先日、元気をもらった年賀状を紹介したが、今日は、改めて震災を思い起こす年賀状を2枚紹介します。両方とも、同級生からです。
1枚は、メールで届いた日立のOさんから。最初、上の写真が何かわからなかった。説明によると:
「震度6強の直後 近所を流れる平成の名水百選「泉が森」からの泉川が茶色に濁りました。(2011.3.11)」
写真の下の文面には:
「昨年の3月の震災、お見舞いをいただいた多くの方々に御礼を申します。ありがとうございました。
地震は天災、「想定外」は人災。原発事故は防災の備えどころか”最悪”を想像すらできない為政者・技術者への自然からの打擲(ちょうちゃく)だと思います。
先樂後楽、自子中心主義の親たち、学び続けぬえせエリートたちによる亡国への崩壊が始っています。・・・」
彼は小学校からの同級生で、日立の優秀な技術者だった人。黒部川の発電所に携わった頃の写真や図面を見せてもらったことがある。定年後も、ベトナムの地下鉄建設のため単身赴任をしていた。無念な気持ちが、文面からひしひしと伝わってくる。
余談だが、Oさんがメールに添付して送ってくれた写真は、最初Adobeでpdfファイルだった(この辺が私にはよくわからない)。いろいろやってみるが画像編集ができないのだ。そのうち中身が別物に変わってしまいびっくりした。それでお願いして再度送ってもらうと、いつものjpegだった、と言ういきさつがある。
さて、もう1枚は、東京小平市に住むSさん。彼女は学生時代の同級生。数年前に当時の友人たち3人で富山を訪ねてくれ、氷見の海鮮館で「しろえび」を買っていた人。生まれが三河。三河湾で獲れない魚だと、嬉しそうに。
↓は、私が出した年賀状の返事のメッセージです。
「日本海側に住居のある方が羨ましいです。こちらは、セシウム他放射線もれで安全な食品がなかなか入手しにくいのです。…」
今年の年賀状は、家族や自分の近況報告だけでなく、この国の現状や行き先に思いを馳せ、考えさせる文面がいくつかあった。