「その手は桑名の焼蛤(やきはまぐり)」《その計略には乗らないよ》で有名な三重県桑名市は、江戸時代に菜の花の栽培が盛んで、菜種油が名産品だったそうだ。そこで、”長島リゾート”のこのテーマパークは、「なばなの里」と命名されたらしい。冬なのに菜花?と不思議だったが、ちゃぁんと菜花がありました(これはまた次に)。
さて、ベゴニアガーデンを早めに出た二人が「アイランド富士」へ入る行列に並んでいてくれて、後の二人は割りこませてもらった。「次は5:15より運行します」の張り紙を事前にチェック済みだったからだ。
「アイランド富士」とは? なんか張り子の富士山みたいなのがあり、手前の←入口の所から入る。寒そうに背中を丸めた高校生が写ったが、夕方になるにつれ風が冷たくなってきた。
でも、行列に並んでいる間中、「寒い、寒い。雨降りそうやね~」と言いつつも、「あの富士山が45mも上昇する?どうやって?」とワイワイ話し楽しかった。私たちが乗りこむ前に目の前で試運転があった。仕掛けはよくわからないが、↓は、富士山の下の部分の大きな展望台が上って行った跡。左の円の部分が入り口になる。
↓は、ほぼ垂直に上昇したところ。
↓の上の部分が窓になっており、ゆっくりと回転している。中は風も入るし寒い。でも、ちょうどイルミネーションが点灯する時間で、四方八方が輝く景色は美しい。1回転して500円。あっという間だった。
窓には桟がはまり、その隙間から撮った写真はトップ写真に。この程度しか撮れなかった。動くし、ぼやけているがチャペルは見える。
あっと言う間とは言え、なかなかスリル満点だった。その後、イルミネーションを見物している時、夜空にすっくと伸びる展望台が見え、これだけでも充分きれいだ。さっき、あの中に自分もいたのだ、と宇宙飛行したような不思議な気持ち。