東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

トレイルウォーク

2016-07-24 07:55:16 | ノルウェー山暮らし fjellgård
週に一度
山の一軒家の自宅から町へ出る必要があるのですが
ふもとまで相方の車に同乗せず
谷を越えて小一時間ほど山道を歩くのが習慣になりつつあります

ふだんは全くの運動不足なので
息を切らせて汗をかくのが気持ちいいうえ
相方の都合に合わせて行動しなくてもいいというメリットも
(車が1台しかないため)

それに
なんといっても腰痛にいい!
歩いたあとは腰から背中にかけてずいぶん軽くなります
デコボコしたところを歩くと
固くなってる筋肉がほぐれるのかも?

最初はこの道を平気で歩く70代の義父母にびっくり仰天していましたが
慣れてくると筋肉痛になることもなく
まあまあ普通に歩けるようになってきました

ただし下りは膝に負担がかかるので
調子に乗って飛ばしすぎないよう気をつけるのと
雨上がりなどはものすごく滑るので
雪道用スパイクを装着するかスティック持参が良いようです

スティックは登り(よじ登る箇所あり)でちょっと邪魔になるので
わたしはもっぱらスパイク派



毎週歩いていると
目にする花も様変わりするのがわかって
これまた楽しいです





最近はもっぱら青〜紫の花祭り



矢車草かな?

鳥の声もたくさん聞こえるのですが
なかなか姿は見えず…
双眼鏡片手にバードウォッチングしても楽しそうなコースです

谷は観光スポットでもあり
今年はどうやら Stikk UT! というイベントのポイント地点でもあるようで
けっこう観光客がいます


(この黒いポストの中にノートが入っていて日付と名前を書く)

イベントの詳細はよく知りませんが
期間中にいかに多くのポイントを制覇できるかというようなものらしい
5月1日に設置されたこのノート
7月下旬時点で記名が1000人超えてました

外国からの旅行者のほか
地元の人たちも散歩がてら歩いています
犬を連れている人もちらほら

ついこの間
走っている人とすれ違いました
ピタピタのスポーツウェア姿で手荷物も持っていなかったので
トレーニングかな?と思っていたら
ほどなく同じ人が背後からわたしを抜いて坂道を軽々と登って行ってビックリ

走って往復してるんだ…
この急斜面を…

こういうのをトレイルランと言うんでしょうか?

わたしにはランニングはとうてい無理ですが
トレイルウォークはできるだけ続けたいと思います


(ふもとに出ると会えるヨモギギク)

テレビでノルウェー語

2016-07-23 13:01:01 | ノルウェー Norge
ノルウェー語の勉強がちっともはかどらないので
せめて子供向けテレビでノルウェー語を聞こうかとチャンネルを回していたら…



おお!ハイジ!
なんかCGで可愛くない…



ピングーはCGピッタリだけど
セリフ少なすぎる…



リサとガスパール
パスコのシール集めたなあ…

けっこう見られる子供向け番組がありました

日本に一時帰国中は
インターネット配信しているノルウェーの番組を
少しでも毎日見るようにしたいところです

でないと休み明けの新学期がおそろしい…


(日中、納屋の影にたむろする羊たち)


ベリーの季節到来

2016-07-22 17:27:00 | ノルウェー山暮らし fjellgård
森を歩くとそろそろブルーベリーが実をつけ始めています



紫色になって食べ頃のように見えているものも
まだまだすっぱい



このあたり(標高650m)では
収穫の時期はもう少し先だそう

家の周りを囲んでいる柵の内側に群生しているラズベリーも
緑色の固い実がチラホラ


(すごく見えにくいですが写真中央に実)

スーパーではいま大粒の国産イチゴが店頭に並んでいて
お値段もまあまあお手頃になってきました

少し前まではスペイン産の輸入もので
見た目もイマイチなうえ高かったので買わなかったけど
国産だと手が出ます



日本のあまおうみたいに甘くはないですが
自然な甘さで美味しい



仔羊たちも丸々としてきて
心なしか美味しそうに見えてきたりして…

タコス

2016-07-16 11:39:33 | ノルウェーの食べもの mat
スーパーでお肉を物色していたら
鶏ひき肉のパッケージに
「タコスにぴったり!」
とキャッチコピーがあったので
じゃあ今夜はタコスにしようか、ということになりました

鶏ひき肉は400g入りで14krという驚きの安さ
え?200円足らず?
値札を二度見したけどあっています
消費税15%込みでこの値段は破格

ちなみに牛ひき肉だと同じ400gで40krくらい
鶏もも肉(なぜか皮なし)同量で50krくらいです
物価が高いノルウェーですが畜産物は比較的安い気がします
(あ、でも牛かたまり肉とかトナカイ肉とかは高い)

タコスに必要な野菜類は
普通に冷蔵庫にあるキュウリやトマトやレタスでいいし
チーズは家にあるし
あとはパイナップルの缶詰と具を乗せるシェルを買えばいいだけ



ひき肉を炒める時に使う調味料とスイートチリソースと
それからタコ・シェルが12枚入った便利なセットがあったので
それをひと箱カートに入れて
ついでにトルティーヤも1パック

こんなものがれっきとした夕飯になるなんて
なんてラクなノルウェーの炊事

わたしは物足りずおにぎりも食べましたが…

もちろん
2人でシェル12枚とトルティーヤ8枚は食べきれず
あまったトルティーヤを翌日ピザもどきにしてみたら
けっこう美味しかった



生地が少し甘いので
フルーツピザにしてもいいかも




ミクロな花々

2016-07-15 12:32:00 | ノルウェー山暮らし fjellgård
森に咲く花は
どうしてどれもみんな小さいんでしょう?



そして群れて咲く



わたしの生活エリアで見かける花は
圧倒的に白が多い気がします



あまりに小さいので
iPhoneで近づきすぎてピント合わせられない…
(これ、花一個の大きさが2ミリくらい)



花びらの数が不特定というのも
なんだかちょっと不思議な気がします



この花(Skogstjerne:森の星)も
全部が8枚ではなくて6枚だったり7枚だったり
(これも大きくて直径1センチ足らず、ピント合わず)



このホタルブクロみたいな花は
奇跡的にピントが合いました
理由がわからないので応用できませんが…

白い花の次によく見かけるのは
黄色いキンポウゲ



こちらもあちこちで群れてます
キンポウゲって英語名はたしかバターカップでしたよね?
ノルウェー語名も Smørblomst(smør : バター blomst : 花)



それからツリガネソウのようなこの花(Blåklokke:青い鐘)
ノルウェーの歌とかにもでてくる有名な花で
森に限らずいろんなところで咲いています



この小さなスミレは食虫花だそうです
可愛いのにコワイ…



でもコワイといえばルバーブの花が一番コワイ



海坊主みたいなつぼみが…



ぶわーっと開く感じ

ちなみに個人的に好きなのは
忘れな草です



この花もうんと小さくて全く写真がうまく撮れておらず
きれいな水色と淡い紫のグラデーションが伝わらず残念…

アルバイトとコネクション

2016-07-13 11:54:46 | ノルウェーの町で tettsted
少し前からアルバイトをしています

相方が長年パートタイムで働いている
ホームセンターのようなお店での
簡単な補助的軽作業で

倉庫に届いたパレットに積まれたグッズを荷ほどきして
商品ごとに機械でバーコードを読み取って数量を入力したら
カートに乗せて店内へ運び陳列



誰でもできる簡単な仕事です

ホームセンターと書きましたが
どちらかというとプロ向けの店舗に近い感じで
建材や水まわり機器も売っているので
軽作業とはいえ重い商品もしばしば
軽く筋肉痛になったりもしています

数ヶ月前に店舗の改装があり
人手が足りず駆り出されたのがきっかけですが
結局そのままずっと続けて働いています

このお店は相方が働いているだけでなく
学校へ通うため町で部屋を借りている家の住人が
相方の友人兼お店の責任者なので
要はコネですね

どうやら
この片田舎での就職はコネが一番多い&重要らしいです

例えば
新しく誰かを雇うかどうか決める時

「◯◯◯◯っていう人の両親、知ってる?」

という会話の流れがごく普通だそうで
両親の評判がよければ採用

人口5000人の小さな町では
誰かしらが当該者の知人だったり親類だったり
そうでなくてもなにかしらの縁があって情報が得られる様子

ちょっとスーパーに買い物に行っても
知り合いに会わずに済ませることは皆無で
引っ越してきて半年のわたしでさえ
クラスメイトやらご近所さんやら
顔見知りに会ってしばし立ち話し、という場面が増えてきました

これが
山道で知り合いに会ったりした日には
わざわざ車を止めての長話になります
これだから知り合いネットワークが拡充するわけですね…



(車から降りて相手のトラクターの運転手と立ち話する相方)

Knerten

2016-07-12 01:01:59 | 映画 movies
ノルウェー語の授業で観たDVD
2009年の映画 "Knerten"



Knerten は男の子が手にしている木の人形の名前で
カタカナにするとクナットゥンという感じ

この Knerten が生きて動いてしゃべります
それが本当なのか少年の想像なのかはわかりません…

ちなみに主人公の男の子の名前は Lillebror
「弟」という意味なのでちょっとおかしい

例えば主人公がコケると

「おとうと!だいじょうぶ?おとうと」

主人公が名乗るときは

「ぼくのなまえはおとうと、よろしく」

ってなると思うんですけどどうなのかな?

それとも例えば日本語でいうところの
「チビ助」的な?

でもお兄ちゃんは Storebror(兄)ではなく
フィリップというちゃんとした名前が付いている…

原作は1960年代にベストセラーになったシリーズものの本の第1作目で
"Lillebror og Knerten" というタイトルです
オスロから田舎に引っ越してきた Lillebror とその家族の
ほのぼのストーリー

映画では60年代を再現しているので
文化やファッションや車などなどクラシックで可愛い





家が古すぎてイロイロあったり
地元の人との心温まる交流があったり
ちょっとファンタジーが入っていたりするあたり
「となりのトトロ」に似てるかも



本の方は続編がたくさんあって(映画も何作か)
「クナルトゥン、結婚する」
「クナルトゥン、自転車で出かける」
「クナルトゥンとびっくり箱」
などなど
あくまでクナルトゥンがメインのシリーズらしいですけれど
わたしはすっかり Lillebror が好きになってしまいました

児童書だと思うので
夏休みの間に読んでみようかな?

2016-07-09 14:43:20 | ノルウェー山暮らし fjellgård
わたしの住んでいる場所は標高約650mの高地で
山の東側中腹にあるちょっとした平らな場所、といった感じのところです

なので
家の東側と南側と北側は
少し歩くと谷へと続く下り斜面
西側は森で山の頂上へと続いています

そして
山の天気は変わりやすい…

夏にはときどき
晴れた日に雨雲が雨を連れて近づいてくるのが肉眼で見えることがあって
そんな通り雨のときにはたいてい虹が見えるのですが



谷に虹がかかると
虹を軽く見下ろす感じになって
続きが見たくて谷側へどんどん歩いて行くと
谷へ落ちそうになるので要注意です

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