雪で遊ぶ

あたり一面の雪だと
ちょっと運動のために散歩…と思っても
ATVのトラック以外はまるまる新雪なので
ブーツで歩くのはなかなか大変

かといってスノーシュー履いてまで散歩したいかというと
それも面倒くさい

ノルウェー人なら迷わずクロカンを選ぶのだと思われますが
わたしにとってはクロカンは依然として修行以外の何物でもなく
体力気力ともに充実してないとやる気がしません

「じゃあソリで滑る？」

と相方から持ちかけられ二つ返事

家の前の斜面をソリを引いて登って滑って降りるだけですが
クロカンみたいにコケる心配がないから
思いっきり滑れて楽しい！



一応ステアリングとブレーキもついているものの
身体を傾ければ簡単に方向転換できます



丘のてっぺんまでゆっくり歩いて10分
腰痛に効きます



ついでに何十年ぶりかで雪だるまも作ってみました
雪の玉って丸く作るの意外と難しいのね



隣で相方が真似して大きな雪玉を作っていると思ったら



なんと下り坂に落として様子を見るだけという…



これも遊びなのか？

更に何かちまちまと作り出して



お月見団子みたい、と心の中で思いつつ見ていると
暗くなったらロウソクを中に入れるというではないですか

おお！それは楽しみ

さて
夜の10時頃ようやく辺りが薄暗くなると
お月見団子塔の中にロウソクがセットされて
なかなかいい感じ



若干の創作意欲がわいてきます
今度はわたしも何か作ってみようかな

春よ来い

先週からずっと景気よく雪が降っています
気温もマイナスからプラス一桁の間を行ったり来たり

日中お天気が良くて屋根の雪がかなり溶けたなーと思ったら
夜中に気温が下がって翌朝つららだらけ、とか

昨日とおとといは学校へ行くため町にいて
雪は周囲の山々に見えるだけで
桜のつぼみも心なしか膨らんできたように見えたりしたので
いよいよ春到来か！と思っていたのですが

今日また自宅に戻るべく車を走らせていると
雨が徐々に雪に変わり
家の周りは相変わらず80cmくらいの積雪
まだ木の芽吹きも花もなにもない雪山状態

夏至に向けて日照時間はぐんぐん伸びて
夜10時でもまだ明るいのにこの雪の量
この山に春は本当に来るのか…

「春は夜の間に来ることがある」との地元の人の言
ある朝起きたら何かが劇的に変わってたりするのかな？

まあいましばらくは
夏のお天気雨と虹にも勝るとも劣らない
うっとりするくらい綺麗なお天気雪を楽しんで
のんびり春を待ちますか

Happy Birthday

日付をさかのぼること約2週間半

1ヶ月の里帰りを終えてノルウェーに戻るべく渡航中
ヘルシンキで乗り継ぎ便を待ちつつメールのチェックをしていたら
珍しく息子からLINEが…

「第五中折れてました〜手術っぽいです〜」

え？
ええっ！？
ええええー！

そういえば足が痛い痛いとは言っていたけど
部のコーチやトレーナーにも見せてたみたいだったし
練習にも試合にも出て立ち仕事のアルバイトも普通にやってたのに
折れてたってどういうことよ？

手術？何日入院？
しばらくヒコの散歩も行けないよね？

ああ…
ため息

今ヘルシンキなんですけど
もう戻れないんですけど
いや緊急なら戻るけど足の小指の骨折なら戻らないよ…

ある種のスポーツをやっている人には割とおなじみらしい
足の小指側の骨に起きるその小さな骨折は
場所によって下駄骨折とかジョーンズ骨折とかいう名前だそうで
命に関わるものではないけれど
手術となるとやや心配も出てきます

結局その1週間後に入院して手術
全身麻酔で3時間

痛み出してから1ヶ月以上経っていたせいで骨が変形していたとかなんとかで
くるぶしの内側の骨を削ってそれをこっちにくっつけて…などという
少々やっかいな手術だったそう



それにしてもこのタイミング
1ヶ月前にさっさと病院行って調べて手術していれば
ちょうど母がいる間にあれもこれもできたのに…

でもまあ仕方がありません
幸い近所に住む両親が車を出してくれたり
入院中の着替えを洗濯してくれたり
ヒコの散歩にいってくれたりして助かりました
母の日と父の日には何か豪勢なものを送らなくては

実務を何も手伝えないわたしはせめてものお見舞いに
11日間の入院中のポケットwifiレンタルをプレゼント

そして退院日の今日は
奇しくも息子の21歳の誕生日

ダブルでおめでとう！

雪目注意

一時帰国中にノルウェーでは時計が1時間進められており
今はサマータイム
日本との時差も7時間に縮まりました
しょっちゅう実家に電話したりするのでちょっと便利

加えて春分以降は
1週間あたり約30分日の入りが遅くなるという
驚異的なペースで日が伸びているので
4月半ばですでに午後9時半くらいまで明るいです

ノルウェーの人の多くは日の長い季節を心待ちにしているようで
明るいうちは時計を気にせず遅くまで散歩したりスキーをしたり
外でビールを飲んだりバーベキューをしたり
暗い冬の分を取り戻すかのようにいつまででも屋外にいます

わたしは夜あんまりいつまでも明るいと落ち着かないので
早く夏至が過ぎればいいなあと心ひそかに思っていますが…

おとといまでナルニア国のようだった外の景色が



昨日から晴天続き！



嬉しいけどまぶしい
一面雪なので目をやられる…
外に出るときはサングラス必携です

わたしは眼鏡をかけているので
眼鏡に装着できるタイプを愛用



ちょっと日陰に入ったり家に何か取りに戻ったり、というときには
はねあげればいいだけの便利グッズ



それにしても動物たちはサングラスなしで眼はだいじょうぶなの？
日中彼らが姿を見せないのはそのためもあるのかな？



昨日わたしが散歩した近くを
昨晩キツネが歩き回ったらしい

義父が若かったころは
キツネは集団で子羊を襲う畜産農家の天敵として撃たれていたそうで
人の姿を見ると一目散に逃げていったとのこと

いまうちの近所を縄張りにしているキツネは
わたしと相方が無害であることをようく知っていて
平気で家の近くを散歩するのみならず
ときどきフェンスの中まで入ってきます
(寝静まった夜中限定)

いっそ
手袋を買いに来てくれたらいいのに…

除雪と買い出し

先週末に家に戻ったときには
雪がけっこう溶けていてあちこち地面が見えていたのに
また雪が降り出して…



一夜明けたら玄関の前が要雪かきの積雪量



でも
春の雪らしく
ときどき晴れ間がのぞいたり
雪が降りながらも薄日が差したりしているので
晴れた日が続いて気温が少し上がれば
またすぐに溶けると思われます

昨日、相方が私道の除雪に行くというので
便乗して食品の買い出しに行くことに

新雪の上をATVで走るのは
全身雪まみれになるうえハンドルが重くて往生しますが
トラクターが除雪した後を走るのはラクチン



ATVには相方お手製の木製ボードが取り付けられていて
かなりの量の荷物を手軽に運べます
(たしか45kgくらいまでOK)



最寄りの村で一軒の小さなお店が
すごく混んでいてびっくり

と思ったら
みんなイースター休暇で山にスキーとかしに行くのに
買い出しをしていました

そんなわけでお店もイースター中は休まず営業
(普段は日祝日定休)



余談ですがイースター(復活祭)はノルウェーでは5連休です
イースター第1日目と2日目がそれぞれ日曜日と月曜日
その前の土曜日がクリスマスと同様にイブで
その前がイエスキリストが十字架に架けられた「長い金曜日」
さらに木曜日は「最後の晩餐の日」(たぶん)

肝心のキリストが復活したイースター3日目は
昔は祝日だったそうですがいまは平日
なんでだろう…？

そのかわり5連休の前に有給休暇をくっつけて
10連休にする人が増えているらしく
わたしの通う語学学校も10連休です

都会の人々が休日に訪れる別荘地エリアの入り口に位置する小さな村では
休暇こそ稼ぎどき
地元のご近所さんも
山へ行くお客さんをスノーモービルで送迎する副業(？)で忙しそう

さて
今日も外は粉雪がしんしんと降り続いています
窓の外はまるで真冬のような景色

わが家では
イースターのイの字もなく
昆布茶で地味に休暇を楽しんでいます

オーバーロード

フィンエアーでのヘルシンキ〜東京のフライト時間は
行きが9時間20分くらいで
帰りが9時間45分くらいのことが多いです

並べて書くと大差ないように見えますが
「9時間とちょっと」と「10時間弱」
と認識すると感じ方も違うせいか
なぜかいつも帰りの方が疲れを感じやすい…

さらに言うと
行きは午後の便で発って夜を飛んで朝着くため
機内の明かりも一定時間落とされます
なので数時間でも眠れれば
時差ボケにもさほど悩まされません

帰りの便はお昼前に出発して
ヘルシンキに着くと現地時間の3時半頃
日中の時間が引き伸ばされているので機内でもあまり眠れず
乗り継いでオスロへ着く頃には徹夜明けの疲労感ということも



前置きが長くなりましたが
今回は疲れがどどーんと2段階にわたって出現

第1弾は帰りの便の残り2時間くらいのところで
じわじわとひどくなった頭痛と吐き気
冷たいお水をもらおうと機内後方へ向かったところ
親切なキャビンアテンダントさんの勧めで
横になって酸素を吸入するという派手なことに…

第2弾は帰宅後2日経ってからのめまい
朝起きてベッドから出ようと上体を起こしたとたんに
視界がグラリと揺れて
今日で丸3日継続中

相方からサラッと
「オーバーロードだね」
と言われ

なるほど次回からは
家に着いた当日に荷ほどきを全部済ませたり
翌日を家中の掃除に当てたりするのはやめようと思いました

でももしも
わたしが留守の1ヶ月の間
バスルームや寝室が1度も掃除されずホコリだらけだったり
ベッドのリネン類が1度も替えられていなかったり
リビングのソファといいテーブルといい床といい
足の踏み場もないくらい散らかっていたりしなければ
第2弾は回避できたのでは…？

うーん
これは次回の課題ということで

帰国からの帰国

スーツケース2個を
どちらもぎりぎり23kgまで詰め込んで
手荷物もMAXでノルウェーに戻る日が近づいてきました

一時帰国の1ヶ月はあっという間に過ぎちゃうのよね…
ノルウェー語ほとんどやらずじまいだったし…

このたびの滞在では友人に会うのに
大手町と上野と浅草橋と八王子へ行きました

上野駅の外国人率の高さにはビックリ！
そして聞きしにまさる中国人の多さ

上の駅構内では無料で着物を着られるコーナーがあって
たくさんの外国人がつぎつぎに着物姿になって
桜の木(つくりもの)の前で記念撮影をしていました





浅草橋ではアクセサリーパーツの仕入れ
調子に乗ってトルソーも購入



戻ったらまたチマチマと布を切って
つまみ細工作成に励む予定です

実家の近所の桜のトンネルは満開の一歩手前



満開を少し過ぎて
風が吹くと雪のように花びらが舞い散る、というのを
次回こそ！

日本の食事のいいところ

何を食べても美味しすぎて
完全に食べすぎてます



息子のアルバイト先のお料理がこれまた絶品



お刺身とおでんが売りらしいのですが



抹茶塩でいただく蓮根のはさみ揚げや
牛ハラミのあぶり焼きなどの一品料理もハイレベル



オーナーはロサンゼルスにもお店を出しているそうで
カリフォルニアロールもなかなか



デザートもすごーくおいしかった〜


(湯のみにはトロトロのプリン)

こんな美味しいお店でしょっちゅう賄いを食べている息子
なんてうらやましい…

それにしても
日本の外食は美味しくてお手頃価格なことに加えて
いろんな味を適量楽しめるという点がうれしい！



パスタ、適量



メインディッシュ、適量



デザート、適量
(友人の誕生日サプライズデコレーション)

海外だとどうしても

おおあじ+大量=途中で飽きる

の図式に陥りがちだと思うんですけどどうでしょう？？

でも結局
家で食べるごはんがいちばんだなーと思うのは
前回の帰省のときと同じです



今回はめずらしく
いただきものの日本酒なんかも堪能



11歳から15歳まで住んでいた新潟は
わたしの第2の心のふるさとです
米どころのお酒はやっぱり美味しいわあ



桜、あと一歩

おそい桜

どこへいっても満開の桜
風が吹くと雪のように舞い散る桜の花びら

という情景を期待していたのですが

どうやら今年の桜はかなり遅めで
日本を発つ日までに見られそうにありません
残念…

だいたい気温が低すぎます
昨日も東京の最高気温はひとけた
まさかのノルウェーより下(この日は11℃だったらしい)

つくしも出てきているし



ユキヤナギもあちこちで重たそう



でも桜はあと一息



庭の芝生もなかなか緑にならなくて
ヒコ芝まみれ



ヒコちゃん
おうちに入る前にブルブルしてね…