

「もう一度確認してください
このフェリーは『スタヴァンゲル』行きです
くれぐれもお間違えのないように」

これは…
ときどき行き先間違えのトラブルが発生しているとみた

そもそもわたしたちが船着場を間違えたのも
ゲートに着くまでどこの船会社のゲートかもどこ行きのフェリーの乗り場かも
知る手立てはなかったからです
(少なくとも2人して注意して看板を探していたにもかかわらず)

さて
このデンマーク・ノルウェー間のフェリーですが
通称 danskebåten と言います


(画像は今回利用した fjordline の船ですが他にもたくさんあります)

相方が若かった頃この danskebåten は
ナンパ成功率が他のどの場所よりも高いことで有名だったらしく
いわば出会いやその場限りのアフェアを求める人たちのメッカ

以前この danskebåten で働いていたことのある
相方の知人(男性)の武勇伝によると
クルーを自分の部屋に招きたがる若い女の子が
乗客、乗務員問わず後を絶たなかった、とか

女子ハンドボールチームが乗っていた時には
メンバーのほとんど全員の部屋に泊まった、とか

話し半分だとしても
かなりおモテになったことは間違いなさそう

ともあれ
わたしたちのように移動のため片道で利用するのではなく
船上で過ごす時間とデンマークでのショッピングを目的に
往復チケットを買うほうがもしかしたらメジャーなのかも

今回わたしたちは車ごとの乗船でバストイレ付きの個室を予約して
夕飯と朝食のブッフェも付けたので
しめて4000kr超えになりましたが
(それまでに泊まったどのホテルより高い!)

一晩中バーやナイトクラブや遊技場で遊び尽くすなら
個室の予約などせずに最安値のチケット250kr(片道)で行けちゃいます


(画像はDFDSのホームページより)

ちなみに
ノルウェーのテレビシリーズにも同名の番組があります



これを見ると
ナンパ成功率の真偽のほどはさておき
ショッピングモールやスロットルが並ぶカジノなど
普段できない都会的な娯楽を楽しむ人が多いことは間違いないらしい

長時間のドライブで結構疲れていたわたしたちは
翌朝の早起きに備えて夕飯のあとすぐ部屋に戻って爆睡
(6時半到着予定なので5時すぎには朝食をとりにレストランへ行きたかった)

でもデッキから見えたサンセットは
日常から離れてウットリするほど綺麗でした

(つづく)




世界遺産の町

2019-07-16 23:59:05 | 旅行 travel
デンマークで1回だけ移動中に時間に余裕があって
たまたま道路標識にUNESCOの文字が見えたので
おお、こんなところに世界遺産?と立ち寄った場所があります

その名は Christiansfeld
何が見られるのかわからずに標識に沿って進むことしばし
急に駐車場が現れてそこに案内のパンフレットがありました
遺産登録されているのは…



町並み、でした

なにしろ偶然通りかかっただけなので
さして興味があったわけではないのですが
お天気も良かったしとりあえず町を散策することに





石畳みの通り沿いにレンガ造りの建物が並びます
慎重に修復、保存されてきたというだけあって
古いけれど統一感の取れた落ち着いた町並みです





観光客向けらしい馬車が通りを行ったり来たり



このあとで会う人へのお土産に
名物というハニーケーキを買ってアイスクリームを食べました



ハイシーズンでも観光客でごった返していなくて
駐車場でもカフェでも並んだり待ったりしなくていいっていうのが
ストレスフリーでいいなあ

すっかり観光気分に浸った旅行7日目のこの日は
商用を片付けたらフェリーでノルウェーに向かうことになっていました
デンマークとノルウェーを結ぶ通称 danskebåten (デンマークフェリーの意)

ここでナンパに成功しなければ他のどこでもムリと言われるほど
出会いを求める開放感にあふれたフェリーというのが相方の説明でしたが
さて、その真相は…?

(つづく)

デンマークへ

2019-07-15 19:20:58 | 旅行 travel
スウェーデンのエーランド島へ訪れた時には
ヨハンセン家のあたたかいおもてなしのおかげで
最高に楽しい週末を過ごすことができました

次くるときにはもっと長く滞在して
島のいろんなところをゆっくり見たいなーと後ろ髪を引かれつつ
次の目的地デンマークへ

途中、コペンハーゲンより少し手前のカースルハムンに一泊したのですが
まだスウェーデンなのに何故か広場には人魚の像が
港町だから?



この像は市役所などがある町の中央広場にありました







うふふ
かわいい町

高速道路E22を走り続けて
長い橋を渡るとデンマークに入ります



国境らしいものは何もなく
気がつくと道路標識の背景がノルウェーと同じ白になっていたことくらい


(スウェーデンではずっと黄色地だった)

首都コペンハーゲンでは市街地中心部へは行かずに
郊外のセーリングクラブ内にあるレストランで食事をして
桟橋を少し散歩



メニューに fiskefrikadeller とあったので相方に意味を聞いたら
frikadeller はノルウェー語の kjøttkaker(肉団子)だと言われたのですが
なるほど、フィッシュケーキでした





おお、遠くにずらりと並ぶ風車
スウェーデンに負けず劣らずたくさん

が、何か違う
形は似ているけれど並び方が違う

スウェーデンで見たときにはランダムに設置されていた風車ですが
デンマークではどこでも整然と並んでいます


(見えにくいですが遠くにたくさん並んでいます)

一直線、そして等間隔

一度、高速道路のかなり近くにある風車を見上げるようにして目にしたのですが
真っ白なその色のせいか巨大なサイズのせいか
はたまた細長い3枚の羽根のねじれた形状のせいか
なぜかエヴァンゲリオンの使徒を彷彿とさせて妙に怖かった…
(運転していたので写真撮れず)

ちなみにデンマークへは切手の仕事の用事で行ったので
観光の予定はほぼナシ
ドライブ中の景色と宿泊地周辺が唯一の観光でした
派手なレゴランドの真ん前も通ったけどスルー(残念)

でも荷物の受け取りで個人のお宅にあがらせてもらう機会があったので
それはそれでとても興味深かったです

1軒目はモダンな住宅地で
北欧らしい落ち着いたお洒落なインテリア
ガーデニングしがいのありそうな広ーい庭と大きな黒い犬が2匹

2軒目は見渡す限りトウモロコシ畑が広がる田舎の一軒家で
テラスのグリルでバーベキューをして手作りハンバーガーをご馳走に




(こういうのをナイフとフォークで上手に食べる北欧人)

そして林のような庭にやっぱり黒い犬



家の近くでシカも見かけました

最後の家はレンガ造りの住宅地にあって
部屋のインテリアのポップさに目を奪われました
小さい子どもと犬のいる家なので
レゴはもちろん雑多な小物がたくさんあるうえ
奥さんの趣味なのかガーリーなインテリアデコレーションがもりだくさん

色の洪水なのになぜか統一感がある不思議
どうやったらこんな風に部屋を飾れるのか?

個人宅(しかも仕事でお邪魔)のため写真を撮れなかったことが
つくづく残念な素敵なお宅でした

食べ物も全体的に新鮮で美味しかったなー
ジャムとチーズでいただくふわふわサクサクのデニッシュを食べながら
ああ、デニッシュってdanish(デンマークの)だからなのね、と今さら納得したり





デンマークの人はチーズをよく食べるようです

(つづく)

不思議の島

2019-07-12 00:27:22 | 旅行 travel
ノルウェーからスウェーデンにするりと入ったあと
最初の目的地、エーランド島へ向かいました



ここは「スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記」でおなじみの
ヨハンセンさんが住んでいるところです

以前よりブログを通して
田舎暮らしの共通点がたくさんありそう、と予想していたんですが
その立地はまるで正反対でいろんなことが新鮮でした

まず本土と島をつなぐ橋の長いこと!
なんと約6kmです
そして絶景!


(絶景ぶりは写真には全く写っていませんが…)

島内には
巨大で細くて真っ白な発電用風車とはひと味違う
昔ながらの木製の風車小屋があちこちに



道端を牛なんかが歩いているのは
わたしの住んでいる田舎と同じですが



どこまでもさえぎるものがなく平らに広がる景色というのが
全く違っています



ヨハンセンさんに案内してもらって
島の南端の灯台にも目を回しそうになりながら登りました



ゆるく弧を描いた360℃の水平線
水辺に集うたくさんの鳥やアザラシ
うーん、つくづく新鮮



建物の感じもどこか違っていて可愛い
海を臨むホテルもとても素朴で可憐でした



細やかな気遣いの行き届いた居心地の良い部屋に新鮮な手作りの朝食
それに色とりどりの花が咲き乱れる庭



とってもこぢんまりしたホテルで
宿泊客のほとんどがスウェーデン人のようでしたけれど
ホテルのホームページには英語の案内もあるので安心して予約できます

👉Gammalsbygården

スウェーデンでは風力発電の風車が本当によく目につきましたが
それはデンマークに入ってからも続いて
最終的にノルウェー行きのフェリーに乗るまで
数えきれないくらいの風車を見ることになりました

(つづく)

スウェーデンへ

2019-07-05 22:00:42 | 旅行 travel
日本から帰ってきて2週間しか経っていませんが
仕事との兼ね合いで今がベストということで
8泊9日の夏休みの旅行へ出発しました


(冷蔵庫の乳製品を片付けるため急きょワッフルを焼いておやつに持参)

スウェーデンとデンマークとノルウェー南西部の都市スタヴァンゲルを巡って
相方とわたしで運転を交代しながら約2500kmを走る予定です

家を出た時は4℃だった気温が
南へと車を走らせるにつれて面白いように上がってゆき
スウェーデンとの国境を越える頃には20℃の夏らしい陽気に



国をまたいでひとつづきになっている高速道路E6の
ノルウェーとスウェーデンの国境は橋なのですが
特に申告するものがない普通車はみなノンストップでスウェーデン国内に入ります
(輸送用の大型トラックはレッドチャンネルに列を作っていました)

ノルウェーはEU非加盟国ですが
EØSという別のくくりの協定のおかげで
EUプラスEØSのアウトラインが国際的なボーダーになっています

それでいつも日本へ行き来する際のパスポートコントロールもオスロではなく
乗り継ぎ地のヘルシンキ(SAS便ならコペンハーゲン)になるので
オスロでは国際線ターミナルを使用している感覚が薄いんですよね

ともかくそんなわけで
橋を渡ればそこはスウェーデン!
(多摩川を渡ると神奈川県から東京都に入る国道246号線を思い出す)

ところで
スウェーデンに入ると風力発電の風車がよく目に付きます



ノルウェーでは水力発電が主なので
この景色はけっこう新鮮!



普段目にしない高層(といっても8階建てくらい)の建物を見ると
ああ、都会に来たわ、と思います

初めてのスウェーデン
目的地はエーランド島です
さて、どんな楽しみが待ってるかな?

ノルウェー旅行~オスロ~

2015-09-02 12:48:13 | 旅行 travel
ノルウェーには以前にも2度訪れていましたが
ガーデモエン空港はオスロ市街地から少し北に位置しており
滞在先がさらに北の方角だったため
オスロの観光というものをしたことがありませんでした

今回は帰国前日の1日だけ
オスロにいってきました



空港から電車で30分くらいで
オスロ・セントラル駅に着きます
好天に恵まれて
サングラスがないと眩しいくらい



相方にとってもオスロは完全にアウェー
でも駅のインフォメーションに行けば
市街マップくらいあるだろうと思っていたのが一切ナシ

「ノルウェーはどの国よりもサインや案内がないから
旅行者は苦労するんだよ」

とアッサリのたまう相方
あ、そう…

仕方がないのでiPadで地図と観光案内を検索して
(駅構内のフリーWi-Fiはありがたい限り!)
有名なヴィーゲラン公園へ行くことに

「12番のトラムに乗って公園前で降りればいいですよ」
と切符売り場のお姉さんが教えてくれたので
乗り場案内のディスプレイで12番を探し
AからKまでバラバラにある乗り場(もっとあったかも?)のうち
該当する場所へてくてくと歩いて行ってみると

なんと工事中(レール撤去済み)

仕方がないのでしばらく他の乗り場に当たりをつけて待ってみたり
その辺にいた人に聞いたりするうちに

これは…
地元の相方(几帳面で融通がきかない)に任せていないで
一人で旅行しているつもりでなんとかしたほうが早そうだと気付き
教えられた番号の12番とは違うけれど
目的の公園から少し離れた大きな停留所が行き先に表示されている19番のトラムに
強引に乗り込みました

トラムの中で路線図をじっと睨みつけているわたしに
近くに座っていた年配の女性が
「どこまで行くの?」と英語で尋ねてきたので
ヴィーゲランパークです、と答えると
「このトラムは終点で12番に変わるかもしれないから
そうしたら降りずにそのまま乗って2つ先まで行けば公園の入り口よ」
と教えてくれました

なんと!
12番に変わるかも?
これにはノルウェー人の相方もビックリ

果たして降りようと思っていた終点でバスは12番に変わり
わたしたちは無事公園入り口までたどり着きました



公園は入場無料です
でもトイレは10NOK(約140円)と有料でした



まずは有名なアングリーベイビー
一度盗まれたのだとか





とにかく全ての像が人で裸です





群像もすごくたくさんありました



ありとあらゆる年代の
さまざまなシチュエーションの人間がいました
ときにはとっても不思議なポーズで

こちらも有名な100人以上から成るタワー



巨大です
これを作った人(ヴィーゲランさん)
本当にすごい情熱の持ち主だったんだなあ

ほんの半日ほどのオスロ観光でしたが
トラムからはずっと街の様子が見られたし
ちょっと贅沢をして美味しい食事もできて
とても楽しかったです

オスロは日本の大都市に比べると小さな街で
駅でも観光地でも人でごった返すようなことはあまりなさそうです
お店もたくさんあって便利そうですけれど

それでもやっぱり
自然に囲まれた田舎に住めるのが嬉しいと
改めて思いました


注意書

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