東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

郵便受け

2009-08-29 21:35:58 | ヒコ our dog HIKO
先日のこと
帰宅していつものように部屋をざっと掃除していると
ヒコのふとんに細かくちぎれた紙がたくさん
なにかしらとひとつ手にとって見ると
宅急便の不在票!

これは…
玄関ドアの郵便受けの窓に差し込まれたものを
ヒコが引っ張って抜き取り
くわえて自分の寝床までトットットッと持ち帰って
カミカミカミ、というわけですね

うーん
いままでにない芸を習得したようで

それにしてもちょっと困りました
小さな紙片をかき集めても元の大きさには程遠くて
差出人も再配達依頼の電話番号も追跡番号も
何もわかりません

そして翌日
帰宅するとちょうどお隣さんと表で会いました
お隣のお姉さんは犬が大好きで
わたしの留守中に
居間の履きだしの窓からヒコをしょっちゅう見てくれています

お姉さんによると
ヒコは日中はたいてい窓のすぐそばの自分のふとんで
お昼寝しているようです

そして時々
「今日はテーブルの上で寝てましたよ」
とか
「最近は生協の配達に吠えなくなったけどたまに違うが来ると吠えてますね」
とか
いろいろ教えてくれます

そのお姉さんがその日は
「ヒコちゃん、なにか請求書みたいなものを噛んでいましたよ」
というではないですか
ええっ、また?

あわてて部屋に入るとまたちぎれた郵便物が散乱
しかもめずらしく沢山の郵便物が届いていたようです
ええと、町からのガン検診の案内はなんとか大丈夫
ダイレクトメール、これはいいや
クレジットカードの明細書に選挙のチラシに
ああっ!静岡の友人からの残暑見舞いがボロボロ…
ううっ、読めるかしら?

なにはともあれ
早急に郵便箱を設置しなければ

ちなみに
写真は内容とあまり関係なくて
「座卓の下で息子の足を枕にくつろぐヒコ」です

ゆうがお

2009-08-23 14:05:11 | 新生活 new life
このあたりでは
夏になると見慣れない野菜が売られています
太ったヘチマのような巨大なウリのようなそれは
ゆうがおの実
そうです、かんぴょうになるやつ

なんでも地元の人は夏になると
これをお味噌汁に入れたりそぼろあんかけにしたりして
食べるのだそう

子どもの頃から食べているから
なんとなくこの季節になると食べたくなるけど
そんなに美味しいものでもない、というのが
共通したご意見です

そしてそもそも買って食べるというより
時期になると親戚や近所がくれるから、とか
玄関に転がっている(←誰かが勝手に置いていく)から、というのも
とりあえず毎年食べる理由だそうです

中には実を細く切って庭先に干して
かんぴょうを作る人も

スーパーで見かけるたび
せっかくなので一度食べてみようかなと思うのですが
あまりの大きさと
それ相応の値段(1本680円くらい)に
つい手が出なくて…

それとは逆に桃は安くて嬉しい!
生産地ですから当たり前なのでしょうけれど
それにしても1個98円のバラ売りなんて
とっても気軽に買えちゃいます

川崎に住んでいた頃には
桃というとたいてい2個パックで580円、といった価格で
ちょっと高級な果物という印象でした

加えてカンヅメでおなじみの黄桃も
フレッシュフルーツとして買って食べることができます
これがまた美味しくて!

でもそろそろ桃は終わってぶどうの季節ですね
大粒の巨峰、甲斐路、ピオーネなどなど
秋には一通り食べたいところです
こちらもわたしにとっては桃と同様に高級果物のイメージですが
スーパーのお値段はいかに???

音楽祭

2009-08-22 20:52:48 | 新生活 new life
夏休み最後の土曜日の今日
わたしはお昼まで仕事で
午後はのんびり、と思っていたのですが
ふと思い立ってコンサートに行ってきました

河口湖町では毎年夏に1週間くらいの音楽祭があって
広報やポスターでその存在は知っていましたが
特に行こうとは思っていませんでした

でも息子が今日の3時から学校行事で
近くのホールにコンサートに行くというので
昨夜インターネットで内容を見てみたら
その音楽祭の最終日の演目で
佐渡裕氏というとても有名な方が指揮をする
オーケストラの演奏会だということがわかりました

会場のホールは収容人数2000人くらいの野外ステージですが
少し前に平井堅やMISIAもライブをやっていたという
あなどれないシアター
近くの公園はときどきヒコを連れて散歩したことがありますが
中には入ったことがなくて一度行ってみたいと思っていました

何よりも近い!
家からクルマで5分くらいです

それに折しも「のだめカンタービレ」を読んで
クラシック、オーケストラ、指揮、といったジャンルに
ちょっと興味があったこともあり
今日の会社帰りに寄ってみたらアッサリと当日券が買えました

一度帰宅して開演20分前に会場へ
車、置けるかなあ…とちょっと心配していましたが
全く問題なく誘導に従って近くの駐車場にとめられました

花火大会のときも思いましたが
このあたりは一人一台車を持っているので
どこでもどんな催しでも駐車場は十分確保してくれているようです
もちろん駐車場代などかかりません

チケットを買うのも
コンサートに行くのも
こんなにカンタンでいいのかしら…

コンサートの内容はとても書き切れませんが
とにかく楽しかった!!

佐渡氏が「このことは言わないでね、内緒にしてね」というくらい
はじけたパフォーマンスもあり
客席全員で踊って歌ってという曲もあり
そしてもちろん素晴らしいクラシックの演奏の数々を堪能して
終わったら混雑も渋滞もなくあっという間に帰宅

この手軽さ、やみつきになりそう…
とりあえず来年行くことは間違いありません

のだめカンタービレ

2009-08-13 11:19:40 | 新生活 new life
少し前、町の図書館でのこと
カウンターで手続き待ちをしているときに
近くの話題の図書コーナーに平積みしてあった
「のだめカンタービレ」というコミックの1巻を
ひまつぶしのつもりでちょっと手にとって読んでいたら
これがけっこう面白くて最後まで読んでしまい
2巻と3巻を借りて帰りました

その後どんどん続けて借りて
いま20巻まで読んだのですが
(そして21巻を予約中)
なんというか…癒されます

一時期けっこうはやっていたときには興味もなく
テレビドラマも一度も見なかったのですが
ちょっとそれも見てみたい気になりました

コミックの舞台はクラシック音楽界
いまのわたしとは全く無縁の世界です
それでも
もしも生まれ変わってチャンスがあれば
こういうふうに生きるのも素敵だなあ、と思ってしまいました

子どもの頃わたしも妹もピアノを習っていて
わたしはソナチネでやめてしまったのでたいしたものは弾けませんが
たしか妹はけっこう頑張ってそちら方面の学校へ進もうかどうしようか、
といった話があったと記憶しています
(妹へ:違ったっけ?)

もしも妹が音楽の道を選んでいたら
「のだめカンタービレ」の世界に片足を踏み入れていたのかも?

一生のうち自分の関わることのできる世界というか業界というか
そういうものって限られていますが
わたしはできることならより多くのことを見聞きしたり体験したり
興味を持ったりしたい派かも、としみじみ思ったりする今日この頃

2度異業種に転職してみて知ったことも
結婚も出産も離婚も子育ても
ママさんバレーも息子のサッカーも
家庭菜園も犬との暮らしも
そして海外へ旅行することも
どれも世界が広がるばかりです

今の生活は始まったばかりで当分は落ち着いているつもりですが
(お金もないし…)
いつかまた次のステージへ…と夢見たりするのが
楽しいんですよねえ

みょうがの花

2009-08-12 13:51:37 | 野菜生活 vegetables
今日からお盆休み
嬉しい!

でもうちの両隣はどちらもお仕事のようで
車が1台も見当たりません
そういえば夏の河口湖は観光シーズンですから
サービス業に従事している人はお盆は休めないのですね

いつも買い物に行くスーパーも
一目で観光客とわかる人たちが
大量のヤキソバやバーベキューの材料や氷やお酒やお菓子などなど
ドッサリと買い込んでいるのもよく目にします

観光地ってこういうふうにお金が入るのね

ふだんガラガラの道も
週末にはびっくりするくらい混んだりして
思いもよらず渋滞に巻き込まれたりします

なので、今日は細い裏道を通って
信号を一箇所も通らずに役場まで行って
用事を済ませてきました

お昼にサラダうどんでも作ろうと
プールから帰ってきた息子に
畑からキュウリを採ってきて、と頼んだら
戻ってきた両手になぜか山盛りのみょうがが…

ちょうどお隣のおばさんがみょうがを採っていて
たくさんおすそ分けしてくれたそうです

みょうがの花、初めて見ました
透けるような花びらで
ちょっと蘭のようです

プランタのしそ、せり、イタリアンパセリに加えて
みょうがもたっぷり刻んでサラダうどんにトッピング
んー美味しい
大好きな香味野菜(←採れたてかつ無料)の香る食卓、
とてもシアワセです

河口湖レタス

2009-08-11 21:09:41 | 野菜生活 vegetables
大家さんのご好意とお隣さんの親切によって
とても充実している家庭菜園生活ですが
少し前にまた苗をいだきました

以前ヒコを譲り受けたボランティアさんからもらった
サニーレタスとプリーツレタスがちょうど終わったので
いそいそと畑に植えて他の野菜とともに水をあげていました

やわらかくて、かすかな苦味があってとても美味しい!
朝に夕に食べるぶんだけちぎって
新鮮なところをいただいています

ところでこれ、なんでしょう???

お隣さんも大家さんから同じ苗をもらって植えていたので
聞いてみたら
「河口湖レタスっていうらしいですよ。新種ですって」
とのこと
どおりで見たことがないはずです

それにしても
もうお盆だというのにまだレタスが採れるのですから
標高800mはダテではないですね

障子が…

2009-08-10 21:25:06 | ヒコ our dog HIKO
うちでは居間のすみっこの窓際がヒコの場所です
これまで障子が無傷だったことが不思議なくらいですが
とうとう先日、一番下の隅がベリッといってしまいました

といっても
破るのが楽しいとかイタズラとかではなく
変な格好で眠っていて
ふと目を開けた瞬間に
後ろ足がぐいっと伸びたはずみで、です

写真は綺麗な障子の最後の姿
なんかアブナイなあ~と思いつつ
寝姿がちょっとおもしろかったので
近寄ってパチリとシャッターを押したら
その直後にいっちゃいました

それにしても
犬ってよくヘンテコな格好を見せてくれて
ぷぷっと笑っちゃうことがしょっちゅうです
この癒し効果は動物ならでは
とても人間には真似できませんね

海デビュー

2009-08-09 21:12:47 | ヒコ our dog HIKO
今日は茅ヶ崎で地引網!の予定が
波が高くて急きょバーベキューに変更となりました

でも海です、うみ!
ヒコ、初めての海

濡れた砂浜を何のためらいもなく進んでいって(写真参照)
さざなみに脚が濡れても平気な様子だったので
もしかして泳げるかも?と思っていたら
いきなり波がザブーン!
びしゃーん
「きゃうーん!」
そしてもう二度と波打ち際に近づけませんでした(笑)

それにしても本当に楽しい一日でした

暑くて暑くて汗がダラダラ流れる夏の海
氷の入った飲み物を片手に
炭で焼いたお肉や野菜をたくさんいただいて
主催者手作りの美味しい生春巻きに
かき氷、冷えたスイカ

東京で勤めていた会社の友達の旦那さんとそのお友達主催で
知らない人がたくさんの大規模な集まりだったのですが
海で暑くてお酒が入ると
初対面でもわりと気軽に話ができるし
久しぶりに友人2名とも会えて
たくさん笑ってすごく楽しかったです

河口湖はずっと涼しいので
たぶんこんな夏らしい夏の日は
今年最初で最後だろうなあ

Aご夫妻、来年もぜひ誘ってくださいね

湖上祭

2009-08-08 20:59:28 | 新生活 new life
8月に入ると1日から毎日
富士五湖のどこかの湖でお祭があり
夜になれば花火の音が聞こえてきます

河口湖の湖上祭は5日
平日ですが社内も朝から定時退社モード
中にはなんと早退する人も…
でも町をあげてのお祭なのでそれもアリだそうです

仕事中も屋台の話で盛り上がっていて
「あの印伝のお店の前に出る白いテントのお好み焼きが美味しいのよねえ」
「あたし絶対チョコバナナ買う」
…って
なんだか女子高生の会話みたいですが
みなさん30~50代の子持ちの主婦
そしておしゃべりしながらもテキパキと仕事を片付けて
きっちり定時に業務終了です

夕方、湖畔は道路交通規制および駐車規制があり
いたるところにおまわりさんや警備員が立っています
幹線道路は車がいつになく多く県外車もたくさん見かけました

駅や会場に近いところでは
おそらくふだんはただの空き地であろう土地が
臨時駐車場に早変わり
1000円とか2000円の手作り看板が目に付きます

でももちろん地元の人はそんなところにはとめません
小中学校の校庭、町役場、ショッピングセンターなどなど
この日だけ無料でとめさせてくれることになっています

わたしの目当てはもちろん花火
以前は夏になると必ず一度は花火大会に出かけたくて
多摩川や神宮外苑など混雑をものともせずに足を運んでいました
でも年とともに(?)花火を見たいという気持ちよりも
人ごみに対するうっとおしさのほうが勝るようになり
ここ数年は近所の夏祭りの数発の打ち上げ花火しか見ていません

それが今年はとっても近くで
それはもう歩いていけるくらいのところで花火大会があると知って
とても楽しみにしていました

そして当日
仕事が済んでから息子と一緒に会場までてくてく歩いて
とりあえず腹ごしらえに出店でヤキソバなどを買って食べます
花火打ち上げの時間までもう少し
それにしてもものすごい出店の数
人出も想像以上
そしてそのものすごい人ごみにもかかわらず
息子は友達を何人も見つけてさっさと別行動
え~?母を一人で置いていくなんて…
でもそうですよね
お祭なんて家族と一緒より友達との方が楽しいに決まってます
わたしも来年は友達を誘おうっと

まもなく花火が始まりました
東京の大規模な花火大会と比較するとややゆっくりペース
玉数もそんなに多くはありません
でもとにかく間近なので光と音がほぼ同時です
それに湖上から打ち上げる美しさはなんとも言えず風情があります
しかも涼しくて蚊もいなくて
ただひたすら花火を楽しめます

人の頭や建物で視界が遮られることもないので
尺玉がはじけると視野いっぱいにひろがり
手が届くように迫ってきます

ああ、これこれ
この感覚が好きなのよねえ

趣向を凝らしたミュージカル花火やナイヤガラも素敵だったけれど
やっぱり大玉が一番よかった

大満足でアイスを食べながら帰宅しました

ただし我が家でただ一人お祭が楽しくなかった者が…
そうです、苦手な花火の爆音を一人お留守番しながら
1時間半にわたってガマンしていたであろうヒコちゃん

家の前に車をとめるやいなや
家の中からヒコの
「うぉうぉうぉううぉうぉ~ん」
という遠吠えのような訴える声が…

ハイハイ!一人で長い間お留守番でごめんね
すぐお散歩とゴハンね!
今日はヒコの好きなだけ散歩に付き合うからね

でも…
来年は前夜祭の手筒花火も見に行きたいなあ

注意書

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