東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

橋の工事が着々と

2018-08-21 21:50:34 | ノルウェー山暮らし fjellgård
永遠に終わらないようにも思えた橋の工事が
まさかの完成が近づいてきたようです

先々週のコンクリート工事で一方の端が仕上がったのに引き続き
先週もう一方の端が整備されました

トレーラーに積んで買って帰ってきた砂利の量は前回の2倍



なぜなら敷設面積が広いから

発電機のエンジンはホンダ製です



なんとなくウレシイ

セメントはベビーバスのようなタライにあけて
砂利とは別のシャベルを使います



コンクリートミキサーで混合したコンクリートは
一輪車に取り出すんですけど
受け止める義父の力の強いこと



とても80歳とは思えない…

数時間かかって完成!



隅に何やら細工をする相方





年度でした

今週は手すり工事にも取りかかり
これは本当に今年中(雪が降る前)に完成するかも!



あとは羊が橋から向こうへ行かないよう
ゲートを作って取り付けるのが最後の山場かな



そう、きみたちがね
隣の県まで行っちゃわないようにね…

ピーターラビットな日々

2018-08-17 10:33:06 | ノルウェーの動物 dyr
大貫妙子さんの「ピーターラビットとわたし」が
ずっと頭の中で流れています
(若い人は知らないだろうな…)

というのも
今月の初めに我が家の庭に姿を見せはじめた子ウサギ兄弟が
相変わらず毎日やってきては
可愛い仕草の数々を披露してくれているのです

朝起きて窓の外を見ると



子ウサギ2匹が食事中

お母さんウサギはたいてい別の決まった場所にいて
もくもくと草を食べているか耳を立てて警戒しているかで
ものすごく用心深いのですが


(警戒態勢)

2匹の兄弟はよく一緒にいて
あちこちかけっこしたり飛び跳ねたり
前足で野の花をつかんで食べてみたり
庭に置いてあるいろんな物の匂いをかいだりして
すごく活動的です



彼らは夜行性で
夜の間じゅう食事をしながら7000歩も歩くのだとか
そして日中は外敵から見つからない場所で休んでいると
本に書いてありました
(難解なnynorskでしたがウサギのことを知りたくてがんばって読みました)

8月のノルウェーはまだまだ日がとても長いので
夜行性の動物の活動がよく目に留まるようです

慎重なお母さんウサギは
芝刈りロボットが動き始める午前8時には姿を消しますが
子ウサギたちは午前11時くらいまで庭にいるので
わたしは庭仕事を午後に回して窓からウサギを眺めてばかり…


(ロボットの右手奥で草を食べ続ける子ウサギ)

初めて見た頃からすれば少し成長したかな?



1度に生まれる子どもの数は3〜4匹らしいですが
多くは最初の1ヶ月を生き延びられないのだそう



仲良し兄弟
たくさん食べて早く大きくおなりー

オール・トレイン・ヴィアクル

2018-08-15 10:33:05 | ノルウェー山暮らし fjellgård
うちは私道の行き止まりにあります



遊歩道が家の横に続いていてハイキングコースにもなっているので
いろんな方角へ続く道(けもの道のような小径)はあるものの
車両ではこの先どこへも行けません

というより
そもそもこの私道はうちから2kmくらいの間は車両乗り入れ禁止で
うちに用事がある車以外は入ってこられないことになっています



そんな人気のない山道ドライブ
夏の間は本当にすがすがしくて気持ちがいいんですけど
冬になると雪で通れなくなってしまうので
キャタピラ仕様のATVが必需品



このATV(オール・トレイン・ヴィアクル)
わたしはノルウェーに来るまで運転はおろか見たこともなかったんですけど
ここではそれほど珍しくありません

山道だけでなくアスファルトの公道も走れるので
ちゃんとナンバープレートも付いていて
近所でもちょいちょい見かけます

でもこのあたりの人は冬の雪道用にはスノーモービルを持っているので
ATVはもっぱら夏タイヤ仕様



写真は子供と一緒にうちの近くをハイキングしに来た
ご近所さんちのATV

ナルホド
こうやって小さいうちから慣れていくから
みんな運転上手いのね

食べ物を売るポテンシャル

2018-08-12 10:54:20 | ノルウェーの町で tettsted
5月のナショナルデーに友人と一緒に広場で食べ物を売ったのをきっかけに
顔見知りのノルウェー人女性から
会合の昼食を12人分頼まれて作りました



アフリカ味の鶏手羽グリルと焼きおにぎりのコラボはなかなか好評で
さらに引き続き別のイベント会場でも温かい食事を売ることに

会場のキッチンを借りられたので
揚げたての春巻きと鶏の唐揚げ
それにアフリカ料理数種とサラダを用意しました



友人(アフリカからの移民)の作るコーヒーは
なんと生の豆を炒るところから準備します



なんともいえないいい香り

それにしても思うのは
ここでは食べ物を売るハードルが低いよなーということ

森で摘んだベリーを売るとかは定番ですが



それを煮てジャムにしたものを売るとか
クッキーやワッフルやケーキを売るとか



さらにピザや春巻きやサモサのような
完全に食事と呼べるものを売るとかが
特に線引きもなく
資格や申請手続きも不要でできてしまうという…

もちろん
それをれっきとした仕事として
例えばカフェ経営や屋台経営という形でやるとなると話は別ですが
お祭りやイベント会場でなら誰でも食べるものを売れちゃいます
(※年間の売上げが基礎控除額以下であれば結果として非課税)

ところで
オスロのような都会と違って
わたしの住む田舎では日本食レストランがないので
手に入る「お寿司」はスーパーで売っているパックのものだけです



すごく小さい6ピースパックで800円くらいするくせ
酢めしが固ーく握られていてそれほど美味しくない…

都市部のレストランでお寿司を食べて気に入ったノルウェー人も
スーパーのお寿司は美味しくないと言っているのを聞いた相方が

「そうだ!きみがお寿司を作って売ったらいいんじゃない?」

と目をキラキラさせて言うんですけど
そこのところのポテンシャルってどうなんでしょうね…


自家製コンクリート工事

2018-08-07 20:00:49 | ノルウェー山暮らし fjellgård
自宅から400mほどのところにあって
出かける際には必ず渡る橋が
昨年の夏から工事中です

冬の間中断していたのですが
今年の5月に工事が再開されました

でもわたしが日本に一時帰国していた5週間の間には進捗はなく
ああ、また続きは来年に持ち越しか…と思っていたら
先週になって急展開
いきなりコンクリート工事が始まったではないですか



橋と地面のつなぎ部分に木枠を作り鉄筋を入れて
砂利とセメントと水をいいあんばいに混ぜたものを流します



2時間ほどでほぼ固まりますが
強い雨にはさらしたくないためシートをかぶせて
ハイキングする人のために橋を渡して撤収



翌日は朝昼夕と水をかけて湿らせるのがいいそうで
朝の水やりを終えた相方が仕事に出かけてしまったため
昼と夕方はわたしが当番に
(※橋は私道にあるため、工事は相方と義父の2人がコツコツやっている)



今週、町に出たついでにまた砂利と砂とセメントを買ってきて
来週あたり反対側もコンクリートを流す予定らしく
トラクターは柵の外で待機しています



羊はトラクターが好きです

あ、あと
道をふさぐのもね



ロボットとウサギの庭

2018-08-06 19:05:07 | ノルウェーの動物 dyr
朝8時になると庭の芝生を刈るロボットが静かに動き始めます



誕生日もクリスマスも何もいらないから
芝刈りロボットが欲しい!と常々思っていた念願のロボットが
わたしが日本に一時帰国している間に納品されました

相方がメールで写真を送ってくれていたので
富山で友人たちに見せたところ
センスのいい1人が「葉一」と命名してくれ
対面できるのを心待ちにしていたのですが

ノルウェーの自宅に戻ってみると
相方が勝手に「カッレ」という名前を付けていてちょっとビックリ

うちに遊びに来た人もロボットを見るなり
「なんていう名前なの?」と聞いてきたので
この辺りでは芝刈りロボットに名前をつけるのは普通なのかも?

ともあれカッレ・葉一(ダブルネーム)の素晴らしい働きにより
家の周りの芝のコンディションはとても良好で
ときどき草を食べに来るウサギも満足そう





これはあまり大きくないですが大人のウサギ
かなり頻繁にやってくるので「ピーター」と呼んでいたのですが

最近、ちょくちょく子ウサギが現れるにいたり
ピーターはもしかしたらお母さんかもと思い始めました


(一輪車の持ち手の真下に座っている子ウサギ)

この薪のあるあたりが隠れやすくていいのかお気に入りで
兄弟2匹で連れ立って来たりもします



ときどき走る練習もしていて
小さいながらもゴムまりのような俊敏な動きは
さすが時速80kmとも言われる森1番のスプリンター

天敵のキツネが走る速度は時速60kmが最高だと聞くので
早く気がついて本気で逃げれば逃げ切るチャンスは大きそう

うちの窓からの景色の中にはときどきキツネもいるからね
くれぐれも気をつけるんだよー

ノルウェー観光案内

2018-08-03 13:26:29 | ノルウェー Norge
真夏の日本から戻ると
オスロはなんだかもう秋のような空…



ふだんは一時帰国のあとは用心深く休息を取ることにしていますが
今回はいつもと違ってそのままノルウェー観光案内開始です

成田から一緒に来た母と
ヘルシンキで無事落ち合えた母の兄と弟夫婦
68歳から80歳までのシニア4名と6泊7日を一緒に過ごし
最後はまたオスロ空港まで送る予定

とはいっても
わたしはもともとノルウェー国内をほとんど観光していないので
案内というより一緒になって観光旅行というほうが正しいかも

旅の前半は地元周辺を回ったので
鉄道の車窓からヘラジカを見たり
車移動でフェリーを何度も使ったりして
ノルウェーらしい大自然満喫コース



Trollstigen(日本語ではトロルの小径?トロルのはしご?)は
写真ではスケールが伝わりませんがなかなかの壮観

親戚の1人(80歳・アメリカ在住経験有り)も
「ここに比べたらグランドキャニオンなんかなんてことあらへん」
と感激しきり
(※母方の親戚はみんな関西在住)

ユネスコ世界遺産のガイランゲルフィヨルドでは
あいにく晴天とはいきませんでしたが
曇り空の合間にときどき晴れ間もあってまずます



なんといってもクルーズ船のオーディオガイドに日本語のチャンネルがあり
景色にまつわる詳しい説明や逸話が聞けてとっても良かったです



わりと小型の船だったので滝にも大接近

一方、旅程の終盤オスロでは
信じられないくらいの強い日差しと暑さ

帽子を持ってこなかった母は
折り畳み傘(雨天用)をずっと日よけにさして歩く羽目に

それにしてもタフなシニア御一行様



大聖堂が開く朝10時から市内見物を始めて



ノーベル平和賞の授賞式が行われるシティホールから
近隣のノーベルピースセンターへ向かい
午後1時半の衛兵の交代式を見るべく王宮へ移動



ベーカリーでテイクアウトしたサンドイッチで軽くランチを済ませた後
夕方までヴィーゲラン公園をくまなく散策し
最後にオペラハウスの屋根の1番高いところまで登って
ようやく夕食にしようという話になったときには
スマートフォンの万歩計が17,000を超えていました

見るところがたくさんある都市部の観光って体力勝負ですね


(翌日行ったヴァイキング博物館も思ったより良かった)

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