Ruby の会

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試写会「大(だい)コメ騒動」

2020-12-06 | 映画・テレビ・演劇・芸能
 102年前の魚津の「米騒動」に基づく大痛快エンターテインメント!との触れ込みで作られた、本木克英監督の最新作映画である。「釣りバカ日誌」や「超高速!参勤交代」のような喜劇なのか、それとも歴史ものなのか? ともかく本木監督も富山市出身だし、その他大勢の富山県出身俳優が出演するので顔ぶれを見るだけでも楽しみだと思っていた。1月1日先行上映と聞き、お正月映画にちょうど良いと思っていたら、ノリちゃんから電話で、試写会に申し込んだら当選したと誘われた。 12/3(木)、平米のお稽古の後イオンの映画館へ、姫さんと待ち合わせる。

 1918(大正7)年、富山県の貧しい漁師町で起こった「米騒動」。魚津の名前は出てこない。あくまでフィクションになっている。これが発端となり全国に広がった米騒動は、当時の寺内内閣を退陣させるまでに大きな力を生み出していく。
 
 3人の子を持つ”おかか”であり、米俵を浜へと担ぎ運ぶ女仲仕として働く松浦いと(井上真央)は、17歳で漁師の利夫(三浦貴大)のもとへ嫁いで来た。小さな漁師町で暮らすおかか達は、仲仕の仕事をしながら夫のために毎日一升の米を詰めた弁当を作り漁へと送り出していた。
 ある日、高騰する米の価格に頭を悩ませたおかか達は、米の積み出し阻止を試みる。失敗に終わるがその騒動は新聞に大きく報じられ、全国へ広がっていくのだ。

 富山県出身の俳優は、室井滋、立川志の輔、左時枝、柴田理恵、西村まさ彦などが出演し、他の俳優さん達も実に上手い富山弁を聞かせてくれ嬉しくなった。「だら~」やら「ちゃべちゃべと」などと…。

 4,5年ほど前に、歴史散策の旅で魚津市を訪ねた。元魚津城の本町小学校、松倉城跡なども回った。その時を思い出しながらネットの写真を紹介します。
 👇は、旧十二銀行米倉。

 👇 現存する米倉庫。中を見学させてもらったものだ。映画でも模した建物が使われていた。ここから浜辺の小舟まで米俵を担いで運ぶ重労働が仲仕の仕事だ。




 おかか達は、町海岸の十二銀行の米倉庫前に集まり、「米の値段が高くなるのは、北海道や樺太へ米を持っていくから魚津に米が無くなるのだ! 米を旅に出すな~。もう我慢できん!」と、米の積み出しを止めるように要求した。
 日本の近代史を語る上で、大きな事件である米騒動に関する遺跡は全国的に少ないそうだ。魚津では、この地を米騒動発祥の地として顕彰している。
 
 👇 海岸に建つモニュメントや案内板。   



 映画は、県民のひいき目かもしれないがとてもわかり易く面白かった。真央ちゃん、室井さんなど女優陣が熱演だった。

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2 コメント

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Unknown (千葉Mats u)
2020-12-07 10:33:01
此の映画東京には行けないので成田には来ないのかね。富山のオールスターで面白そうです。魚津の米騒動は昔から有名だったような記憶があります。
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Unknown (清姫)
2020-12-07 12:28:30
千葉matsuさん
1月8日全国公開だわそうですよ。
成田の度の映画館かに来ますよ、きっと。
私も魚津へ行って、詳しく説明を聞きました。
映画は、登場人物を絞ってかなり創作してあるようです。
一般の人には単調かもしれないけど、富山県人にすれば面白かったですよ。奥さんと観られて感想を聞かせてね。
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